義弟に貸した400万の支払督促。 判決も取ったのに腰砕けにされる64歳
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい
大迫恵美子:
はい、こんにちはあ。
相談者:
はい、こんにちは。
大迫恵美子:
ええっとですねえ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あのお、まあ、もう、判決まで取ってらっしゃるのでね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
んん、あのお、これからすべきことについては、プロの弁護士として、まあ、どういうことが出来るのかとか、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういうことについての、まあ、わたしなりの考えはありますけれども、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
要するにね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あなたの方が今、その、相手の方のこと、ほとんど知らないですよね?
相談者:
はあ、そうですね、はい。
大迫恵美子:
んん、実際にね、このお、お金を、ま、回収したいんだというふうに考えていくとすると、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
やはり、もう少し、その相手のことを知る努力をされないと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、実現することは難しいと思いますよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、まずう、大前提として無い人からは取れないんです。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ。
取るものがないものは、強制執行できませんのでね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
だけどお、取るものがあるならば、強制執行の道を、追及するというのはね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、これは、ま、弁護士として依頼を受けてるときには、そうするだろうと思いますけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そのためには、もっとあなたから情報頂かないと、出来ないので、その、情報をあなたがどこまで調べることが出来るかなんですけどお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、一つはね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
妹さんとは、あなたは、疎遠なんですか?
相談者:
いいやあ・・あのお、まあ、そんなには、こう、ベタベタしてるっつう感じじゃないですけどねえ・・
大迫恵美子:
要するに、相手のことを知るためにはね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
一番、あのお、身近にいたわけですから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
一定の時期まで。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのときの、その、彼の状態がどうだったかについて知ってる人に聞かないといけないですよね。
相談者:
そうですね、はい。
大迫恵美子:
例えばどんな仕事をしてるのかとか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
取引銀行はどこだったのかとか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それから、今、住んでいるところのね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
大家さんとか、家賃とかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その関係がどうなってるのかとか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう情報が必要なんですけどお、それを知ってる可能性のある人について、どこまで、あなたが真剣に接近していくかのかね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
それが、あのお、(笑)ちゃんとやれないんだったら、それは弁護士に頼んでも出来ないことだと思いますよ。
相談者:
そうですね、分かりました。
大迫恵美子:
一番最後に、自分を良く知ってる人から借りてしまうもんですからあ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そうすると、そのお、貸してる方はね、信頼してとか、そのお、言葉をね、あのお、
相談者:
そうですね、もう
大迫恵美子:
ま、信じてっていうふうに
相談者:
もちろん、そういうつもりで、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
ええ
大迫恵美子:
なりますから、
相談者:
ええ、◆△%&■
大迫恵美子:
裏切られたっていう気持ちが非常に強いですよねえ。
まあ、あの、そして、こういうトラブルになるわけです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、弁護士としては、例えば、破産、になった事件でね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
債権者集会なんかが、あるとですね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
えー、色んな債権者が来る中でね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、金融機関だとか、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それから、あるいは、サラ金だとかね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
こういところが来て騒ぐなんてことは普通無いんです。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
もう、あの、割り切ってるんですけどね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
一番、集会で、最後まで、こう、声を荒げてね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、責めるのは、やはり、身内とか、知人とか、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういう方ですよね。
相談者:
そうですか・・
大迫恵美子:
ええ
相談者:
ですから、私自身は、そのお、借りた、彼・・本人にですね、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
えー、いつも思ってるのは、そういう知人や、えー、身内だとか、
大迫恵美子:
はい
相談者:
そういう、素人、相手にですね、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
騙すような借り方するよりは、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
今言ったようなサラ金だとか、なんとか、
大迫恵美子:
はい
相談者:
というようなところを、相手にしてくれれば良かったのに、と思・・ってはいるんですけどね。
大迫恵美子:
いや、それは、もう、やっっちゃった後だったと思いますけど。
相談者:
ええ、ま、もちろん、そうだとは思うんですけれど、
大迫恵美子:
はい
相談者:
そちらを踏み倒すなら分かるんですけれどお、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
ちょっとお、私自身の人生観からは、ちょっと離れちゃってるんでえ、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
うーん、わたし、自身の心持ちがあ、追いつかないっつうのが正直なところなんですよね。
大迫恵美子:
ふうん・・
まあ、あのお、お金の問題を超えてね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そのお、騙したとか、騙される・・たという、そういう、その、おー、人間関係の、ところにしこりが残っちゃうんですよね。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ。
相談者:
そ、そちらの方が、今、正直、ウェイトとしては大きいんですよ。
大迫恵美子:
ま、ただね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
おそらく、そのお、弟さんの方もね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
その当時は、さっき言ったように、返せると思って、で、何よりも、どこよりも、ここを返したいと思って借りてはいるんだと思いますよ。
ただあ、やっぱり、自分の、おー、力に余ってることをしてしまったのでね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
ええ、結局返せなくなる、そうすると、約束が守れないので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
益々会わせる顔がなくなっちゃう。
で、1回逃げちゃうと、2回目が、益々会いづらくなっちゃう。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
これがどんどん、繰り返し、繰り返し、なってるんだと思いますけどね。
相談者:
ああ
大迫恵美子:
まあ、あのお、8年も経ってからね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
誓約書にサインするってことは、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
まあ、あと(笑)2年頑張ってれば、時効になったような、債権ですからあ。
相談者:
そう、ですね。
大迫恵美子:
まあ、それにね、サインしたっていうのは、一定の、良心の、呵責というかね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういう気持ちが、あるからだと思いますよ。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
だから、まあ、ほんとに最初から騙すつもりだったとかね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
全然、こんなものどうでもいいと思っているということならば、サインはしなかったと思いますのでえ、えー、ずっと心に引っかかってたことは間違いないと思いますよ。
相談者:
そうですかねえ
大迫恵美子:
はい。
相談者:
ですから、わたしは、もう、少しでもいいから、そ、そういう、ことを、へん、返済・・に努力して、欲しいなって、いうのが・・気持ちなんですよ。
大迫恵美子:
そのお、弟さんて、今おいくつくらいの方ですか?
相談者:
ええっとお、50・・7、8だと思います。
大迫恵美子:
ああ・・
まあ、一番、その難しいときですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、もう、そろそろね、この先、収入・・を続ける、のが難しいかどうかが、見えてしまっているときなのでえ、こういうときに、その、働いたものを全部ね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
食べるものを食べないで返すっていうことが、もう、だんだん、苦しくなって来てる年齢ですよね。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
これから先の返済は、やっぱり難しいんじゃないでしょうか?
相談者:
ええ、まあ、難しいんじゃないかな、とは思ってるんですけれどお、
大迫恵美子:
ええ。
ま、そうだとするとね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
今度は、そのお、まあ、話が戻りますけどお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、あなたの方のね、精神衛生、というような面でも、
相談者:
はい
大迫恵美子:
このことに執着するのは、ちょっと、(笑)不経済かもしれないですよね。
相談者:
はい、ええ。
ま、簡単に言えば、諦めるしかないっていうことですかね。
大迫恵美子:
んん、諦めるっていう言葉も、あのお、色んなニュアンスを含んでる言葉だと思いますけどお、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、要するにね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたの立場として、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
いいようにやられてしまったっていうような、思考・・の持っていき方は、とても辛いと思うんですよ。
相談者:
はあい
大迫恵美子:
おそらく、(笑)全然、むこうは、いいようにはやってなくってね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
むこうが、やっぱり苦しいと思いますよ。
相談者:
ああ
大迫恵美子:
だいたいね、貸して、返してもらえなかった人は、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
むこうばかりが、いい思いをして、自分にこんな酷い、ツケを廻したと。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
いうふうにね、あの、考えてしまうんですけど、
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
やっぱり、お金を貸せる人と、まあ、その、なんか、色んなこと言って、必死で借りていく人とではね、
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
それは、ま、借りた人の方がずっと苦しいですし、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
もちろん、負い目もずっと感じてるんですよ。
で、人間関係では、もう、あなたに頭が上がらないという立場だっていうことは分かってるわけでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたが頭の中で想像しているように、自分を踏みつけにして、自分の上の方で、せせら笑ってるというような、図はないですよ。
相談者:
そうですかね。
大迫恵美子:
はい。
そこなんですよ、一番、あなたが苦しいのはね。
相談者:
そうですねえ。
大迫恵美子:
ええ。
でも、それは実際とは全然違うんです。
相談者:
ああ・・
まだ、ちょっとそこら辺のところは理解できなかったなあ、といったところですけどね。
大迫恵美子:
まあ、おそらくね、これだけ借金してるんですから、あなたから借りてるだけじゃないと思いますけどお、
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
あの、相当辛い人生を、今も、続けてると思いますよ。
相談者:
本人の、口からも、どうも、借りてる、ような、話は聞きましたんで。
大迫恵美子:
ええ・・
ま、それを考えるとねえ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
枕を高くして寝られるあなたの方が何倍も幸せだと思いますけど。
相談者:
ええ、ま、そうだと思いますよ、私自身は、そんなことしてきたつもりはないんで・・
大迫恵美子:
ええ。
だから、むこうの方がいい夢を見たっていうことは全く無いと思います。
相談者:
ええ・・
まあ・・分かりました、そういうふうに捉えるしかないっていうことですね。
(再びパーソナリティ)