先が見えない不満だらけの老老介護。よく見れば何人もの人に支えられている

(回答者に交代)

マドモアゼル愛:
はい、どうもこんにちは

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ま、お婆ちゃんも77で・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
うーん、旦那さんが79ね?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
はい、それで、ま・・ん、超高齢っていうほどではないけど、ま、先の事を考えるとお、ま、今の、ね?、自分の目も悪いし、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
えー、ちょっと旦那さん認知もあるので、心配だ・・

相談者:
そうです。

マドモアゼル愛:
もう当然の事ですよね?それはね・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
不安はね?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
はい。
そいで・・お母さん達、真面目だから、ま、僕も大した、年齢変わらないんですけれども、

相談者:
ん、はい

マドモアゼル愛:
あのお・・んー・・未来を見て、常に、今の事・・楽しみは後回しで・・ま、頑張って来たよね?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そいで・・それがね、僕ね、やっぱりい・・これからはもう・・未来っていうよりも・・今、楽しむしかないんだよ、もう。

相談者:
うーん

マドモアゼル愛:
ね?

相談者:
うん

マドモアゼル愛:
ん、だから・・え、一応の事はもうやって・・るの、とりあえず。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それで国だって、何でも出来るわけじゃないから・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あのお、やる、もっともっとやって欲しい事はいっぱいあるけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ま、とりあえず・・デイサービスに毎日行っている。それから週1回ホームぺ、ヘルパーが来てくれる。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
月1回、ケアマネージャーが来てくれる。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それ自体・・ま、形だけの・・心の籠ったものでない・・かもしれないけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
一応やってはいて、ま・・

相談者:
うん

マドモアゼル愛:
国も、行政も・・足りないとはいえ・・見放されたわけではない。

相談者:
うん、はい

マドモアゼル愛:
これは分かるよね?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あとは・・家で・・自分たちが今の時代、これから生きて行く、残された人生を・・楽しむしかないんだよ。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
もうそれしかないのよ、お婆ちゃん。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
そいで・・楽しむのはもう、今を犠牲にして・・これから頑張って、未来を楽しもうたって無理だから。

相談者:

マドモアゼル愛:
あと何回ご飯食べられるか分からない・・ね?、まだまだ長生きしますよ?、きっと。
あと何回呼吸出来るか分からない。

相談者:
はい・・

マドモアゼル愛:
あと何回・・あの風の音を聞けるか分からない。

相談者:
・・

マドモアゼル愛:
あと何回、この朝の・・空気の気持ちの良さを・・味わう事は出来ないかもしれない。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そう思って・・一個一個の事を・・とりあえず、「ああ」・・「空気が吸えて、朝のこの匂いが、嗅げて」・・「幸福だ」
「お爺ちゃん」・・お、お「おいでよ、朝の」、「凄い今日は気持ちいいよ」・・また・・何か・・いい音が聞こえて来たら・・
「お爺ちゃん、凄い綺麗な音が鳴ってるね?」・・

相談者:
はい・・

マドモアゼル愛:
そうやって楽しむしかないじゃない?

相談者:
そうですよねえ。

マドモアゼル愛:
うん。そうやって楽しんで行くと・・結構・・「ああ」・・「生かされていて有り難いな」・・って思う時が・・もしかしたら来ると思うよ。

相談者:
はい・・

マドモアゼル愛:
うん。
色んな・・幸福の発見が・・日々の生活の中に・・

相談者:
うん

マドモアゼル愛:
きっと、あるはずなのよ。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それには・・も、受け止め方しかない。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
誰かが何をしてくれないっていうよりも・・今、出来る事で・・幸福だと思う以外、ないと思うの。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
そうするとね?・・それが種になる。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
それが広がって行くの。

相談者:
はあい

マドモアゼル愛:
幸せな人のところに人が集まるの。

相談者:
は、はい

マドモアゼル愛:
そうすと、デイ、ケアで来た人なんかも・・逆に・・
「あんた大変だね」なんて言いながら・・お婆ちゃんによって慰めて行かれるの。

相談者:
はあ

マドモアゼル愛:
ね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
はい、僕の言ってる事は理想論かもしれないけれども・・でも・・やれば出来るんだよ。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
・・1回の呼吸の有り難さ。1回のご飯の有り難さ。
それが分かってる人が作った味噌汁なんていうのは・・もう、どうにもならないよ・・美味しくて(雄々しくて?)。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
ね?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そうやってお婆ちゃん生きてって下さい。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そしたらきっと悪い事にはならないと思う。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ね。

相談者:
はい、ありがとうございます。

マドモアゼル愛:
はい

(再びパーソナリティ)


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