24歳美大生は小さい頃に父にからかわれて辛かった

テレフォン人生相談
2015年6月3日 水曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 男24歳一人暮らしの学生 父62歳 母59歳 海外に住む姉が一人

ドリアン助川:
今日はどんな、ご相談でしょうか?

相談者:
父と、の関係についてです。

ドリアン助川:
どういうことですか?

相談者:
過去にちょっと、父にい、子どもの頃お、日常茶飯事に、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
嫌がらせっていうか、泣くう、まで、だいたい、からかって、きたんですよお。

ドリアン助川:
はい、はい

相談者:
それで、ま、なんか、その泣く顔見てえ、なんか喜んでるみたいだったんですよお。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でえ、一応なんか、ニヤニヤしながら、最後に、
「ごめえん」
って謝るんですけどお、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、まあ、またあ、何度も繰り返す、ことをして来たんですね、はい

ドリアン助川:
あなたは今、おいくつですか?

相談者:
24歳

ドリアン助川:
24歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
もう、社会人で?

相談者:
いえ、あのお、今、美大へ・・行ってえ、ますね。

ドリアン助川:
美術系の学生さん?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、お父さん、おいくつですか?

相談者:
60う・・2です。

ドリアン助川:
62歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご兄弟はいらっしゃるの?

相談者:
姉が一人います。

ドリアン助川:
はい。
お母さんはいらっしゃる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
お母さん、おいくつ?

相談者:
50・・9です。

ドリアン助川:
59歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、えー、物心ついたころから、お父さんが自分に対して変だったと。

相談者:
はい、ま、変っていうか・・

ドリアン助川:
ええ

相談者:
自分だけに対してじゃなくて、基本的に、他人を、からかってえ、喜ぶう、ところがあってえ・・

ドリアン助川:
ええ。
じゃ特に、あなたを選んで、ということではなくて。

相談者:
そうですね、兄弟・・にもからかったり、して・・

ドリアン助川:
その、からかう、っていうのが、こんなことされたっていうの、具体的に教えてもらえますか?

相談者:
たとえ、ば、まあ、なんか、ブサイク、とか、言ってきたりい・・とかあ、

ドリアン助川:
それはおいくつぐらいのとき?、あなたが。

相談者:
それは幼稚園の、ぐらいのときです、はい。

ドリアン助川:
で、あなた、それ、言われたことはっきり覚えているのね?

相談者:
そうですね、はい。

ドリアン助川:
うん・・それ、ずっと言ってくるわけ?

相談者:
日常、ずっとブサイクとか言うんじゃなくて、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
姉が赤ちゃんの頃の写真とか、見てえ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
その、姉は、なんか、赤ちゃんの頃、すごーい、可愛かったけど、お前はブサイクだったなあ、みたいなことを・・

ドリアン助川:
ふん、ふん

相談者:
言ってきたりとか・・

ドリアン助川:
ええ。
あとは?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あと、もう一つ、

相談者:
あとはあ、

ドリアン助川:
うん

相談者:
なんか、それは、幼い、幼稚園とか、の頃なんですけどお、

ドリアン助川:
はい

相談者:
夏休みとか、プールに遊びに行ったり、したらあ、ふざけてえ、自分・・とかが泣くまでえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
なんか、水に沈めて、ほぼ、いじめえ、みたいなこと、

ドリアン助川:
ふん、ふん

相談者:
してきたんですよ。

ドリアン助川:
うーん・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
それで、まあ、今はどうなんですか?

相談者:
今はあ、別にい、まあ、僕はもう、そういうこともあってえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
父とお、には、ずっと冷たくしてきたんでえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
父はもう、年も年ですし、あんま、話さなくなってって感じですね。

ドリアン助川:
今、一緒には暮らしてるんですか?

相談者:
いや、暮らしてはないですけどもお、

ドリアン助川:
暮らしては無いんですか?

相談者:
一人暮らしですね

ドリアン助川:
あなたは大学生になって、ひとり暮らしになった。

相談者:
はい

ドリアン助川:
家族とは離れている。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、夏休みとか、冬休みに帰るくらいですか。

相談者:
いや、帰ってはないですね。

ドリアン助川:
帰っていない?

相談者:
はい。

ドリアン助川:
じゃ、お父さんとはもう何年も会ってないのかな?

相談者:
1回・・一昨年(おととし)くらいに会ったんですけど、それ以降は会ってないです。

ドリアン助川:
会ってない。
お母さんとか、お姉さんとかとは会うんですか?

相談者:
姉はちょっと海外・・にいるんでえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
まあ、会えないんですけど、母とはまあ、よく電話で話したりします。

ドリアン助川:
で、そのときに、お母さんは、あなた、たまには、

相談者:
◆△%&

ドリアン助川:
お父さんに会いなさいよ、とはお母さん言わない?

相談者:
はい

ドリアン助川:
もう、分ってるんですね、それはね。

相談者:
はい

ドリアン助川:
うーん・・
あのお、美大生ですよね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、これの学費っていうのは、お父さんが払ってくれてるのかな?

相談者:
あ、はい

ドリアン助川:
あ、は、は、は、は

相談者:
父が払ってます。

ドリアン助川:
結構そのお、美術系の学校ってのは・・あなた浪人もしたでしょ?

相談者:
はい、そうですね。

ドリアン助川:
ね。
長い間、

相談者:
浪人っていうか、

ドリアン助川:
うん

相談者:
えっと、1回普通の大学行ってえ、

ドリアン助川:
行ってから?

相談者:
はい

ドリアン助川:
まあ、そうすると、

相談者:
行ってえ、

ドリアン助川:
安くはないお金は、

相談者:
はい

ドリアン助川:
そのお父さん、払い続けたということなりますねえ。

相談者:
そうですね、まあ、そういう、経済的負担を・・恩着せがましく、言うこともないし、

ドリアン助川:
うん・・

相談者:
そこら辺には、愛情は感じてるんですけどお。

ドリアン助川:
なるほどねえ。
で、今日、電話をしてきた、その、相談というのはどういうこと・・ですかね?

相談者:
父との関係が、悪くってえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
父のことは恨んだりはしてるんですけどお、

ドリアン助川:
はい

相談者:
なんていうか、1回、嫌だとかいうことは、言ってえ、父には◆△%されたんですよ。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
それでも、なんというか、まともに取り合ってくれなくてえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
そういうことが原因でなんか、色々、自分があ、なんかあ、イライラして、ムシャクシャ、これまで、してきたのかなあ、とか、いう、ことを思って・・

ドリアン助川:
あなたとしては、今、どういうふうに、なればいいな、と思ってるんですか?

相談者:
自分・・としては、ただもう、父、が変わることってのは無いとは思うんでえ、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
そういう、なんか、反省とかも、たぶんしないと思うんですよ。

ドリアン助川:
ふーん・・

相談者:
だから、んん、まあ、どうすればいいのかあ、っていう、ことも含めてえ、ご相談にしたくて・・

ドリアン助川:
なるほど。
それは、あの、どうすればっていうのは、人間関係・・家族の関係、ではなくて、あなたの胸の中をどうしたらいいのか?っていうことですね?

相談者:
はい・・自分をからかったことについてえ、

ドリアン助川:
うん

相談者:
全然、そのお、反省が全く無いっていうのに、すごい、自分がイラだってて、

ドリアン助川:
それをあなたもずっと胸の中で引きずってるっていうことですね?

相談者:
そうですね、だから、どこかにまだ、ちょっと、分って欲しいっていう期待はあるんだと思うんです。

ドリアン助川:
分りました。

相談者:
はい

(回答者に交代)

24歳美大生は小さい頃に父にからかわれて辛かった」への1件のフィードバック

  1. いつも解説楽しみにしています。なるほど、そういうことだったのか!と膝を打つこともしばしば。
    すねかじりに厳しいですね(笑)、当然ですが。

    本当に父親を憎んでいたら、大学行かせてもらって就職決めて、卒業したらもう父親と距離を置いて自立するのがいちばん適切なやり方だし、人に言われなくてもそうしたいと思って行動するでしょう。
    この子は自立の道を踏み出せていないから、グズグズとこんなことを赤の他人に相談することになってる。

    でも、就職して自活できていても、子供の頃の恨みが残っていて、ふとしたときに思い出して怒りがこみ上げたり、自信を無くしたりしている人はいると思います。

    経済的に自立できているかどうかとは別に、幼い頃から抱えている怒りや心の傷を、自分一人で宥め乗り越えるなり付き合うなりして、他人に責任を転嫁せずに自分の責任で生きる方法、自分で自分のおもりをしながら自信を持って前に進む方法を教えてほしかったなと思いました。

    それがわからないと、自分の立場を客観的に見ることも、感謝の気持ちを持つことも、自分がどうすべきかを判断することもできないかもしれない。

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