テレフォン人生相談　2020年7月25日　土曜日

結婚して2年の妊娠8ヶ月。
実父の下で別居中。

どうやら、収入面で結婚に及び腰だった彼に、その心配はないみたいなことを言って結婚したことが仲違いの発端になっているもよう。

結婚当初から夫と生活費を折半していたものの、妊娠4ヶ月あたりでつわりが酷くて入院し退職。
養って欲しいことを口にした途端、優しかったハズの夫が豹変し、罵る言葉まで。
この先、夫とやっていけるか？
離婚に悩んでいるみたいなのだが、夫への気持ちが冷めてしまったらしい。

 

男46歳、身重の妻を罵ったあとに自己嫌悪に陥らないのかしら。

男も女も、交際期間中のセリフなんて結婚までの方便だ。
夫の優しさも方便。

番組では、愛情が失せた夫婦関係の継続を勧めることはままある。
それは、資金を貯えたり、就活や資格取得など、自立の準備期間、あるいは有責の証拠集めなど、あくまで離婚に向けた一時的なものとして。

夫の収入を有効に活用しましょうってことなんだけど、アンタには無意味。

ちょっと心配なのは、
結婚前のセリフもそうだが、
契約社員の更新をしなかった理由と、
父親からの援助を断った下り。

そして、会社を辞めたことを夫に打ち明けられず、意を決して夫に言ったセリフが、
「養ってください」

その言い方・・

人に迷惑かけることを恐れるあまり、頼むことに臆病。
弱音を吐くことができない。
ご立派だけど、自己評価の低い人の傾向。

晴れて母子家庭に臨むにあたっては考え方を改める必要がある。
頼れるもんは全部頼る。
公的なものはもちろん、プライベートも、他人でも。

女　「養ってほしいという考えはないからね安心してね」

行き遅れの婚活ブログにでも感化されたか。
もっとも、離婚すればその言葉にウソはなかったことになる。

パーソナリティ：　今井通子
回答者：　坂井眞（弁護士）

相談者：　女３１歳　妊娠８ヶ月　夫４６歳自営　結婚２年別居中　母と別居中の父と２人暮らし

今井通子：
もしもし？テレフォン人生相談です。

相談者：
あ、もしもし？お世話になりますう。

今井通子：
はい
今日はどういったご相談ですかあ？

相談者：
と、今妊娠しておりまして、

今井通子：
はい

相談者：
そ、夫とお、のことで相談させてもらいたいと思っております。

今井通子：
あなたおいくつ？

相談者：
３１歳です。

今井通子：
３１歳・・

相談者：
はい

今井通子：
ご主人は？

相談者：
えー、４６歳です。

今井通子：
４６歳・・ご結婚は初めて？

相談者：
あ、はい、そうです。

今井通子：
ご主人のほうも？

相談者：
あ、はい、そうです。

今井通子：
で・・妊娠・・っておっしゃったけど。

相談者：
はい

今井通子：
え、何ヶ月？

相談者：
あ、今８ヶ月です。

今井通子：
８ヶ月？

相談者：
はい

今井通子：
で、初めてのお子さん？

相談者：
・・はい、そうです。

今井通子：
ご結婚何年目？

相談者：
２年目です。

今井通子：
あ、２年目、はい

相談者：
はい

今井通子：
で？・・

相談者：
はい

今井通子：
どういうことが起こったんですか？

相談者：
あ、えっと、妊娠４ヶ月のときにですね、

今井通子：
はい

相談者：
あの、つわりが、ひどくて、

今井通子：
はい

相談者：
ちょっと入院したんですけれども、

今井通子：
はい

相談者：
と、わたしが契約社員で働いておりまして、

今井通子：
はい

相談者：
ちょうどその、入院した、ときがあの、契約の更新しないといけないぐらいでして、

今井通子：
はい

相談者：
で、あの・・いつ、復帰できるか、も分からなくて。
結構あの、職場に迷惑を掛けてしまっていたんで、もう、思い切って辞めたんですけれども、

今井通子：
はい

相談者：
夫にはですね、あの、結婚当初・・「男性だからといって」、あの・・「養わないといけないっていう考えはないよ」って・・いうふうにわたしから言っていて、
なので、生活費とかすべて折半にしていたんですけれども、
ちょっとわたしに収入がなくなってしまって・・それで、あの、ちょっと夫に・・
ま、「こうなってしまったんで養ってください」とお願いしたんですけれども、あの、「聞いてた話と違う！」と言って、すごい怒ってしまって。
であの、そんな怒るような、人じゃなくて、いつも優しい人だったんですけど、ま、怒鳴ったりですとか・・ま、ちょっと罵るようなこと言ったり、し、されてしまって、
夫とお、どうしていったらいいかな？っていうふうに思っての・・

今井通子：
はい

相談者：
それで相談さしてもらってます。

今井通子：
分かりました。

相談者：
はい

今井通子：
あなたお父さんお母さんは？

相談者：
２人共健在でして、

今井通子：
はい

相談者：
今あの、ちょっと２人別居しておりまして、

今井通子：
はい

相談者：
え、父と２人で今、暮らしております。

今井通子：
・・ん？ちょっと待って。お父さんお母さん両方いらっしゃんのよね？

相談者：
あ、はい、いるんですけれども、ちょっと別居をしておりまして・・

今井通子：
お父さんとお母さんは別居をしてらして、

相談者：
はい

今井通子：
あなた達はお父さんの家（含み笑い）にいるの？

相談者：
あ、はい。わたしと父は２人で・・住んでおります。

今井通子：
はい。じゃ・・あなたの、ご主人はどこに住んでんの？

相談者：
夫は、ちょっと電車から１時間ぐらいのところに、職場あって寝泊りしています。

今井通子：
あ・・職場で？

相談者：
はい

今井通子：
なるほど。

相談者：
はい

今井通子：
・・まず、そのご結婚されるとき？

相談者：
はい

今井通子：
「家計を別にしよう」っていう、話？

相談者：
あ・・経済的に自立したい、の、っていう、考えが、あって、
ま、夫は、自営業やってて、そんなに・・収入が安定しないので。
ま、「わたしも」・・や、その「養ってほしいと、いう考えはないからね」っていうので・・あの、「安心、してね」みたいな感じで（含み笑い）・・

今井通子：
あ、ご主人は・・

相談者：
はい

今井通子：
これ自営なんですね？

相談者：
あ、はい、そうです。

今井通子：
あ、職場で寝泊りっていうのは・・

相談者：
はい

今井通子：
ご自身のとこの自営の会社でって意味ね？

相談者：
あ、はい、そうです。

今井通子：
あ、なるほど、なるほど。

相談者：
はい

今井通子：
で・・生活費を出してほしい、その生活費の按分（あんぶん）を教えて。

相談者：
あ、保険料ですとか、ま、年金、の、なんか、その国民の義務的な・・なんかお金と・・ま、食費い、の分を出してほしくて、
すと、あの・・赤ちゃん、用品とか・・自分たちの子どもに関わる分は今も折半してるんですけれども。
「わたしに掛かる生活費、を・・少し出してほしい」っていうふうに・・言ってます。
それで、ふ、たりで住んでいたときに、

今井通子：
うん

相談者：
３万円ちょっとずつを、出し合って、家賃を払ってたので。
ま「その分をちょっと回してほしい」ってお願い、しまして、

今井通子：
ええ

相談者：
先月は、その分を振り込んでもらえたんですけれども、

今井通子：
はい

相談者：
このまま３万円だけだと・・足りなくて・・
「もう少し」、ちょっと「出してほしい」って・・いうふうに言ったんですけれども、
ちょっと「それは」・・「できない」っていうふうに言われて・・

今井通子：
今、お伺いすると、なんか両方共もうキチキチみたいなんじゃない？

相談者：
あ、そうですね、夫も。

今井通子：
生活・・うん

相談者：
はい

今井通子：
ご主人もね？

相談者：
夫も結構厳しいです。はい

今井通子：
うん
それで、あなたは、お父さんところに、いますよね？

相談者：
あ、はい

今井通子：
あの、親子だから・・

相談者：
はい

今井通子：
お父さんに甘えちゃえば、甘えられえ、るんじゃない？

相談者：
・・そうなんですけれども、

今井通子：
うん

相談者：
夫は、

今井通子：
うん

相談者：
なんか、あの、その「親に」頼るのは・・「頼りたくない」って言ってて、あの、その、わたしが、父のところに行くのも、反対してたんです。

今井通子：
ふうーん

相談者：
でも・・ま、だからと言って、その「収入もないのに家賃を払い続けられないから」と言って・・うん、夫の反対を押し切って父のところに来たような感じでして・・

今井通子：
あー、なるほどね。

相談者：
はい

今井通子：
そうすると、今日のご相談としてはあ、なんですか？

相談者：
はい・・これから夫とやって、いくのを・・不安で・・どうするべきか？ちょっと、ん・・悩んでたので、
ご意見聞けたらなと思・・って、電話しました。

今井通子：
ん、どうすべきかということは、このまま・・

相談者：
はい

今井通子：
け、結婚を継続するかあ？

相談者：
はい・・はい

今井通子：
それともご主人とは別れちゃうか？っていうこと？

相談者：
あ、はい、そうです。

今井通子：
・・あなた自身は・・ん、どっち方向なんですか？

相談者：
・・今のところお、半々ぐらいですね。

今井通子：
半々？

相談者：
はい

今井通子：
じゃあ、お父さまとは相談されてる？

相談者：
あ・・はい。父はあ、あの、離婚することには反対し、てまして、
ま、自分が、ちょっと「経済」・・「面で援助しようか」っていうふうに、言ってくれてるんですけれども・・
ま、それはちょっと断ってます。

今井通子：
今日はですね、

相談者：
はい

今井通子：
弁護士の坂井眞先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。

相談者：
はい・・はい

今井通子：
先生よろしくお願いいたします。

（回答者に交代）