生活保護受給者が競馬情報に騙されて
2014年9月24日 水曜日
相談者: 男66歳 生活保護と障害者年金で生活
パーソナリティ: 今井 通子
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者:
4年ほど前に詐欺にあってカード破産した。
そのとき、6、7社あったと思いますが、それを3社の債権買取会社が買い取った。
そのうちの一件が19万円で、裁判所から、差し押さえ命令が来たので、そのことについて教えてもらいたい。
今井通子:
障害者年金は・・
相談者:
交通事故で・・
今井通子:
手足か何か・・
相談者:
そうですね、不自由なのと、神経的なもの。
ずっと、寝れなくて。
今井通子:
深入りして申し訳ないんだけど、何年くらい前?
障害者年金を受けるようになったのは。
相談者:
16年前
今井通子:
一人住まい?
相談者:
はい。
今井通子:
親御さんは?
相談者:
もう・・
今井通子:
いらしゃらない。
ご兄弟は?
相談者:
いません。
今井通子:
で、詐欺はどういう種類の詐欺ですか?
相談者:
競馬情報で、必ず入るという約束が出来ているから、買わないか?と、言葉たくみにリードされて・・。
「カード作れないから」と言うと、ショッピングで作れるからと言われて・・
全額の8割を作り出すっていう、そういうのに引っかかってしまって・・。
結局、競馬の方も偽のニュースで・・
今井通子:
競馬場情報に、使ってる6種類のカードうちの一つを・・
相談者:
一つでは、なくて全部。
今井通子:
カード全部の80%・・
いくら?
相談者:
100万を作ったわけです。
今井通子:
で、けっきょく・・
相談者:
100万を取られたわけです。
今井通子:
それで、どうなったの?
馬は入らなかったの?
相談者:
はい。
今井通子:
それから、カードをまとめた?
相談者:
いやいや、カードは全部ダメになって・・
その債権が3件くらいから、請求がくるようになったんです。
今井通子:
全部のカードを全部、投資しちゃったってこと?
相談者:
そうです。
全部で、百、3、4十万くらいなるんです。
今回は、その内の一社の分が、差し押さえ、といって来たわけです。
督促は毎月来てたんですけど。
今井通子:
それは、100万円に対しての督促?
相談者:
その内の一部。
今井通子:
19万ほど。
相談者:
4年前にカード破産したときも弁護士さんに相談したんですけど、自己破産しなさい、と、それが一番早いと、言われたんですけど・・
今井通子:
自己破産されたんですか?
相談者:
いえ、個人の借金もありましたから。
その後もずーと、カードの方も払う気もありますけど、個人的な借金を返すのに・・
今井通子:
個人の借金っていうのは、知り合いの方からという意味?
相談者:
はい。
今井通子:
それは、いくらくらい?
相談者:
3人に分かれて、50万くらいです。
今井通子:
自己破産するのは、失礼だったのでしなかったわけね。
相談者:
はい。
個人的な借金は去年終わる予定だったんですが、お世話になった方の慶弔事とかで、また伸びて、来年の夏くらいでないと、その50万は完済できない。
今井通子:
何を差し押さえるって言ってきてるんですか?
相談者:
それが分からないのでご相談したいのですが、保護とか、年金とかも差し押さえられて、食べることも・・
今井通子:
お家はご自分のもの?
相談者:
いえ、借家。
今井通子:
土地とかも持ってらっしゃらないのね。
相談者:
はい。
来たのは一社だけですけど、あと2社ありますし、ショッピングは100万ですけど、カードで借りていた分もありますから、利息も付いて、百、3、4十万くらいにはなると思うんです。
で、変な話、この際、自己破産した方がいいのかなと・・
今井通子:
自己破産も考えているということ?
相談者:
はい
(回答者に交代)