子どもが希望して受験して入った国立小学校。子どもへのいじめが止まない
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あなた、今、つらいことがあるの?
声が、とにかく、弱いんですよ。
相談者:
あーー。
加藤諦三:
強くならなければって、思っているんじゃない?
自分のことを。
相談者:
んー
加藤諦三:
だけど、自分が弱いってこと知っているよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、子どもが強くなければ、っていってるんじゃない?
あなたは、自分が弱くて、このままじゃいけないって、こころの底で感じている。
そして、その弱い自分を受け入れられないでいる。
それをそのまま子どもに投影している。
で、子どもが強くならなければ、という言い方になっているんです。
強くならなければ、というのは、あなたが自分に思っていることです。
だから、子どもが強くならなければ、というのはごまかしなんです。
だから、ものごとは何にも解決しません。
いいですか。
校長、副校長、担任、保護者、
(あなたも)電話したり、いろんなことをしています。
相談者:
はい。
加藤諦三:
なんで周りが動かないかというと、あなたのその姿勢。
本当の自分を認めないで、全部まわりに責任をおぶせちゃっている。
今のままの自分じゃ生きていけないと、心の底で思っているんですよ。
相談者:
母子家庭なので、その不安は常に持っています。
加藤諦三:
自分が強くならなければ、って思っていますよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
その思いを子どもに投影しているってことは分かります?
相談者:
たぶん、私も頑張っているから、子どもにも頑張ってね、っていう気持ちは持っていると思います。
加藤諦三:
だから、子どもじゃないんですよ、今、問題は。
あなた自身が強くならなければと思っていて、それが思うようにならなくて、イライラしてるんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
ここであなたが、強くならなければ、100回面談しても解決しませんよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが言った、母子家庭で不安で、って、その不安に正面から向き合いなさい。
相談者:
はい
加藤諦三:
必ず、その先に光は見えます。
相談者:
はい
加藤諦三:
よろしいですか、不安から逃れちゃだめ。
相談者:
はい
加藤諦三:
正面から向き合ってください。
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
子どもは気持ちを汲み取ることで強くなります。お説教では強くなりません。
(内容ここまで)
国立小学校で、これですか。
いじめはいじめる方が悪い。
マクロ的にはこういう考え方でいいと思いますが、
現実にいじめられている人は、対処しなくちゃいけないわけです。
なので、まず、選ばれている、ということを理解することは必要だと思います。
相談者もかなり、やることはやっているんですけどね。
根底の動機というか、意識に気付く必要があったみたい。
相談者が一番明るくなったのは、森田さんから、最初に掛けられた言葉に対してでした。
「お母さん、苦労してるね」
お母さんだって、認めてくれる人が必要なんです。
旦那が亡くなってまだ4年ですもの。
森田さんの環境を変える提案には、返事しなかったけど、相談者自信が国立小学校にこだわりがあるように思えました。
「子どもが志望したんです」って、聞かれもしないことを言うし。
だいたい、5、6歳の子どもの意思って、モロ、親の影響でしょうに。