（回答者に交代）

中川潤：
こんにちは、中川です。

相談者：
あ・・こんにちは、よろしくお願いします。

中川潤：
あの、仮差押えっていうのは要するに担保を取ってない、債権者が・・

相談者：
はい

中川潤：
強制執行するベースの物がない段階で、

相談者：
はい

中川潤：
処分されてしまわないように・・

相談者：
うん、うん

中川潤：
で、処分されるような時には、自分も・・

相談者：
はい

中川潤：
それに関わりが持てるように回収・・に関わり持てるように、

相談者：
うん

中川潤：
借りに押さえるって、そういう手続き・・なんですよね。

相談者：
はい

中川潤：
という事は・・通常であれば、その、それだけえ・・かなり前から借り入れ・・金融機関借り入れがあれば、金融機関の方は、

相談者：
はい

中川潤：
もう、それなりに担保、その自宅は抵当には入ってんでしょ？

相談者：
ま、銀行さんから借り入れを・・してまして、

中川潤：
うーん

相談者：
恐らく返済が滞、って・・債務というか債権ていうか、それが・・

中川潤：
うん

相談者：
債権回収業者さんに・・

中川潤：
うん

相談者：
ま、その権利というか、ん・・渡ったと思うんですけど。

中川潤：
あ、もう、サービサーにまで・・売られちゃってるんですか？

相談者：
ていう状態です、はい。自分もそれを４・・日程前、まあ・・てん・・そうですね。最近知ったもんですから・・はい

中川潤：
はあ・・で、お母さん・・が、あなたに連絡をして来られたのは、どういう・・ご相談で言って来られたの？

相談者：
「仮差押えになっちゃったから」・・

中川潤：
うん

相談者：
なんというんでしょう？、任意整理っていうんでしょうか？

中川潤：
うん

相談者：
みたいな形で・・

中川潤：
うん

相談者：
僕に「お金を払って欲しい」っていう・・

中川潤：
「お金を出してくれ」っていうわけ？

相談者：
う、はい・・
「自宅を守って欲しい」っていうような・・電話だったんですけど・・

中川潤：
ただ、どっちみちその、押さえられたあ、自宅には・・

相談者：
はい

中川潤：
先行の、あの、担保はもう入ってるでしょ？、金融機関からの。

相談者：
担保付いてないですね。はい

中川潤：
・・あの因みに、金融機関借り入れはどれぐらいなんですか？

相談者：
金融機関・・

中川潤：
あなたが把握してる限りでは。

相談者：
自分の把握してる限りでは・・２億・・４千万ぐらいだと。

中川潤：
２億４千万の・・

相談者：
はい

中川潤：
あの、借り入れがあって。

相談者：
はい

中川潤：
無担保なんですか？、担保に入ってないの？他の物件があるの？

相談者：
・・ま、他の物件は・・会社のお・・

中川潤：
うん

相談者：
ま、建屋・・は別にあります。
そっちの方は・・

中川潤：
あーあ、

相談者：
ええ

中川潤：
あ、そちらが担保に入ってて。

相談者：
に入ってて、＃＄％◆

中川潤：
自宅については担保提供してなかったって、そういう状態ですか？

中川潤：
して、ん、そういう状態です。はい

中川潤：
今、お母さんは、とりあえずその自宅が無担保だった状態に・・

相談者：
はい

中川潤：
仮差押えが入って来たんで。あなたの方に・・とりあえずこれ外すのに・・

相談者：
うん

中川潤：
資金協力を・・頼みたいって、そういう話なんでしょ？

相談者：
そうですね、はい

中川潤：
でもね、あなたそこで金出して仮差押え外したって死に金になりますよ。

相談者：
・・＃＄％◆

中川潤：
どっちみち。

相談者：
自分も・・

中川潤：
今の話・・聞いてるとね？

相談者：
はい、うん

中川潤：
そのお、ご実家の会社の方の・・

相談者：
うん

中川潤：
メインのその会社あー・・の、建屋にしろ何にしろ、その・・が、もう、恐らく目一杯担保に入ってるんだ、と思うんですね。で・・

相談者：
そうです・・

中川潤：
よく、まあ、自宅をですね・・

相談者：
うん、うん

中川潤：
担保提供しない状態で・・

相談者：
はい

中川潤：
サービサーに行ってしまう・・っていうところまで・・大体ね、サービサーへ、もう・・あの、債権が行ってる、っていうのは、

相談者：
はい

中川潤：
末期を超えてる話なんですよ。

相談者：
うーん

中川潤：
あーん・・ていう事は、あの、整理しなきゃどうしようもない、話です。

相談者：
うーん

中川潤：
で、さっきね？、「任意整理」なんていうちょっと・・お言葉が出て来たんだけども、

相談者：
はい

中川潤：
あの、任意整理っていうのは、会社を整理する時に、

相談者：
うん

中川潤：
あの、どういう、言葉の使い方するかっていうと、法的な整理と任意整理と・・

相談者：
はい

中川潤：
いう・・仕分けで・・使う言、葉なんだけども。

相談者：
うん

中川潤：
いずれにしてもその、整理は整理でして。

相談者：
はい

中川潤：
総体を・・も、閉じて、

相談者：
うん

中川潤：
でえー、債権者に・・手元にある資産をですね？

相談者：
はい

中川潤：
売却なりなんなりして、換価して、

相談者：
うん

中川潤：
で、通常は弁護士が入ってやるんですけども、

相談者：
うん

中川潤：
ほで、良質な債権者で・・

相談者：
うん

中川潤：
それなりの破産をするよりも、

相談者：
うん

中川潤：
高配当が見込めて、

相談者：
はい

中川潤：
で、債権者の方の、積極的な了解も得られると。

相談者：
うーん

中川潤：
いう場合に初めて任意の整理ってのが出来る話で。

相談者：
はい

中川潤：
任意整理ってのはあくまで個別の債権者、との和解の積み重ねでしかないですから、

相談者：
はい

中川潤：
明確な裁判所お、の方から・・あの、破産・・で、閉じるという風な、

相談者：
うん

中川潤：
積極的な、そのお、メッセージがないですからね、とりわけ金融機関がそうなんですけども、
「任意でやる」って言われてもですね？

相談者：
うん

中川潤：
あとの債権の償却処理に困るもので、

相談者：
うーん

中川潤：
多少、そのお、破産よりも配当率が高くても・・

相談者：
うん

中川潤：
任意整理は、困ると。

相談者：
はい

中川潤：
明確な形で破産宣告を受けて欲しいと。

相談者：
うん

中川潤：
でないと・・あの・・税務上、直接償却っていうんですけど、あの・・無税償却が出来ないので、

相談者：
はい

中川潤：
ていうことで、形で、応じてもらえないという事すらあるぐらい・・

相談者：
うーん

中川潤：
なんですね。

相談者：
はい

中川潤：
で・・お母さんが言って来てるのは、

相談者：
はい

中川潤：
とりあえずその・・素で・・

相談者：
うん

中川潤：
存在してた、その自宅の方を守りたい・・と、お考えなんだろうけども、

相談者：
そうですね。

中川潤：
今、おっしゃってるような会社の状態でサービサーまで行ってるっていう状態であれば、会社総体をもう・・

相談者：
うん

中川潤：
閉じる事を考えなきゃしょうがないんですね。

相談者：
うん

中川潤：
で、会社総体を閉じ、整理する・・についてはですね、

相談者：
はい

中川潤：
保証人・・

相談者：
うん

中川潤：
にい、その、代表者であるお父さん当然なってるし、今、おか、お話伺うと、お母さんまで・・

相談者：
うん

中川潤：
保証人になってると・・

相談者：
はい

中川潤：
いう事になるとこれ、自宅を守るっていうのは非常に・・

相談者：
うん

中川潤：
ちょっと難しいですよ。

相談者：
うーん

中川潤：
根本的に。

相談者：
うん。で・・自宅なんですけど、

中川潤：
うん

相談者：
土地は・・母と自分の持ち分になってまして、

中川潤：
はい

相談者：
で、建物が・・母の持ち分にな、ってるんですね。

中川潤：
・・あ、建物がお母さん名義で？

相談者：
名義で・・

中川潤：
で土地が・・あなたと？

相談者：
わたしと、

中川潤：
うん

相談者：
母です。

中川潤：
ああー

相談者：
はい

中川潤：
・・確かに、おっしゃるように、その全部をね？

相談者：
はい

中川潤：
あ、あなた持ち分に、ついてはあなたその・・ご両親のお・・会社あ、の債務について何の関わりもないですから。

相談者：
はい

中川潤：
だから・・

相談者：
うん

中川潤：
競売の対象になるのは、お母さんの土地の、持ち分と・・

相談者：
うん

中川潤：
上物と。

相談者：
上物ですね。

中川潤：
いうー、限度ではあるけど。う、そういう形での競売の申し立ては、それはあり得るんですよ。

相談者：
うーん

中川潤：
うん

相談者：
・・そうすると、どう・・したらいい・・

中川潤：
あなたとしては・・

相談者：
はい

中川潤：
どうしたいんですか？

相談者：
やあ・・まあ・・正直な話。
ま、母親も・・そうですけど、ちょっとこう、相談する時に軽すぎるというか、ちょっと他人事みたいな・・感覚で・・相談もして来たリ・・
借り入れの金額とかも全然把握してなかったり・・

中川潤：
うんー

相談者：
なんで、まあ、自分たちで責任を取ってもらいたいなっていう・・

中川潤：
ですよねえ？

相談者：
はい

中川潤：
当座はとりあえずこの自宅を何とかっていう・・

相談者：
うん

中川潤：
発想なんだろうけど、

相談者：
はい

中川潤：
そういう問題ではなくて、お母さん自身保証人になってるっていうのは多分・・

相談者：
うん

中川潤：
一緒に会社手伝っておられて、

相談者：
うん

中川潤：
このお・・３億以上の債務の全体なのかどうか？、そこまでは分からないけれども、

相談者：
はい・・うん

中川潤：
・・かなりの金額のお・・保証人になっておられるんだとすると・・

相談者：
はい

中川潤：
すると、やっぱり・・お母さん自身の・・

相談者：
うん

中川潤：
おいくつになられますか？

相談者：
・・６７ですね。

中川潤：
うーん

相談者：
はい

中川潤：
だからそのお負債、についての・・総整理の問題もやっぱりお考えになった方がいいわけで、

相談者：
はい、うん

中川潤：
まずもってあなたがなさるべき事はね、今の段階で。

相談者：
はい

中川潤：
今の会社あ、の、今後の・・進め方も、ハッキリ言ってこれ整理だと思うんですよ。

相談者：
うん、はい

中川潤：
それについて・・

相談者：
はい

中川潤：
ご両親の方で、

相談者：
うん

中川潤：
きちんと弁護士に相談、させる。

相談者：
はい

中川潤：
それがあなたのなさるべき事だと思いますよ、今。

相談者：
あ・・はい

中川潤：
ああ

相談者：
分かりました。

中川潤：
あのね？、全体像が見えない、ところへ・・

相談者：
うーん

中川潤：
あなたがさ。

相談者：
うーん

中川潤：
いかな親子といえ、ま、それはあなたの生き方の問題なんだけども、

相談者：
はい

中川潤：
訳の分からん金出す・・

相談者：
そうですね。

中川潤：
ていうのは、ちょっといかがなものかと思うよ、あなただって・・

相談者：
うん

中川潤：
奥さんいらっしゃって家族があるわけなんだから。

相談者：
はい

中川潤：
自分の生活を脅かされる・・

相談者：
うん

中川潤：
いわれはないわけですね？

相談者：
そうですね。はい、ま、父親自身も・・おー、ま、これ以上・・手が打てないって分かってるのに・・うん・・ま、会社も潰したくないし、自分としても・・ま、自己破産もしたくないし、とか、なんか、何もしたくない、状態・・

中川潤：
うん、ま、それは・・あるのかもしれないけどもね？

相談者：
はい

中川潤：
でもね、逆に言えばね？

相談者：
はい

中川潤：
さっさと破産さしてやる方が・・

相談者：
うん、うん、うん

中川潤：
親孝行って場合だってあるんですよ？
もっと早期に破産すればもっと傷が浅かったのにと。

相談者：
うん、はい

中川潤：
いうような場合だってあるわけで。

相談者：
はい、そうですね。

中川潤：
うーん

相談者：
うん

中川潤：
だから、現状認識を、

相談者：
はい

中川潤：
お母さん・・

相談者：
はい

中川潤：
にも、お父さんが、いかな、頑なであれね？

相談者：
はい

中川潤：
お母さんにも、持たせると・・

相談者：
はい

中川潤：
いう事は、やっぱり、むしろそれは、あなたの子どもさんとしての、

相談者：
うん

中川潤：
務めじゃないですか？

相談者：
はい・・そうですね。そう思います。

中川潤：
そんな風に思いますよ。

相談者：
はい。そうしたいと思います。はい

中川潤：
よろしいですかあ？

相談者：
はい

中川潤：
はい

相談者：
ありがとうございます。

（再びパーソナリティ）