75歳。人間らしい生き方をしてあの世へ行きたい‥猫のように
テレフォン人生相談 2022年7月6日 水曜日
パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女75歳 10年前に離婚 無職の息子37歳との2人暮らし
玉置妙憂:
もしもしい?
相談者:
はい
玉置妙憂:
テレフォン人生相談です。うん
相談者:
よろしくお願いします。
玉置妙憂:
今日はどのようなご相談でしょうか?
相談者:
えーと、今75になって、
玉置妙憂:
はい
相談者:
これから、生きて行くのに、
玉置妙憂:
うん
相談者:
不安とか、
玉置妙憂:
はい
相談者:
それから、えっと好きなこととか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
その・・そういうものが・・あ、あの、結局、生い立ちの加減で・・見えて来なかったんですね。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
その好きなことが分からないのと、
玉置妙憂:
うん
相談者:
不幸は一瞬に来るけれども、幸せは積み上げて行くものだっていうことが、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、その、何を積み上げてっていいか?、あたし今分からないので、
玉置妙憂:
うん
相談者:
教えていただきたいと思って・・
玉置妙憂:
あーあ
相談者:
それと、まだ残ってる不安を(苦笑)どう解決してった&#・・
玉置妙憂:
あっ、んで、何か不安だっていうことですね?
相談者:
うん、そ、いつも今まで不安だったもんですから。
玉置妙憂:
いつも不安だった?
相談者:
はい
玉置妙憂:
はい、そうですか。
じゃ、もう少しあの、詳しくお伺いする前に、
相談者:
はい
玉置妙憂:
ご年齢は先ほど、言っていただいたので、えー、ご家族は今どんな感じですか?
相談者:
えっと、息子が1人・・
玉置妙憂:
うん、息子さんが1人、はい
相談者:
で、ふた、あの、あたしと2人暮らしです。
玉置妙憂:
2人暮らしさん
相談者:
はい
玉置妙憂:
えーと、ご主人さまは?
相談者:
離婚しました。
玉置妙憂:
あ、離婚されてですね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん、息子さんおいくつですか?
相談者:
37か8です。&#
玉置妙憂:
37歳
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん、そうですか、じゃあ、まあ、ご結婚まだで、働いてらっしゃるんですか?
相談者:
いえ
玉置妙憂:
うん
相談者:
仕事は今してないです。
玉置妙憂:
あ、仕事はしてなくて、
相談者:
はい
玉置妙憂:
あのお、お家にいらっしゃると。
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん
で、えーと、あなた様も、ま、もうお仕事はされてない・・
相談者:
はい、主婦で、はい
玉置妙憂:
感じですよね?主婦でね。
そうですか。
えー、離婚されたのは、あの、お子さんずいぶん小さいときに離婚されたんですか?
相談者:
いえ
玉置妙憂:
うん
相談者:
10年前に、
玉置妙憂:
うん
相談者:
離婚しました。
玉置妙憂:
離婚されてね
相談者:
はい
玉置妙憂:
そうですか。
ほう、ほう、ほう
えー、それで、ま、不安て、先ほども何回かおっしゃったけれども、その、不安の、中身ってどんな感じなんですか?
相談者:
人が心配とは思ってないようなことでも、
玉置妙憂:
うん
相談者:
なんかちょっと事があると、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、怖く、怖くっていうか、どうしよう、どうしよう、どうしようっていう・・
玉置妙憂:
ふうーん
相談者:
あの、すがる、物がないっていうか、
玉置妙憂:
ああ
相談者:
そういう、あの、不安が、起きて来ちゃう?
玉置妙憂:
うん
それはあの、日々の生活の中で?
相談者:
今まではずっとそうでした。
玉置妙憂:
あ、あの・・
相談者:
生活のこととか、
玉置妙憂:
あ、生活のこと?お金のこととかっていうこと?
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん、うん、うん
相談者:
それからその、
玉置妙憂:
はい
相談者:
ま、いろんな、い、一族の、このバックのそのなんか・・とか、その、いろんな物が、事が起きたときに、
玉置妙憂:
はい
相談者:
すべてが不安になっちゃう?
玉置妙憂:
うーん
相談者:
そうすると・・周りの友だちもそうですし、家族とかみんなに、こ、なんていうのかな?、こう、嫌がられちゃう?、あの不安で、こ・・
玉置妙憂:
あ、不安で不安で。うん
相談者:
うん、不安で、す、こう、電話したりいろいろこうしちゃうんで、
玉置妙憂:
わらわらしちゃうと、あー、うん、うん、うん
相談者:
そうすると、
玉置妙憂:
はい
相談者:
友だちも消えて行くし、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
やっぱり生い立ちの中で母に、
玉置妙憂:
うん
相談者:
と、家族に振り回されてたんで、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
好きな、あたしが、好、好きなことをし始めると、意地悪されたり、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
こう、変なこと言われたりしてたんで、とにかく、(苦笑)あの・・好きなことが見えない?
玉置妙憂:
あーあー
相談者:
あ、だから、絵を描けとかいろいろ、あなたはこういうのが向いてると、ああいうの向いてってこう、それを言われ続けて来たんで、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
で、あたしが、こんな幸せよって言うと、
玉置妙憂:
うん
相談者:
それはね、っていうふうに、あの、く、ん、切られてっちゃってたんで、
玉置妙憂:
ああ・・うーん
相談者:
やっとここへ来て、
玉置妙憂:
うん
相談者:
息子と2人だけの生活になって、
玉置妙憂:
うん
相談者:
せっかくなら生きてる間に好きなことを見つけたい?
玉置妙憂:
うーん
相談者:
で、もうちょっと人間らしい、生き方をして、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの世行きたいな(苦笑)と思うようになって来たんですよね。
玉置妙憂:
うーん、ふうーん
人間らしい生き方?
相談者:
そうそうそうそ
玉置妙憂:
うん、人間らしい生き方ってどんなイメージですか?
相談者:
まあ、ん、日々その、落ち着いて生活ができる?
玉置妙憂:
うーん、うん
相談者:
食べて寝て。
玉置妙憂:
うん
相談者:
そして、健康に生きていられるっていうことが・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
それが、普通の人の幸せなのかなって・・
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
思うようになりました。
玉置妙憂:
あー
相談者:
で、息子のことも振り回さない(苦笑)・・
玉置妙憂:
振り回さないでっていう
相談者:
はい
玉置妙憂:
お、息子さんとの関係も、
相談者:
はい
玉置妙憂:
見直そうと、おも、
相談者:
はい、はい
玉置妙憂:
思われた、ということですね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
ほおう、いや、それであの、幸せではない?
相談者:
ですから、これをどういうふに続けていったらね?
玉置妙憂:
うーん
相談者:
あの・・好きな物が見つかるのか?、趣味を見つけなさいとか、習い事って年金生活なんで、そこまでお金はできないので、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
自分の中で、そうやって、生きて行かれたらいいなって・・
玉置妙憂:
はあい
相談者:
ろう・・
玉置妙憂:
おー、う、要するに好きなことを・・探そう、と思った?うん
相談者:
でも、今、お話している間にね?
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
あたしやっぱり本読んだり、
玉置妙憂:
うん
相談者:
いろんなそういう哲学的なことが好きなんだなって、でもそれでもいいのかな?って没頭するんですよね。
玉置妙憂:
うーん、うーん・・や・・
相談者:
ま、このままこれを続けて行けばいいのかなっていう・・
玉置妙憂:
うーん・・ねえ?
相談者:
ことも、あるんですけど。
玉置妙憂:
そうですか。
相談者:
&#△
玉置妙憂:
いや、なんかお話聞いてると、今、すごく何か新しいね?、ステージというか。
相談者:
あ、はい
玉置妙憂:
今までの、と、違ったところへ、あの、一歩踏み出されて、
相談者:
あー、はい
玉置妙憂:
うん。で、それは、あの明らかに、ご自分が感じてらっしゃるように、
相談者:
はあ
玉置妙憂:
今までより、いい感じなんじゃないかなっていうふうに、お聞い、きするんですけれども。
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん、でも、ま、今日、お電話いただいたのは、その、良い状態を・・
相談者:
え
玉置妙憂:
今後、いかに・・あの、続けて、行ったらいいか?
相談者:
はい
玉置妙憂:
続くもんなんだろうかとね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
うん
で、さらには、ま、好きなこととか、
相談者:
ええ、え
玉置妙憂:
何か積み上げなきゃいけないんだけど。
相談者:
はい
玉置妙憂:
ま、一体果たして何を積み上げたらいいのか?という、新しい不安が・・生まれて、来ましたっていうことですかね?
相談者:
はい・・はい
玉置妙憂:
うん、うん、なんか積極的に不安をお探しになるタイプなのかもしれないですけれども。
相談者:
はい
玉置妙憂:
あの、もしかするとね?
ま、ぜん、その辺も、あの、含めて、
相談者:
はい
玉置妙憂:
今日先生に、お訊きしてみませんか。ねえ?
相談者:
はい
玉置妙憂:
今日お答えいただきますのは、三石メソード主宰、作家で、翻訳家の三石由起子先生です。
では先生、よろしくお願いいたしまあす。
(回答者に交代)
タイトルの「猫のように」に笑えました。
「人間らしく」と言っておきながら、ね。
管理者さんさすがです!
我々はもっと猫に学ばねばならない!
なんと贅沢な相談だよ!世の中にはもっと生活そのものの苦労があるんだよ(💢)と感じたあなた。
これが本当の相談であるべき姿なんですよ。
金金金の相談が増えてるのは日本が貧しくなったから。
相談者さん良き人生を!
元々の生まれもった性格だったり過去の経験は人それぞれだから比較はしてはいけないと思います。
なんでもそうです。
そんなことを言ってしまったら相談もできないし回答もできないでしょう
人間そんな理屈で割り切れる生き物じゃないです
家でも外でも話し相手がいなくて、きっと寂しいのだろう。友達が出来ても話しが合わない事が多く、みんな逃げるんだろうな。可哀想。死ぬのを待っているのだろう。
相談者さんはテレ人に電話する度胸があって、三石先生とお話できていいなあ。
三石先生ファンの私なら嬉しくてその場で即日昇天さようなら、我が人生に悔い無しですよ。
こんな人間もいるんです。恵まれた自分に自信持ってください。
妙憂先生が「積極的に不安を探してる」と指摘されたけど、まさにこれかなと。
少なくとも表面上は恵まれた生活を送ってる人なのだろう。哲学が好きとのことだったから、猫のように生きたいだの何だのと物事一捻りして考える癖を拗らせてしまったのかな。
足るを知る。現状を受け入れることもある意味大事。
ただ、いい歳して無職の息子を「振り回したくない」と言ってたのにはちょっと違和感があった。
元大学教授だった人がホームレス生活を、月に何日かするのだと。これがやめられない幸せな時間だと言ってた。
幸せってそれぞれの感じ方。自分次第で、なんだってどんなことだって自由自在。
私にとって最高の勝利は、ありのままに生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになった事、
どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと、ありのままの一日、ありのままの人々、過去は現在に感謝すべきだと言うことを私に教えてくれたような気がします。未來を心配ぱかりしていたら現在を楽しむゆとりが奪われてしまうわ。自分自身にたいして100%素直でなければなりません。欠点を隠そうとせず正面から向かい合うのです。オードリーヘップバーンより
図書館お薦めします。都内は素敵な図書館あります。とこでも区で運営してます、本は、ちっぽけな自分に色んな世界を教えてくれます。
無職の息子は心配じゃないのかな?
きっと息子が一番の心配事なのかと思います。自分の亡きあとはどうするのかなど。心配しても解決法が見つからない。
だったら、切り換えて自分の残りの人生を有意義に過ごしたいと考えを変えたのではないかと感じました。
電話がつながっただけでも幸せ、に笑わせてもらいました。
この方は大丈夫。ユーモアあるし、心の持ちようで明るく過ごしていける。
猫さんも死んでしまってさみしかったのではないかしら。
配偶者とのお別れのご事情も、息子さんの状態も詳しくわからないけれど、
ふと立ち止まって考えてしまうときってありますよね。
加藤先生曰く「人は解決不可能な問題から目を逸らすために解決可能な問題を自ら作り出すことがある」
この人にとって本当の問題は拗れてしまった息子との関係性なのではないだろうか?
ポツリと一言、もう振り回さずに、と漏らしたけれど、それはかつて振り回し続けたことへの反省なのだろう。
心を閉ざしてしまった息子との関係を諦めたとき、気持ちの拠り所が無くなって急に哲学的なことに執着し始めたのではないかという気がする。