教師どうしの不倫で帰ってこない夫だが離婚は避けたい
(回答者に交代)
大迫恵美子:
まず、ご主人の立場は、夫の義務に違反して、他の女と関係を持って、自分の許されない欲望のために、家庭を壊そうとしていると、いうことなので、有責配偶者って言うんですが、離婚の原因を作った責任のある立場なんです。
なので、離婚調停を起こされても、合意がないと、離婚できませんから、あなたがイヤだと言っていれば、調停での離婚はないんです。
次の段階として、裁判を起こして、離婚するっていうことになるんですけど、彼は有責配偶者なので、彼の方から裁判を起こして、あなたを追い出すということはできないということなんです。
ただね、
うちの国の離婚の考え方は、段々と変わってきていて、破綻主義といって、修復できないのに、形だけの夫婦にしておくべきではないという考え方があって、有責配偶者からの申し立てであっても、修復の可能性がないという段階になっていると、離婚を認めるというふうになっているんです。
今、その修復可能性がないことの、はっきりとした判断基準として分かっていることは、別居期間が長いということなんです。
で、あなたのように小さいお子さんがいる場合には、かなり長い期間が必要になっていて、お子さんが育ってしまって、20歳前くらいのお子さんの場合には、短い別居期間でも、もう修復不可能という判断に近づいていく傾向があるんです。
何年が別居期間が長いか、というのは、事案によって違うんですが、短いもので、5年なんです。
実際、5年か、7年か分かりませんけど、いずれは、あなたがイヤだと言っていても、離婚になってしまう、これは避けられないと思います。
相談者:
あー、そーですか・・
大迫恵美子:
あなたも錯綜していて、頭の中を整理した方がいいと思うことがあります。
あなたが離婚したくないと仰る、その意味なんですが。
彼が戻ってきて、彼女とも切れて、あなたと穏やかな夫婦生活に戻るというようなことを念頭に置いて仰っているとしたら、それは現実性のない話だと思います。
相談者:
はーぁ ・・
大迫恵美子:
あなたが求めていることを冷静に分析していくとね、少なくとも生活ができるくらいのお金が入ってくる生活を続けたいと。
夫は帰ってこないけど、お金は送ってくるっていう、そういう状態を続けたいから、離婚したくないのか・・。
相談者:
そおーだと思います。
もう夫婦としては無理かなと自分でも気がついている感じですかね。
大迫恵美子:
極めて現実的な話ですが、そこに力点があるのだとすると、それを確保するような方法を考える必要があるんだと思います。
相手が離婚調停を申し立てたとすれば、同時に、あなたは婚姻費用の分担という調停を申し立てて、家庭裁判所で婚姻費用を決めてもらうべきだと思います。
相談者:
あーー、婚姻費用・・
大迫恵美子:
これは、あなとお子さんを養う費用について、少なくとも離婚が成立するまでの間、いくら払ってもらうか、というのを裁判所に決めてもらうんです。
調停ですから、話し合いなんですが、成立しない場合は、審判と言って、裁判のように決める手続きがあるんですけど、婚姻費用の調停と、離婚調停が混じっている場合には、婚姻費用の方を急ぐ、毎日のことですからね、そっちを先に決めるようになっていますので。
だから、あなたも、まず、婚姻費用の分担の申し立てをして、離婚調停と一緒にやってもらうようにするんです。
で、婚姻費用を決めてもらってから、離婚するかどうかを話すということになるんです。
で、あなたが、離婚がいやだといっている間は、むこうは婚姻費用を払わなくていけません。
それは、調停調書っていうのが作られますから、もし彼が払わなければ、お給料の差し押さえをします。
学校の先生だということですから、それはかなり具合が悪いことなので、払ってくるんじゃないでしょうか。
ただ、それも、別居期間が長いと、5年とか、6年とかしかないので、あなたはその間に、覚悟を決めて、次の段階に行くことを考えないとダメですよ。
相談者:
はい・・、分かりました。
大迫恵美子:
あと、お子さんの状態が気になります。
小さなお子さんがいるので、それだけでかなり大変だと思いますから、上のお子さんに関心がいっていないんじゃないでしょうか。
あなたの余裕の無い気持ちをぶつけられて、それはつらいと思いますよ。
貯金箱の話も重大なSOSだと思わないといけないです。
相談者:
そーですねー。
大迫恵美子:
お母さんが無理をしてでも、上のお子さんに気持ちを置くようにしないと、バランスを崩してしまいますよね。
話を聞いていて、気になるのが、あなたの余裕のなさですね。
相当、舞い上がっているんじゃないかな、と感じられましたから。
それがお子さんにいっていないかな、って気になります。
いずれにしても、ご主人の気持ちが戻って、家に戻ってこないと、離婚になってしまいます。
遅かれ、早かれ。
時間を稼いで、あなたが準備をするなら、これは生活するための準備期間だと考えて、体制を整えていかないといけないです。
相談者:
わかりました。
今井通子:
ご主人のプレッシャーに負けないで、お子さんを守ることも含めて頑張ってください。
(内容ここまで)
大迫さんの、最初の旦那の立場を説明する下り、迫力ありますねえ。
婚姻費用の差し押さえ。
相談者はいい知恵をつけてもらいましたね。
教師どうしの不倫。
ばれたらどうなんの?
父兄が絡んでれば、ただじゃ済まないだろうけど、身内どうしだとお咎めなし?
警察官だと身内どうしでも、懲戒の対象らしいのですが・・
相談者、一度目の浮気から夫を取り戻したとき、相談者は対応を間違えましたね。
せっかく、子作りするところまで復旧できたのにね。
いつまでも根に持って、それを態度に出していたって・・
これが、夫を再び相手に走らせてしまったような気がします。
別れないんだったら、浮気はなかった如く振舞わないといけない。
された方としては、まったく理不尽ですが、浮気相談への回答としてはデフォ。
下の男の子が1歳と10ヶ月。
一番かわいい盛りだと思うんですが。
いや、娘2人にしたって小学生でしょ。
全部、手放す選択をした旦那の決断もすごいっちゃ、すごいですが。
今井絵理子参議院議員に突撃不倫を仕掛けた橋本健神戸市市議の家庭もこんな感じかな?
山尾志桜里 に寝取られた弁護士の奥さんは凄く可哀想です。