【日曜に読む傑作選】容姿を母に責めて不登校。思い当たるのは娘が可愛くない感情

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは

大原敬子:
よろしくお願いします。

相談者:
あ・・よろしくお願いします。

大原敬子:
あのですね?・・加藤先生とお話を聞いていて・・

相談者:
はい

大原敬子:
すごくシンプルに答えてらっしゃるんです。
本当に、日本のお母さんって感じ、わたしは感じたんです。

相談者:
・・

大原敬子:
聞いていましてね?

相談者:
はい

大原敬子:
というのは、全部、あったことは、ある程度、そのまま述べてるんですね、話して、下さってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「夫婦喧嘩もありました、以前は」とか。

相談者:
はい

大原敬子:
わたしが聞いていてストレートに、こ、どんどん、どんどん入って来るんです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、ちょっと一箇所だけお聞きしたいんですけど、行っていない時に、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さま、学校との対応・・

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さん、との接し方。

相談者:
はい

大原敬子:
どうなさってました?

相談者:
えーと、学校の対応は・・もう毎朝、携帯で・・
もう「一言で、二言でもいいですから」・・あの、なんか「言葉を下さい」ていう事で・・先生から、あの・・お願いがありましたので、
もう毎朝、あのお、先生に、メールで、子どもの、あの状況・・を・・あの、知らせてえ、いる状態です、今も。

大原敬子:
今もね?

相談者:
それ・・はい

大原敬子:
はい
で、お嬢さんとの対応、あの、接し方は?

相談者:
接し方がですねもう・・なんーに対しても、なんか、も、気にしすぎる、性格で。

大原敬子:
どちらが?

相談者:
なんか・・あの、娘が。

大原敬子:
あの・・

相談者:
だから、もう、言葉・・

大原敬子:
具体的に・・

相談者:
はい

大原敬子:
「気にする」っていう事はどういう事ですか?

相談者:
あの・・

大原敬子:
はい

相談者:
今・・気にしてる事が、も、容姿ですね。あの、色の黒さ、自分・・

大原敬子:
はあい

相談者:
黒、色が黒いんですよ。

大原敬子:
はい

相談者:
も、そ・れ・を、も・・ま、一日に鏡を何十回見るでしょうか、もお・・

大原敬子:
あ、ああ・・

相談者:
すっごく気にしてるんですよ。あの・・

大原敬子:
その時にお母さんはなんと答えました?

相談者:
・・え?
「気にしすぎよ、そんな大丈夫よ」・・

大原敬子:
なるほどね・・

相談者:
そ、うん

大原敬子:
うーん

相談者:
「そんなことないよ」って・・

大原敬子:
うん、うん

相談者:
あの、すごい、あれですね。

大原敬子:
そうしましたらなんて答えました?お嬢さん。

相談者:
・・「お母さんには分からないからよ!」って・・

大原敬子:
うん

相談者:
「もうお母さんは白いからいいけど、わたしはもう生まれつき真っ黒で」って言って、目も・・一重目で(苦笑)、もう、わたしは二重目なんですけど(苦笑)・・あの・・も、そういった、なんていうか「お母さんには分からない!」って言って、もう、怒鳴ってから、部屋から、入って、出て来ない状態になるんですよ。だから、も(鼻をすする)すぐ・・

大原敬子:
食事はどうしてます?

相談者:
・・食事がですね、どうしても、やっぱり・・夜遅くまで起きてて・・朝・・やっぱり・・起きて、来なく、昼から起きて・・ご飯は食べてます。

大原敬子:
それから今、学校との対話どうしてます?

相談者:
・・学校は全然行ってないし・・はい

大原敬子:
あ、先生とのやり取りしてるわけですよね?

相談者:
はい、先生とのやり取りはして、て、
先生がたまに、家まで・・

大原敬子:
いい学校ですねえ?・・ホントに。

相談者:
ああー、ありがとうございます。

大原敬子:
素晴らしいですね。
そうしますと・・

相談者:
はい

大原敬子:
3学期に行かなくなった状況と、

相談者:
はい

大原敬子:
今行っておりませんよね?

相談者:
はい

大原敬子:
その状況は、おんなし生活パターンですか?

相談者:
以前はわたしと全然もう、なんかもう、わたしに、すごく反感を持っててもう、
「お母さんなんかもう出て行けえ!」とかもう、そんな・・暴言とか(ため息混じり)、吐いてましたけど、
あの・・やっぱり・・夜、散歩に、二人で行き出したあ、のと・・
「ちゃんと、起きてご飯をきちんと食べよう」って、自分で言って食べてるのは、変わりました。前とすると。

大原敬子:
あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
このお嬢さん学校行きますよ?

相談者:
・・

大原敬子:
まず結論はそこから言いますけれども、
まずお母さまが・・

相談者:
はい

大原敬子:
今までこのお嬢さんになさっていたこと、していたことですね?、それは・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分が、親からして欲しい事を、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは今までしてたんです。

相談者:
・・ああー

大原敬子:
そうすっと、お嬢さんにすると、

相談者:
はい

大原敬子:
求めていたものが・・

相談者:
はい

大原敬子:
違うって事があるんですね。

相談者:
あー、そうですか、もう・・

大原敬子:
例えば・・「あなたなんか産まなきゃ良かった!」

相談者:
はい

大原敬子:
これ女の子ですよ?、男の子はこれ別なんです、実は。

相談者:
はい

大原敬子:
条件は女の子ですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
「お母さんはあなたが好きじゃなかった」っていう事を、事実を言っても・・

相談者:
はい

大原敬子:
結構女の子っていうのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
・・そのまま受け取るんですね。

相談者:
・・え?、逆の事は言うんですよ。
「もうお母さんから産まれて来なければ良かったあ!」って、もう・・

大原敬子:
(苦笑)言われてるでしょ?

相談者:
言う・・

大原敬子:
甘えてるんですね。

相談者:
はあー

大原敬子:
だってお母さんがそう思ってるから。

相談者:
はあー

大原敬子:
◆#$%・・「わたしが」・・

相談者:
はあ

大原敬子:
「こんなにやってあげてるのに」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「この子が言う事を聞かない」って怒りがあるんですよね。

相談者:
はあい、あります。

大原敬子:
それは、あなたが「絶対に娘が産まれたら」ね?

相談者:
はい

大原敬子:
「わたしが両親からしてくれない事を」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「やってあげたい」って。

相談者:
はい

大原敬子:
それ、そのお嬢さんが好きではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の・・心の中で、欠けてる物をですね?

相談者:
はい

大原敬子:
自分がやってあげる事で自分は満たしてるんです。

相談者:
ああー

大原敬子:
だから、お嬢さんを見てなかったんですよね、その頃は。

相談者:
・・そうですね。
最近、子どもが言うんですよ。
「お母さん?わたしの小さい頃を覚えてる?」、「怪我したのに何も気づいてくれなかった」とか、もう・・

大原敬子:
うーん

相談者:
色々、なんか・・言うんです。

大原敬子:
こんな会話が出来るんですよ、親子で。

相談者:
・・最近です。それ、言い出したの。

大原敬子:
世間ではね?

相談者:
はい

大原敬子:
無難に、

相談者:
はい

大原敬子:
中学高校大学と行っていても・・

相談者:
はい

大原敬子:
親子喧嘩がまったく、ない・・

相談者:
はい

大原敬子:
外から見れば・・

相談者:
はい

大原敬子:
本当に上手に行っているお子さんの・・

相談者:
はい

大原敬子:
お子さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
親にすごい憎しみを持ってるんです。

相談者:
はあ、そうですか。

大原敬子:
それを考えると、

相談者:
はい

大原敬子:
このお嬢さんは、

相談者:
はい

大原敬子:
学校行く行かない、ていう表に出てしまった事で・・

相談者:
はい

大原敬子:
手が掛かっていますけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
これほど触れてるの、ないですよね?

相談者:
ああ

大原敬子:
とにかくあなたがね?

相談者:
はい

大原敬子:
「今は喧嘩はしてませんけど、前は子どもの目の前で喧嘩をしました」とか。

相談者:
はい

大原敬子:
「お兄ちゃんは、もう逃げて行きます」とかって・・

相談者:
はい

大原敬子:
「でも娘逃げて行きません」って、ぜんーぶ、ぜんーぶ素直におっしゃってるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
このお母さんのお子さんで、

相談者:
はい

大原敬子:
悪くなるはずないんです。
わたしが「悪くなる」っていうのは・・行動ではなくって心を言ってるんですね。

相談者:
あーあ

大原敬子:
じゃ、なぜ学校行かないか?って。
「顔が黒い」とか云々とか言いますね?

相談者:
はい

大原敬子:
わたしはねえ?・・自分でもその、お嬢さんの気持ちは分かるのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
鼻がペッチャンコでね?

相談者:
はい

大原敬子:
それで、もっと、その、「可愛く産んで欲しかったな」ってホント思ったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
ね?

相談者:
もう、それえ・・口に出してよく言ってます。

大原敬子:
ね?

相談者:
はい

大原敬子:
そしてある時にね?、わたしはまず自分がホントに、鼻が高くなりたいって事をね?

相談者:
はい

大原敬子:
言うと、

相談者:
はい

大原敬子:
そう、祖母は、それを認めてくれるんです。

相談者:
あー

大原敬子:
そして・・

相談者:
はい

大原敬子:
まず自分が鼻ぺちゃは鼻ぺちゃで認めるんですって。

相談者:
はい

大原敬子:
それは神様が・・

相談者:
はい

大原敬子:
わたしに合った顔に作ってくれるんですって。

相談者:
ああー(ため息混じり)

大原敬子:
だから・・「明るく生きなさい」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「明るく明るく」ね?

相談者:
はい

大原敬子:
「笑ってればいい」って言うから、バカみたいに笑ってたんです。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
母は、「そんな事は大した事はない」・・

相談者:
うーん、ふん

大原敬子:
「それよりも勉強して」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「頑張りなさい」って言うんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、心が萎えてる時は・・

相談者:
はい

大原敬子:
鼻が低いって言った時は、もう・・

相談者:
はい

大原敬子:
低いんですよ、どう考えたって。

相談者:
ああ・・

大原敬子:
でも、祖母が・・「あなたが一番可愛い」って。
「遠くから鼻ぺちゃでもね、キラキラ光ってる」って言うんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
ほいで、抱いてくれるんです。

相談者:
はあー

大原敬子:
これが、心を育てるって事なんですよ。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
で、わたしは鏡の前で見ます。お嬢さんの気持ちとってもよく分かります。
ガラスに映る自分の顔を見て&#△%って分かるんです。

相談者:
ああー

大原敬子:
でも、「祖母が言ったっけ」って。

相談者:
うん

大原敬子:
「わたしに合ってる顔なんだ」って。

相談者:
・・うん

大原敬子:
じゃこれが・・母が言って、わたしは信じるだろうか?って。

相談者:
はあ

大原敬子:
わたしは信じないと思いますね。

相談者:
はい

大原敬子:
何が?っていうと・・

相談者:
はい

大原敬子:
「祖母がわたしを理解してくれる」という・・心が、わたしは信じたんです。

相談者:
あーあー(ため息混じり)・・

大原敬子:
分かります?

相談者:
はい分かります。はい

大原敬子:
言葉とか・・

相談者:
はい

大原敬子:
「あなたを愛してる」は絶対信じないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
あの大好きな祖母が、この「鼻ぺちゃの敬子ちゃんは可愛い」って言うならば、もう可愛いんですよ。これ間違いなく(笑)。

相談者:
はあ、はい

大原敬子:
つまりね?、一番愛する人に・・愛する人に、

相談者:
はい

大原敬子:
認められた時に、

相談者:
はい

大原敬子:
エネルギーが出るんですよね。

相談者:
ああ

大原敬子:
ですから、今回のこの場合にですね?
「わたし、もう学校行きたくない」って言った時に・・

相談者:
はい

大原敬子:
「じゃ、お母さんね、時間」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「掛けて」・・「行けるまで頑張るから」

相談者:
はい

大原敬子:
て言って、あなたがまず次に、学校の対応です。

相談者:
はい

大原敬子:
もうメールではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
素晴らしい学校ですから。

相談者:
はい

大原敬子:
「もうしばらくお時間下さい」って事で、

相談者:
うん

大原敬子:
出来ましたら・・

相談者:
はい

大原敬子:
二週間に一度・・ぜひ学校に行って欲しいんです。

相談者:
ああ

大原敬子:
それでいつでも行けるように・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたがパイプを繋げるんです。

相談者:
はい、ああ

大原敬子:
わたしは必ず行くと思ってます。

相談者:
あーそうですか。

大原敬子:
あなたが素直だから。

相談者:
・・

大原敬子:
素直だから。

相談者:
ああ、ありがとうございます。

大原敬子:
分かります?

相談者:
はい

大原敬子:
ですから是非ともね?、自分がやっ、両親からやって欲しかった事を・・

相談者:
はい

大原敬子:
やってあげる事は、

相談者:
はい

大原敬子:
愛ではないですから。

相談者:
はい、分かりました。

大原敬子:
先生いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
まだ16歳ですからね?

相談者:
はあ

加藤諦三:
とにかくこう、ナルシシストですから・・

相談者:
はあい

加藤諦三:
今大原先生が言われたようにね?

相談者:
はい

加藤諦三:
一旦色んな事を受け入れてあげる事ですね。

相談者:
ああー、分かりました・・もう・・

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、分かりました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
もう、ホントに・・失礼します。ありがとうございましたあ。

加藤諦三:
はい失礼します。

相談者:
失礼します。

加藤諦三:
前に進むためには、退くことを受け入れてあげること。

 

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