遺産を夫に譲る義妹を指して「話が通じない」親戚筋が暗躍したイミフな念書

テレフォン人生相談 2019年1月24日 木曜日

舅姑があいついで亡くなり、親戚筋が間に入って2人兄妹の夫が家土地、預貯金のすべてを取得する遺産分割でまとまろうとしていた。

さらに家の解体を、間に入った親戚の息子に依頼する予定で見積もりまで取ったものの、家を借りたいと言う人が現れたので夫がそれに応じる姿勢を見せたら、間に入っていた親戚が「更地にすることで妹の合意を取り付けたのに、それでは話が違う」。

結局賃貸の話はなくなり、遺産分割協議書に義妹が合意する条件として以下の内容の念書を交わすことに。
・家を解体して更地にすること。
・土地の固定資産税は今後すべて兄が支払うこと。
遺産分割協議はまとまり、登記変更も済。

町から空き家対策への協力(話の流れからして古家の活用?)を求められていて、解体を迷っている。
念書の効力は?

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 女57歳 夫59歳 長女36歳 次女34歳 三女29歳 義理の両親は7ヶ月前に他界 義妹56歳

柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
お願いします。

柴田理恵:
はい。今日はどんなご相談ですか?

相談者:
相続はもう終わったんですけれども、

柴田理恵:
はい

相談者:
相続の際に、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、書かされた、念書っていうのがありまして。
そちらの件でちょっとお伺いしたかったんですけれども。

柴田理恵:
はい。あなたおいくつですか?

相談者:
50う、7歳です。

柴田理恵:
旦那さんはおいくつでしょうか?

相談者:
59歳です。

柴田理恵:
お子さんはいらっしゃいますか?

相談者:
女の子が3人で、

柴田理恵:
はい

相談者:
36歳、34歳・・

柴田理恵:
はい

相談者:
29歳です。主人の方の、

柴田理恵:
はい

相談者:
両親が、約7ヶ月くらい前に、

柴田理恵:
はい

相談者:
相次いで亡くなりまして、

柴田理恵:
はい

相談者:
2人分の、相続を、あの、主人がする事になったんですね。

柴田理恵:
はい、ご主人は、何人兄弟ですか?

相談者:
2人兄弟です。

柴田理恵:
2人?、はい。妹さん?

相談者:
妹と、2人です、はい

柴田理恵:
あ、妹さんと、の・・ご家庭も・・

相談者:
お、旦那さんは亡くなりました。

柴田理恵:
うん

相談者:
子どもさんが2人いらっしゃいます。

柴田理恵:
お2人?、はい

相談者:
はい

柴田理恵:
妹さんおいくつですか?

相談者:
50う、6歳ですかね?

柴田理恵:
あ、お2人分の、相続を・・旦那さんと、その、い、妹さんで・・

相談者:
そうです、はい。書類も出来て、

柴田理恵:
はい

相談者:
印鑑も押してもらったんですね。

柴田理恵:
はい

相談者:
ちょっとその、ときにですね、こういう条件でなければ・・

相談者:
うん

相談者:
あの、判子押しませんっていう、念書みたいのを・・書かされたというより、書いてある物に・・印鑑を押さ、押したんですね。
わたしちょっと今、それ持ってなくてですね。大変申し訳ないんですけど。

柴田理恵:
はい

相談者:
ちょっと妹が、

柴田理恵:
うん

相談者:
ちょっと難しい人で、

柴田理恵:
・・うん

相談者:
話の分からない人なもんですから(苦笑)・・

柴田理恵:
うん

相談者:
主人と、妹2人で話(はなし)しても、

柴田理恵:
うん

相談者:
埒が明かないっていう事で。

柴田理恵:
うん

相談者:
ちょっと親戚の人を、中に立って、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、話(はなし)して、もらったんですよ。

柴田理恵:
はい

相談者:
こっち田舎あ、なもんですから。

柴田理恵:
はい

相談者:
空き家とか、結構あってですね。&#・・

柴田理恵:
それはお父さんお母さんが・・残された・・

相談者:
そうです・・そうです、そうです。

柴田理恵:
空き家ですね?、はい

相談者:
そうです。

柴田理恵:
はいはい

相談者:
え・・前住んでたんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
まだ築40年、なってない、くらいなんですね。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
住めば住めなくないような感じなんですが。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
その他に建物がもう、3つくらいありまして。

柴田理恵:
建物があと3つ?

相談者:
ええ、敷地内に。

柴田理恵:
じゃ、じ・・全部で4つって事ですか?

相談者:
そうですね。

柴田理恵:
はい、ええ

相談者:
なので、そちらの方の、あの、建物も、

柴田理恵:
うん

相談者:
「いずれは取り壊ししなきゃいけないねえ」っていう風に、話になったんですね。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
ああ、今、空き家問題って色々なってるので、

柴田理恵:
うん

相談者:
主人としては、

柴田理恵:
うん

相談者:
あのもう更地にして、

柴田理恵:
うん

相談者:
土地だけは、ま、何とか、あの、守って行くう、けれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
建物の方は、ま、維持費も大変ですので、

柴田理恵:
うん

相談者:
壊そうか、っていう、話・・で、自分は思ってたんですね。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
あ、主人の方もですね。

柴田理恵:
うんうん

相談者:
中に立ってくれてたあ、人の、

柴田理恵:
うん

相談者:
息子さんが、大工さんで、

柴田理恵:
はい

相談者:
じゃ、その取り壊し作業をその方にお願いしようっていう事で、

柴田理恵:
はい

相談者:
見積もりとかも取ってもらったんですね。

柴田理恵:
はい

相談者:
「借りたい」っていう人がちょっと出て来まして。
「大した、金額なんか」取ら、あの「要らないから」・・

柴田理恵:
うん

相談者:
「住めるんだったら住んでくれ」っていう風に・・話(はなし)したんですね。うちの主人が。

柴田理恵:
あの、いも・・

相談者:
その「借りたい」って言った人に。

柴田理恵:
人にね?。
妹さんは?

相談者:
あ、妹には話(はなし)してないです、そこは。

柴田理恵:
はあ、はあ、はあ、うん

相談者:
はい
で、色々ちょっとあの、妹とも10年くらい前から、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、なんか、上手く行かないもんで、

柴田理恵:
はあ

相談者:
あの、あまりそういう、詳しい話とかは、しなあ、かったんですね。

柴田理恵:
はあー

相談者:
ええ
貸すっていうのは、主人の気持ちい、だけだったんですけれども、

柴田理恵:
うん

相談者:
もし、爺さん婆さんも、ちょっと、守って来た、家なので・・貸す人がいればっていう事で・・

柴田理恵:
うん

相談者:
主人も思ってたらしくて、

柴田理恵:
はい

相談者:
ほん、もしかすると、貸すかもしれないっていう話を、その中に・・立ってくれた人に話(はなし)したんですね。

柴田理恵:
親戚の人にね?

相談者:
そうです、そうです。

柴田理恵:
うん、うん、うん

相談者:
そしたら・・

柴田理恵:
うん

相談者:
なんか「話が違うじゃないか」っていう感じになって。

柴田理恵:
あ、親戚の人が?

相談者:
ええ

柴田理恵:
うん

相談者:
でえ、8割方、「土地家屋、預貯金、全部放棄するよ」っていう事で話し、こう・・まとまりかけてたのが・・そのお、「判子、もらえなくなるよ」っていう風に、そのお、方から言われたんですよ。

柴田理恵:
え?、あの、預貯金と、

相談者:
はい

柴田理恵:
土地建物含めて、

相談者:
はい

柴田理恵:
妹さんは、「いらない」っておっしゃってたんですか?

相談者:
そうです、そうです。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
中に立ってた人が、

柴田理恵:
うん

相談者:
「貸すとか話に」、に「なるんだったら」、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、「中に立って話できない」っていう風に・・言い始めたんですよ。

柴田理恵:
ああーあ

相談者:
で、借りるって言ったんですけど。結局あの、中あ、とか見てくれたら、あのお、
「やっぱり」い・・「色々リフォームしても、お金掛かるので」・・

柴田理恵:
あの、その・・

相談者:
あの、「やめます」って・・いう風に言われたんですよ。

柴田理恵:
え?「借りたい」って言ってた人が、

相談者:
ええ

柴田理恵:
あのお・・

相談者:
「やっぱり借りません」っていう風に・・

柴田理恵:
「やっぱり借りません」っておっしゃったんですね?

相談者:
ええ・・

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
そうです、そうです。

柴田理恵:
うん

相談者:
それで・・

柴田理恵:
うん

相談者:
全部壊す予定で、

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
あの、「お願いします」っていう事で、

柴田理恵:
はい

相談者:
印鑑を押して、こ、もらう事にはなったんです。で・・印鑑を押す際にですね・・

柴田理恵:
はい

相談者:
「条件がある」って言われて、

柴田理恵:
はい

相談者:
で、あの、「ここに念書を作ったので」って言ってましたね。パソコンで打った・・念書を・・

柴田理恵:
それは妹さんが?

相談者:
作ったので、

柴田理恵:
妹さんが。

相談者:
妹と・・その、中に入った、人が・・ですね。

柴田理恵:
はい、はい

相談者:
2人で。

柴田理恵:
はい

相談者:
「妹からこういう風に言われたので、」

柴田理恵:
うん

相談者:
「一応念書を作った」と。

柴田理恵:
はい

相談者:
なので、この念書を見て、

柴田理恵:
うん

相談者:
良かったらまず、下の方に3人で、

柴田理恵:
うん

相談者:
名前を書いて判子を押そうと。
家は全部、解体して、更地にすること。もう一つは・・これから掛かる・・

柴田理恵:
うん

相談者:
土地の・・あの、固定資産税とか・・

柴田理恵:
うん

相談者:
そういった物の、税金の、支払いは、

柴田理恵:

相談者:
すべて、うちの・・あー、主人が兄貴、あの、妹さんから見れば、兄貴がですね?

柴田理恵:
はい

相談者:
兄が払うこと。

柴田理恵:
はい

相談者:
ていうことで。

柴田理恵:
はい

相談者:
自分には一切あのお、お金の要求はしないっていう・・

柴田理恵:
はい

相談者:
文書でしたね。

柴田理恵:
はい

相談者:
これに押、押お、してくれなければ、

柴田理恵:
うん

相談者:
財産放棄の、書類には判子押せないっていう事だったので、

柴田理恵:
はい

相談者:
名前書いて判子押したの。

柴田理恵:
はい

相談者:
あのお、中に立った人から言われたのが、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、この念書は、

柴田理恵:
うん

相談者:
「もし」・・「反故に」、「するような事があれば」・・「きちんと」あの「財産放棄でまとまった書類は」・・「裁判所に持ってけば」、「無効になるんだ」と・・

柴田理恵:
・・うん

相談者:
いう話をされたんですよ。

柴田理恵:
はい

相談者:
わたしは知らなかったので、「そうなんですか」っていう風にお話したんですけど、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、町とかからも、あの、空き家対策でどう、あの、家をちょっと・・「協力お願いします」みたいな、書類もしょっちゅう来るんですね。

柴田理恵:
はあ、はい

相談者:
なので主人も、揺れてまして。
この、判子押した方、の効力ってあるのかなあと思いまして。

柴田理恵:
はい。分かりました。
えー、今日の回答者の先生は、弁護士の大迫恵美子先生です。

相談者:
はい

柴田理恵:
先生よろしくお願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)

遺産を夫に譲る義妹を指して「話が通じない」親戚筋が暗躍したイミフな念書」への4件のフィードバック

  1. 大迫弁護士の無駄遣いだ(笑)

    それにしても相続は面倒なことに感じる。財産を受け継ぐのだから仕方ないかもしれないが、付いてくるしがらみが要らなすぎる。介入してくる親戚もいっちゃなんだが、うざったい。

  2. 相談者の話、全然わからなくて、途中から頭に入ってこなかったんだけど、
    管理人さんの解説、最高!!

  3. 土地だけでなく預貯金も兄に譲った妹に対し、兄の妻が批判的なのは、家屋解体工事をするはずだった親戚との諍いのせいか?管理人さんの解説でわかった気がしたけど、更に疑問。相続は難しい…

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