偽装離婚?、アルコール依存症の妻とパチンコ中毒の夫

(再びパーソナリティ)

ドリアン助川:
もしもし?
もしもし?

相談者:
はい。

ドリアン助川:
あ、その結論が出ないという部分が、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
ある種の結論であるような気もするんですね。
今、忘れてるような記憶でも、あなたがその汗をかいて帰って来たときに、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
冷たい水を出してくれたりとか、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
なんかそういうことの積み重ね、の中で、

相談者:
はい。

ドリアン助川:
今あ、別れようと思っても、別れ切れない何かがあるような気もするんですよ。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
ええ。
でえ、これはいいことなのか、悪いこと・・なのか分かりませんけど、
一つ、ある種の諦めっていうのも大事でして、

志賀こず江:
フッ

ドリアン助川:
あのお・・

相談者:
(笑)

ドリアン助川:
この人はこういう生き物なんだって。

相談者:
(笑)

ドリアン助川:
違う気持ちでつぶやく言葉になるかもしれないと思うんですね。

相談者:
はい。

ドリアン助川:
ええ。
ですので、今、あのお、先生も仰ってました、3人で生きていくんだっていう気持ちが、どっかに絶対あるんじゃないかという部分を大事していただけたらな、というふうに、

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
僕は思いました。

相談者:
はい、分りました。

ドリアン助川:
どうもありがとうございました。

相談者:
はい、すいません、ありがとうございます。

ドリアン助川:
どうも。

相談者:
失礼します。

(内容ここまで)

どっか、ネジが飛んでんねえ、この人・・たち。
志賀ちゃんが叱る意欲を失くすくらいだもん。

やっとの思いで相談者に放った言葉が、
「結局、あなたは、どうしたいの?」

(笑)

生活費にまで手をつけてパチンコして借金したら、たとえそれを生活費に使ったとしても、「パチンコで借金した」、って言えよ。

嫁の構想も笑える。
ドランカーが障害年金で悠々ってあんた・・

いや、もちろん精神的な病も支給対象ではある。
一応ね。
だけど、いくら大阪の福祉行政がザルといったって無理にきまってる。第一、嫁はほとんど回復に向かってんだろ。

で、何?、半年前に離婚届を出して、いまだ同居を続けるとな。
偽装離婚なのかねえ・・

もっとも、偽装離婚それ自体を裁く法律はない。
そらそうだ、人は自由に、誰とでも、どこでも暮らしていいんだから。

だけど、一般的に、偽装離婚の動機は不当利得にある。

偽装離婚を活用した不当利得にはいくつかあるみたいだが、この人たちに財産隠しなんてのはあり得ない。

残るは福祉制度の悪用という犯罪行為だ。
一応、その企みを下に書いてはみた。

だけどねえ・・

相談者夫婦には、それだけの、ズル賢さは無いと思うんだな。
いや、”ズル” しようとする意欲はあっても、実行に至るまでの ”賢さ” が無い。

偽装離婚のメリット-児童扶養手当

まず思いつくのは、片親の場合に支給される、児童扶養手当。
相談者が言ってた「児童手当」は、実はこれを指している。(*1)

全国放送でガチの犯罪計画を堂々としゃべらせるなよ。(笑)

(*1)児童手当:
児童手当は児童扶養手当の略称では無い。
両者は別もの。
児童手当は中学生までの子がいる一般家庭に支給される。
片親、両親、関係ない。
ただ、児童手当にも所得制限があるので、夫が高給取りの場合、離婚によって所得を下げるという動機もあるが、相談者の場合は関係ないし、そもそも娘は高校生なので対象外。

児童扶養手当は満額で月4万ちょい。
高校卒業までだから、相談者の場合、2年間として総額100万円を手に出来るわけだ。

もし仮に、子が就学前のときから支給を受ければ、支給総額は1,000万を超えることになる。

すべてを貯蓄・運用に廻せば、これだけで、一財産築けてしまう。
(生活保護と違って児童扶養手当は使途に制約はない)

ただし、支給には、所得制限があって、これが結構厳しい。
満額貰える人ってのは、本来、無職に近いレベルで、貯蓄や遊行費に廻す余裕が無いはず。
つまり、不正受給の場合、生活態度にも、それなりの偽装が必要になってくる。

さらに、支給開始後5年経過して、就業可能であるにも関わらず、その意欲のない親に対しては、半額まで減額されたりする。

こうしてみると、不正受給には、かなり周到かつ、継続的な隠蔽工作が必要で、まさに確信的詐欺行為だ。

偽装離婚のメリット-生活保護

これは、家族の稼ぎ手である夫を、世帯から切り離すことで、生活費が不足する状況を偽装するという単純な図式。

あるいは、財産を持っていると受給出来ないので、その名義を世帯から切り離す目的としても偽装離婚が利用される。
でもこれは、今日の相談者には関係ないか。

あるいは、本当に困窮している場合であっても、偽装離婚して、夫、妻の双方で別々に受給すれば、夫婦一括で受給するよりも受給総額を増やすことが出来る。
母子加算も復活したことだし。

また、金銭的な受給に加え、医療扶助(要は医療費がタダ)を活用した、向精神薬の横流しなどの闇ビジネスが可能になる。

もちろん、不正受給には、周到な立ち回りが必要であることは、児童扶養手当と同じ。

 

 

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