【日曜に読む傑作選】顔の大きさを気にする17の娘が拒食から過食へ
テレフォン人生相談 2011年7月4日 月曜日
(2019年8月11日アップ)
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女50歳 夫50歳 長女17歳 次女15歳
今日の一言: 虚無感が胃を通して現れたのが過食症です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、こんにちは
加藤諦三:
こんにちは、あの、最初に年齢教えて下さい。
相談者:
50歳です。
加藤諦三:
50歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、してます。
加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?
相談者:
50歳です。
加藤諦三:
50歳、お子さんは?
相談者:
2人です。
加藤諦三:
何歳でしょうか?
相談者:
えーと17歳と15歳です。
加藤諦三:
17歳と、じゅ、男の子女の子は?
相談者:
女の子です。
加藤諦三:
両方共女の子?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
・・はい?
加藤諦三:
え、して、どんな相談ですか?
相談者:
長女のことで、
加藤諦三:
うん
相談者:
ご相談がございまして。
加藤諦三:
はい、17歳ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
・・
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、実はですね?
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、2年ぐらい前からダイエットをいたしまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
え、48キロから36・・キロまで・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
減ってしまったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
はい、それで・・あの、また・・3、4ヶ月ぐらい前から、
加藤諦三:
はい
相談者:
急に過食になりまして、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
あ、先生ごめんなさい。
あの、わたしとっても・・なんか緊張しちゃいましてドキドキしちゃって・・
加藤諦三:
はい、はい、いやあの・・
相談者:
ああ
加藤諦三:
あ、いや、あ、じゃ、あのお・・ま、摂食障害つって・・過食になったりね・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
拒食になってり、こう繰り返しますから、
相談者:
あはい
加藤諦三:
こういう場合はね?
相談者:
あはい
加藤諦三:
で、あなたも・・割と緊張する方で、この、長女のお嬢さんも割と緊張する方なんでしょ?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
割と性格似てんの。
相談者:
あ わたしとは似てると思います。
加藤諦三:
そうですよね。
相談者:
はあい
加藤諦三:
じゃ、あなたとすると、お嬢さんのダイエットする気持ちは分かるわけね?
相談者:
ダイエ・・ットはね、あの、顔が、の大きさが、あのコンプレックスなんで。
・・大きいので大変気にしてまして、それで痩せる決心したんだと思います。
加藤諦三:
・・なるほどね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお・・このお嬢さんは、今、ま、17歳、でえ・・高校生?
相談者:
はい
加藤諦三:
小学生とか中学生の頃は良い子だったんですか?お母さんの言う事よく聞く?
相談者:
うーん、ワガママです。
加藤諦三:
あ、小さい頃からワガママだった?
相談者:
ワガママですね。
加藤諦三:
ふうーん
相談者:
はい
加藤諦三:
例えば、どんな、具体的にいうとどんな?
相談者:
ていうか、あのお、自分の・・したいことは、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ぐ、我を通す・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
ていうかあ、はあい
加藤諦三:
・・うーん
相談者:
うーん
加藤諦三:
要するに・・親に迷惑になるようなことを・・
相談者:
あ、え、してないです、それはしてないです。
加藤諦三:
・・親に迷惑になることはしてないで、
相談者:
はい
加藤諦三:
我を通すっていうのは例えばどういうことでしょうかね?
相談者:
うーん・・うーん、難しい質問ですね。そうすると・・うーん・・そうだなあ・・
加藤諦三:
ま、よく、分かるんですけど、周りに迷惑を掛けることは恐れているんでしょうね?
相談者:
ああー、ま、人目を気にする・・
加藤諦三:
それ・・
相談者:
ていうのかな?
加藤諦三:
あの、むしろ周りに迷惑を掛けないっていうのは、外での態度じゃないの?
相談者:
そうです、そうです、そう、そうです。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
あはい
加藤諦三:
あの、外だと、周りに迷惑を掛ける、ことを恐れてえ・・人間関係が、円満に行くことを心掛けてえ・・
相談者:
あはい
加藤諦三:
自分の方が折れると。
相談者:
あはい
加藤諦三:
だけど家(うち)に帰って来るとお・・それが逆になると・・
相談者:
あはい、はい
加藤諦三:
いうことですよね?
相談者:
あはい、自分中心に?
加藤諦三:
自分中心ですよね?
相談者:
はい、はあい
んー、だから・・その、最初に気にしたのも、あ、自分が可愛く見られたいとか。
加藤諦三:
うーん
相談者:
そういうところからだと思うんですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
はあい
加藤諦三:
あのお、お嬢さんとの・・ま、関係ないようですけど、あなた、ご主人との関係は?
相談者:
あ、良好です。
加藤諦三:
あ、良好ですか?
相談者:
あはい
加藤諦三:
うーん・・恋愛結婚ですか?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
うーん、恋愛け・・う、で、下の、お嬢さんの方は・・上のお嬢さんとだいぶ違うの?
相談者:
あ、性格違います。
加藤諦三:
・・で、下のお嬢さんは、そうすると、外で八方美人で家(うち)でワワ、ワガママというわけではない?
相談者:
学校のこととかもあまり話さないし、結構外で発散して、家では、あまり喋らない方ですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
逆です。
加藤諦三:
・・あのお・・ちょっとキツい言い方かな?、家にいることあんまり好きじゃない?
相談者:
上の子?
加藤諦三:
あ、下の子。
相談者:
あ、家が好きです。
加藤諦三:
・・下の子、家が好き?
相談者:
はあい、それで・・
加藤諦三:
そうすると・・今あなたの言ったことをね?
相談者:
はい
加藤諦三:
こう・・総合すると、夫婦関係は非常に上手く行ってると。
相談者:
あはい
加藤諦三:
・・ほいで、下の子は、あの、家の空間が、好きであると。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・それで、ま、上の子が今ダイエットをして拒食、過食う、に陥ってるけれども、
相談者:
あはい
加藤諦三:
「ワガママ」という風に言いましたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
迷惑は掛けてないと。
相談者:
あはい
加藤諦三:
・・そうすると、ん、なんで?、その、お嬢さん・・拒食、過食というようなね?、摂食障害と言われるようなことになっちゃったんでしょうね?
相談者:
うーん、そこなんですよね。
だからやっぱり顔が大きいことが一番のコンプレックス?
加藤諦三:
そ、いや、あの、お嬢さんにも会ってないし、本人のことも聞いてない、分かんないんですけど、顔が大きいって・・そういうことを気にしてるということで、
相談者:
はあ
加藤諦三:
事実として・・顔が、そんなに大きいということではないんでしょ?
相談者:
ちょっとは大きいと思いますけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
学校に行くにも今はお化粧したりして、
加藤諦三:
うーん
相談者:
それなりにメイクしてくと、可愛く作って行きます。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はあい
加藤諦三:
んん・・ほいで、今あなたとの会話は?
相談者:
・・うーん・・会話ね・・喋る、時は、食べ物のこととか、
加藤諦三:
うん
相談者:
「どうして食べちゃったんだろう?」とか・・
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、こんな、なんか、と、とりあえず食べ物のこととか、すごい文句言いますから。
食事のこととか言ったり・・
加藤諦三:
え、その、拒食から過食になった時にっての、どのぐらい食べるんですか?
相談者:
んん、でもね?、考えてみえば・・今まで何も食べなかったわけで、え、すごい少量だったのが・・夕方に菓子パン3個買って来たり、
加藤諦三:
うん
相談者:
お菓子を・・結構な量を食べるんですよね、チョコレート食べたり・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
甘い物ばかり食べて、
加藤諦三:
うん
相談者:
そのあと、なんか牛乳を何杯も飲んで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ていう感じですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はあい
加藤諦三:
それで学校は、あの、ごく普通に、行ってるわけですね?
相談者:
「遅刻してでもなんでも行きなさい」っていうことで、何回か遅刻し、して・・なるべく休ませないようにして・・
加藤諦三:
うんんーん・・分かりました。今日はあのスタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
あはい
(回答者に交代)