不利な離婚条件を選択した結果、やる気を失った女と慰謝料総取りの弁護士
テレフォン人生相談 2015年2月27日 金曜日
相談者: 女55歳
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者:
離婚して・・1年ほど、なるのですけどお、
今井通子:
はい。
相談者:
結婚・・して29年目でえ、別れたんですけどね。
今井通子:
はい。
あなたお幾つ?
相談者:
55歳です。
今井通子:
ご主人は何歳?
相談者:
56歳です。
今井通子:
56歳。
お子様はいらっしゃいます?
相談者:
はい。
今井通子:
上から、男性か、女性か、それと、お歳を教えてください。
相談者:
30歳。
27歳。
24歳。
今井通子:
あ、男性の方か、女性の・・
相談者:
あ、27歳が男性です。
今井通子:
さ、30歳は、
相談者:
女性です。
今井通子:
お嬢さんね。
相談者:
はい。
今井通子:
24歳もお嬢さん?
相談者:
はい。
今井通子:
で、27歳の坊ちゃんと。
お三方いらっしゃるのね?
相談者:
はい。
今井通子:
で、みなさん、これ、もう、ご結婚するなり、独立して、お家からは、出てらっしゃるの?
相談者:
全部、独立してます。
今井通子:
はい、独立されてる。
それで、
相談者:
はい。
今井通子:
結婚29年目って仰らなかった?
相談者:
はい。
今井通子:
30歳のお子さん、いらっしゃいますね?
相談者:
はい。
今井通子:
ていうことは、これ、結婚される前に、お子さまが出来て、産まれたの?
相談者:
はい。
今井通子:
それで、29年間、結婚されてた?
相談者:
はい。
今井通子:
で、離婚というのは、いつ・・
相談者:
1年前です。
今井通子:
そして?、今日のご相談に通じることは、なあに?
相談者:
子供たちに対しても、
今井通子:
はい。
相談者:
主人に対しても、
今井通子:
はい。
相談者:
自分としては、100%やってきてえ、
今井通子:
はい。
相談者:
それでえ・・自分はずっと離婚、言い続けてたんですけど、主人の方が、離婚してくれなかったんですよ。
今井通子:
はい。
相談者:
それでえ、今まで、続いていたんですけどお、
今井通子:
はい。
相談者:
自分が退職して、
今井通子:
ええ。
相談者:
退職金が手元に入って、遊び放題遊んで、女性を作って、
今井通子:
ええ。
相談者:
もう、要らないから、離婚してっていう風に、言われて、女性的にも、もう、離婚、離婚って、そして、裁判、相手から起こされたんですよ。
今井通子:
はい。
相談者:
それでえ、自分・・は、ローンをそのまま、もう、引き継いだ形になって、毎月、支払い?、をやってるんですけどお、
今井通子:
はい。
相談者:
自分・・の預金も全然無しで、毎月のローンを、30万余り、払うっていうのが、大変なんですよ。
年齢的にも、もう、あれですから。
今井通子:
はい。
相談者:
自分の精神のコントロールが出来ない状態?、なのでえ、今から、どう生きていけばいいのかが、分からない・・もんですから、教えて頂きたいと思いまして。
今井通子:
1年前に、離婚されるときは、協議離婚ですか?
相談者:
はい。
今井通子:
裁判で、
相談者:
裁判です。
今井通子:
でえ、そのとき、
相談者:
相手の女性からあ、もう、毎日のようにメールが、
離婚して別れなさい、
あなたは好きではないと言ってる、
とか、そういう・・メールがしょっちゅう届いていて、
今井通子:
ええ。
相談者:
もう、こういう状態の人とは、話し合いに、ならないと思って、あたしは、話し合いに応じなかったんです。
今井通子:
はい。
相談者:
主人やこの女性の。
今井通子:
はい。
相談者:
そうすると、すぐ裁判に持って行ったんです、彼らは。
今井通子:
あ、むこうが裁判・・で、っていう、
相談者:
はい。
今井通子:
ことにしたわけね?
相談者:
はい、はい。
今井通子:
で、その離婚の条件は、どういう条件だったんですか?
相談者:
わたしが住んでる所は、そのまま、わたしに住んでいいっていうことで、
今井通子:
これは、あれですか?
ご主人と結婚されてから、買ったか、造ったか・・
相談者:
最初、土地、購入して、
今井通子:
うん。
相談者:
その後に建物を建てました。
今井通子:
あ、建てたのね、はい。
相談者:
はい。
今井通子:
でえ、その土地と建物は、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたのもの?
相談者:
はい。
今井通子:
ちなみにい・・土地はどれくらいですか?
相談者:
50・・です。
50坪。
今井通子:
50坪、はい。
相談者:
はい。
今井通子:
建物は?
相談者:
30です。
今井通子:
30坪。
相談者:
はい。
今井通子:
で、そこはあなたのもの?
相談者:
に、しました。
今井通子:
はい。
で、あのお、預貯金と、退職金?
相談者:
はい、はい、はい。
今井通子:
あの、退職金にしちゃ、早いんだけど、ご主人は、そうすると、1年前だから、55歳で退職されたの?、会社を。
相談者:
早期・・はい、はい。
早期退職です。
今井通子:
あなた自身は、専業主婦でらしたの?
相談者:
いえ、いえ、仕事してます。
結婚して時期から、仕事です。
今井通子:
結婚してらして、ずうーと、仕事をしてらした?
相談者:
はい。
今井通子:
で、このお、仕事は、今も続けてらっしゃるの?
相談者:
はい。
今井通子:
会社員みたいのもの?
相談者:
今は、自営業です。
今井通子:
なるほど。
いつ頃から自営業やってらしたんですか?、何年前くらいから。
相談者:
8年です。
今井通子:
8年前から。
相談者:
はい。
今井通子:
その前はどこかの会社に勤められてた?
相談者:
はい。
今井通子:
これも正規に勤められてた?
相談者:
パートタイマーです。
今井通子:
あ、パートタイムでね。
はい、分かりました。
そいで、土地建物と、あとは?
そうすると、ご主人の退職金がありますよね?
相談者:
はい。
それは、全部、持って行きました。
今井通子:
退職金はご主人が持って行った、ふん。
相談者:
本人が。
今井通子:
それまでの、あなたとご主人との蓄財は?、他には?
相談者:
んんん、無いですね。
子どもたちの・・
今井通子:
よ、預金とか、
相談者:
大学費用に全部使いました。
今井通子:
なるほど。
でえ、他には、じゃあ、あなたが引き継いだものは?
相談者:
もう、ローンだけです。
今井通子:
で、これが、30万、月でしたっけ?
相談者:
はい。
今井通子:
いつまで?
相談者:
あと10年あります。
今井通子:
でえ、元々、あなたが離婚したいって仰っていたんだけれども、あなた自身も、すぐに、
じゃあ、離婚しましょう、
って決めたわけじゃないんでしょ?
相談者:
はい。
手持ち金が無いもんですから、
今井通子:
はい。
相談者:
今すぐされても、わたしは困るので、
今井通子:
うん。
相談者:
少し、考えさしてください、っていうことで、そのままにしていたら、裁判に、持って行かれたんです。
今井通子:
うん、で、その裁判に持ってかれたときにい、
相談者:
はい。
今井通子:
あなたの、本意では無い離婚だ、なわけだし、相手には女性がいたわけだから、
相談者:
はい。
今井通子:
慰謝料とかいうのは、請求しなかったんですか?
相談者:
慰謝料は、弁護士費用に全部使いました。
今井通子:
あ、慰謝料は、
相談者:
そんなに沢山ではなかった。
今井通子:
貰ったの?
相談者:
はい。
今井通子:
お幾ら?
相談者:
100万です。
今井通子:
弁護士さん付けて、裁判もしたのに、
相談者:
はい。
今井通子:
ローンはそっちに引き受けてもらうとか、
相談者:
はい。
今井通子:
慰謝料もっと、請求するとか、自分の立場を確保するっていうことも考えずに、
相談者:
はい。
今井通子:
離婚しちゃったわけね?
相談者:
はい。
もう、自分自身も早く終わりたかったんですよ。
今井通子:
で、今頃になって、非常に不公平だったってことに(笑)気がついたってことですか?、そうすると。
相談者:
離婚して、後の、
今井通子:
うん。
相談者:
自分が退職金が入って、金が入ると、お払い箱なんだ、と思ったら、
今井通子:
うん。
相談者:
その悔しさが、
今井通子:
うん。
相談者:
今頃から、なんか込み上げてきて、
今井通子:
そう。
相談者:
相手は、お金はあるし、裕福にやっていて、なぜ、わたしだけが、ここまで、毎月、毎月のローンやら何やらで、
今井通子:
うん。
相談者:
苦しまないといけないのかの、悔しさをどう持ってっていいのかが、分からないんですよ。
このまま、わたしは、自分で、その、自営業を続けて、ローンを払い続けて、
今井通子:
うん。
相談者:
歳とっていくというのが、とても不安なんですよ。
今井通子:
で?、その不安に対して何を聞きたいんですか?
相談者:
どのようにすれば、そういう不安がなくなるのか、
心の整理の持って行き方?
今井通子:
分かりました。
(回答者に交代)