常に誰とも主従関係になってしまって生きづらい36歳独身女性
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
さっきからお話・・でも伺ってると、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
あなたの行動の中に、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
すでに、自立しつつある・・芽生えみたいのが、いくつもあるので、
相談者:
あ、ありがとうございます。
高橋龍太郎:
まず、ここに相談に来たっていうのが一つ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それから、不当な扱いを受けたときに最後にちゃんと、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
淡々とか、もしくは、最終的に声を荒げるか分んないけれども、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ちゃんと、自分・・の、その扱いの不当さを訴えることが出来てるってことが一つ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それからあ、普通、男女関係で、虐待を続けられた女性が、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
女性の側から別れられるって、まず無いのよ。
相談者:
あ、そうなんですか?
高橋龍太郎:
まず、完全に支配されてしまって、
相談者:
ああー、
高橋龍太郎:
それで、例えば、変な言い方だけど、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
もう、虐待を受け続けているのでえ、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それこそ、シェルターに逃げるんだけど、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
シェルターってのは、もう、ね、場所も分んないように、住所も隠して、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
みんな来てるのに・・みんなシェルターから電話するのよ。
虐待した相手に。
相談者:
ああ、また戻ってしまうということですね。
高橋龍太郎:
うん、公的な機関がいくら支えようとしても、
相談者:
あーーー。
高橋龍太郎:
自分で電話するんだよ。
相談者:
へえー。
高橋龍太郎:
そいでまた元の所に戻っていくの。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それが虐待の究極の形なの。
相談者:
ああ、そうなんですか。
高橋龍太郎:
うん。
だから、あなた、自分から別れられてるってことは、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
そういう人たちに比べれば、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
相当あなたの中に、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
自立する意欲が高いんですよ。
相談者:
ああ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
あ、なんか、それ聞いてすごい、うれしいです。
高橋龍太郎:
うん、だからもっと自信を持った方がいいし、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
それから、一番不思議に思うんだけど、そういう、ご両親・・の所に、どうして居るの?
相談者:
実は、あの、震災・・で、家ごとお、失ってしまいまして、
高橋龍太郎:
どちらが?
相談者:
あ、あたしが。
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
それで、そのとき、あのお、別に暮らしていたんですけれども、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
ちょっと、実家に戻らなきゃならないような、状況になってしまって、戻ったという感じです。
高橋龍太郎:
そうなんですか、経済的な面という意味で?
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ふうん・・
心理的な距離は取れてるのかな?両親との間・・
相談者:
あ、心理的な距離は取れてます。
高橋龍太郎:
取れている?
今や。
相談者:
はあい。
あの、しかも、もう、この歳ですから、身体的な暴力はさすがに無いですしい、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
あまり干渉してくることも、無いです。
高橋龍太郎:
うん、うん、そうなんですね。
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
じゃあ、もう、そういう、親子の中でえ、
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
具体的な行動が、あろうと無かろうと、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
でも、この年齢になっても、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
支配されるの。
普通は。
相談者:
あー。
高橋龍太郎:
年老いた両親から、キツイ言葉を言われると、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
36歳になっても、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
また昔のことが噴出してしまってえ、
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
もう、ダメージ受けて、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ウツ状態になるっていうようなことを、普通は繰り返すの。
相談者:
はあ、そうなんですか。
高橋龍太郎:
でも、あなたのお話を聞いてると、双方が介入し合える距離を取れるっていうようなこと・・が出来ているようだから、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
少なくとも両親との間に、力関係でいうと、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
今はフィフティ・フィフティだね。
対等の、
相談者:
今はそうですねえ。
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
それと、両親と、同じことを、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
他の人と、やろうとする、その、内なる芽生えみたいなものが、もう、あなたの側に出来ているのでえ、
相談者:
はあい。
高橋龍太郎:
少しずつ、とにかく、自分の持っている不満を、必ず言語化して、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
相手に伝えるってことを、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
繰り返していれば、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
いずれ、対等の関係に、なっていけると思うよ。
相談者:
ああ、そうですか。
高橋龍太郎:
それで、その、ノウハウがあまり、分り難いってことであれば、ちょっと古びた言い方になるけど、AC(アダルトチルドレン?)っていう、機能不全家族の、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
その子どもたちの自助グループっていうミーティングがあるからあ。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
そういう所に、顔・・あの保健所に聞いたりすると、すぐ教えてくれると思うから。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
そういうミーティングに顔を出して、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
どんな風に、そういう、人間関係を、回復してったかっていう、同じ当事者どうしの、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ミーティングみたいなのに顔を出すと、すごく分りやすく、色んな、具体的な言葉で、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
説明してくれるので、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
あなたの力になってくと思うよ。
相談者:
はい。
是非、あの、ミーティングの方、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
参加さしてみたいと思います。
高橋龍太郎:
それがいいと思うな。
相談者:
はい。
(再びパーソナリティ)
人生相談は参考になるけど追記の意地の悪い見方はあんまり好きじゃない
対等に愛し合える人が見つかって幸せな人生が歩めます様に。
追記はちょっと相談者にあんまり寄り添ってないようにな感じる、同じような境遇でしたが家事をしたところで母親のマイルールが強く「味付けが濃すぎてまずい(レシピ通り作っただけ)。父親には出せないからお前はつくるな」と母は父に私が家事が出来ることがバレたくない様子(そもそも大体やらせてくれない)で、父は母の家事を手伝えと私に叱りつけるだけで地獄みたいな環境でした。