母の日のプレゼントが来ない。合わない長女に合う次女
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あの今あ、ほんっとに、本質的なところが、ズバッと指摘・・してもらったんじゃないですか?
相談者:
はい、そうです。
ほんとにそれは、すごく、ありがたかったですねえ。
加藤諦三:
要するに、あなたの中に、同じ娘なのに、なんか、妹の方といるときに、居心地の良さを感じるということに対する負い目みたいなものが、
相談者:
はい。
もう、苦にはしてる、んですよね、確かに。
だから、余計、そういうふうに思ってしまう?、っていう、
それを、今、指摘していただいて、
加藤諦三:
うん
相談者:
目が覚めました。
加藤諦三:
そうですよねえ。
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
で、今、マドモアゼル愛先生が指摘して、くれたことはそのとおりで、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、それに、あなたが、なんとなく、やましさを感じるというのも、それもよく分りますよ、同じ娘でね、なんとなく次女の方が、居るという方が、居心地がいいっていうね。
相談者:
はい
加藤諦三:
これはたまたまタイプが合った。
相談者:
はあー
加藤諦三:
それは、あなたの責任じゃないしねえ。
相談者:
はあい
加藤諦三:
で、あなた自身はやっぱり長女とか、あなたの夫のタイプの特徴を認めてるわけでしょう?
相談者:
はい
加藤諦三:
どっちのタイプがいいってわけじゃないからね。
相談者:
ない、はい、そうでうすねえ、うん
加藤諦三:
そいで、長女の方は、さっきも話したように、なんか物事が起きたときに、解決していくタイプなんですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
合理的に。
相談者:
はい
加藤諦三:
ところが、そうじゃなくて、人間関係が大切だっていうようなね、そちら側・・のタイプっていうのもいるんですよ。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
で、これはね、どうも、脳のタイプの違いらしいんですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
生まれたときからの。
相談者:
はい
加藤諦三:
ですから、あなたに対して冷たいわけじゃないんですよ。
お姉さんは。
相談者:
はい
加藤諦三:
そういうように物事を合理的に処理していくタイプなんですよね。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
だから、冷たくされたと思わない方がいいですよ。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
これが、44歳の娘の、愛し方なんですよ。
相談者:
あー、はい
加藤諦三:
つまり、親への愛し方っていうのは、子どものタイプによって違うから。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから長女は、あなたを愛するっていう愛し方と、
相談者:
はい
加藤諦三:
次女があなたを愛するっていう愛し方とは、これは違うと思った方がいいですよ。
相談者:
あー、そう、はい
加藤諦三:
それぞれの子の愛し方があるんだから、
相談者:
はい
加藤諦三:
それを自分の愛し方を基準にして、この子はわたしのことを無視してる、この子はわたしのことをよく思ってるというふうに思わない方がいいですね。
相談者:
あー
加藤諦三:
母の日に、経済的に無理があったら、プレゼントをしない、それが合理的に物事を処理する長女の愛し方なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ですから、人が人を愛する愛し方ってのは、同じじゃないですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
娘の愛し方を受け入れてあげる
相談者:
あー、はい、はい
加藤諦三:
ことじゃないかね・・
要するに子どもは、親をこういうように愛するというような考え方はしないことですね。
相談者:
はい。
そうですね、自分の物差しで考えてしまうので、
加藤諦三:
ええ、長女は長女、次女は次女。
相談者:
はい
加藤諦三:
長女はこういう愛し方をすると。
相談者:
はい
加藤諦三:
次女はこういう愛し方をすると。
個々別々に、具体的に、
相談者:
はい
加藤諦三:
一人ひとりを別々に見るということが、大切じゃないのかな?
相談者:
あー、はい、分りました、そうやって言われるとほんとに、そうですねえ。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、分りました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい・・はい、どうも、ありがとうございましたあ。
加藤諦三:
お互いに、合う、合わない、という人間のタイプがあります。
(内容ここまで)
めんどクサ。
この母親が。
誕生日なんかもこの調子なのかね。
4人家族だと、毎月、何かのアニバーサリーにならない?
これに孫が加わって・・
ついていけん。
長女にとっては、2、3回のプレゼントが仇になった格好だ。
今頃、後悔してるかもしれん。
「ガラにもないことするもんじゃないわ」
あたしが似たタイプだからかな、長女に共感するのは。
相談者 「長女はクールで・・」
猫が誤解されるのと同じね。(笑)
ま、行動はそう見えるんだろうけど、加藤氏の言うとおりなんだよ。
その人のスタイル。
ま、人間、振る舞いで判断する、されるからなんだけど、
他人だったら、まあ、しょうがない。
自分にも、そう思われるような責任があるし。
だけど、
家族、てか母親ですらこの程度だったら、なんだかなあ・・
さて、
愛さんが、子育てまで遡る後天的なものを原因として、相談者に反省を促したのに対して、
加藤氏は、先天的なものが原因で、しょうがない。
矛盾とかじゃなくって、こういうのは1かゼロかでは論じられないんだな。
愛さんが言ってるのは、いわゆる、外化。
自分の負い目を、長女の感情として認識するっていうやつ。
18のときに生んだ長女の子育てなんて、 母親も未熟だし、試行錯誤。
4年後に産んだ次女の子育てとは違ってて当然なんだけどね。
それに逆らうみたいに、なんか、この人、ことさら画一的に育てようとしてきたみたいなとこがある。
相談者 「遊園地に連れて行っても、外に出ると頭が痛くなるとか、」
(笑)
だからさ、長女は家で本とか読む方が好きだったんじゃない?
姉妹の場合、長女の方が母親との確執が生じやすいっていうのは法則になりそうだな。
少なくとも番組的に。
例を2つ。
いずれも、今日みたく、単に愛情表現の違いだけでは片付かないけどね。
今日と同じ、加藤-愛のタッグ
「変な姉に困る真面目な妹。 生活保護の姉妹と施設で暮らす両親」
こちらは、加藤-中川のタッグ
「不良の長女に、仏の次女。 71歳にとっては、もう割り切るしかない」