新婚セックスレスの娘が心配な58歳の母はサディストでした
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あの、今、伊藤先生からね、
相談者:
はい。
加藤諦三:
ほんとに、いいアドバイスいただきましたね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
あなたのお嬢さんが、お父さんとの関係がどうですか?
相談者:
もう、すごく、いいです。
お父さんべったりです。
だから、
加藤諦三:
うん。
相談者:
小さいときは、
加藤諦三:
うん。
相談者:
私が主人と結婚したのは分かるけど、
加藤諦三:
うん。
相談者:
お父さんが、なんで私と、(笑)結婚したのか、よく分からない、ていう風に、
加藤諦三:
要するに、父親との関係が、すごく強いんですよね?
そいで、お嬢さんは、心理的に意識してるかどうかは、別として、
相談者:
はい。
加藤諦三:
あなたを、3人の関係から、排除したい。
相談者:
ああ。
加藤諦三:
だけれども、同時に、あなたに対する母親固着はあるんですよ。
相談者:
はい、はい。
加藤諦三:
非常に、複雑な関係だったんです。
相談者:
はい。
加藤諦三:
それで、そういう関係の中でお父さんとの関係が強いから、まだ、女になりきってないところがあるんですよね。
相談者:
はあー。
加藤諦三:
そらあー、セックスは出来ないですね。
相談者:
はあ、そうですか。
加藤諦三:
単純な話で、父親と深く結びついているお嬢さんと、母親と深く結びつき過ぎている35歳の男性が、見合いで結婚した。
相談者:
はい。
相談者:
周りがどんどん、いっていく。
相談者:
はい。
相談者:
表面上は何の問題もないんだけれども、
相談者:
はい。
相談者:
心理的には、猛烈な問題を抱えている両者なんですよ。
相談者:
はあ。
相談者:
それでえ、お見合いだから、結婚して、結婚式場は決めて、どんどんいくと。
相談者:
はい。
加藤諦三:
でえ、結婚してからも、セックスレスだと。
いうのはありますよね。
相談者:
はあー。
加藤諦三:
あなた・・自身にも、こういう、その、子供とね、娘を挟んで、父親との、この歪んだ関係を作る、原因はあったんですよ。
相談者:
そうですね。
わたしが、色んなことを、強過ぎましたね。
加藤諦三:
あなた自身は、お父さんと、お母さんと、どっちが好き?
相談者:
父親の方が好きです。
加藤諦三:
父親の方が好きですよね?
相談者:
そうですね、愛情の深い父親でした。(泣)
加藤諦三:
ええ。
お父さんといるときの方が、居心地良かったよね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
なんでお父さんと居るときが居心地が良かったんだろうね?
相談者:
よく話をきいてくれた。
それに対して、ああだ、こうだ、ということは言わないで、
加藤諦三:
全部受け入れて、
相談者:
黙って聞いて・・くれて、
加藤諦三:
うん。
ちょっと、大変、失礼なこと、聞くんですけれども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
あなた、自分にも絶望してない?
相談者:
そおですね、わたし、付和雷同っていいますか、すごく、人に左右され易いところがあって、一つの筋が、通ってないっていうか、それでいて、家の中っていう、あれでは、女王様みたいに、
加藤諦三:
そうです。
相談者:
自分のいいように、
加藤諦三:
しようと、
相談者:
何でも取り仕切って、そのくせ、一歩社会に出ると、何も、出来ない自分がいる、というのも、
加藤諦三:
そのとおりです。
相談者:
知ってて、だから、主人に頼ってっていう、
加藤諦三:
まったくの自己不在ですからね。
だから、あなた、家の中で女王って言いましたけども、
相談者:
はい。
加藤諦三:
要するに、
相談者:
はい。
加藤諦三:
家の中ではサディストなんですよ。
相談者:
ああ。
加藤諦三:
表面は愛の仮面を被ったサディストなの。
相談者:
ああ。
加藤諦三:
そこの根源にあるのはね、お父さんとお母さんとの関係、本来解決しなければならない問題を、解決しないまま、58まできたんです。
相談者:
はい。
加藤諦三:
これは、どうしても、解決して乗り越えなきゃいけないことなの。
相談者:
はい。
加藤諦三:
お嬢さんは、関係ないです。
相談者:
はい。
加藤諦三:
それを乗り越えたら、家の中でも、外でも、自信を持って生きていかれます。
相談者:
はい。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
失礼いたしまあす。
(内容ここまで)
母が内省して、なんで娘夫婦のセックスレスが解決するんや?
と、勘違いしそうになったけど、違ったわ。
娘夫婦の問題は、娘自身が解決すること。
離婚も含めてね。
これは、今から母が改心したってどうしようもない。
ただ、なんでこの問題が起きたか?
これに相談者が向き合うべきだということ。
合ってる?
(笑)
加藤先生はこの娘夫婦のセックスレスについて、後天的な要因を仰るんですが、いまいち、しっくりこなくてね。
いや、もちろん、加藤先生に反論する知見なんて、1ミリも持ち合わせていないのは重々。
でも、だって、本能でしょ?
厳しいとか、支配的だとか、マザコンだとか、そんな、どこにでもある親子の関係くらいで、そこまで性欲が影響受けちゃうもんなの?
やっぱり、伊藤さんがほのめかしてた、先天的な何かを疑っちゃうんだよ。
よく分からんけど、
婿さんは、処理は自分でしてるってこと?
もし、それすら、無いってことになると、病気か、マイノリティかのどちらかになる。
相談者がサディストだとすると、じゃ、結婚30年経つ夫はマゾヒストか?
自分が好きだった父と同じタイプの男を選び、
そして産まれた娘は自分と同じような濃密な父娘の関係になったと。
つまり、お見合いで出会ったこの草食系の婿に娘が好意を持ったのは偶然ではない。
当然の成り行きだ。
娘の婚姻年齢、
結婚相手との年齢差、
結婚相手のタイプ。
相談者は、娘に自分と同じような道を歩ませることに成功し、満足していたに違いない。
歯車が狂ったのは、相談者の御めがねにかなうこの婿が、草食”系”などではなく、性的には、正真正銘の草食そのものだったということだ。