モンスター妻を自認する女は 自他の感情を受け留めない

(回答者に交代)

大原敬子:
えーっと、わたしねえ、

相談者:
はい

大原敬子:
今、あなたが大変なときだと思うので、

相談者:
はい

大原敬子:
あのお、あなた側に立ちたいんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様は、悲鳴上げてると思います、きっと。

相談者:
そうだと思います。

大原敬子:
ね。
あなた、そ、そう、そうなの。
その悲鳴上げてますよ、って言っても、悲鳴を上げる、っていう言葉は理解できるんです、あなた。

相談者:
はい

大原敬子:
言葉は。

相談者:
はい

大原敬子:
感情とか、感覚が理解できないんです、きっと。

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様は、ちゃあんっと筋を通してるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
どのように筋を通したかというと、

相談者:
ええ

大原敬子:
1年前に、

相談者:
ええ

大原敬子:
もう、言ってるんですね、あなたに。

相談者:
はい

大原敬子:
そのときに、僕がこの4・・3人の子どもいますから、

相談者:
はい

大原敬子:
決断するには、あなたが、一体、どんな人間か見たかったんですねえ。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、
「もう、僕はね、愛情が無いんだから、もう僕を忘れてくれえ」
っていいますね、彼が。

相談者:
はい

大原敬子:
と、「忘れてくれ」、という言葉は理解できるんです、あなたは。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、翌日、「ふん、分った」、ときには、もう、色々なこと、あなた、言ってるんです。
忘れちゃうんです。

相談者:
はい

大原敬子:
もっと言うと。
これはね、積み重ねた行為ってありますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
例えば、ご主人様がね、
「もう、君嫌いだあ!」
って言いますね、夜。

相談者:
はい

大原敬子:
と、あなたはね、
「ゴメン、悪かった」
「ゴメンね、許してね」
て。
「そうだ、わたしは明日から、自分を変えよう」
ってあなた思うわけですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
で、翌朝、ご主人さまが部屋から出てきますね?

相談者:
ええ

大原敬子:
で、
「おはよう」
って言ったときに、あなたのご主人様、返事しません。
例えばですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
で、ご主人様が、コーヒーでも、口に入れた途端に、もう、これ終わってるんですね。
「あ、良かった、この件は、これで、もう、終わった」
ってのが、あなたなんです。

相談者:
・・

大原敬子:
つまり、彼の言った要求は、

相談者:j
はい

大原敬子:
あなたの中で、自分の好きなように解決して、毎回、毎回、白紙にしちゃうんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
すると、ご主人様、
「嫌だあ!」
って言っても、あなたが全部、白紙にしてしまいますから、あなたの中で、あまり堪えないんですね、実は。

相談者:
はい

大原敬子:
すべて自分の都合のいいように、

相談者:
はい

大原敬子:
例えばですね。
このお、坊やちゃん、一番下が3歳っていますね?

相談者:
はい

大原敬子:
と、1年くらい前に、別れる、と彼は言ってるってことは、も、一歳何ヶ月のとき、おかしな状態ですよね?

相談者:
はい、そうです。

大原敬子:
てことは、もっと前に、からみると、妊娠した時期も、

相談者:
ええ

大原敬子:
あなたの方が夢中になったのかな?、と思うんですね。
年齢的に考えると。

相談者:
はい、そうです。

大原敬子:
そうするとね、このお子さん3人も、あなたが一方的に求めたこともあり得るんです。

相談者:
はい

大原敬子:
すると、はなから、結婚生活から、あなたが好きで好きで堪らなくて、彼に行って、

相談者:
はい

大原敬子:
彼はその、あなたの愛に引きずら・・れて、結婚したようにとってしまうんです。

相談者:
あー、そうだと思います。

大原敬子:
そこの時点からすると、それなのにあなたは、
どこへ?、なにして、上からものを言う?

相談者:
はい

大原敬子:
ということは、あなたは、手に入れた途端に、

相談者:
ええ

大原敬子:
相手を全然見てないんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
つまり、もっときつく言っていいですかあ?

相談者:
はい、いいです、◆△%&■

大原敬子:
愛する能力が無いんじゃないかと思ってます。

相談者:
あー

大原敬子:
でなければ、

相談者:
はい

大原敬子:
もし、この年齢で、一方的にあなたが好きで、

相談者:
ええ

大原敬子:
あるいは、あなたから、もう・・もう、好きだ好きだ、って、もう、押しかけていって、

相談者:
ええ

大原敬子:
彼を、自分の手に入れた。
とするならば、

相談者:
ええ

大原敬子:
1年ぐらい前に、

相談者:
ええ

大原敬子:
もうね、君が飽きた、と、愛情が無い、って言われたときに、

相談者:
ええ

大原敬子:
心から、好きだったら、

相談者:
はい

大原敬子:
こんなに、淡々と話してませんよね?

相談者:
はい

大原敬子:
人をなめてるか?

相談者:
ああ

大原敬子:
愛を知らないのか?

相談者:
はい

大原敬子:
失ったときの喪失感に気づかないのか?

相談者:
はい

大原敬子:
つまり、自分の世界観の中で、相手と会話してるんです。
だから、話していて、彼と、噛み合わないんです。

相談者:
うん

大原敬子:
彼はきついと思いますよお。

相談者:
えー、てことは、あたしは、どうしたら、いい・・んですかね?

大原敬子:
あなたは、

相談者:
はい

大原敬子:
彼が愛情無くっても、一緒に居られるでしょう?

相談者:
愛情が無くても?

大原敬子:
うん。
今、現・・実、無いじゃない、彼には。
ここまで言われてるんですよお?

相談者:
はい

大原敬子:
でも、あなたの性格は、直そうとしてませんよねえ?

相談者:
うーん、だから、自分でえ、出来ることってゆったらあ、やっぱり、自分自身があ、楽しいと思える何かを見つけないといけないって、

大原敬子:
ちょっと待って。

相談者:
ほっとけるように。

大原敬子:
ちょっと待って。
今、楽しさを見つけたら、彼との話合いは出来ないじゃない。

相談者:

大原敬子:
彼とは、真剣に向き合わなくちゃ。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたはたぶんね、気持ちがいいっていう快感は一つもないですよ。
人生でね、楽しいっていうのはねえ、後で、寂寥感(せきりょうかん)とか、寂しさなんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
気持ちがいいっていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
心に入っていけるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
たぶん、あなたは、今までの人生の中で、ああ、気持ちがいいなあ、ってことは、極論を言えば、一度も無かったはずですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
あれば、彼とこんな状況なのに、楽しいことを考えようということは、あり得ない。

相談者:
はい

大原敬子:
楽しい、は常に、不安感と、

相談者:
はい

大原敬子:
恐怖感がつきまとうって言うんです。

相談者:
はい

大原敬子:
何かを忘れるためですから。

相談者:
はい

大原敬子:
そうすると、たぶん、幼い頃、家庭の環境の中で、何か、あなたの中に、自分の心を、

相談者:
はい

大原敬子:
出してはいけない生活を、身に付けたんだと思うんです。

相談者:
はい、そうです。

大原敬子:
そうですか?
そして、

相談者:
はい

大原敬子:
そのときに、

相談者:
ええ

大原敬子:
苦しかったことを、苦しいと思って、生きていけないですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
だから、
「これは、苦しいんじゃないんだ」

相談者:
はい

大原敬子:
「これは、これでいいんだ」
って思うこと?

相談者:
はい

大原敬子:
「そうなんだ」

相談者:
はい

大原敬子:
「でも、変わらないんだ」
と思ったら、1日、1日を生きていけるじゃないですか。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、彼が、その、離婚の紙を持ってきたときも、
「あ、持って来たんだ」

相談者:
はい

大原敬子:
でも、持って来たけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
「今、早急ではないんだ」
ていうふうにね。
自分が楽に、楽にもってきてえ、ここまで来たんだと、わたしは思ってるんですけど、どうですか?

相談者:
そうです。

大原敬子:
そうですよね?

相談者:
はい。
じゃ、主人を最初から愛してなかったってことですか?
わたしは。
えー、なんか分んなくなってきちゃったあ・・はあ・・
だから、ほんとに大切なのは、子どもと、今の生活、ていう・・ことですか?
主人のことは愛してなんかなかったって、ことですか?
合ってますう?

大原敬子:
なぜ、人に聞くの?
あなたがご自分で、知ってるんじゃないですか?

相談者:
(泣)分んない・・(泣)分んなあい・・(泣)分からない・・(泣)
うう・・

大原敬子:
あのね、

相談者:
はい

大原敬子:
1年前に、

相談者:
はい

大原敬子:
彼が、もう、諦めて欲しい、って言ったときに、あなたが受けた、心の感情っていうのは、ありますか?
無かった?そのときは全然。

相談者:
ありましたあ。

大原敬子:
そのときの感情と、今回の離婚届を持って来た感情、同じですか?

相談者:
同じじゃないです。

大原敬子:
そうですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
もし、あのときに、自分の気持ちがこうであったら、っていう感覚は分りますか?、今。

相談者:
うん・・

大原敬子:
今、涙流した感覚で、1年前に、あなたが、

相談者:
はい

大原敬子:
受け留めていたら、どうなったか?、って言ったら、分りますか?

相談者:
はい

大原敬子:
でもあのとき、1年前に、受け留めたときに、

相談者:
はい

大原敬子:
今みたいな感情はあったんだけれども、

相談者:
ええ

大原敬子:
「これは違う」
って。
無いものにしようとした、気持ちの方が強かったんでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも、ほんとは、こういう気持ちだったんですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
そしたらね、今日、も一回ね、

相談者:
はい

大原敬子:
そのあなたの感覚で、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人さまの、あなたが、言うんではなくって、ご主人様の、その結婚してから、全部、ご主人様の愚痴ですねえ、

相談者:
ええ

大原敬子:
聞くことが出来るかしら?

相談者:
全然、聞くことなんか出来ます、そんなこと。
出来ますけどお、

大原敬子:
うん

相談者:
話してなんか、くれないです。

大原敬子:
でもお、話さなくても、離婚届を出す云々のときの条件は、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの、不満を全部聞くってことは大事でしょう?
まず、それ、条件にすることですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
結婚したときの10年間?

相談者:
はい

大原敬子:
不満を洗いざらい、しゃべって欲しい、と、わたしの前で。

相談者:
はい

大原敬子:
そうして、彼の、

相談者:
はい

大原敬子:
口から、彼の不満を全部、あなたが聞き出す能力があったら、

相談者:
はい

大原敬子:
分からない。(離婚しないで済むかもしれない)

相談者:
はい

大原敬子:
人が、もう二度と見たくない、とか、嫌だ、っていうのはね、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の溜まった感情を何にも理解してくれないときに絶対許せないです。

相談者:
はい

大原敬子:
言葉一つでね、ゴメンネ、っていうのは、許せないんです。
でも、
「あのときに、ああいうことしちゃって、辛かった?」
「今になって気づいたの」
って言われたらね、

相談者:
はい

大原敬子:
ゴメンネの言葉よりも、許せるんですよ、人は。

相談者:
はい

大原敬子:
それが、愛なんですねえ。

相談者:
はい

大原敬子:
ですから、今日、わたしとあなたはご縁がありましたよね?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは、今日でも、明日でも、急がなくていいから。
今日は聞こうかな?、と思ったときに、

相談者:
はい

大原敬子:
意を決して、どんなことがあっても、一つも言葉発しちゃいけないの。
「そうだったの」
って、あなたが聴いたときには、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの愛の深さを、相手は感じると思いますよ。
今、もう、これしかないんですね、実は。

相談者:
(泣)でもね、

大原敬子:
はい

相談者:
それをしたら、

大原敬子:
うん

相談者:
「また俺のことを、」

大原敬子:
うん

相談者:
「過去の話なんか、どうでもいいって言ってんのに、」
って、
「そんな話だったら、聞かん」
とか、言われそうなんですけどお・・

大原敬子:
やってみなくちゃ分んないじゃない。

相談者:
はい

相談者:
あなたが好きであるならばですよ?
彼が全部、自分の、あなたに対する不満を、吐露する、ような、状況を作ることが、あなたの残された愛ではないかなと、わたしは思うんですけど。
先生いかがでしょか?

(再びパーソナリティ)

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