父の虐待?5秒の食事、母の無関心、夫のDV‥耐えて来れたたった一つの理由

テレフォン人生相談 2018年10月22日 月曜日

中学を出るまで食事制限を受けていた。
一旦は食卓でするみたいだが、これが5秒で終わる量。
一人だけ外に出され、皆の食事が終わった後、父の前で食べさせられる。
恨みが治まらない。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女79歳 40年前に離婚して独身 長男52歳 次男50歳 21歳の時に父は他界 6人兄弟の下から2番目

今日の一言: 自分の中にしがみ付く物を持っている人が一番強い人です。

加藤諦三:
もしもし?、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい・・

加藤諦三:
はい

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えて下さい。

相談者:
はい、79歳です。

加藤諦三:
79歳

相談者:
はい

加藤諦三:
えー結婚してます?

相談者:
いえ、もう、離婚して1人。

加藤諦三:
あ、そうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
何年前ですか?離婚したのは。

相談者:
えっとお、40年前。1人・・

加藤諦三:
40年前・・お子さんは?

相談者:
50歳と52歳、息子2人。

加藤諦三:
息子2人は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
今、別に住んでんですね?

相談者:
あ別に、はい

加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?

相談者:
え、あのお、産まれてから15歳、中学3年卒業するまで?

加藤諦三:
はい

相談者:
あの父親が、

加藤諦三:
はい

相談者:
食事制限してたんです。

加藤諦三:
食事制限ってのは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
具体的にはどういう事ですか?

相談者:
あー、食べさせない・・あまり。

加藤諦三:
食べさせない?

相談者:
ええ、はい、ほんの少しだけもう・・あの・・やっと、こう、生きてる・・っていうぐらい、の、生き続けてるぐらいの、食事。

加藤諦三:
ああー、はい、はい、はい、はい

相談者:
ええ

加藤諦三:
という事は、もう、物心ついた時から・・

相談者:
そうです。

加藤諦三:
じゅ、十分に食べたっていう経験はないわけ・・

相談者:
あ、ないんです、はい

加藤諦三:
で、

相談者:
はい

加藤諦三:
中学3年ん・・を、卒業して、それからどうなったんですか?

相談者:
それから・・も、食事制限は、も、終わりにして。

加藤諦三:
・・終わりにしてっていうのは・・

相談者:
え、もう普通に食べられるようになった。

加藤諦三:
お、父親と別・・父親と別に住むようになったんじゃなくて・・

相談者:
うん

加藤諦三:
引き続き父親と一緒にいたの?

相談者:
あ、そうです。あのお・・21歳まで。

加藤諦三:
21歳まで一緒・・

相談者:
うん、で、その時父親亡くなりましたから。

加藤諦三:
・・んー、その15歳ですねえ?

相談者:
はい。父親が、急に「もう、食事制限はいい」という事で・・
「普通に食べていいよ」って。

加藤諦三:
・・で、あなた兄弟は?

相談者:
あ、兄弟は6人。

加藤諦三:
6人?

相談者:
え、で・・

加藤諦三:
で、あなたは、な、何番目です・・

相談者:
下から、下から2番目。

加藤諦三:
下から2番目?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、食事制限以外にですね・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたにだけ特別に、された事っていうのはないですか?、この6人の中で。

相談者:
は(わ)あ、ないですねえ。もうみんな無関心っていうか。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
#$%◆

加藤諦三:
お母さんは?

相談者:
もお、無関心。

加藤諦三:
うーん、そうすっと、お母さんはあれですね?・・あなたが食事制限されていた事について、

相談者:
はい

加藤諦三:
それを黙って見ていたという事ですね?

相談者:
え、黙って見ていた。

加藤諦三:
うーん

相談者:
で、その、16歳上の姉?も、黙って見ていた。
周りは全部。

加藤諦三:
あーあ・・そうすると・・6人ていう事は8人ですよね?

相談者:
あ、はい、家族は。

加藤諦三:
家族は8人があ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
食事は一緒だったの?

相談者:
いえ、だから食事、する時は、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたしは1人、外に出されるんですよ。

加藤諦三:
あー、なるほど。

相談者:
あの、量が少ないので、食べるのが、5秒ぐらいしか掛からないので。

加藤諦三:
うーん

相談者:
だから、あと、食べてるのジロジロ見て、欲しそうにしてるちゅうところが、「可哀想」と言って、外へ出される。

加藤諦三:
うーん、外へ出されるのね。

相談者:
うん、ほいで、あとで、みんな終わったら、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたし1人呼ばれて、

加藤諦三:
呼ばれて。

相談者:
で、父親の前で、食べる。

加藤諦三:
父親の前で食べる?

相談者:
う、前で向かい合って。

加藤諦三:
お父さんと向かい合って?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
で、もう涙がポロポロ流れて来る。

加藤諦三:
それをお父さんは見てるわけですね?

相談者:
う、見て、「泣くなー!」って怒鳴る。

加藤諦三:
あー「泣くな」って怒鳴るのね。

相談者:
うん、はい・・だからもう、我慢しながらだから、喉がキュウと絞まって・・もう食べてて「美味しい」って感じた事はない。

加藤諦三:
あ、それもう恐怖だから美味しいとかは、

相談者:
ええ

加藤諦三:
美味しくないとか、そんなものじゃないですよね?

相談者:
ええ、そうです。

加藤諦三:
え、もう味なんてのはないですよね?

相談者:
味ないですね・・

加藤諦三:
あー

相談者:
も、噛んで味わって食べる量もない。

加藤諦三:
うーん

相談者:
はい

加藤諦三:
で、その味がないという事お、は、

相談者:
はい

加藤諦三:
中学3年も、過ぎた、後も、

相談者:
うん

加藤諦三:
食事の味っていうのは、食べ物の味っていうのはない?

相談者:
いえ、それはもう、普通に、量が食べられるから・・

加藤諦三:
うん

相談者:
味はあるんです。

加藤諦三:
・・で、先程「離婚した」って言いましたよね?

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
で、結婚したのは何歳ですか?

相談者:
は(わ)24歳。

加藤諦三:
24歳

相談者:
はい

加藤諦三:
で、その、身体への異常っていうのは出て来なかった?

相談者:
は(わ)その、貧血が出てたんです。

加藤諦三:
貧血?

相談者:
もう、どこ行ってもすぐ眠ってしまう。

加藤諦三:
どこ行っても眠ってしまう?

相談者:
あの、こう、バスに乗ってもお、電車に乗っても?

加藤諦三:
ああーあー

相談者:
こう、パーマ屋さんに行っても。

加藤諦三:
うん

相談者:
寝てしまう。

加藤諦三:
うん

相談者:
あ、貧血で。

加藤諦三:
貧血で、ね。

相談者:
ええ、はい、その、目が見えない・・ていうところがですね・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
弱視で。

加藤諦三:
弱視でね?

相談者:
ええ

加藤諦三:
何歳ぐらいの時ですか?

相談者:
15歳からですね。

加藤諦三:
食事制限をされてい・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
以後、

相談者:
以後。

加藤諦三:
#$%◆すでに、目が悪、見えにくくなっていた?

相談者:
ええ、そうです。

加藤諦三:
日常生活に、支障が出て来たのは何歳ぐらい?

相談者:
やっぱ40歳ぐらいからですね。はい

加藤諦三:
で、離婚が・・40年前って言いましたね?

相談者:
ええ、はい

加藤諦三:
ていう事は、この離婚の辺りが・・

相談者:

加藤諦三:
大きな、分かれ目になってますね?

相談者:
あの、主人に殴られてましたからね。

加藤諦三:
ああー

相談者:
あの、家の中でこう、物が出来ないので、拳骨で殴ったり、

加藤諦三:
うん

相談者:
腰を蹴飛ばしたり?

加藤諦三:
ふうーん

相談者:
それがね、いちなり殴るから・・

加藤諦三:
・・ああ

相談者:
あの怒る出して、「あっ、殴られそうだぁ」・・と思えば、避(よ)けられるけども・・い、いきなり殴るから避(よ)けられない。

加藤諦三:
あ、それは、これはもの凄い恐怖だね?

相談者:
ええ、はい

加藤諦三:
この結婚は?、お見合い?、恋愛?

相談者:
あ、恋愛。

加藤諦三:
恋愛ですか。

相談者:
え、はい

加藤諦三:
で・・結婚生活は何年ぐらい続いた?

相談者:
15年です。

加藤諦三:
・・長く続きましたね?

相談者:
うん・・ええ、ええ、ええ、でも自分で決心して、

加藤諦三:
うん

相談者:
うん、自分で、裁判所へ行って、

加藤諦三:
うん

相談者:
家庭裁判所。

加藤諦三:
うん

相談者:
も自分で、手続きしたんです。

加藤諦三:
よく自分で決心できたね?

相談者:
もうこのままじゃいけないと思って。

加藤諦三:
うんー

相談者:
毎日殴られてるんでは。

加藤諦三:
毎日殴られた、しかもいつ殴られるか分かんないしね?

相談者:
そう・・はい

加藤諦三:
いやあなた、すっごい強いねえ・・あなた凄いわ。

相談者:
あーありがとうございますう。

加藤諦三:
うーん

相談者:
それでですね?、父親を憎んでいるから・・

加藤諦三:
うん

相談者:
も憎むのを止めようかなと思うんですけどね?

加藤諦三:
・・それは・・

相談者:
憎しみが、取れないんですよ。

加藤諦三:
それは取れるわけないでしょう。

相談者:
ええ、ええ

加藤諦三:
そうするとあれですか?、この、父親の、対する憎しみが取れないのを・・

相談者:
はい、ええ

加藤諦三:
どうしたらいいかっていう事?

相談者:
はい、そうなんです。

加藤諦三:
・・よく電話掛けて来てくれました。

相談者:
はい

加藤諦三:
幼児教育研究の、大原敬子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、お願いします。

(回答者に交代)

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