喋り続ける女67歳の強烈な依存心。口グセは「もちろんです」「何の不安もありません」
テレフォン人生相談 2012年10月11日 木曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 伊藤恵子(弁護士)
相談者: 女67歳 夫67歳 2人暮らし 夫婦喧嘩している長男38歳 孫2歳半(男) 家庭持ちの次男34歳
今日の一言: 「何の不安もないです」と言う人は不安でたまらない人です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はじめまして。
よろしくお願い致しまーすー。
加藤諦三:
はい、最初に年齢を教えてください。
相談者:
67です。
加藤諦三:
67歳。
結婚してます?
相談者:
勿論です。
加藤諦三:
はい。
えーと・・
相談者:
主人も、67です。
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
2人います。
加藤諦三:
はい、何歳・・
相談者:
男の子2人です。
加藤諦三:
何歳でしょうか?
相談者:
38です。
加藤諦三:
はい。
もう1人は?
相談者:
ほいで、34です。
加藤諦三:
2人共、もう結婚してんの?
相談者:
もち、しております。
加藤諦三:
はい。
で、今あ、そうすと、あなた、お2人、ご主人とお2人で暮らして・・
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?
相談者:
実はあ、あの、長男の息子とお、お嫁さんとね?
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、ちょっとお、仲が、悪いんですねえ。
加藤諦三:
は、はい。
悪いってのはどういうことですか?
相談者:
だから、あ、お茶碗が汚いとか、お掃除しないで、汚いとかね?
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうことで、もう、すぐ喧嘩になっちゃうらしいんですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
一緒に、暮らしてないからちょっと分からないんですけど、それから・・
加藤諦三:
あの、ふう、夫婦喧嘩っていうのはどこでもあると思うんですけど。
相談者:
そうですよねえ?
加藤諦三:
はい
相談者:
だから何にも言うことないんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
言うことないのに、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか幸せすぎてるのよね。
家はあるしね?
加藤諦三:
はい
相談者:
で、お店は順調だしね?
加藤諦三:
お店をやってるんですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで順調で、お家を建てたんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
うんうん。
それでえ、孫は男の子生まれましたしね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ。
と、だからあ、「お母さんは、何って言うことないの、お母さんの方は何にも、あー、もう、3人で仲良く暮らせばいいんですよ」って言うんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
だから、あたし、達の問題じゃなくて、息子と嫁の問題なんですね。
加藤諦三:
そうですね。
相談者:
そうですよー!
加藤諦三:
はい。
あなたの問題でなくて、
相談者:
ないない!全然ない!家はもう、主人とな、もう、勿論仲良く、い、ずっと暮らしてますからね?
加藤諦三:
はい。
それで・・
相談者:
何も問題がないんです、はい。
加藤諦三:
あなたは何の問題もないと?
相談者:
ありません。
加藤諦三:
はい。
それで、息子さんご夫婦も、
相談者:
うん
加藤諦三:
お店が順調で、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
あな、あなたまで幸せすぎると、
相談者:
うん、だから・・
加藤諦三:
いうことですね?
相談者:
うん、そう
加藤諦三:
はい
相談者:
ところがほら、喧嘩をするんですよね。
そいと、喧嘩すると、夜中でも何でもお、お嫁さんが、朝方なんか、3時、4時頃からお電話がありましてね、あたくし、んー、は(わ)、もう、ほんとに、心臓がドキドキしちゃって、ずうーっと爆発するようなお話をするんですよね、あたくしにね?
加藤諦三:
はい
相談者:
あ!もう電話があると、「あ、息子のお、嫁さんかな?」とか、
加藤諦三:
はい
相談者:
そうやって、凄く心臓がドキドキしちゃうんですね。
加藤諦三:
あの、電話があると、
相談者:
そう
加藤諦三:
ビクッとするということですね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
ビクッとしちゃうんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、あのお・・
加藤諦三:
じゃ、その、ビクッとする夜中のね?3時ぐらいに・・
相談者:
朝の4時ですね。
加藤諦三:
朝の4時に、
相談者:
はい
加藤諦三:
電話を掛けてくるのは、
相談者:
そう
加藤諦三:
月に何回ぐらいですか?
相談者:
いやあー、7年ぐらいで、1回ですね。
加藤諦三:
4時に電話掛けたのはいっ・・
相談者:
最近ですね、それが。
加藤諦三:
いっ・・
相談者:
前は全然それをー、電話掛かってこなかったんですけどね?
加藤諦三:
はい。
1回ですね?
相談者:
そう
加藤諦三:
それで、4時に電話を掛けてきた原因は何ですか?
相談者:
経理を、お嫁さんがやってるんですよね。
お店の経理をね?
加藤諦三:
はい
相談者:
それで経理をやってるんですけど、お嫁さんが全部握ってるんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、息子お、に、あんまりお金を寄越さないんですね?
「自分も働いてるくせに俺に寄越さない」と怒るわけですよね?
そうやって喧嘩なんか、お母さん、こーだあーだってな、なって。
加藤諦三:
はい。
「働いてるのに俺に金寄越さな」いと、
相談者:
ん、そうそうそう
加藤諦三:
あの、息子さんは、いつ言いました?
相談者:
え~・・もう1週間ぐらい前ですね。
加藤諦三:
1週間ぐらい?
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう話を、あの、何回ぐらいしてんですか?
相談者:
1回です。
加藤諦三:
1回ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい。
それで?
その他、あと、喧嘩と、していて、仲が悪いと・・
相談者:
それでね?
「もう離婚をする」って言ってるんですよ。
加藤諦三:
どちらが言ってんですか?
相談者:
両方で。
加藤諦三:
両方共が「離婚する」と言ってる?
相談者:
はい。
でも、子供がいるからね、2歳半の子供がいるから・・
加藤諦三:
はい。
「離婚する」というのを言ったのはいつですか?
相談者:
もう前からずうっと言ってますけどね、最近が、凄くなりましたね。
加藤諦三:
前からって、お、おおよそ、正確には分からないでしょうけど、いつ頃・・?
相談者:
もう、5年ぐらい前から言ってますね。
加藤諦三:
5年ぐらい前から?
相談者:
言ってたんですけど、その時はまあ、さり気なく、感じでしたけど、最近はもう、「ほんとに嫌、嫌です」って言うんですよ、お互いにね?
加藤諦三:
あなたに、息子さんの方も、お嫁さんの方も、
相談者:
そうです、そうです、ええ
加藤諦三:
離婚したいということを、
相談者:
ええ、「もう、お母さん嫌だ」って言うんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
ええ
加藤諦三:
それで、離婚という言葉を使ってるんですか?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
離婚したいと?
相談者:
したいと。
加藤諦三:
はい。
で?
その理由というのは?
相談者:
だから、ちょっとしたことですよね?
加藤諦三:
はい。
そうすと、それ、5年間離婚したいということをずっと言っていたということですか?
相談者:
えー、5年ぐらい前はそういうこと言ってないんですけどね。
1年、半年前ぐらいから、最近ですね。
2、3か月前から言うようになりました。
加藤諦三:
2、3か月前ぐらいから、
相談者:
ええ
加藤諦三:
離婚という言葉を直接あなたに、
相談者:
そうです。
加藤諦三:
い、い・・
相談者:
「もう、お母さん、やっていけません」と。
加藤諦三:
ええ、ゆ・・
相談者:
息子も「やっていけません」と、
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
いうことです。
加藤諦三:
言ったのは、何回ぐらいですか?
相談者:
2回、3回ぐらいかしらねえ?
加藤諦三:
それは朝ですか?昼ですか?夜ですか?
相談者:
だから夜の10時頃。
それから・・
加藤諦三:
そうすと、2回とか3回っていうのは、全て夜ですか?
相談者:
ええ、夜です。
加藤諦三:
言ってるのは?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの家に来て?
相談者:
いいえ、電話です。
加藤諦三:
電話で?
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、息子さんの方も電話で?
相談者:
う、ん、息子は孫連れて、家へ来る時に・・
加藤諦三:
孫を連れて?
相談者:
うん
加藤諦三:
そうすると、息子さんからすると、子供の前で、あなたに、
相談者:
はい
加藤諦三:
「離婚したい」と言ってるんですか?
相談者:
そうです、ええ。
加藤諦三:
で、月に1回来た時に、
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
息子さんは、何を話(はなし)しますか?あなたに。
相談者:
だから、んー、「離婚したいけど、どうしたらいいか?」って言うけど、
加藤諦三:
え、え・・
相談者:
「私には、その力がないよ」ってったの、お母さん。
加藤諦三:
いや、来る度に、離婚の話をするんですか?
相談者:
そうですね。
来るっつっても、あ、最近ですよ?言うようになったのは。
今まで、何にも言わなかったですよ?
で、お嫁さんの方から、前に電話掛かってきた時に、分かったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
息子をね?家の息子がこーだあーだっていうことがね?
加藤諦三:
そ、あの・・
相談者:
それまで分かんなかったんですね。
加藤諦三:
こういう話をご主人にしてますか?
相談者:
え、します。
加藤諦三:
で、ご主人の反応は?
相談者:
家の主人は、「なーんにも言うことないじゃんかなー」って言ってんですよ、あたしに。
加藤諦三:
・・
相談者:
だからもう、全然、何にも言うことないんですよ。
主人は、や、もう、とても優しいしねえ、とても、よくう、やってくれるしねえ、あの、孫が来るともう、可愛がって可愛がってねえ。
加藤諦三:
ええ。
ご主人、言うことないとして、
相談者:
ないですよお?うん。
加藤諦三:
はい。
あなたあ、今、そうすと、不満は何ですか?
相談者:
ないです。
ただそれだけです。
不満ていうか、もう、いつも、怯えてっていうか、「いつ電話掛かってくるんじゃない?いつ何かがあるんじゃないか?」って、
加藤諦三:
はい
相談者:
それだけですよ!
加藤諦三:
それ・・
相談者:
何にも言うことないの。
加藤諦三:
うん。
それなのになん・・
相談者:
もう、最高に幸せです。
加藤諦三:
はい、最高に幸せで、何でそんなに怯えるんですか?
相談者:
あたし?
怯えてるかなあ?あたくし。
加藤諦三:
うん。
あのお、ずうっと喋り続けてないと不安なんでしょ?
相談者:
いいえ?全然(笑)
あたしって昔からこうなんですね。
や、人の話を聞かないっていうことなんですよね?
加藤諦三:
うん、人の話聞かないですね。
相談者:
そうなんですよ、言われるんですよ(笑)
加藤諦三:
ええ
相談者:
姉たちが言うわね。
加藤諦三:
お姉さんに言われてんの?
相談者:
ご近所にね、いますから。
加藤諦三:
うん
相談者:
「人の話を聞かなきゃ駄目よー」なんか、よく言われるんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
うーん、あ、なん・・
加藤諦三:
で、何で聞けない?
聞こうと思ってんですよね?
相談者:
聞こうと思ってます。
加藤諦三:
でも、聞けないんですよね?
相談者:
うーん、そういうのもありますねえ。
加藤諦三:
さっきお姉さんの話しましたけども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
ご、ご姉妹(きょうだい)はお姉さんだけですか?
相談者:
あ、そうです。
4人姉妹(きょうだい)です。
加藤諦三:
4人姉妹?
相談者:
はい。
で、女ばっかりです。
加藤諦三:
女の姉妹(きょうだい)4人?
相談者:
そう。
そんでみんな仲良く、それ、近所にいますからね?
加藤諦三:
あなたは末っ子?
相談者:
そうです。
末っ子ちゃん、です。
加藤諦三:
す・・今、自分のこと、「末っ子ちゃん」って言いましたけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
やっぱりお姉さんに甘えたいの?
相談者:
甘えたいって、甘えんぼですね、ちいちゃい時からね。
加藤諦三:
ちいちゃい時から・・
相談者:
もう大事に、もう、みんな、お母さんも優しい母だったからねえ。
加藤諦三:
うん
相談者:
とってもおー、我が儘に育ちましたね、あたしはね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
うーん
加藤諦三:
姉妹、の関係は、どうだった?
相談者:
あ、仲良い、仲良い。
最高に仲良いです。
加藤諦三:
あのお・・
相談者:
主人も良いしねえ、なんだから、何にも言うことないんですけどね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ただほら、
加藤諦三:
いやな・・
相談者:
電話の問題だけなんですよ。
加藤諦三:
いや、何にも言うことない、
相談者:
うん
加藤諦三:
姉妹仲良く、ご主人も素晴らしくて、
相談者:
うん
加藤諦三:
電話があったのは、たった1回、4時に?
相談者:
うん、朝のね?
加藤諦三:
その1回の電話で、
相談者:
はい
加藤諦三:
これだけ、怯えるっていうのは、このことがき・・
相談者:
怯えてるかなあ?
あたしには怯えてないと思いますけどねえ。
いつもこんなですもん。
怯えてないですよお?
あのほら・・
加藤諦三:
あの、先ほど「怯えてる」と言ったのはどうしてですか?
相談者:
あ、先生がおっしゃったから、そうか?そうですか?って。
加藤諦三:
いや、あなたが最初の、あなたが・・
相談者:
あ、怯えてるっていうことはね、
加藤諦三:
はい
相談者:
ほら、「お嫁さんからお電話があるんじゃないか?」と、
加藤諦三:
ほ・・
相談者:
いつもそれが、あの、
加藤諦三:
そうなんですよ。
相談者:
なんですよ。
今、今ちょっと冷静になりましたけど、その前なんかもっとでした。
加藤諦三:
そうすと、だから、怯えるっていうのはね?
相談者:
うん
加藤諦三:
お嫁さんからの電話が、
相談者:
うん
加藤諦三:
何でそんなに怖いんでしょうか?
相談者:
凄い、口暴力っていうの?
加藤諦三:
うん、暴力って例えば、具体的にはどういう言葉使いますか?
相談者:
だから、「お義母さん、もう、あたくしは、ああ、お義母さん、看ません」とかね?
加藤諦三:
は・・
相談者:
そういうこと言うんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
「ああ、いいですよ」つったの。
「あ、もう、看なくてもいい。だから、あなたたちが仲良くやってればいいんですよ。あたくしの方は何にも心配することない。看ようが看まいもいいですよ」って言ったんですよ。
加藤諦三:
はい、なんに・・
相談者:
それ以降は電話もないしね?うん。
加藤諦三:
何にも心配することないんですよね?
相談者:
ないです。
ありません。
加藤諦三:
それで何でこんなに心配なんでしょう?
相談者:
あのね、あたくしね、そういうの、ちょっと聞きたいことがあるんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、もしね?
別れ、あの、離婚するとかそういうね?
加藤諦三:
はい
相談者:
時に、なった時に、慰謝料とかど、そういうのはどうしますか?って弁護士さんに聞きたいんですけど。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
ええ
加藤諦三:
じゃあですね、今日スタジオに弁護士の伊藤恵子先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
相談者:
ええ、そういうちょっとお話聞きたいんですけど。
(回答者に交代)
息子さんが5年前から離婚したいと言っていると言いながら、加藤先生に質問されると5年くらい前は息子はそういうことを言ってない、と返し、息子さんが離婚したいと言ったのは2、3回。
お嫁さんからの午前4時の電話にドキドキすると言いながら、電話が来たのはたった1回。
幸せで何の不満もない相談者さん、何を相談したかったのか意味不明。強烈でした。