誤振込された28万をネコババして裁判所から呼びだされる59歳の男

テレフォン人生相談 2015年3月11日 水曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 男59歳 妻59歳 娘は嫁いで今は2人暮らし

今日の一言: なし

(家族構成、年齢のやりとりは省略)

相談者:
えーと、実はですね、

加藤諦三:
ええ。

相談者:
二ヶ月くらい前に、

加藤諦三:
はい。

相談者:
自分の口座に、

加藤諦三:
はい。

相談者:
なんか、相手が間違えて、

加藤諦三:
はい。

相談者:
金額を振り込んだですよ。

加藤諦三:
どのくらいの金額・・

相談者:
えーと、28万円。

加藤諦三:
はい。
で、

相談者:
それで、

加藤諦三:
その相手・・は、あなた、知ってる人・・ですね?

相談者:
いえ、いえ、全然知らないです。

加藤諦三:
知らない人から、28万円振り込まれてきた?

相談者:
そう。

加藤諦三:
はい。

相談者:
それでえ、うちの女房がいつも、

加藤諦三:
はい。

相談者:
あのお、給料入ると、カードで全部・・出すんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
それで、全然、タッチしてなかったんだけど、

加藤諦三:
はい。

相談者:
あとからあ、銀行さんから、それからあ・・20日くらい経ってからかな。

加藤諦三:
はい。

相談者:
「間違えて振り込んだんで、」

加藤諦三:
はい。

相談者:
「お返しください」って・・言われたんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
それで、

加藤諦三:
銀行からね?

相談者:
ええ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、うちの女房に聞いたら、

加藤諦三:
ええ。

相談者:
「いや、カードで下ろしてるから全然分んない」
「金どうした?」
って聞いたら・・
「全部使っちゃった」
・・って言うんですよ、支払いで。

加藤諦三:
はい、はい、はい。
要するに、そうすると、奥さんからすれば、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
毎月の給料より、ちょっと・・ま、

相談者:
多い。

加藤諦三:
多い、

相談者:
はい。

加藤諦三:
給料入ったなあ、と。

相談者:
はい。

加藤諦三:
ニコっとして、喜んで、色々、使っちゃったということですね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
はい。
それで?

相談者:
そいで、

加藤諦三:
ええ。

相談者:
弁護士さん・・から、

加藤諦三:
はい。

相談者:
あのお、調停のあれが来て、裁判所っていうか、

加藤諦三:
はい。

相談者:
に、今月?

加藤諦三:
はい。

相談者:
出頭してくださいって、いう、あれがあって、

加藤諦三:
はい。

相談者:
それで、28万円プラス、

加藤諦三:
はい。

相談者:
延滞・・被害金?

加藤諦三:
はい、はい。

相談者:
支払い、求めるって書いてあんですけど。

加藤諦三:
はい。
で、この28万円ていうのは、その額は、あれですね?、
奥さんは認識していなかったんですね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
なんか多いな?、っていうだけですね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、僕は全然知らなかったんでえ、

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、急に来られても、それからが、えー、20日くらい経ってからですか、

加藤諦三:
はい。

相談者:
銀行さんから来て、

加藤諦三:
はい。

相談者:
「返しなさい」って・・

加藤諦三:
銀行・・から電話が掛かってきたんですか?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はい。

相談者:
でー、

加藤諦三:
それを奥さんが受けたわけですね?

相談者:
いえ、僕が受けたんですよ。

加藤諦三:
あ、あなたが受けたんですか?

相談者:
ええ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
僕の、あの、口座になってるんで。

加藤諦三:
はい。
んで、あなたが受けて、
「いや、そんなの知らないよ」と、答えたわけ?

相談者:
いや、だからあ・・仕事がちょと、あの、夜遅くまでなるんで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
◆△%てられないんで、そのままにしたんですけど、「無理です」って。
「今日これますか?」って言うから、
「無理」、っていうことでえ、

加藤諦三:
あ、銀行に、来てくれ、って言われたわけね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
それ、なに?、仕事場に掛かってきたの?

相談者:
携帯の方ですね。

加藤諦三:
あ、携帯。
だから、

相談者:
はい。

加藤諦三:
昼間ですね?、電話、掛かって来たのは。

相談者:
そうですう。

加藤諦三:
仕事中に、携帯に電話が掛かってきて、
「今から来てくれ」、って言われたわけね?

相談者:
ええ。
「今日来れますか?」って言うから、

加藤諦三:
で、あなたは、「無理です」と。

相談者:
「仕事が遅くなるんで、」

加藤諦三:
ええ。

相談者:
「行けません」

加藤諦三:
はい。
で、その1回だけ?

相談者:
6回くらいですね。

加藤諦三:
6回くらい電話掛かってきた?

相談者:
はい。

加藤諦三:
はい。
で、その度にあなたは、出てはいるんですね?

相談者:
1回、2回は出たんですけど、

加藤諦三:
ええ。

相談者:
仕事中で、ちょっとお・・出れないときがあるんで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、同じ番号だったんで、

加藤諦三:
はい。
ああ、まあ、そのままにしたと。

相談者:
ええ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
それで、女房に聞いたら、

加藤諦三:
はい。

相談者:
いやあ、全部支払いのものと、色々買っちゃったっていう・・ことなんで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
そのままにしてたんですけど、そしたらあ、裁判所っていうか、えー、から、今月に、あの、出頭してください・・っていう、あれが来て、

加藤諦三:
裁判所の方から・・さっき弁護士っていう話聞いたけど、
要するに裁判所から、出頭して、くだ・・欲しい、

相談者:
だから、あのお、簡易裁判所に、

加藤諦三:
はい。

相談者:
一応、あの、日にち・・書いてあるんですけど、

加藤諦三:
はい。

相談者:
今月・・

加藤諦三:
はい。

相談者:
あのお、来てください・・

加藤諦三:
ていうのが来たと。

相談者:
ええ。

加藤諦三:
で、今日の、

相談者:
それと、

加藤諦三:
はい。

相談者:
弁護士さんから、

加藤諦三:
はい。

相談者:
手紙が来てまして、

加藤諦三:
はい。

相談者:
これえ・・が、一括でお振込いただければ、告訴は取り下げますっていう・・書いてあんですよ。

加藤諦三:
はい。
で、今日のあなたの相談っていうのは、
これは放置しといていいものか?、
それとも・・まあ、裁判所が出頭してくださいって言うんだから、そのときに出頭して・・もう使っちゃったと言いたいんだと、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
いうことね?
どういうことでしょうか?、ということですね?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
はい、分りました。

(回答者に交代)


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