8年離ればなれの母の家に転がり込んで行き詰った26歳女
テレフォン人生相談
2015年4月28日 火曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女26歳 独身 母51歳 母の再婚相手 妹の4人家族 別居の実兄と実父
ドリアン助川:
今日、どんなご相談でしょう?
相談者:
ちょっとわたし・・があ・・家族のことで、行き詰ってしまいましてえ、
ドリアン助川:
はい、はい
相談者:
そのことで、ちょっとご相談をさしていただきたいな、と思ったんですがあ・・はい。
ドリアン助川:
うん、どういう内容で行き詰っていると。
相談者:
お母さんと上手くいかないんですけれども。
ドリアン助川:
お母さんと?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーと、失礼ですが、じゃ、ご結婚はなさってないんですか?
相談者:
はい、してないです。
ドリアン助川:
えーっと、現在おいくつでしょう?
相談者:
26歳です。
ドリアン助川:
26歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
具体的にはどんなことでしょうか?
相談者:
わたしは、今、妹と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
お母さんと、お母さんの再婚相手と、4人で暮らしているんですね。
ドリアン助川:
ほう、ほう、ほ、ほ、ほ、
相談者:
で、暮らしだしたのは、5年前くらいからなんですね。
ドリアン助川:
お母さんとですか?
それとも、再婚相手と?
相談者:
今、申し上げた4人でえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
暮らし始めたのが、5年前からです。
ドリアン助川:
5年前、はい
相談者:
はい。
で、その前・・12歳から二十歳くらいまでは、
ドリアン助川:
はい
相談者:
お父さんと、お兄ちゃんと、3人で、暮らしてました。
ドリアン助川:
このお父さんってのは、ほんとのお父さん?
相談者:
あ、そうです、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ほんとのお父さんです、はい。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、ま、色々あってえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ちょっとお母さんとも、やはり暮らしたいな、ということで、ちょっと、こちらに来たんですけれども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やはり、あのお、妹・・は、もう思春期とかも、母と、母の再婚相手と、暮らしたりしていたので、もう、結構、家族が出来上がっている感じ・・の所に、わたしが、入ったような、
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
感じなんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
なのでえ、えーと、やはり再婚相手の、方・・とも、お母さんとも、ちょっと上手くいかないところが、あって、
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
で、えっとお、その中で、ちょっと寂しさとかが、あったんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、再婚相手の方が、ちょっとお酒・・が入ると、ちょっと言い過ぎてしまう・・酔ってなかったら、絶対、そんな、ヒドイこと言わないよね、っていう・・ようなことを、言うんですね。
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
それでえ、お母さんに、なんか、
「こういうこと言われたんやけど」
って、
「再婚相手の人に」
って言ったら、
「いや、そういうのは許さなアカンよ」
みたいな感じで、わたしの味方にはなってくれない、ようなこととか・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
結構・・家に居ると、いつも気を使って、そのお母さんとか、再婚相手の方とか、妹の顔色伺いながら、ずっと生活してきたんです。
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
でも、ちょっと、無理が・・たぶん、生じてしまって、
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
ええ・・
ドリアン助川:
お母さんと、お父さんは離婚されたんですね?
相談者:
あ、そうです。
わたしが、12歳のときに、離婚したんです。
ドリアン助川:
ということは、14年前ですか?
相談者:
そおですね。
ドリアン助川:
14年前に離婚された。
相談者:
14年前に離婚しました、はい。
ドリアン助川:
そして、あなたは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お父さんの方についていったんですね?、お兄さんと。
相談者:
そうですね、はい。
ドリアン助川:
で、これがあ、なぜ、その、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、別れて別の家庭を持ってしまったお母さんの所に行こうということになったんですか?
相談者:
男・・だらけの中に住んでたのでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やっぱり、女のお・・人じゃないと分からない思春期の気持ちとか、が、あったんですよ、そのお・・
ドリアン助川:
なるほど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで、まあ、お母さんのこともすごく、恋しかったのでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
大人になってえ、ちょっとお父さんと離れるう・・のも、ちょっと心苦しかったんですけどお、
ドリアン助川:
ああ、はあ、はあ、はあ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お父さんは、あの、
相談者:
はい
ドリアン助川:
新しい、お母さんというか、
相談者:
はい
ドリアン助川:
再婚なさらなかったんですか?
相談者:
いえ、もう、お父さんは、もう、再婚はしてないです。
ドリアン助川:
ああ、はあ、はあ、はあ
そのときに、離婚の原因っていうのは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたなりに判断すると、どういうことだったんでしょう?
相談者:
あー、ま、結構、お母さんがヒステリックな感じの、性格なんですね。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
で、お父さん・・は、すごく短気で、普段から喧嘩ばっかりしてたんですけど、お父さんと、お母さんの喧嘩ってえ、感情をぶつけ合うだけでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
お互いを理解する喧嘩ではなかったな、と思うんです。
ドリアン助川:
なるほど。
今、そのお、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さん・・と・・の家庭に戻ってですね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
今一番望んでることは、どういうことですか?
相談者:
・・そうですね、お母さん・・が、わたしの気持ちを、分かってくれないというのが、心の根底にいつもあるんですけれども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そのお、先ほど、言ったように、その、お母さんの喧嘩のし方って、感情のぶつけ合い?、なだけなのでえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
そうじゃなくて、普通に、言い合えるような、
ドリアン助川:
はい
相談者:
関係に、もし、なれたらあ・・このお、関係も、もしかしたら、回復するのかな、とは、
ドリアン助川:
なるほど
相談者:
思います。
ドリアン助川:
えーと、あなた26歳という年齢ですので、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、お仕事なさってると思うんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
働いてますか?
相談者:
あ、はい。
自営業してます。
ドリアン助川:
自営業?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、はあ
自分で一人で生きてく、ぐらいの、おー
相談者:
はい
ドリアン助川:
収入はあるんでしょうか?
相談者:
あ、そうですね、ギリギリ・・やっていけそうな、感じ・・です、はい。
ドリアン助川:
それでも、そのお、今の、その、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さんの家庭に、留まりたいと。
相談者:
あ、そうですね、そこもお、ちょっと、ご相談したいところだったんですけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
家を出たときのことを、想像したら、なんか、こう、お母さんと離れるっていうのに、すごく抵抗があるんですよ。
ドリアン助川:
まだ一人暮らしはされたことないんですか?
相談者:
あ、一人暮らしはしたことが、ないんです。
ドリアン助川:
あ、なるほど、なるほど
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さんの方は、
「もういい年なんだから、一人で生きていきなさい」
とか言わない?
相談者:
いえ、どっちかというと、
ドリアン助川:
はい
相談者:
きっと、もし、わたしが、今、一人暮らししたいって言ったらあ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
哀しい感じに、なるんじゃないかなと・・
ドリアン助川:
うーん・・
相談者:
思うんですよ。
ドリアン助川:
ということはお母さんは、お母さんで、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたのことを、まあ、慕ってるわけですね。
相談者:
そうですね、はい。
ドリアン助川:
なるほど、でも、上手くいかないと。
相談者:
そうですね、はい。
ドリアン助川:
じゃあ、改めて、少しまとめますけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたが、12歳のときに、離婚してしまった、
相談者:
はい
ドリアン助川:
そのお母さんのところに、大人になってから戻ったと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
でも、あなたの気持ちをお母さん理解してくれない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
でも、お互いが嫌い合ってるわけではない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、でも、何かが上手くいかない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
一人暮らしをするにしても、自身がないし、
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうはしたくないということですね?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
はい、分かりました。
(回答者に交代)
お母さんは、出て行って欲しいと間違いなく思ってるよ。
あなたはちゃんと働きなさい。
こういう娘は、早く1人暮らしをした方が良い男性にめぐり会えて結婚して幸せな生活がおくれるような気がします…。それか早いとこ、父兄の所に戻った方が良いと思います。