義弟に貸した400万の支払督促。 判決も取ったのに腰砕けにされる64歳

テレフォン人生相談
2015年5月11日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大迫恵美子(弁護士)

相談者: 男64歳 未婚 妹の元夫57、8歳

今日の一言:
行動すれば行動するほど、相手を許せなくなります。

(年齢、家族構成のやり取りは省略)

加藤諦三:
前、結婚していて、離婚して今一人っていうんじゃなくて、ずっと、お一人・・

相談者:
ええ、そうですね、ずっと・・

加藤諦三:
一人、はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
えっとですね、約、12年前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
お金を貸したんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
あー、ある時期、少しづつ返却があったんですけれど、

加藤諦三:
はい。
相手はどういう、方ですか?

相談者:
ええ、相手はですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
以前ですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
私の妹と、

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、結婚していた、

加藤諦三:
はい。
義理の弟と

相談者:
そうです。

加藤諦三:
いうことですね。
はい。

相談者:
ただあ、今現在、もう、離婚しちゃってえ、

加藤諦三:
はい、はい。
でえ、12年前、いくらくらい、貸した・・

相談者:
えーとですね、あの、即金で、

加藤諦三:
はい

相談者:
400万です。

加藤諦三:
そいでえ、そのときには、どういうふうな返済の約束をしていたんですか?

相談者:
ええ、特にですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、しっかりした、あのお、返済方法、等は、決めずにですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
とにかく、えー、生活費とか、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、そのときい、えー、事業をやってたんですよ。

加藤諦三:
弟がね、はい、はい

相談者:
で、そこの運転・・資金等がですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
ちょっと足らなくなっちゃって、入るつもりの入金が、ちょっと遅れてるっていうような、

加藤諦三:
はい

相談者:
形でですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
それが入れば、取り合えず、全額じゃないけれど、

加藤諦三:
はい

相談者:
返済するっていうような、お話でですね、

加藤諦三:
はい。
そいで、そのときには、きちんとした契約は、

相談者:
ええ、してない・・かったんでえ、

加藤諦三:
してなかったんですか・・

相談者:
それでですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
それからあ、8年ほど経ったくらいにですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
やはり、このままじゃ、まずいなということでですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
きちっと、成文化したですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
どういうふうに返していただくかっつう・・誓約書みたいのを、作っていただいたわけです、本人にですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
印鑑を押してもらったあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
文書を作ってもらってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、こういう・・返済期日に返しますと。

加藤諦三:
はい

相談者:
いう、ことでですね・・

加藤諦三:
そんときに、まだ、そのお、4年前は、400万、全然、

相談者:
そうです、一切、無か・・ったですね。

加藤諦三:
一切返されてない?

相談者:
ええ。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、いくらかづつ、返していただきまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、それはもう、約束の、その、成文化された内容とはちょっと、金額等は違ってたんですけれどお、

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、返していただいてきてるということでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
多少気持ちも安・・私自身も安心してたわけです。

加藤諦三:
はい。
それはあのお、あの、毎月いくらっていう形で、

相談者:
ええ、毎月、その、誓約の、方では、毎月10万円返しますと。

加藤諦三:
はい

相談者:
いう・・誓約書だったんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
それがあ、現実は、まあ、2、3万づつ、だったわけです。

加藤諦三:
はあ、はあ、はあ

相談者:
それでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
トータル返済額が、20万になった時点でですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
その後、一切、返済されなくなっちゃったんですよ。

加藤諦三:
ああ、その、一切、返済されなくなってから、どのくらい経つんですか?

相談者:
その・・から2年くらい、

加藤諦三:
ああ、2年くらいねえ・・

相談者:
ええ。

加藤諦三:
で、この2年間の間に、申し訳ない、ちょっとお、待ってくれ、とかっていう、

相談者:
いえ、私の方から、問い合わせしてるんですがあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
出ないんでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、留守電・・的になるんでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ここにい、連絡欲しいと。

加藤諦三:
はい

相談者:
いうようなことだとか、

加藤諦三:
はい

相談者:
あとお、いわゆる、簡易的な、あの、内容証明っていうか、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、郵便です。
そういうものも送ってるんですがあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
一切本人からも、連絡・・無くなってしまったんですよ。

加藤諦三:
んん・・それ、

相談者:
それでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、実はですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、色々・・その、相談するような、所もあると思ってですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
相談したところ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、まあ、支払督促(*)っていう方法があるんでえ、

(*)支払督促:
債権者からの申立てにより、裁判所が代わって行う督促のこと。
この督促によって、支払われればそれで解決だし、または債務者から異議の申立てがなければ、判決と同様の効果が得られ、強制執行許可が得られる。
もし債務者から異議の申立てがあれば、自動的に訴訟へと移る。
相談者は、「裁判までいった」、と言っているので、元義弟から異議の申立てがあったことになる。

加藤諦三:
はい

相談者:
そういうことをしたら、どうですか?ということで、弁護士の人が簡単に相談、乗っていただけるような、

加藤諦三:
はい

相談者:
場があったんでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういう、手続きを、ずうっと、この2年間で、して、来ましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
実は、あのお、裁判・・まで、いきまして、

加藤諦三:

相談者:
判決も出たんですよ。

加藤諦三:
ああ

相談者:
要するに、裁判の当日、あのお、被告が来なかったんです。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
ですから、裁判官も、もう、私の、申し出を全面的に認めていただきまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
これこれ、こうしなさいという判決頂いて、

加藤諦三:
はい

相談者:
それも、ほん、あー、その判決自体も、本人も分かってると思うんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
それでも、一切連絡が無くですね、

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
で、判決が出てから、えー、約2週間ぐらい経ってからですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしの方も、あの、内容証明の、

加藤諦三:
はい

相談者:
んん、文書を、本人宛に送って、

加藤諦三:
はい

相談者:
話し合いに、応じてくださいと。

加藤諦三:
はい

相談者:
いう旨、送ってあるんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、ま、何の連絡もないというのが、今の現状ですね・・

加藤諦三:
はい、分かりました。
要するに、そうすると、裁判をやって判決まで貰っているんだけれども、現状こういうようなことで、どうしたらいいでしょうか?ってことですね。

相談者:
そうですね、あとお、は、正直言いまして、私の気持ちがですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
諦めるにも、ちょっと、あのお、治まんないような・・気持ちになっちゃうんでえ・・

加藤諦三:
はい、分かりました。

(回答者に交代)

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