優等生の不登校。焦る母の自責の言葉に大原敬子が辛辣「思ってない人がソレ言う」
テレフォン人生相談 2018年11月12日 月曜日
受験を控える中3の娘が学校に行かなくなって3週間。
家では読書などをして過ごしている。
弟の面倒見もよく、成績も上位、部活(陸上)も県大会出場、目指す高校もはっきりしていたのに、三者面談では志望校を答えてくれない。
友人関係はあまり上手くいっていなかった様子。
口答えや、部屋の壁に穴を開けたことはあって反抗期かなと思っていた。
夫婦仲はいい。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女49歳 夫50歳 娘14歳(中3) 息子12歳 4人暮らし
今日の一言: 母親が自分自身を受け入れた時に、子どもを受け入れる事が出来ます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、はい、お世話になります。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
あ、はい。49歳です。
加藤諦三:
49歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えーと、ご主人何歳ですか?
相談者:
はい。50歳です。
加藤諦三:
50歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お子さんは?
相談者:
はい。えーと14歳の、娘と、12歳の息子です。
加藤諦三:
はい。と、え、今、4人で暮らしてるわけですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、どんな相談ですか?
相談者:
あ、はい。えっと14歳の娘が・・えっと中3で受験を控えているんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
ここに来て不登校になってしまって、
その事を相・・
加藤諦三:
・・はい、不登校っていうと、あの、どのぐらい、の期間ですか?
相談者:
あ、はい。この3週間は全く行けてません。ん・・
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
と・・
相談者:
今から3週間前からですね。はい
加藤諦三:
それの、以前の、このお嬢さんの、ん・・ん、態度なんですけれど、
相談者:
はい
加藤諦三:
学校では、中学校では、クラブ活動とか成績とか、なんかごく普通の・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんだったんですか?
相談者:
そうですね、部活う・・
加藤諦三:
うんー
相談者:
とても頑張っていて、
加藤諦三:
ああ
相談者:
あの、県大会に出場も、し、何度もしてるんです。
加藤諦三:
ああー
相談者:
はい、で、勉強の方も・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
頑張り屋さんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
あのお、塾には・・本人の希望で行っていないんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
かなり上位・・200、20人いるんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、10位以内とか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
入ってて、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたしが「勉強」し、し、「しなさい」って言わなくても勉強するような・・感じで、
加藤諦三:
うん
相談者:
あと、学校の行事にも、凄くあの、情熱的に参加していたんですが、
加藤諦三:
んはい
相談者:
あの、今、人が変わったように、何も出来なくなってしまって・・
加藤諦三:
全く無気力になったってわけね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
恐らく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
家でも良い子だったんでしょ?
相談者:
・・そう・・
加藤諦三:
家では良い子じゃなかったの?
相談者:
と、あの、ま、反抗期い・・ん、なんだなっていう・・
加藤諦三:
うん
相談者:
こう、言い返すとかっていう・・
加藤諦三:
うん
相談者:
瞬間も、ありましたし、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、壁にちょっと(苦笑)穴があ、開い、開いた事もありますけれども、
加藤諦三:
うん
相談者:
基本的には、いい子だし、
加藤諦三:
うん
相談者:
弟、をとても可愛がっていて、
加藤諦三:
はあい、はい
相談者:
はい。ただ・・
加藤諦三:
で、あなた達・・
相談者:
はい
加藤諦三:
は、ご夫婦の関・・
相談者:
すいませ・・
加藤諦三:
関係はどうだったんですか?
相談者:
あ、えっとお、主人とわたしは、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、なんかあのお・・漫才のような(苦笑)・・
加藤諦三:
うん
相談者:
こう・・ま、突っ込んだり、突っ込まれたりってこう、な、仲がいいというか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、お互いにちょこっとした喧嘩はありますけど・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、すぐに仲直りもしますし、
加藤諦三:
うん
相談者:
はい。そんな感じです。
加藤諦三:
うん
相談者:
で・・先程先生があの・・「友だちとも上手く行ってたんでしょ?」って、おっしゃってたんですけど・・
加藤諦三:
あ・・
相談者:
それは、上手く行ってなかったみたいです。
加藤諦三:
あ、友だちは上手く行ってなかったんですか?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
あーあー
相談者:
あの部活う、の・・中に、その県大会なんかに行くのを、面白く思わない、子がいて、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっとこう、嫌味とか、を、凄い言って来て・・
加藤諦三:
同性の友だちっていうのはどうだったんですか?
相談者:
同性の友だち、は、
加藤諦三:
ええ
相談者:
数少なかったです。
ワイワイやっていた時もあるんですが・・
加藤諦三:
うん
相談者:
うちの娘があの、割と人の表裏を、見てしまうと・・その子の事を・・嫌いになってしまう・・タイプで、
上手く行っていた時もあるけど、嫌な面を見ると・・うーん、なんか・・距離を置い・・てしまう・・
加藤諦三:
で・・これはあのお・・
相談者:
#$%◆
加藤諦三:
要するに、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の・・思ってる事、自分の立場、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分の意見を・・ハッキリ言えないっていう事ですよね?
相談者:
そうですね。我慢してしまう・・
加藤諦三:
我慢する側・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたから見て、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・なんーか、無理をしてるなっていう印象を持った事はないですか?
相談者:
あ、あります。あの、夜う・・12時過ぎても自分の部屋の電気が点いていたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
「寝不足は」、あの・・「身体にも」・・「悪いし」・・「授業中」眠く、「眠いっていうのは本末転倒なので」、
加藤諦三:
うん
相談者:
「もう、そのぐらいにして」・・もう寝、「寝るように」っていう事を言ったりとか、し・・
加藤諦三:
うん
相談者:
は、してました。頑張り過ぎてるなって感じた事はあります。
加藤諦三:
で今、そのお・・もう、学校に行かなくなってしま・・って、
相談者:
はい
加藤諦三:
生活はどうなってんの?、や、あの、朝起きるとか。
相談者:
はい、えーと、朝は、あの、起こして、朝ご飯を食べて、います。で・・
加藤諦三:
ん、それは朝は普通の時間に起きてます?
相談者:
普通より少し遅いですね。
加藤諦三:
やっぱり遅いですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、昼間は何してるんですか?
相談者:
昼間は、えっとお・・読書をしたり・・
加藤諦三:
読書?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・読書っていうと、例えば?
相談者:
えーと・・自分が好きな、外国の小説とかですね。
加藤諦三:
・・うーん
相談者:
はい・・#$%
加藤諦三:
・・だから、あなたが「無気力」って言ってるのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
学校の、勉強をしなくなったという意味?
相談者:
・・勉・・
加藤諦三:
もし・・
相談者:
はい
加藤諦三:
読書をきちんとしてるというのであれば。
相談者:
はい。勉強もしなくなりましたしい・・高校に、対して、希望を持っていないんですね。少し前は、
「高校に行ったらこれする」、「陸上も、もう一回」やり「やり直す」とか・・張り切っていたんですけれども、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「またあのシューズが履ける」とか。
加藤諦三:
うん
相談者:
はい。
今は・・三者面談とかあるので志望校を書かなければいけないんですが・・何も答えてくれないんです。
加藤諦三:
うん
相談者:
勉強、今までの分・・はね?頭に入ってると思うので、
加藤諦三:
うん
相談者:
少し、勉強頑張って・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
普通に高校に・・行けたら・・
加藤諦三:
あなたの場合、まだそこで・・
相談者:
あい(苦笑)
加藤諦三:
ん「勉強頑張って」になるんだよね?(苦笑)
相談者:
・・なんか、まだ間に合うと思ってしまって(涙声)
加藤諦三:
うん、まだ間に合うって、発想・・
相談者:
頑張らせない方がいんですかね?(涙声)、でも・・
加藤諦三:
は・・
相談者:
中卒って厳しいですよね?、この世界で。
加藤諦三:
うん
相談者:
でも先生、夏休みまでは・・「その高校に凄く行きたい」って言って、目をキラキラ輝、かせていたのが・・こんな・・わずか・・(鼻をすする)2、2ヵ月で・・
加藤諦三:
こ、なんか・・
相談者:
こんなになってしまうのかな?と思って。
加藤諦三:
うん、とにかく、不登校止めさせたい、という事?
相談者:
・・不登校、は、もうしょうがないと思う、ってます。その・・
加藤諦三:
「不登校はもうしょうがない」?はい、そうすると・・
相談者:
あの・・高校が・・その出席日数を・・「構わない」っておっしゃってくれたので、
加藤諦三:
うん
相談者:
受験して、もし・・それで娘が、あの、高校から、また(鼻をすする)・・前のように・・元気に、笑顔で、行けたら・・
加藤諦三:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
それでは今日はですね・・
相談者:
はい
加藤諦三:
スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生が・・
相談者:
あ・・はい
加藤諦三:
いらしてるので、
相談者:
ありがとうございます。
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、ありがとうございます。
(回答者に交代)
YouTubeに過去の類似の放送がありますね。不登校の件数が過去最多という報道があるので、ネットしてない親御さんリスナーに啓発する意味はあったかと。
壁に穴を開けるって、相当なストレスがかからないと、できない。
お母さん、それを看過できるって。
臭い物に蓋をする人なんでしょうね。
かわいそうに、このお嬢さん。
周囲の嫉妬にまみれて、つぶされそうになっているのに、学校で。
私なら、転校も考えるけど、ここまで頑張ってきた娘のためになら。
このお母さん、表面しか見えてなさそう。娘さんのことも、娘さんがお友達とうまく行ってないことも。娘さんにもいろいろと理由があるんじゃないかな?と思った。
唐突な「私の子育ては間違ってたんですね(泣)」にはオイオイ急になんじゃ?ヒロイン気取り?と思ったが、その後の大原先生のツッコミで少し溜飲が下がった笑
でも、自分の娘のこととなるとこうなってしまうものなのかな?同じ年頃の娘がいる立場として、我が身を振りかえりながら聞きました。
うちの母親と同じタイプで吐き気がする。ちょっと自分を非難されたと思ったら「私の子育てが悪かった」って「私が全て悪い」
は??
そう言われたら子供はまた自責にかられるよ。お母さんにそんな事言わせる自分が悪いんだってね。そんな母親だから不登校まで追い込んだんだよ。
このタイプは自覚出来ないで子供をとことん追い込むんです!!
いくら優秀な子に見えても、人間ならば抱える問題の一つや二つあるものでしょう。自ら行動して結果まで出せている我が子に安心して、いざ躓いた時にどう接したら良いのか分からなくなってしまったんですかね。でも人を育てるのに一切の言葉をかけずに、問題なく育つとは思いません。優秀だから、勉強が出来るからそれで満足、安泰、というわけではないでしょう。学校は人間関係を学ぶ場でもありますしね。もっとお子さんに適度に寄り添うことも必要かなと思いました。