まだ生存してる両親のケンカの仲裁役のアタシは兄より多く遺産を貰える?
テレフォン人生相談 2019年8月22日 木曜日
父親が母親を逆さ吊りにするなど、幼いころから両親の激しい夫婦喧嘩を見て育った。
止めに入ったりしていたが、二十歳前くらいからウツに。
近くに嫁いだ後も、呼び出されて仲裁役となっていて、父が窃盗で捕まってから暴力はなくなったもの、相談者が何かと頼られて、18歳で家から離れた兄と比べて貧乏くじを引かされた気持ち。
今後の親との付き合い方をどうすればいいかということと、親の相続で兄と等分というのは納得いかない。
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女50歳 夫45歳 近くに住む父79歳 母78歳 兄53歳
柴田理恵:
もしもし?・・
相談者:
あ、もし・・
柴田理恵:
テレフォン人生相談です。
相談者:
もしもしい?
柴田理恵:
はいこんにちは
相談者:
よろしくお願いいたします。
柴田理恵:
はいー
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
実家の、
柴田理恵:
うん
相談者:
父、母との関わり方と、
柴田理恵:
はい
相談者:
遺産相続についての相談がありまして、
柴田理恵:
はい
相談者:
お電話しました。
柴田理恵:
はい
えーっと、あなたはおいくつですか?
相談者:
50歳です。
柴田理恵:
はい
えっと旦那さんはいらっしゃいますか?
相談者:
はい、います。
柴田理恵:
はい
相談者:
45歳です。
柴田理恵:
45歳、えっと、あなたは、ご、ご兄妹はいらっしゃるんですか?
相談者:
えっと3つ上に兄がいます。
柴田理恵:
お兄さんが、はい
お父さんお母さんっておいくつですか?
相談者:
えっとお、父が、79
柴田理恵:
はい
相談者:
母が78
柴田理恵:
78、はい
で、このご相、談、
相談者:
はい
柴田理恵:
や、あの遺産相続のご相談っていうのはどういうことですか?
相談者:
えっと・・まずあの、2件、父、母との関わり方と遺産相続なんですけど、
柴田理恵:
あ、あ、はいはいはいはい
相談者:
はい
あのお・・父と母が、
柴田理恵:
うん
相談者:
小っちゃい頃から、不仲でしてえ、
柴田理恵:
あーはい
相談者:
で・・父親が、あのお、同じ職場の、女性と、浮気したのが原因で、
柴田理恵:
はい
相談者:
それからあのお、母と父がよく喧嘩するようになってえ、
柴田理恵:
あ、それ、浮気っていつ頃ですか?
相談者:
もうわたしがホントに、物心、つかないぐらい、の、小っちゃい頃でした。
柴田理恵:
はああ、じゃだいぶ前ですね?、はい
相談者:
だいぶ前です。
柴田理恵:
はい
相談者:
結局は、なんか別れたらしいんですけれども、
柴田理恵:
はいはい
相談者:
揉めに揉めて。
だけど、母親は結局、父親のことがそう、信じられなくなっちゃってえ、
柴田理恵:
はいはい
相談者:
で、何かあるとやっぱり喧嘩をしてえ、
柴田理恵:
うん
相談者:
で、父親も逆上してえ、
暴力とかあ、罵(ののし)ったりとかあ、
柴田理恵:
うん
相談者:
ま、熱湯を掛けたりとかあ、
柴田理恵:
うん、ううえ!熱湯!?
相談者:
あと・・
柴田理恵:
うん
相談者:
(息を吸って)逆さ、に吊、吊り上げたりとか。
柴田理恵:
逆さに吊り上げるって、すごいですね!?
相談者:
すごいです!今から思うとすごい・・ことしてるなって・・
柴田理恵:
うん
相談者:
思うんですけれども。
柴田理恵:
うん
相談者:
で、ま、母親がいっつも、洗濯機のところに行って、声をあげて泣いてるっていうことが・・
柴田理恵:
ああ・・
相談者:
で、そういうことがあった時に、
柴田理恵:
はい
相談者:
いっつも・・あの、小さいながらに、仲裁に入るのは、いっつもわたしの役目でして、
柴田理恵:
はい、はい、うん
相談者:
も、恐怖でしかなかったんですよ、わたしは。
柴田理恵:
うん、うん、うん
相談者:
で・・家庭内が・・いつも緊張して心が安げ、るような家庭ではとてもなくてえ、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
も・・こ、心が壊れてしまってて、わたしも。
柴田理恵:
はい
相談者:
で、えっと、二十歳ぐらいの時・・
柴田理恵:
うん
相談者:
から、も・・うつ病っていうか、今から思えば30年・・前の、二十歳ぐらいからもう・・
柴田理恵:
うん
相談者:
そういう症状が、自分でもあったなっていう・・
柴田理恵:
はあー、うん・・はい
相談者:
あの、思うんですけれども。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
実際にあのお・・ま、病院で、薬をもらい始めたのは、
柴田理恵:
うん
相談者:
13年前から。
柴田理恵:
うん、ふん
相談者:
で・・兄は、あの、18歳の時に、
柴田理恵:
うん
相談者:
高校卒業して家を出まして、
柴田理恵:
はい
相談者:
で・・わたしは27歳まで、家にいたんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの・・27の時に、車で10分、実家から車で10分のところ・・
柴田理恵:
うん
相談者:
に・・あの、近くにお嫁に行きまして、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
暮らしてたんですけども、やっぱり・・あの、激しく喧嘩があるもので、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、離れ・・たけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
何かあると、やっぱりわたしのところに夜中でも、
柴田理恵:
うーん
相談者:
電話が掛かって来て、
柴田理恵:
うん
相談者:
「今から、止めに来てくれ」とか。
柴田理恵:
うん
相談者:
そういう、わたしにばっかり、負荷が掛かって、び、貧乏くじを引いた、みたいな、気持ちだったんです。
柴田理恵:
うん
相談者:
で・・そういう・・ことがあったんですけれども。
柴田理恵:
うん
相談者:
あのお・・5年前に、
柴田理恵:
うん
相談者:
父親が、
柴田理恵:
うん
相談者:
人の物を、
柴田理恵:
うん
相談者:
財布を盗んで、
柴田理恵:
はあ!?
相談者:
警察に捕まったことがありまして。
柴田理恵:
はい
相談者:
結局、その、そういうことがあった時に、
柴田理恵:
うん
相談者:
父親の暴力が止まって、
柴田理恵:
うん
相談者:
で、それからは・・ま、口喧嘩はあると思うんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
そんな・・暴力とか、そういうことは・・なくなって。
柴田理恵:
うーん
相談者:
気持ちがやっぱり、まあ・・
柴田理恵:
なんで、人の財布盗んだんですか?お父さん。
そういう癖がある人ですか?
相談者:
パチン、コ・・が大好きだったんでえ、
柴田理恵:
はあ
相談者:
今から思えば、ギャンブル依存症?
柴田理恵:
はあー
相談者:
で・・えっと、母親も・・買い物依存症でして、
柴田理恵:
ふん
相談者:
やっぱり心が壊れてたんでしょうね?
柴田理恵:
(息を吸って)ううーん
相談者:
あのお・・ま、ま、何かあるとやっぱり、近くに・・嫁いだわたしに、何か、頼られるっていう・・
柴田理恵:
うん
相談者:
もの、やっぱり、これ、今後の、関わり方?
柴田理恵:
うん
相談者:
・・
柴田理恵:
うん
相談者:
を、教えていただきたいのと、あと・・父と母あ・・が、まだ、生存してるんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、亡くなった時にい、
柴田理恵:
うん
相談者:
その、わたしばっかり、その、そういう、揉め事の仲裁に入って、
柴田理恵:
うん
相談者:
しんどい思いをして、心が壊れて、
わたし・・ばっかりって思いがあるので、
柴田理恵:
お父さんとお母さんの、
相談者:
はい
柴田理恵:
そのお・・遺産っていうのは、
相談者:
はい
柴田理恵:
結構、あありなんですか?
相談者:
(息を吸って)は(わ)・・分からないんですけど、ハッキリしたことは。
柴田理恵:
うん
相談者:
あのお・・持ち家が2軒で。
柴田理恵:
はい
相談者:
2軒あって、あと・・「5千万ある」って・・母親がチラっと・・言ったことがあります。
柴田理恵:
うん・・じゃそれはまだハッキリしてないんですね?、全・・その・・遺産がいくらあるかっていうことは。
相談者:
そうですね、今のところまだ、生きてるので、
柴田理恵:
うん
相談者:
亡くなった時にいくら残ってるかっていうことは分からないんですけれども、
柴田理恵:
うん、うん、うん
相談者:
そうした時に・・あの法定相続人分だけ・・もらうことには、ま、法的にはなると思うんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
わたしの、心の感情的に、
柴田理恵:
うーん
相談者:
そういう・・家庭・・で、そういう立場で、そういう風に・・お世話して来て・・るから、心が壊れてしまったのに、その、兄とわたしと同じだけっていうのは、なんか・・とても・・不満っていうか・・
柴田理恵:
ふん、うん、うん、分かりました。
じゃあ、先生に色々聞いてみましょうかね?
相談者:
はい
柴田理恵:
はい、じゃ今日は、今日のご相談はですね・・
相談者:
はい
柴田理恵:
えっと実家のお父さまお母さまに対する関わり方と、
相談者:
はい
柴田理恵:
それと、その遺産相続について・・
相談者:
はい
柴田理恵:
色々聞きたいってことでよろしいですか?
相談者:
はい・・はい、そうです。
柴田理恵:
はい、分かりました。
じゃ、先生に聞いてみましょ。
今日の回答者の先生は弁護士の、中川潤先生です。先生お願いします。
(回答者に交代)
柴田さんのコメント、良かったと思います。
相続において両親の仲裁が法的に考慮されないのであれば、遺産も余計にはもらえない。なら、もう首突っ込んで余計にもらいたい、みたいなことは止めたらいい。
それでも執着するならそれは自分の不運を親のせいにするっていう依存。だからどちらも止めましょうねっていう。
自分も不仲の親のせいにするとこあるから、中川先生と柴田さんの段階的説得は、シンプルな説得力があり受け入れやすい回答で良かったと思う。健全だな。
つーか、他人の財布盗んでいるような爺さんと、買い物依存症の婆さんにに5千万円の資産があるとは思えないし。不動産だけなのかな?
あるか無いかわからない遺産ってのは
もしかしたら相談者に捨てられたくないからの母親の嘘かも?と思いました。
お金ある家なら壮絶なケンカするより
慰謝料と財産分与もらって離婚してると思うんですよね。
柴田さんの財産の事は忘れる!それが一番だと私も思いました。
普段はウザいなと思う柴田さんの
「ちょっといいですか?」に今回は納得した。
私も放っとけば良いと思うし27歳まで実家に居るなんて共依存みたい
加藤先生なら無意識で実家から10分の相手を選んだ!とか言いそう
管理人さん。
逆さ吊りと逆立ちの写真、相談内容と掛けてたんですね。技が細かい!
それにしても今回は柴田さん、ナイス!
相談者の心情は理解出来るが
兄から見れば結婚するまで親自宅に住み
結婚しても親の近所でメリットがあったろうと
思うかもしれない。
自分目線でなく相手はどう感じるかを学ぶって大切
私も出来ないけどね
相談者も回答者も、気が早いなあ・・・
この両親が 近々死ぬというのなら財産分与の話がリアルになるけど、人生100年時代(・・らしい) に、 この両親が病気したり施設に入ったりすれば かなりの財産は減る。この両親にしてみれば財産は老後の資金だもの。減って当たり前よ。
両親ともに見送った後に どのくらい財産が残っているかは解らないよ。マイナスにならないことを祈るよ。
それよりも大変なのはこれから。
老親が二人も居るんだから!
今はまだ両親も相談者も比較的若いから 喧嘩の仲裁位だけど、そのうち 親が病気して 通院のお供だの ボケて徘徊し始めただの どちらかが死んで一人暮らしになっただの 車椅子生活の介助だの 施設の手続きだの、施設に入るのはイヤだの だったら引き取るしかないだの etc、etc・・
近くに住んでいる相談者が関わらずにいられると思う?
老いた両親と関わらずに済む方法は、どこかうんと遠くに引っ越すしかないよ。海外とか・・
”今後は財産のことは考えずドライに関わりたい”と言うのなら、その財産は 手篤い高級老人ホーム代にしましょう。
それから・・葬式代も要ります。
手出ししなくてよいなら、ラッキー・・と思いましょう。
相談者さん
私だけ貧乏くじを引いてしまった・・・
相談者の旦那に出てもらって(言いくるめられるので)
兄に「もぅ面倒限界がある」って
妻はウツや病気でも両親を助けてるがもぅ身体壊してる
散々娘が面倒みても高齢両親は、まだまだ長男長男が大事なので
後半戦トラブルは長男に引き継ぎしてもらいましよう。
長男さん・相談者・両親同じテーブルについて今後の話し合い
長男が面倒みるといったら
あっさり遺言は、長男に と言うかもしれませんが・・・
兄が相談者の心労をねぎらって、両親に説教してくれれば
相談者は、心休まるはずだが。
寄与分って結構シビアなんだね。ほぼほぼ認められないと。柴田さんの押し付けはどうかと思ったが(そこまで言い切る先生は他にいない)、遺産の過多が兄弟争いの大因だし、仲良くしたいのであれば譲らなきゃいけないこともあるな、と、胃の腑にストン。柴田さんをそろそろ先生に昇格してもいいんじゃない?