先が見えない不満だらけの老老介護。よく見れば何人もの人に支えられている
テレフォン人生相談 2018年11月10日 土曜日
夫は認知症の要介護2で毎日デイサービスを利用していて、月一回ケアマネジャーが訪問してくれる。
相談者も視覚障害があり週一でホームヘルパーさんが来てくれて買い物をしてくれる。
夫を施設に入れようにも国民年金ではその費用を賄えないが、要介護度が上がれば入所できるもよう。
同居している息子は働いているもののお金は入れていない。
家庭を持っている娘は買い物や、病院の付き添いなどしてくれる。
今はいいが、この先不安。
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 東北なまりの女77歳 夫79歳 息子45歳独身同居 3人暮らし 娘は結婚して近くに住んでいる
柴田理恵:
もしもし?
相談者:
はい
柴田理恵:
テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
柴田理恵:
こんにちは
相談者:
こんにちは
柴田理恵:
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
あーん実はですね・・
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、わたし達夫婦の事なんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
うん、わたしは、ちょっと視覚障害、ちゅうて・・
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、夫が、ちょっと、認知症で、
柴田理恵:
はい
相談者:
要介護2で、
柴田理恵:
はい
相談者:
それで・・この先、どういう風にしてえ、生きて行っていいか?、暮らして行っていいか?とか、そういうふの、ま・・毎日悩んでんですよ(苦笑)
柴田理恵:
ああー
相談者:
はい
柴田理恵:
あの、あなた今、おいくつですか?
相談者:
はい?
柴田理恵:
おいくつでしょうか?
相談者:
わたし?
柴田理恵:
はい
相談者:
77
柴田理恵:
はい。あの、旦那さんは?
相談者:
夫は、79
柴田理恵:
79、あの、お子さんはいらっしゃいますか?
相談者:
ん、息子45で・・
柴田理恵:
はい
相談者:
娘今、縁付いて家(うち)にいないんです。
柴田理恵:
あのお、結婚なさって?
相談者:
はい
柴田理恵:
はい、はい。じゃ、その下に娘さんがいらっしゃるんですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
遠いところに住んでらっしゃるんですか?
相談者:
いえ、近間なんです。
柴田理恵:
あ、近くに・・
相談者:
はい
柴田理恵:
住んでらっしゃるけど、お嫁に行かれて・・
相談者:
はい
柴田理恵:
そこで・・暮らしてるんですか?
相談者:
はい、そういんです。
柴田理恵:
あ、はい。あの息子さんは結婚なさってますか?
相談者:
・・全然、独身(苦笑)
柴田理恵:
独身、はい、はい、はい、はい
相談者:
はい
柴田理恵:
えと・・今、じゃ、ご夫婦と、息子さんと、
相談者:
うん
柴田理恵:
3人暮らしって事ですか?
相談者:
そうです。
柴田理恵:
ああー。息子さんはちゃんとお仕事なさってるんでしょうか?
相談者:
はい、そいんです。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
はい
柴田理恵:
それはでも・・あの・・ね?、視覚障害がおありで・・それで、旦那様が・・ん、認知、になられるとやっぱりそれはちょっと心配ですね。
相談者:
うんー、そうなんです。
柴田理恵:
うんー、あのお、福祉の方っていうか、介護・・あのね?、あの・・
相談者:
はい
柴田理恵:
介護の方とかそういうのは・・
相談者:
介護の方はね?
柴田理恵:
うん
相談者:
まあ、り、うん、使えるのは使ってるんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
中々(苦笑)こっちも大変なんでね。
柴田理恵:
うーん。どのような形に今なってらっしゃるんですか?
相談者:
今ですか?
柴田理恵:
はい
相談者:
今、デイサービス行ってるんです。
柴田理恵:
はい、それは、毎日ですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
うん、はい
相談者:
わたしはですね・・
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、週1回、ホームヘルパーさん来て、
柴田理恵:
はい
相談者:
買い物お、してもらうんです。
柴田理恵:
あはい、はい、はい
相談者:
はい。あ、そんなとこです。
柴田理恵:
はい
相談者:
で、夫の方は、あの月1回・・
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、ケアマネージャーが来て、色々、ま、相談事っていうかね?
柴田理恵:
うん
相談者:
家の中、どういう風にしてるか?、まあ・・様子見に、来るみたいなもんで。
柴田理恵:
うーん
相談者:
そんな事なんです。
柴田理恵:
月1回だけですか?
相談者:
週、ん、月1回。
柴田理恵:
うーんふん、ふん、あ、ま、デイサービスに、ずっと通ってらっしゃるからね?毎日。
相談者:
ふん、なんかあった場合は、すぐ、来ますけど、
柴田理恵:
うーん
相談者:
やっぱ・・ま、月1回ですよねえ。
柴田理恵:
ふうーん、ふうーん。あの・・ヘルパーさんの方は、あの、ま、えっと・・えと、ま、あなたもそん、なにね?、こ、若いわけではないから・・
相談者:
そうなんです。
柴田理恵:
うーん
相談者:
老後介護ですって、ンフ(苦笑)
柴田理恵:
老々介護ですよねえ?
相談者:
うーんそれで・・
柴田理恵:
うん
相談者:
どうしたらいいかなあ?と思って・・
柴田理恵:
うん
相談者:
んーはね・・考えてるんですけど。
柴田理恵:
あの・・うん、ご長男の方は・・
相談者:
はい
柴田理恵:
あのお・・お手伝いとかして下さいますか?
相談者:
長男はですねえ・・
柴田理恵:
うん
相談者:
ま、なんかこちらで・・ねえ?、まあ、頼めばやってくれっけど、ま・・娘は、大体、ほれ、びょ、わたしこと病院連れて行ったり、夫こと病院連れて行ったりして・・くれるから、まあ、それで、ま、間に合ってるかなと思ってるんですけど。
柴田理恵:
あ・・あ、娘さんは時々・・
相談者:
ふん、そうなんです。
柴田理恵:
あのお・・手伝って下さるんですか?
相談者:
うん
柴田理恵:
病院ん、に・・
相談者:
はい
柴田理恵:
一緒に行ってくれた、り、とか。
相談者:
はい、はい
柴田理恵:
うんふんふんふん
じゃ娘さんに色々ご相談出来ますね?
相談者:
ま、出来るなったって娘も家庭があるからねえ。
柴田理恵:
ああー、むす・・
相談者:
そうは毎日は来れないしねえ。
柴田理恵:
あーそうですねえ。
相談者:
「やってくれ」って言えば、まあ、ね?、やってくれるだろうけど、毎日は来れませんよ。
柴田理恵:
うーん・・具体的に、あのお・・あなたも・・病院とか行ったりなさら・・らなきゃいけないですよね?
相談者:
はい病院とか、はい、連れて行ってもらうけどね。
柴田理恵:
うん、す、それはあの・・目の方だけじゃなくて、他にお悪いところとか、あるんですか?
相談者:
・・誰?、わたし?
柴田理恵:
はい
相談者:
わたしほら、目え、が見えないから、
柴田理恵:
うん
相談者:
病院連れてってもらう・・
柴田理恵:
うん
相談者:
内科の方と。
柴田理恵:
内科と、
相談者:
ふん・・眼科。
柴田理恵:
眼科と。
相談者:
はい
柴田理恵:
ああー、その治療も大変ですね・・あー
相談者:
夫は、ほら、あのお、要かい、あのお、認知症だっけ、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、脳外科の方連れて行ってもらってる。
柴田理恵:
ああー
相談者:
はい
柴田理恵:
脳外科、ああーあ・・はあーそうですか、それで・・この先・・こういう認知と・・視覚障害・・の、患われた、なんていうか・・老々介護をどうしてったらいいか?っていう・・
相談者:
は、そうなんです。
柴田理恵:
お話ですか?・・ほおー・・
相談者:
中々(苦笑)、こっちも大変で(苦笑)。
柴田理恵:
そうですねえ・・
相談者:
自分の事もやっとしてるみたいな感じなのにね(苦笑)
柴田理恵:
今あの・・収入の方はどうなってますか?
相談者:
収入ですか?
柴田理恵:
はい
相談者:
収入なんて国民年金です、今
柴田理恵:
お2人とも、
相談者:
はい
柴田理恵:
国民年金?
相談者:
お・・
柴田理恵:
はい。で、あのお・・
相談者:
だからいくらも無いんですよ。
柴田理恵:
あはい
相談者:
だから施設入れてたん、だ、入れ#$%(苦笑)・・収入がないから。
柴田理恵:
ほお
相談者:
ホント今年、スッて入れてねえ、
柴田理恵:
うーん
相談者:
あ、ちとわたしも・・うーん、ちっとは楽になるかなー?と思ってるんですけど、中々・・
柴田理恵:
うーん。あの・・
相談者:
収入が足りないです。
柴田理恵:
ご長・・
相談者:
2人会わせても1ヵ月分の・・あの施設のお金、足りませんわね(苦笑)
柴田理恵:
足らないですかねえ?・・うーん・・
相談者:
だから、んー、んま、ま(苦笑)それ仕方がないなと思って、まあね。
柴田理恵:
その事も・・あの、ケアマネさんとかに相談出来るんじゃないですか?
相談者:
き、はい、相談してるんです。
柴田理恵:
うん、そしたら、「施設に入るお金はない」っておっしゃいましたか?
相談者:
ケアマネージャーもやっぱ、そういう事しか言いませんよね。
柴田理恵:
あーあ
相談者:
もうちっとお、夫の方があの・・介護の、あれが上なると・・何か施設入れるけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
まだ、要介護2だと中々施設の方も取ってくれないみたいなんですよね。
柴田理恵:
ああー
相談者:
はい
柴田理恵:
認知症でもやっぱりそうですか?
相談者:
そういうふに、そうなりま・・
柴田理恵:
うーん
相談者:
国がそうやって決めたんか、どういうんだか分かりませんけど。
柴田理恵:
あの・・ご長男の方の・・
相談者:
はい
柴田理恵:
収入というのはいかがですか?
相談者:
長男ですか。
柴田理恵:
はい
相談者:
あ、長男はさっぱりお金入れてくれないから、困るんです(苦笑)。
柴田理恵:
あ・・お金入れてくれないんですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
あら。それは、でもちゃんと仕事はしてるんでしょ?
相談者:
はい
柴田理恵:
どうしてお金入れてくれないんですかね?
相談者:
ま、いよいよ、なんかなればあ、入れてくれると思うんですけどね。
柴田理恵:
うんー
相談者:
・・自分もなんか色々と・・精一杯みたいで・・中々こっちの方回って来ませんわ。
柴田理恵:
でも・・お父さんお母さんの家で住んでらっしゃるんですよね?
相談者:
はあ
柴田理恵:
で、食事代とか・・そういう物っていうのは・・入れてくれませんか?
相談者:
いいえ
柴田理恵:
じゃ、お母さんに、任せっぱなしって事ですか?
相談者:
そうです。
柴田理恵:
それは困りましたね?
相談者:
うん、困ってるんです。
柴田理恵:
うーん、長男の方に、
「お金、ちょうだい」って・・
相談者:
言・・言ってますよ。
柴田理恵:
おし・・うん
相談者:
でも「うんうん」なんて言うけど、さっぱり。
柴田理恵:
あーん・・それはでも・・ね?、食費だってえ、掛かるわけだし・・
相談者:
そうですよねえ。
柴田理恵:
そのお、ハッキリ言えば光熱費だって、
相談者:
はい
柴田理恵:
お風呂入るのだって・・電気代だって、全部・・
相談者:
はい
柴田理恵:
ね?お家で入ってるわけですからね。
相談者:
はい、そ、はい
柴田理恵:
「家賃と」、「食費を」・・「入れなさい」っていう風に・・おっしゃれないですかね?
相談者:
・・中々大変なの、ホホ(苦笑)
柴田理恵:
うんでも・・ね?、こうやってホントに悩んでらっしゃるんだから・・
相談者:
うん、はい
柴田理恵:
そこから解決して行かない事には・・
相談者:
そうですよね。
柴田理恵:
うん、そうやって・・こうやって悩んでいらっしゃっても・・どこからお金が湧いて来るわけでもありませんし。
相談者:
そうですよね。
柴田理恵:
はい・・
娘さんには話なさった事はないんですか?、こういう話・・
相談者:
娘には・・なんでも・・教えときますけどね。
いやあ、娘も中々、ハッ(苦笑)
柴田理恵:
・・あんまり仲よろしくないんですか?
相談者:
娘と、ですか?・・
柴田理恵:
はい
相談者:
いや、娘とはしょっちゅう、ほら、それこそ、買い物あったら連れてってもらえるし・・あの病院も連れてってもらえて凄い仲は悪くないですよ。
柴田理恵:
うーん
相談者:
週1回は来るから。
柴田理恵:
そうですよねえ、したら、娘さんは一番事情を、ご存知ですよねえ。
相談者:
うん・・なんか頼めば、ほら市役所でもどこも行ってくれるしね。
柴田理恵:
うーん、有り難いですね。
相談者:
うん
柴田理恵:
・・色々大変ですか?・・お2人の生活は。
相談者:
・・いやわたし・・
柴田理恵:
ええ、「わたし」・・うん
相談者:
まあ、大変・・でもないんだけど。普通・・
柴田理恵:
あ、大変でもない?、うん
相談者:
ちょっと物忘れが激しいぐらいのもんで。
柴田理恵:
ご主人が?
相談者:
はい
柴田理恵:
ほう
相談者:
わたしは、目は見えないけど、ま・・ね?出来るのはやってますから。
柴田理恵:
ふーん
相談者:
でもこの先、段々、お互いにい・・こっちも・・目のお、あれが進むし、向こうも病気が進むから・・どうしたもんかなあ?と思ってご相談したんですけど。
柴田理恵:
うーん・・じゃ、あのお、それが・・今日のご相談って事でよろしいですか?
相談者:
そうです。
柴田理恵:
はい、分かりました。
相談者:
すいません。
柴田理恵:
じゃ、先生に聞いてみましょう。
相談者:
はい
柴田理恵:
え、今日の回答者の先生は、心についてのエッセイストとしてお馴染の、マドモアゼル愛先生です。
相談者:
あ、はい
(回答者に交代)