夫が逝って20年の長男の嫁。舅姑が危なくなって義妹がお墓と相続を仕切りだした
テレフォン人生相談 2018年5月16日 水曜日
夫を亡くしてひとり暮らしの65歳。
認知の舅姑を義妹が看ている。
相続の話が出ているが、義妹曰く、教育費の差(夫が大卒で、義妹が高卒)や、相談者家族が貰っていた祝い金や、自動車購入費なども、義妹は断っていたらしい。
暗に、相談者の子どもたちに相続分はないことを示唆している。
そのつもりではいたものの、言われると、釈然としない気持が湧いてきた。
当の子どもたちは相続にそれほどこだわりはないもよう。
また、当然に夫と同じお墓に入るつもりでいたが、そのことも義妹に改めて聞かれてしまった。
お墓に入る権利はあるか?
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女65歳 夫は20年以上前に他界 一人暮らし 子どもは3人(息子と娘2人)
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、お願いします。
ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。
えー、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
えーとですねえ・・お墓の事と・・妹の関係と、相続の事。
ドリアン助川:
お墓の事と妹さんの事と相続?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ん、今、どういう・・家族形態でいらっしゃるんですか?
相談者:
あ、一人暮らしです。
ドリアン助川:
一人暮らし?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、今、ど、ん、悩まれてる事は・・まず、じゃ、お墓から行きましょうか。
相談者:
えーとですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
主人が・・もう20年以上前に亡くなったんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで・・主人の両親が、今まだ、健在で・・そろそろ危ないって言われてんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで・・ちょっと離れるもんですから、いも、妹がいて、妹がちょっと面倒を看てくれてたんですよね。この1年ぐらい。1年か、1年半ぐらい。
ドリアン助川:
妹さんというのは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
ん、あの、ご主人の?
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
はい、はい
相談者:
はい。看てたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
この間、あのお・・母の方が危ないっていう事で、
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹に、あのお・・「お墓、どうするの?」って。
わたしが、お墓・・にね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお、「どうするの?」って、
「どこに入るの?」って聞かれたんですよね。
ドリアン助川:
・・はい
相談者:
ええ。それで、うちの主人は、あの・・主人の両親の、建てたお墓に、入れたんですよね。
ドリアン助川:
・・はい
相談者:
ちょっと離れてるんですけど。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
したら妹が、その、両親・・あの、母親が、具合悪くなってから・・わたしに、ど、
「わたし(あなた)、は、どこに入るの?」って聞くわけですよね。
ドリアン助川:
あなたがどこに入るの?っていう事ですね?
相談者:
はいはい
ドリアン助川:
はい
相談者:
だからわたしも・・わたしはほれ、主人が入った時点で自分もそこに入ると思ってたもんですから、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ええ。なんでそんな事聞くのかな?って、この間聞いたんですよね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
たら・・「自分の・・地元の、自分の、とこに入ると思ったから」とかって・・こうなんちゅうの?、濁すような言い方するんですよね。
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
うん。だから・・え?っと思って(ため息)・・
ドリアン助川:
うん。実家の方の・・
相談者:
はい、はい、はい
ドリアン助川:
お墓にっていう事ですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
えー?って、それはないだろ?っとわたしは思ったんですけど。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
うん。そして・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
うちは、あのお、長男なんですけど、主人も亡くなりましたから(震えた声)、
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹が・・面倒看るっていうんですか?
ドリアン助川:
ええ
相談者:
「持つ」って言ってるんですよね。
ドリアン助川:
あのお、すいません。あなた様おいくつですか?
相談者:
65歳です。
ドリアン助川:
65歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
という事は、随分ご主人、若い頃に・・
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
お、ご主人いくつで、逝かれてしま・・
相談者:
40う・・過ぎですね。
ドリアン助川:
40歳過ぎで。
相談者:
あはい
ドリアン助川:
で、えーと妹さんというのは・・今おいくつなんでしょうか?
相談者:
60う・・過ぎ・・
ドリアン助川:
60過ぎ?
相談者:
はい
ドリアン助川:
この妹さん、と、あなた・・との関係というのは、これまではそんなに悪くはなかった?
相談者:
いや、普通だ、ってわたしは思ってたんですよね(苦笑)。
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
そんなにあのお、わたしもずっと仕事してましたから、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あれですけど。ええ。
・・普通にこんなもんかな?って(苦笑)・・
ドリアン助川:
ふうん
相談者:
思ってたんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
うん。そこへ持って来て、あのお、何ていうの?、いもう・・とが、「看る」って言って、その・・財産の事についてもね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、妹がずっとみんな・・今は、ほら、痴呆に掛かってますから。
ドリアン助川:
・・え、
相談者:
ええ、両親が。
ドリアン助川:
両親がね?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
だから・・管理してるんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
だからわたしは、その・・中身は、全然分かりません。
ドリアン助川:
財産の中身は?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
分かんないという事ね?
相談者:
はい。それで・・あの、この間、あの、見舞いに行った時に・・食事した時に、
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹が・・あのお、うちはほれ、あの、主人、大学出てるんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹は、出て・・私立高校で、出てないんですよね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
うん。だから、そういうものとか・・
うちの・・子ども達にあの・・卒業祝いとかに・・あの、まとまったお金をくれたんですよね。
「車買いなさい」とか。
ドリアン助川:
あーあー
相談者:
言って。
ドリアン助川:
妹さんが?
相談者:
いやいえ、お父さんが(苦笑)。
ドリアン助川:
あ、お父さんが?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい。それとかあ、あのほれ、結婚する時とか、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
なんかお祝いとか・・もらったんですけどね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹はその、車、買うとか何とかつったら、わたしも、そんな事、妹のとこも同じ風にしてると思ったんですよ。両親が。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
だから、「あれでしょ?」つったら
「いや、うちはね、もらわなかった」って。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
「言われたけど断った」って言うんですよね(苦笑)。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
そし・・そやって言われてえ・・だからあの、何て言うんだ?、チャラ?
ドリアン助川:
ああ
相談者:
「それでいいと思った」って、言われたんですよね。
ドリアン助川:
えーと、あなた様の・・息子さん?・・お嬢さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい。お、お子さんは何人いらっしゃるんですか?
相談者:
3人です。
ドリアン助川:
3人?
相談者:
はい
ドリアン助川:
3人共、もう・・成人してらっしゃいます?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたの、あの、家庭にはこう、こういう風にしてるから、
相談者:
はい
ドリアン助川:
まあ、暗に、この、「財産の方は諦めて下さい」、「相続の方は」・・
相続者:
ていう意味かな?って・・思・・ったんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたしも・・あのお、そういう風にお母さん達の具合悪くなる前は・・妹も面倒看てるし、わたしもしてもらってるから、いいと思ってたんですよね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
いいと思ったんですけど、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
なんか色々な事、言う、言われ出したら、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・ふと・・(ため息)、え?と思って・・
ドリアン助川:
あのお・・まあ、旦那さんの・・両親
相談者:
はい
ドリアン助川:
の、名義はお父さんとお母さん・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
の財産って事になるんですかね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、それを・・あなたにまず、その、相続する・・権利があるかどうか?っていう・・
相談者:
いや、わたしに無い事は知ってます。
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
はい。だからうちの子ども達に行くっていうのも知ってます。
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、それは、ご存じなんですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、お子さん達3人というのは、今その、どういう状況か?っていう事は分かってるんですか?
相談者:
「貰えるものだったら貰いたい」って言ってました。
ドリアン助川:
あー
相談者:
息子は「いらない」つったんですけど(苦笑)。
ドリアン助川:
息子さんはいらないと。
相談者:
はい。で、や「遠く離れてるから」・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
「あれだ」って言ったけどお、
ドリアン助川:
うん
相談者:
あはい
ドリアン助川:
え、あ、ごめんなさい。3人のお子さんの・・息子さんと?
相談者:
娘2人です。
ドリアン助川:
娘2人?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい。
えー、この3人に、いー、ま、貰えるもんがある、なら、んー、引き継がせたいと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、どうしたらいいかという事ですか?
相談者:
はい。それと・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
その、何ていうんですか?、そやって・・
「どこに入んの?」って言われた時点でね?
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹が、「看る」って・・「仏壇も、お墓も看る」って言ったんですけどね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
妹が看た場合、わたしはこのお墓に入れないんですか?
ドリアン助川:
うんー・・
状況としては分かりました。
えー、こっから先どう動けるか?という事ですね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、えー、それでは、今日の回答者の先生紹介いたします。弁護士の大迫恵美子先生です、よろしくお願いします。
相談者:
あー、お願いします。
(回答者に交代)
認知症の両親の世話をして手続きが厄介なお墓の事務処理も行って・・・義妹さんは聖人じゃね?逆に相談者が介護したという表現が見られない。
しょっちゅう洩れる相談者のため息が気になった。電話切る際もため息。そして、子供三人抱えてどうやって生活していったのか、ご主人という鎹が20年前に先立ってから義実家との関係はどのようだったのかも気になる。
未亡人となった相談者とその子供への教育費で実質「生前贈与」という形になり、残りは義妹さんへの贈与となるが、それも介護費用と墓関連の手続きで相殺される。と推測される。これが正しいならやはり義妹さんは聖人ということに。
「子供が『もらえるモノはもらいたい』と言っていた」そうだが、本当は相談者の本音じゃないのかな。常々洩れるため息といい、この相談者に闇を感じる。
なんとなく聞いててモヤモヤっとする相談でした。
相談者の言う「ちょっと」という台詞
ちょっとはなれてて
ちょっと(義両親)を看てくれて
そのちょっと大変な事 長男の嫁に愚痴りたくもなるのがふつう。
でもそれもなくここまできてたのに財産 墓の話がでてきてこの慌てよう。
三人の子供にくるまでも買いなさいとお祝
結婚の時にもまとまったお金。
「妹ももらってたとおもってた」という考えが普通にできるくらい財産家なのでしょう。
自分の都合のいいように解釈して 自分の骨までおねがいします。
それって法律的にはあるかもしれないけど
生き方としてNGでしょ。
ためいきつきすぎ。
・・義理の父母を面倒みてる(ていく)のは誰でしょう?
義理の妹も面倒みていなかったならこの話まだわかるけど
少なくとも相談者は舅姑とは一緒に住んではいないのでしょうから
面倒、しがらみは知らん顔の長男の嫁が
亡き夫の相続財産をお気になさる
お墓の件など本題ではないのでしょう