【日曜に読む傑作選】父親のタガが外れた母子が開く禁断の扉

テレフォン人生相談 2010年8月26日 木曜日

相談者 「息子がカーテンに依存してまして」
児玉清 「え!?」
これはほんの序の口。
話は次第に母子の普段の生活へと移って行く・・

パーソナリティ: 児玉清
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女47歳 息子23歳 夫は8年前に他界 二人暮らし

児玉清:
もしもし?、テレフォン人生相談ですが。

相談者:
よろしくお願い致します。

児玉清:
はい、よろしくどうぞ。
はい、まずあなたのお・・お年からお伺いできます?

相談者:
47歳です。

児玉清:
47歳でらっしゃる、はい

相談者:
はい

児玉清:
ご家族は?

相談者:
息子と2人です。

児玉清:
あ・・ご子息と・・お、息子さん、は、おいくつでらっしゃいますか。

相談者:
23歳です。

児玉清:
23歳でらして・・はい
えーっと、つかぬ事伺いますが、

相談者:
はい

児玉清:
ご主人とはお別れになられたって事ですか?

相談者:
主人はあ、8年前に、

児玉清:
はい、はい

相談者:
突然病気でえ・・

児玉清:
はい

相談者:
他界しました。

児玉清:
あ、どうもそれは失礼致しました、はい

相談者:
いいえ

児玉清:
え、そし・・今あなたお仕事はなさってますか?

相談者:
はい、パートです。

児玉清:
あ、そうでらっしゃいますか。

相談者:
はい

児玉清:
はい、で、えー、息子さんはもう、お仕事はしてらっしゃる?

相談者:
はい

児玉清:
そうでらっしゃいますか。

相談者:
あのお、一応アルバイトお・・

児玉清:
はい

相談者:
なんですけれども、

児玉清:
はい

相談者:
はい

児玉清:
であなたの今日の、ご相談はどういう事ですか?

相談者:
えー息子が、

児玉清:
はい

相談者:
あの、物凄くう、カーテンんに、依存してまして、

児玉清:
え?

相談者:
カーテン。

児玉清:
ん、あの、「カーテン」というのは、あの・・普通・・

相談者:
家の・・

児玉清:
下がっている、家に下がっている・・

相談者:
家に、はい

児玉清:
カーテン?

相談者:
そうです、

児玉清:
ああ

相談者:
カーテンに依存してまして、わた・・

児玉清:
依存してる?

相談者:
はい、あの、わたしが、

児玉清:
うん

相談者:
あの、仕事に出てる時とか・・あの、買い物に出てる時に、

児玉清:
はい

相談者:
家に帰ると、

児玉清:
はい

相談者:
あの、カーテンを、付け替えたり、

児玉清:
あ、付け替えてんの?

相談者:
はい、あのお・・別なあ・・場所お、に、あのお、また新たに・・出して、付けるとか、

児玉清:
はい

相談者:
そういう事お、がもう・・常に頻繁に・・

児玉清:
はい

相談者:
してるっていう状態なんですね。

児玉清:
ええ、ええ

相談者:
やはりあのお、年齢的にも、もう23で大人ですし、

児玉清:
はい

相談者:
男の子がね?

児玉清:
はい

相談者:
カーテンにい、そういうふうに執着っていうか、依存してるっていう・・

児玉清:
うん、うん

相談者:
ことで、

児玉清:
うん

相談者:
あの、ちょっと、「おかしいんじゃないか?」って息子にい、わたし、たまに聞く事があるんですけど、

児玉清:
ああ、ああ
すと、答えは?

相談者:
あのお、

児玉清:
はあ

相談者:
話をはぐらかしちゃうんですね。
話題を、全然別な方に持って、行ったりするんですね。

児玉清:
おー、ほうほう、はい、はい、はい

相談者:
はい、もうすぐに・・

児玉清:
うんー

相談者:
息子がインターネットとか、通販でえ、買うもんですから、

児玉清:
あ、はい

相談者:
カーテンがあ、かなり増えましてね。

児玉清:
エ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、ヘッ、へッ(苦笑)

相談者:
あ、はい

児玉清:
そりゃ増えますよね。

相談者:
はい、あのお、

児玉清:
うん、うん

相談者:
無断で、買うんですね。

児玉清:
うん、気になる、

相談者:
知らない間に。

児玉清:
例えばどういう、その、カーテンんを、好んでらっしゃるの?彼は。

相談者:
肌ざわりってか、よくある、タオルとか、

児玉清:
はい、はい、はい

相談者:
Tシャツに付いてる、

児玉清:
うん、うん、うん

相談者:
タグありますよね?、あの、#$%◆とかが、綿があ、何%とか書いてるう、

児玉清:
うん、はい

相談者:
そのお、

児玉清:
うんうん

相談者:
そのお、あの、すべすべしたような、

児玉清:
うん

相談者:
感じのお、カーテンが多いです。

児玉清:
あー、なるほど。

相談者:
はい

児玉清:
で・・それは、おいくつぐらいから?

相談者:
小学校1、2年頃です。

児玉清:
あ、もう、その頃から?

相談者:
はい

児玉清:
1、2年の頃から・・そのすべすべしたような・・カーテン、を見ると、

相談者:
はい。外から拾って来たり、

児玉清:
あ、拾って来る?

相談者:
はい。拾って来て、

児玉清:
え、はい

相談者:
で、わたしに、怒られるもん・・だと思って分かってるかして、

児玉清:
はい

相談者:
例えば、ガスメーターの中に隠しておくとか、

児玉清:
おー

相談者:
あの、箪笥の奥に、

児玉清:
うん

相談者:
隠しておくとか、

児玉清:
うん、うん

相談者:
っていうのはありました。

児玉清:
ああ、そうですか。

相談者:
はい

児玉清:
で、それに対してお母さんは見つけた時にも怒られたわけ?
怒って、

相談者:
あ、もちろん・・

児玉清:
うん

相談者:
怒りました。

児玉清:
はい、はい、はい

相談者:
はい

児玉清:
で、そういう状・・態がずーっと今日(こんにち)まで続いてて、

相談者:
そうです、はい

児玉清:
今はもう、ご自分で買えるようになって来たので・・買っては、

相談者:
ええ、ただ、あのお・・

相談者:
去年ん・・か、一昨年(おととし)ぐらいも拾って来たと思います。

児玉清:
あ、そうですか。

相談者:
はい

児玉清:
そういうの見つけると、拾って来てしまうと。

相談者:
そうですね、はい

児玉清:
うん・・で、お母さんのご心配としては、

相談者:
はい

児玉清:
そのカーテンに、依存してしまうって事が一体何なのか?と。

相談者:
はい、そうです。

児玉清:
だ、お母さんから見てもちょっと・・おー・・

相談者:
もう、異常お・・

児玉清:
うん

相談者:
を越してるなっていう感じい・・

児玉清:
うんー

相談者:
ですね。

児玉清:
で、普段の生活自体は・・彼は別に、他人に害を与えるとかそういう事のない・・おとなしい・・

相談者:
あ、も、全然、

児玉清:
うん

相談者:
はい

児玉清:
普通の・・

相談者:
あの、普通ですね。

児玉清:
あのお、今、う、うー「アルバイトしてらっしゃる」とおっしゃったけれども、

相談者:
はい

児玉清:
彼は、その中では、ちゃんと溶け込んで普通の仕事をしてるわけですね?

相談者:
仕事はしてるんですけど、やはりお昼休みになりますと、

児玉清:
うん

相談者:
やはり孤立して携帯いじってるう・・

児玉清:
うん

相談者:
みたいですね。
本人が言ってましたので、はい、

児玉清:
はい
で、あの、恋・・

相談者:
今も多分・・

児玉清:
恋人も、いらっしゃらない?

相談者:
いや、いません。

児玉清:
いない?

相談者:
あの、結局う、

児玉清:
うん

相談者:
友だちとか、自分から率先して行かないので、

児玉清:
はい

相談者:
わたしがもう、母親友だち恋人兄弟全て、

児玉清:
うん

相談者:
な、今やってるって感じなんで、

児玉清:
あ、そっか。

相談者:
はい、で、あの、息子は、凄く車のレースに興味がありましてね、

児玉清:
はい

相談者:
彼女を、作ると、ホホ(笑)

児玉清:
うん

相談者:
そっちの方が出来ないって言うんで、

児玉清:
うん

相談者:
なんか、彼女は要らない、みたいな(笑)

児玉清:
あ、そうですか。

相談者:
はーい

児玉清:
色々お話伺いましたが、あの今、お母さんの、お話になっている事を、幼児教育研究家でらっしゃる大原敬子先生に伺ってみたい・・

相談者:
はい

児玉清:
はい、お話を伺いますね?
大原先生よろしくお願いします。

(回答者に交代)