父と同じタイプに疲れたカサンドラ妻。迷えるいい感じの女の夫をボロカス中川潤
テレフォン人生相談 2018年11月24日 土曜日
結婚28年。定年間際の夫とこの先を共にするか迷っている。
社会人の子ども二人は県外。
夫は2千万のローンが残る家を売却しアパートに移り住むつもりだが相談者は乗る気しない。
夫は転職10回以上で常に初任給、相談者も働いて家計を支えて来た。
亭主関白の一方で家の事は何もできず、友だちもおらず、休日に出掛けるときはすべて相談者任せ。
会話も少なく頼り甲斐がない。
夫を妄想男と看破する中川弁護士。
加藤氏が静かに女に語り始める。
「あなたがこのご主人と結婚したのはですね・・」
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女58歳 夫59歳 2人暮らし 子ども2人は他県に住んでいる
今日の一言: 人は全く同じ過ちを繰り返します。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いいたしますう。
加藤諦三:
はい。最初に年齢教えて下さい。
相談者:
はい。えー58歳です。
加藤諦三:
58歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
えーご主人何歳ですか?
相談者:
59歳です。
加藤諦三:
59歳、お子さんは?
相談者:
2人い、で、社会人です。
加藤諦三:
と今、おふ、お2人で暮らしてんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
えっと第二の人生を、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっと今、考えてるんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、自宅のお、ローンが、
加藤諦三:
はい
相談者:
2千万近く残ってまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
えっと、主人は・・あのお、「家を売って」、
加藤諦三:
はい
相談者:
2人だけだから、あの「アパートに、生活しよう」って話になってるんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
ちょっとわたしは、考え中なんですけど(含み笑い)。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
主人も・・もう59歳で・・も、還暦になったらもう・・仕事を転職するって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
考えてるみたいですけど転職先もまだ全然、決めてないですし。
加藤諦三:
うーんうん
相談者:
そんな、も・・
加藤諦三:
で・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人の方は、あ、その今の自宅はローンが残ってるけれども売ってアパートに入る・・と。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あなたの方は・・あの・・そういう形の第二、の、人生は、考えてないという事ですか?
相談者:
そうですね。ちょっと、アパートに入るってどうかなあ?と思ってる、んですけども。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
で、あの・・ご主人の言う、ことに納得するう、のはあるんでしょ?
相談者:
・・うーん・・今ちょっと苦しいので・・主人はあ、ま・・今う、売って、どうせ・・子ども達も、県外に行ってるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
帰って来ないんで、
加藤諦三:
うん
相談者:
「アパートで2人で暮らそう」って言うんですけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
あ、夫婦仲もそんなに良くないので(苦笑)。
加藤諦三:
あ・・そこが大切なとこなんだけども(苦笑)。
相談者:
あ・・
加藤諦三:
その・・
相談者:
はい
加藤諦三:
夫婦う、仲、要す・・ま、会話はあるけれども心が通じなくなってるっていう事?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
うーん・・というと第二の人生ってのは本当はあ・・外側の生活が変わっても2人の、心が通じ合ってるという・・ことがいい事なんですけど「第二の人生」というこ、あなたが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
おっしゃった中には・・
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
その自宅だアパートだっていう・・ローンがどうだっていう事の他に、
相談者:
はい
加藤諦三:
それぞれ別の人生を歩むっていう事も含まれてんですか?
相談者:
そうですねえ・・
加藤諦三:
あ、そこまで含まれてるわけね?
相談者:
はい、でもそれ言ったらちょっとお・・何も出来ないんで、主人が可哀想かなと思うんですけど・・
結構もう、結婚してから・・転職、10回以上・・でして。
加藤諦三:
あ、随分してますね。
相談者:
はい、初任給、常に初任給で(苦笑)・・ま、共働きなんですけどお。
加藤諦三:
はい、あ、あなたも働いて、
相談者:
はい、わたしは・・
加藤諦三:
ごしゅ、収入はずっと、あるわけですね?
相談者:
はい、あります。
加藤諦三:
ふうん、あ、それで・・ま、そういう発想が出て来るんですね。
相談者:
はい。ちょっと疲れちゃったなあと思って(苦笑)。
加藤諦三:
疲れたっていうのは、働く事に疲れたじゃなくて2人の関係に疲れて来たっていう事?
相談者:
そうですね、常に、面倒看てなきゃいけないみたいなところがあって・・
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
なんか自分の人生え、楽しん・・楽しめた事がちょっと、無いな、みたいな。
加藤諦三:
・・なるほどねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ちょっと辛い・・ですね。
相談者:
うん・・
加藤諦三:
振り返って楽しい事がなかったっていう事はね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
あの今日は純粋な法律の相談ではないと思いますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
法律、の問題を越えて、人生どう考えるか?という事には、大変長けてらっしゃる中川潤先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
中川先生はいつもの通りの回答。
加藤先生の最後の言葉が核心でしたねー
我慢強い人だなぁ
全然褒めてないですよ。
転職10回までよく隣で見てられたね。かなりの鈍さと思われる。
普通もっと早くに相談すると思うよ。
こういう人って離婚できんのか?
できなくて何年後のシリーズ編になるタイプじゃないでしょうか?
離婚しないね。
このまま、もう、疲れちゃってえ、て言いながら夫に傅いて疲弊するだけの人生
この人は別れろとアドバイスされて、別れるつもりで動いてみても、夫がこの人に依存してるから、絶対離婚届に判ついてもらえないでしょう。
この人も夫に一度拒否されたら、もう離婚の理由をむりくり作り上げて調停するとか、家を出てしまうとか、そういう強行策が取れなさそう。それは、親の教育の結果で。
抑えつける親に反抗する、親の意のままにならないで自分の意思で行動する、って、大事なことだよな…そうしなくても、社会的には、普通に暮らせると思うけど、辛くなるよね。
私もそう思います。親に押さえ付けられて育った私も、彼女と良く似た家庭生活です。夫に対しては、上手く自己主張が出来ません。怒ったら口をきかなくなるからです。
夫は、私にだけは威張っているのに、自分の不得手な場面ではオドオドします。
子どもたちが成人して自分の結婚生活を振り返り『幸せではなかった』と思ったのも同じです。
私の場合は、経済力が無いので離婚できません。「女は結婚すればいいんだ」と父親に勉強の必要が無いと言われて育ちました。
私も、カサンドラです。
宝箱は開けない方が楽しい