開き直る夫に悩む62歳。女のプライドか生活の安定か

(回答者に交代)

志賀こず江:
さっきね、ちょっと、泣かれ、そうになって、

相談者:
はい

志賀こず江:
しまわれたこともありましたけど、

相談者:
はい

志賀こず江:
まず一番結論から申し上げたらね、

相談者:
はい

志賀こず江:
そのご主人が仰ってるような、

相談者:
はい

志賀こず江:
お前とは別れない。

相談者:
はい

志賀こず江:
だけどお、

相談者:
はい

志賀こず江:
彼女との生活は続けるから、

相談者:
はい

志賀こず江:
認めろ。

相談者:
はい

志賀こず江:
これは、あり得ない選択だと思うんですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、一番いいのは、

相談者:
はい

志賀こず江:
ご主人が、

相談者:
はい

志賀こず江:
きっぱりこの女性と別れて、

相談者:
はい

志賀こず江:
で、あなたたちの生活をこれから、

相談者:
はい

志賀こず江:
大事にしていく。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、これはひとえに、彼の気持ちに掛かってるわけですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、そこんところが彼が非常に優柔不断で、

相談者:
はい

志賀こず江:
どうにもならないと。

相談者:
はい

志賀こず江:
いうところなので、

相談者:
はい

志賀こず江:
まず、ご主人の気持ちを、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたがどうこうするっていうことは、これはもうね、

相談者:
はい

志賀こず江:
ご夫婦でも人間の気持ちですから、

相談者:
はい

志賀こず江:
どうにもならない。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、ほんっとに、過激に、徹底的にやるというのであれば、

相談者:
はい

志賀こず江:
まず彼女にですね、

相談者:
はい

志賀こず江:
うちの夫に手を出すなと、平たく言えばね。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、あなたは、その、いわゆる、法律的にはね、不法行為といってね、

相談者:
はい

志賀こず江:
間違ったことをしてるんだから、

相談者:
はい

志賀こず江:
わたしに対して、

相談者:
はい

志賀こず江:
きちんと、

相談者:
はい

志賀こず江:
損害賠償を払いなさいと。

相談者:
はい

志賀こず江:
そういう請求をして、

相談者:
はい

志賀こず江:
ノーと言われたら裁判でも何でも起こしちゃうと。

相談者:
はい

志賀こず江:
いうことだって出来ると思うんですね。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、それをやることで、

相談者:
はい

志賀こず江:
むこうも、

相談者:
はい

志賀こず江:
あ、自分がやってることはね、

相談者:
はい

志賀こず江:
決して許されることじゃないんだ。

相談者:
ええ

志賀こず江:
大手を振って、やれることではないんだと、いうことを自覚する、かもしれないし、

相談者:
はい

志賀こず江:
それから、夫の方もね、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたがそこまできちんとやるかと。
いうことで、

相談者:
はい

志賀こず江:
もう1回、自分のやってることを自覚し直す。

相談者:
はい

志賀こず江:
そういうことだって、あるかもしれません。

相談者:
はい

志賀こず江:
だからといって、

相談者:
はい

志賀こず江:
じゃあ、夫の気持ちがそれをね、きっかけに、戻ってくるかっていっても、これは、もう、あくまで気持ちの問題ですからあ。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、じゃあ、あなたの方が別れるか?

相談者:
はい

志賀こず江:
ていう話なんですね。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、今は、

相談者:
はい

志賀こず江:
例えば、その、わたしが出て行くって言ったら、いやいや、ね、

相談者:
はい

志賀こず江:
お前には、何も、悪いことないんだから、

相談者:
はい

志賀こず江:
ここに居て、

相談者:
はい

志賀こず江:
あの、家もね、お前のもんだから、みたいなこと言うんですけど、

相談者:
はい

志賀こず江:
イザとなると、

相談者:
はい

志賀こず江:
男の人って、やっぱり、非常にそういうことにはね、

相談者:
はい

志賀こず江:
合理的な考えをする人なので、

相談者:
はい

志賀こず江:
ほおんとに離婚ということになったら、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたが、住まいとか、

相談者:
はい

志賀こず江:
色んな生活だとかね、

相談者:
はい

志賀こず江:
そういう基盤を確実に確保出来るかどうか、分かんないんですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
まず、あなたが何を一番、優先的にしたいか、

相談者:
はい

志賀こず江:
自分のプライドなのか、

相談者:
はい

志賀こず江:
自分のね、これからの人生なのか、

相談者:
はい

志賀こず江:
生活の安泰なのか、

相談者:
はい

志賀こず江:
そういうことをまず、よおく自分で考えてみることだと思うんですね。

相談者:
はい

志賀こず江:
今の時点で、

相談者:
はい

志賀こず江:
何が一番大事だと思ってらっしゃいます?

相談者:
やっぱり、これからの、

相談者:
うん

相談者:
安定した生活だと思いますけど。

相談者:
うん。
安定した生活のためには、

相談者:
はい

相談者:
少しぐらい、こう、プライドとかあ、

相談者:
はい

相談者:
女の気持ちとか、

相談者:
はい

相談者:
そういうものは、少し、欠けても、いいと、思います?

相談者:
そうですねえ・・

志賀こず江:
62歳ってね、若くは無いけどお、

相談者:
はい

志賀こず江:
でも、決して年寄りでもないですよねえ。

相談者:
はい

志賀こず江:
まあ、普通だったらね、例えばお仕事してらしたら、定年になって、

相談者:
ええ

志賀こず江:
これからね、今まで出来なかったこと一生懸命楽しもうかって、

相談者:
はい

志賀こず江:
いう年代ですよね?

相談者:
はい、はい

志賀こず江:
それを本来だったら、ご夫婦で楽しめれば良かったのにい、

相談者:
ええ

志賀こず江:
そうじゃない、今、状況になってる、とすればね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
やっぱり、とにかく生活の安定っていうのが一番大事だと思われますか?

相談者:
んん・・女の人と付き合ってはいるんだけれどもお、

志賀こず江:
んん

相談者:
うちの主人もお、

志賀こず江:
んん

相談者:
別に、2人のときにはあ、

志賀こず江:
ええ

相談者:
◆△%優しいんですう。

志賀こず江:
んん・・
やっぱりご主人に対しての愛情っていうのは、十分残ってるんですよね。

相談者:
そおですねえ・・

志賀こず江:
うーん・・
で、そういうこと、

相談者:
腹は立つけど・・

志賀こず江:
うん、そ、腹は立ちますよね、

相談者:
はい

志賀こず江:
もちろんね。
で、そういうことをちゃんとご主人と話し合われました?

相談者:
いえ、そおいうふうには言ってないです。

志賀こず江:
うーん、うん

相談者:
もう、あんたがそうやって女の人と続けるんだったら、(泣)わたしはもう、このまま、ここに居るわけには、そんな、認めることは出来ないと。

志賀こず江:
うーん。

相談者:
言いました。

志賀こず江:
で、それが一番の正直な気持ちだと思うんですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
でも、生活の安定を考えると、

相談者:
はい

志賀こず江:
そうは言いながら、

相談者:
はい

志賀こず江:
やっぱり、こっから出て行ってえ、

相談者:
ええ

志賀こず江:
一人で暮らしてなんて、ことは、とてもじゃないけど、不安だし、って、

相談者:
はい

志賀こず江:
思ってらっしゃるわけでしょう?

相談者:
そうです。

志賀こず江:
で、まず、大事なのは、

相談者:
はい

志賀こず江:
ほんとに本音でよくご主人と話し合うことだと思うんですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
それで、これまでね、この、女性が来てね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
ここで、そんな、死ぬの生きるの、

相談者:
ええ

志賀こず江:
って話までしてるわけですからあ、

相談者:
ええ

志賀こず江:
ただ、誰かがそれを見てるとかね、

相談者:
はい

志賀こず江:
この当事者3人以外に。

相談者:
はい

志賀こず江:
見てるとかあ、

相談者:
ええ

志賀こず江:
それから録音に録ってあるとかね、

相談者:
はい

志賀こず江:
そういう状況では、たぶん無いと思うのでえ、

相談者:
はい

志賀こず江:
ほんとに将来ね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
もしかしたら、ものすごく泥沼状態になってえ、

相談者:
はい

志賀こず江:
離婚というところをね、考えなきゃいけないような事件になるかもしれない。

相談者:
はい

志賀こず江:
そういうためには、

相談者:
ええ

志賀こず江:
やっぱり、わたしは弁護士ですから、

相談者:
ええ

志賀こず江:
やっぱり証拠はきちんと取っておきなさいっていうのは一つのアドバイスなんですよね。

相談者:
はい

志賀こず江:
だから、彼女の言動だとかね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
それから、行ってみたら、ちゃんとご主人の車があって、

相談者:
はい

志賀こず江:
ま、何時間もそっから出てきてないとかね。

相談者:
はい

志賀こず江:
やっぱり、この2人にあからさまに男女関係があるなと、いうことが分るような、証拠っていうのが、

相談者:
はい

志賀こず江:
あれば、それは大事にとっておかれた方がいいと思うんです。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、ほんとにご主人が、ある日ね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
やっぱり、奥さんと別れて、あっちと一緒になりたいと。

相談者:
ええ

志賀こず江:
だから別れてくれ、って言っても、

相談者:
ええ

志賀こず江:
彼の方に、そういう女性がね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
いてえ、

相談者:
ええ

志賀こず江:
一方的に、離婚、って言ってもね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
これは、認められないので、

相談者:
はい

志賀こず江:
正々堂々とね、わたしは分かれませんよ、って、

相談者:
ええ

志賀こず江:
言ってればいいんですよね。

相談者:
はあい

志賀こず江:
ただ、ある日ご主人が出て行っちゃって、この女性と一緒に住んじゃうなんてことになるとね、

相談者:
はい

志賀こず江:
7、8年の期間が過ぎてしまうと、裁判になって、裁判所が、じゃあ、もう、これはね、

相談者:
ええ

志賀こず江:
夫婦関係は破綻してるね、っていうことで、

相談者:
ええ

志賀こず江:
離婚を認めちゃうなんてこともあるかもしれないので、

相談者:
はい

志賀こず江:
で、やっぱり、そういうことも考えつつ、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたが本当に、やっぱり生活も不安だし、ご主人に対して愛情もあるし、

相談者:
はい

志賀こず江:
これはちゃんと、なんとか、今の生活をやっていきたいと。
思うのであれば、

相談者:
はい

志賀こず江:
まず、そこのところを、よおくご主人に話をして、

相談者:
はい

志賀こず江:
それから、お子さんもね、事情をご存知なら、

相談者:
はい

志賀こず江:
お子さんはお子さんの立場でもう大人の男性二人ですから、

相談者:
はい

志賀こず江:
きちんと男同士、お父さんと話をしてもらう。

相談者:
はい

志賀こず江:
そういうことがちゃんときちんとやった上で、

相談者:
はい

志賀こず江:
さて、その次、どういう展開になるかと。

相談者:
ええ

志賀こず江:
いうことを考えれておかれた方がいいと思うんですね。

相談者:
あー

志賀こず江:
ただあ、絶対にい、最初にあたしが申し上げたように、

相談者:
はい

志賀こず江:
ご主人との結婚生活は普通に続ける。

相談者:
はい

志賀こず江:
で、その彼女と、

相談者:
はい

志賀こず江:
ご主人が付き合うことも認める。

相談者:
はい

志賀こず江:
知らん顔をする。

相談者:
ええ

志賀こず江:
そういう選択だけは絶対あり得ないと、思うし。

相談者:
はい

志賀こず江:
それはもう、人間の気持ちとして許されることではないので、

相談者:
はい

志賀こず江:
その選択は無いんだっていうことだけは、絶対ご主人にしっかり仰った方がいいです。

相談者:
はい

志賀こず江:
だけど、今一番大事なのは、ご主人に対して愛情があるんだ

相談者:
はい

志賀こず江:
っていうことであれば、

相談者:
はい

志賀こず江:
そこは、そこで、やっぱりご主人とよく話しをして、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたの気持ちをしっかり伝える。

相談者:
はい

志賀こず江:
それから、息子さんたちも、

相談者:
はい

志賀こず江:
助力してくださるんであればね、

相談者:
はい

志賀こず江:
それはちゃんと話をしてもらう。
そういう積み重ねをしていくうちにい、

相談者:
はい

志賀こず江:
あなたの気持ちもだんだん、固まってくると思うんです。

相談者:
はい、分りました。

志賀こず江:
とういう気がします。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


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