折り合いの悪い兄夫婦と両親が住んだらやっぱりダメで宙に浮く家のローン
テレフォン人生相談 2018年7月20日 金曜日
兄夫婦が実家の父名義の土地に家を建て替えて両親と同居。
建て替え資金は父親の手持ち資金と兄のローンで家の名義は兄。
結局、ソリが合わずに兄夫婦が家を出たが、最近になって理不尽な契約書を両親に持ってきた。
その内容はローン期間中は両親が家の賃貸料を兄に支払い、完済後に両親が兄に土地も含めて家を明け渡すというもの。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 男44歳 妻43歳 長男16歳 長女14歳 次女10歳 実家に両親 別に暮らす兄夫婦
今日の一言: 不公平という感覚は、不満を100倍にします。
加藤諦三:
もしもし?(カラカラという音)・・もしもし?
相談者:
はい、もしもしい?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。(カラカラ音)・・もしもし・・
相談者:
よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい。
最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい。44歳です。
加藤諦三:
44歳、結婚してます?
相談者:
はい、結婚してます。
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
えー43歳。
加藤諦三:
43歳、お子、お子さんは?
相談者:
子どもは、えっと、長男、えー16歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
えー長女14歳。
加藤諦三:
はい・・はい分かりま・・
相談者:
で、次女、10歳です。
加藤諦三:
次女10歳、はい分かりました、で、どんな、相談ですか?
相談者:
はい、あの両親が住んでいる・・
加藤諦三:
はい
相談者:
家の権利についてなんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
で今あ、両親・・ご両親は、別なとこに住んでんですね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はい。
はいそれで?
相談者:
えーと実はですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、10年程前だと思うんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーとお・・ま、わたしが住んでいた・・えー、両親、と一緒に住んでいた家があって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
・・えーとその家を、兄夫婦が結婚したんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
兄夫婦が、「同居する」というので・・
加藤諦三:
はい
相談者:
建て替えをしました。
加藤諦三:
・・はい、建て替えをした。
相談者:
で・・はい。で・・
加藤諦三:
ていうと、あなたが住んでいるところに、また、兄夫婦が一緒に住んでい・・
相談者:
あ、いえいえ、わたしはあの、結婚をした、する前に、家を出たんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
両親が残った家に、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、一度、えー、兄は、家を出たんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
結婚ん、をして、しばらく経って、同居するという事で、
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
両親と一緒に住むというので、建て替えをしたと。
加藤諦三:
はい、あ、はい建て替え、はい。それで?
相談者:
で、あのお、ま・・あの、その同居する相談を、兄から、受けた際にですね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
えーと、兄と父親の、えー、反りが全く合わない、えー、状況が、今まであったもんですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
反対をしたんですね。
加藤諦三:
あー、な、あなたがね?
相談者:
わた、わたしは。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
はい、ただ、あの、「上手くやるから」と、いう事と、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、あの、戸建てを手に入れるために、
加藤諦三:
はい
相談者:
「一緒に住むんだ」っていう、そういう事で、あの、りょう、同居すると。
加藤諦三:
はい
相談者:
いうことを、ま・・押し切ったんですね。
・・で、しばらく経ってからですね・・
加藤諦三:
はい
相談者:
やはり、生活環境が・・あのお・・兄、嫁・・
加藤諦三:
はい
相談者:
と、両親、とではやっぱり違うので、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、兄嫁の、その・・お生活の、おー、サイクルに、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、両親、が、合わせるような恰好で生活が進んでいったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー・・やはり、
加藤諦三:
あ、兄嫁というのはその、働いてたの?
相談者:
・・えーと、そうですね。
加藤諦三:
働いてたの?
相談者:
はい
加藤諦三:
その・・この夫婦関係は、そ、上手くやって・・行ってるんですね?
相談者:
上手く行ってるようです。
それぞれの組は上手く行ってるんですけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
それぞれの組同士で良くないという事ですね。
加藤諦三:
うーん、それでこれはなーに?、あの、一戸建てというけど、ど、どういう、ような生活の形態になってんの?要するにその2世帯住宅のように台所が2つあって・・
相談者:
はい。
あのやはり、お金が掛かるので、
加藤諦三:
はい
相談者:
玄関、共同。
加藤諦三:
はい
相談者:
え、キッチン、お風呂、共同。
そういう形にしちゃったもんですから・・
加藤諦三:
あー・・
相談者:
それがやっぱり・・
加藤諦三:
キッチン、
相談者:
あの、合わない#$%◆・・
加藤諦三:
お風呂までそう・・共同だと・・まさに、一緒に住んでるって感じだね。
相談者:
そうですね。別、もう、2世帯というよりはもう同居っていう・・
加藤諦三:
どう、うん・・そうですね。
相談者:
ことですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
それで?
相談者:
で、ある時に、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのやはり、生活が合わないので、
加藤諦三:
うん
相談者:
兄夫婦が・・えーと、家を出る・・アパートを借りて家を出るという・・
加藤諦三:
ん、ふ
相談者:
ま、そういう・・相談に来たんですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で・・2世帯、最初に2世帯にする時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま「同居する」と言った時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
実はあの、両親が住んでたわたしの実家、であった建物は、
加藤諦三:
はい
相談者:
ローンが全部済んだ状態だったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それを、えー、ま、あ、建て替えるという事で、
加藤諦三:
はい
相談者:
更地にして、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、兄夫婦ももちろんローンは組んだんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー父親も、退職う、したタイミングだったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
退職金だとかで、頭金なりを、かなり出したと思うんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、まあ、払わなくていいローン・・に、ま、父親に、からすれば・・はは、払わなくていいローンなもんですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
兄がずーっとローンを払ってたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、え、アパートに、移るという事で・・そのローンを両親に、押し付けようとしたもんですから・・
加藤諦三:
はい。そうすると今、住んでいる、家っていうのは・・名義はどうなってんです?
相談者:
名義は、えーと、両親が住んでるのは土地は、父の、えー名義で、
加藤諦三:
はい
相談者:
建物は兄の名義です。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、
相談者:
で、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、しばらくアパート暮らしをしていたんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
どうやらあのお・・もう1、軒、戸建てを兄が建てたらしくてですね。
加藤諦三:
・・はいはい
相談者:
えー、これが、えーと、4年ぐらい前・・3、うん、そうですね・・4年ぐらい前だ、前だったと思うんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、いよいよ、ま、あ、両方で、住宅ローンを抱えてっていうのが厳しいという事で、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの今回、えー、改めて父に・・えー、そちらの建物の分のローン・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
え、月に6万いくらという事なんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、それを、あの「払って欲しい」と・・いうお願いに来たらしいんです。
加藤諦三:
・・はい、はい
相談者:
でえ、えっと、ま、父親、とすれば・・「お前が払え」と。
加藤諦三:
う・・
相談者:
いう事を言ったんですが、
加藤諦三:
は・・「払え」というよりも・・先程の話だと、土地は、ご両親の名義でえ・・
相談者:
名義で。
加藤諦三:
建物の方は、お兄さんの名義に・・
相談者:
兄の名義・・
加藤諦三:
なってるわけですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それでその・・
相談者:
なので・・
加藤諦三:
お兄さんの名義で・・残ってる・・ローンを、
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんに払って欲しいという事?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
で、あのもちろん、銀行から住宅ローン借りてるのは兄・・本人です。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、何ていうんですかね?、兄が、公証役場に相談に行ったらしくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと賃貸契約っていう形で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
契約書を、持って来たんですね、こういう条件にして欲しいという。
・・で、その・・
加藤諦三:
・・あの、お兄さん夫婦が、その両親の・・家を借りるという、賃貸契約って、そういう・・
相談者:
あ、えっと、逆なんです。
加藤諦三:
・・
相談者:
兄夫婦が、両親に・・家を貸すという、じょ、あの、契約でした。
加藤諦三:
・・それで?
相談者:
それがあのお・・け、えー、契約書というのちょっと目を通したんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・えー要するにローンを、払い終わった時点で、
加藤諦三:
はい
相談者:
え、父い、親、の、えー、ま、両親の負担で、
加藤諦三:
はい
相談者:
名義を・・えー、兄に・・書き換えて、
家を明け渡すようにとか・・なんかそういう滅茶苦茶な、ま、え、一般の、素人からすると・・随分滅茶苦茶な・・あの、契約書を作るんだなっていう感想だったんですけれども、
加藤諦三:
ローンが・・
相談者:
ま、そういう・・
加藤諦三:
払い終わった後に?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・お兄さんのにするっていう事は・・土地も含めて全部お兄さんの物にするって事?
相談者:
そういう事みたいです。
加藤諦三:
・・ふうーん、はいはい、それで?
相談者:
はい、で、そういう契約書を持って、
加藤諦三:
うん
相談者:
えー、「ここに契や・・く書に」ま・・「サインをして欲しい」と・・
加藤諦三:
うん
相談者:
いう、お願いに来たらしいんですけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、もちろん、あの、うちの父としても、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、そういう契約には納得いかない・・という事で、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、あの、父い、は、あ、ま、残ってる、財産を全部使って、
加藤諦三:
うん
相談者:
その、お、金額自体を全部一括で返してしまおうと。
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、なので、兄の・・え、住宅ローンの肩代わりをしてやろうと。
加藤諦三:
うん
相談者:
いう・・う、もう、半分やけな状態で(苦笑)・・えー、相談に来てる、え、わたしのとこに来たんですけれども、
加藤諦三:
ご両親がね?、あなたのとこにね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
で・・そもそもそういう事って、随分理不尽で・・法的に認められる事なんだろうか?っていう、疑問があって、今回ご相談さしてもらったんですけれども。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、今日はあのスタジオに弁護士の、坂井眞先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、お願いします。
(回答者に交代)
「兄は非常識でしょ?僕は正しいでしょ?」感むき出しの話し方が、聴いててとても不快でした(笑)
「わたしが住んでいた・・えー両親と住んでいた家」
「両親が住んでいたわたしの実家」
わたしにもこの家(と土地)に関してもの申す権利があるのだと言わんばかりのご発言。