内縁の妻は追い出されてしまうのか?、夫が倒れて子どもたちの態度が急変
テレフォン人生相談
2015年8月28日 金曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女66歳 内縁の夫78歳(長男53歳 長女49歳)
今井通子:
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
今あ、家を追い出されるのかどうか、それが心配で、
今井通子:
あらら
相談者:
お電話させていただいたんです。
今井通子:
あなたは、おいくつ?
相談者:
66歳です。
今井通子:
66歳
相談者:
はい
今井通子:
ご主人いらっしゃいますか?
相談者:
はい、78歳です。
それで、
今井通子:
78歳
お子さんは・・
相談者:
わたし、内縁・・でして、
今井通子:
ええ
相談者:
主人の方にい、子どもが二人おります。
今井通子:
ああ、いらっしゃる。
相談者:
はい
今井通子:
お子さんは男のお子さん、女のお子さん?
相談者:
長男が、53歳です。
長女が49歳です。はい
今井通子:
ご一緒に住んでらっしゃるの?
相談者:
いえ、主人の持ち家が3つございまして、
今井通子:
ええ、ええ
相談者:
それで、一つう、に、長男家族が住んでてえ、
今井通子:
はい
もう一つ
相談者:
主人が週の半分、そちらの方で・・
今井通子:
ああ、ご長男の方に、
相談者:
過ごして
今井通子:
いらしているわけね。
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
そいで、あと、もう一つは、長女、
今井通子:
はい
相談者:
一家が住んでおります。
今井通子:
なるほど
で、3つめのお、お宅が、お二人が住んでらっしゃるところ?
相談者:
そうなんです。
今井通子:
はい
相談者:
はい
今井通子:
で、その、ご主人の持ち家なんですね?
相談者:
全部う、主人の名義です。
今井通子:
それで?
相談者:
それで、今回、主人が、入院してしまいまして、
今井通子:
はい
相談者:
以前、胃ガン・・手術したところが、
今井通子:
はい
相談者:
悪化しまして、
今井通子:
あらあ
相談者:
それで、今は(泣)、薬で生かされているっていう状態なんですね。
今井通子:
あー、はい
相談者:
(泣)それで、長男と長女は、前はすごくいい人だったんですけれどお、主人が、明日をも知れぬ状態になったら、も、態度がころっと変わっちゃったんですね。
今井通子:
お二人とも?
相談者:
ええ
で、結局、わたしはみんなに騙されてた、っていうような形なんです。
主人にも、
今井通子:
はい
相談者:
あのお、なんか裏切られたっていうような、何一つう、わたしには残してくれてないんですよね。
今井通子:
要するに結婚されてない内縁でいらっしゃるから
相談者:
はい
今井通子:
あなた自身には、ご主人からも、何も、相続が無いっていう・・
相談者:
そうなんです。
今井通子:
うん
相談者:
何も、残してくれてなくってえ、
今井通子:
ええ
相談者:
それで、その長男と、長女は、わたしが住んでるところを、処分してえ、相続税に当てたい、ようなんですよね。
今井通子:
まだあ、だってご主人は亡くなってるわけじゃあ、ないんでしょ?
相談者:
亡くなってるわけじゃないんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
もう、すごい、態度が変わってるんです。
今井通子:
そのお、息子さんと娘さんがね。
相談者:
はあい
今井通子:
うん
で、今ご主人はそうすると、入院はされてるけどお、いずれは退院される予定でしょ?
相談者:
いえ、意識はないんです、もう
今井通子:
あー
相談者:
今、生命維持というか、そういう段階で、意識が全然ないんです。
今井通子:
あー、そうなんですか。
相談者:
はい
今井通子:
で、まずう、何年前ぐらからご一緒に暮らされてんの?
相談者:
5年半、ぐらいです。
今井通子:
5年半。
相談者:
はい
今井通子:
で、そもそもの、お付き合いになるきっかけは?
相談者:
お見合い・・なんですけれども。
それでえ、結婚・・するということでえ、同居始めたんですけれどもお、
今井通子:
はい
相談者:
周りの方には、籍は入れないけどお、女房ですっていうような言い方をしてたんですね。
今井通子:
ご主人が?
相談者:
ええ
でも、最近になってえ、もしものときはわたしが路頭に迷うと困るから、籍を入れて欲しいって、そういう話をすると、もう、すごい怒り出してえ、取り合ってくれないんですよね。
今井通子:
そもそも、ご主人はあ、5年くらい前だと、もう70超えてらっしゃいましたよね?
相談者:
そうですね、72ぐらい・・
今井通子:
うん
相談者:
ですね。
今井通子:
ご主人の方は、あなた方が、その、同居する前、奥様いらっしゃったんだろうけど、亡くなっちゃったのかしら?
相談者:
前の奥様は40年ぐらい前に、
今井通子:
あ、亡くなっちゃってんのね。
相談者:
亡くなってるんですね・・
今井通子:
はい
それでえ、お見合いをされたときは、仲人さんがいらしたの?
相談者:
ていうか、まあ、
今井通子:
いわゆるグループのお見合いの
相談者:
そうですね、
今井通子:
ああ
相談者:
そう、そう、はい
今井通子:
それで、ま、要するに、じゃあ、一緒に暮らしましょうって言う前にい、じゃあ、結婚しましょうか?っていう話はしなかったの?
相談者:
結婚・・するという話だったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
だけどお、
今井通子:
うん
相談者:
実際にはあ、籍は入れるつもりは、最初から無かったんですね。
今井通子:
だけどね、5年半もご一緒に過ごされてるわけでしょう?
相談者:
はあい
今井通子:
でえ、その、例えばそのお、結婚するか、取り合えずは、同棲しましょうって話になったとしてえ、
相談者:
はい
今井通子:
ま、2、3ヶ月ぐらい経ったら、そろそろもう、籍入れませんか?っていう話が出るじゃないですか、普通。
相談者:
そおなんですよねえ・・
今井通子:
うん
相談者:
結局、わたしがあ、ちょっとお、トロくてえ、そんなことも、言えずに、ズルズルと、来てしまったんですねえ。
今井通子:
そうすると、最初、同居するっていう話になったときい、ご長男、ご長女にね、結婚するという話はしてないの?
相談者:
そお、してなかったみたいですねえ、この家があったからあ、そこにい、入れるう、みたいな、感じで、結婚とは、言ってなかったようです。
今井通子:
で、ご主人はあ、そうすると、いつ頃から、病気になられたの?
相談者:
最初に・・一年後ぐらいにい、
今井通子:
はい
相談者:
あの、脳溢血になりまして、それは、もう、後遺症も何もなくう、大丈夫だったんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
それから、2年後ぐらいに、
今井通子:
はい
相談者:
今度、胃潰瘍になりましてえ、救急車で運ばれて、それから、入院先で、初期の胃がんじゃないか?ってこと言われてえ、
今井通子:
はい
相談者:
それで、2、3ヶ月後にい、胃ガンの手術をしたんです。
今井通子:
はい
相談者:
そしてえ、今回、その傷が癒着して、腸が腐ってえ、すい炎起こしてえ、ましてえ、
今井通子:
はい
相談者:
それでえ、緊急手術をしたんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
それ以後は、意識がないんですね。
意識があるとお、すごく痛いらしいので、お医者さんの方で眠らせてるう、
今井通子:
あー
相談者:
という・・
今井通子:
あー
相談者:
形で、
今井通子:
そうですか・・
非常に弱って意識がないというよりは、すい炎が痛いから眠らされている状態で意識がないってことかな?
相談者:
そうなんですけど、透析もしてますし、
今井通子:
はい
相談者:
腎臓が弱くてね、造影剤(*)が使えないとか、それから、今は、腎臓に水が溜まってる状態なんですね。
(*)造影剤:
画像診断で画像が分かり易くするための薬
今井通子:
あー
それで、回復の見込みはないでしょうというのが、
相談者:
はい
今井通子:
医者の診断ですかね?
相談者:
お医者様はそうは言わないんですけれど、
今井通子:
ええ
相談者:
良くも無く、悪くもなく、という説明なんですけれどもお、
今井通子:
そう、今のお話だとね、原因となるガンみたいなものが、再発した(笑)わけじゃないのでね。
相談者:
そこの辺ははっきり言わないんですね、
今井通子:
うん・・
相談者:
先生が。
息子と娘が、
今井通子:
これ、そういう状態になったのは、何日前・・くらい?
相談者:
10日ぐらい前です。
今井通子:
10日前、はい
相談者:
でえ、それから、息子と娘・・の、態度が急変してきましてえ、
今井通子:
それで何と言われて・・
相談者:
まだね、出て行け、とは言われてないんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
わたくに、なんか、法律に詳しくないのでえ、
もし、むこうから出てけって言われたら、あたしは出て行かなきゃいけないんでしょうか?、を伺ったんです。
今井通子:
なるほどね。
相談者:
ええ
今井通子:
分かりました。
今日はですね、弁護士の大迫恵美子先生がいらしてますのでえ、
相談者:
あ、はい
今井通子:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
相談者:
すいません、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
いーとしこいて