億単位の借金で実家が仮差し押さえられて母親からのSOSも為す術なし
テレフォン人生相談 2018年9月17日 月曜日
かつて相談者も働いていた両親の会社が倒産しかけている。
融資返済が滞り、すでにサービサー(債権回収業者)に移管。
社屋は担保に取られ、自宅は仮差し押さえ。
自宅の一部は相談者名義。
仮り差し押さえを外すために母親から支援を求められたのだが・・
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 男41歳 妻37歳 子どもはいない 会社経営の父 母67歳
今日の一言: 捨てる事で道が開けて来る事があります。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい、もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
41歳です。
加藤諦三:
41歳。結婚してます?
相談者:
してます。
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
37歳、になります。
加藤諦三:
37歳。お子さんは?
相談者:
は(わ)、いないです。
加藤諦三:
はい、分かりました、で、どんな相談ですか?
相談者:
実家の、
加藤諦三:
はい
相談者:
両親が経営してる・・会社が・・ま、債務超過といいますか・・
加藤諦三:
はい
相談者:
上手く行ってなくて。
加藤諦三:
はい
相談者:
数日前に母から連絡があって。
加藤諦三:
はい
相談者:
その・・実家の自宅の方が・・もう、仮差押えっていうのが付いちゃったっていう・・ような連絡がありまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・でえ・・ま・・急な事だったもんですから色々・・おー、ま、どうしたらいいか?・・っていう・・ので悩んでまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
それでご相談なんです・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
けども・・
加藤諦三:
このお・・両親が、経営してる会社ですけど、債務超過っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう、だいぶ前から・・経営が、上手く行かなく、なってたわけ?
相談者:
そうですね。もう、ま、自分が把握している限りでは10年、以上前からもう、経営は悪い・・
加藤諦三:
あーあ
相談者:
ですね。
加藤諦三:
という事はあ、債務は・・かなりの額に、なってるんですよね?、10年間ずっと赤字で、やって来たわけでしょ?
相談者:
そうですね。はい
加藤諦三:
うん。どのぐらいの債務超過なんですか?
相談者:
全体的には・・ま、例えば3億とか・・
加藤諦三:
ああー
相談者:
ま、それを超える額・・で債務超過になってるはず、ですね。
加藤諦三:
3億以上の可能性ね?・・それで・・家が、その、差し押さえられてるという・・
相談者:
はい、実家の自宅が・・
加藤諦三:
ん、ん
相談者:
仮差押え、ですね。
加藤諦三:
ふうーん・・この会社はその・・ご両親が、や・・経営してたの?、お父さんが中心・・
相談者:
えーとお、会社は父親が、経営してる会社で・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
母親は・・事務をやってまして、
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
連帯保証人に、母親がなってるもんですから、
加藤諦三:
うん、うん
相談者:
その関係で・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
自分も一時(いっとき)・・両親と働いていたもんですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、経営が悪い・・っていうので、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、話し合いは何回かしたり、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、当然、喧嘩もしたりとか色々ありまして。
加藤諦三:
「喧嘩もしたり」っていうのは、両親が喧嘩してっていうんじゃなくて、あなたと・・
相談者:
と・・
加藤諦三:
親子が喧嘩したっていう事ね?
相談者:
う、そうですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
お、お金の事でですね。
加藤諦三:
お金の事?
相談者:
売掛金ばかりどんどん増えまして、
加藤諦三:
うん
相談者:
でえ・・会社としては、ま、内容が良くない・・
加藤諦三:
うん・・うん
相談者:
その、追及しても、おー、何も教えてくれない・・っていう・・
加藤諦三:
ああー
相談者:
状況でずーっと、いまして、はい。その当時自分が、ま、会社の・・ま、金庫といいますか・・
加藤諦三:
はい
相談者:
から・・ま、会社の決算書・・過去10年分、あたりを全部見て・・
加藤諦三:
あ・・
相談者:
で・・
加藤諦三:
決算書全部・・見たわけですか?
相談者:
そうですね・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
何も、教えてくれなかったので、
加藤諦三:
うん
相談者:
まず状態把握したいっていう事で、
加藤諦三:
うん
相談者:
決算書全部見て、その上で・・自分も・・色んな、ま、司法書士さん、とか会計士さん・・ま、何人かの方・・色々相談さしてもらったりして、
加藤諦三:
うん
相談者:
「もう早く」・・「あなたはもう自分の生活をしっかり持ちなさい」っていう(苦笑)・・
加藤諦三:
あ、なるほどね。はい
相談者:
ような、感じのアドバイスを受けました、はい
加藤諦三:
すると、今日の、その相談っていうのは、
相談者:
ま、実家が、仮差し、差し押さえになってるもんですから、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・競売になったり・・しちゃうんだろうか?とか。
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、母親が・・とか、ま、父親が住む場所が・・無くなっちゃうのかなとか、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、そういう・・うー、んー、それに対しての・・
加藤諦三:
分から・・
相談者:
相談、です。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
相談者本人が連帯保証していない(?)だけまだ救われますね、
それだけ借金できたならそれなりの会社規模で両親ともに厚生年金加入だろうから普通に暮らしていけるのではと思いました。
他にも差押えの可能性があるなら、年金も口座で受け取らず郵便局の窓口現金受取にしておくと安心でしょうね。
相談者が競売にかけられた実家を競り落とす選択もあるかも。
ホント、両親が生きている間に解決してラッキーですよ知らない間に相続するよりは・・・。