「学年一のブス」と言った母。謝れば許す

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは。

相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いします。

大原敬子:
あの、まずですね、

相談者:
はい

大原敬子:
今のあなたのお話だけです。

相談者:
はい

大原敬子:
話の中で、3年間、没交渉でしたよね?

相談者:
はい

大原敬子:
でも、その3年間の没交渉、見ますと、

相談者:
はい

大原敬子:
形だけでは、

相談者:
はい

大原敬子:
感情で、行動したのが没交渉。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、心の中には、絆がしっかりと、

相談者:
はい

大原敬子:
繋がってるんだなあ、ってのを思ったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
なぜならば、

相談者:
はい

大原敬子:
絶対に会いたくなかったら、

相談者:
はい

大原敬子:
お孫さんが、あなたのお嬢さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
実家の近くに行かないですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
そして、お婆ちゃんところに行って、

相談者:
はい

大原敬子:
と、お婆ちゃんがしっかりと、あなたの小さい頃のことを話しをして、

相談者:
はい

大原敬子:
と、お嬢さんが、それを、抵抗もなく、

相談者:
はい

大原敬子:
「お婆ちゃんがこういうこと言ったんだよ」

相談者:
はい

大原敬子:
って言えるって。

相談者:
はい

大原敬子:
これ、ほんとに、理想な、親子ですよね?

相談者:
・・

大原敬子:
じゃ、なぜ、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが許し、たくない、とか、

相談者:
はい

大原敬子:
許せない、とか、言うかと言うと、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが言葉そのものを捉えて、

相談者:
はい

大原敬子:
今まで生きていらしたんじゃないかな?と思うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
このお母さまが仰ってること。

相談者:
はい

大原敬子:
すごくわたし分るんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
でね、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたと、3年間没交渉なんですよお。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、お孫さん来たときにね、

相談者:
はい

大原敬子:
「あなたのね、お母さんはね、」

相談者:
はい

大原敬子:
「何々ちゃんは、こんなに小さいときは酷くってね」
って、

相談者:
はい

大原敬子:
言っていますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
それ、お婆ちゃん(から)すると、こんなに、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしはあなたのお母さんを、

相談者:
はい

大原敬子:
看てあげて、

相談者:
はい

大原敬子:
仲がいいんだよお、ってことを言ってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
わたしは今日の、相談内容は、

相談者:
はい

大原敬子:
言葉を表面的に、

相談者:
はい

大原敬子:
捉えてしまった子どもと、

相談者:
はい

大原敬子:
愛情表現が下手なお母さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
ここまで来てしまったと思うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、じゃ、その証は何かというと、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたのその涙です。

相談者:
はい

大原敬子:
小さい頃の話をしましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
その涙は、悔しさではないと思いますよ。

相談者:
はい

大原敬子:
やっぱり、そこの、流した涙はね、

相談者:
はい

大原敬子:
母と子の絆だと思ってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そしてね、次にですね、

相談者:
はい

大原敬子:
どんなお婆ちゃんか、知りませんけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
お孫さんが行っている。

相談者:
はい

大原敬子:
と、お孫さんと2人が、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの幼い頃をしゃべれる関係ってことは、空気はとても穏やかですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
思いません?

相談者:
はい

大原敬子:
で、お孫さんは、自分のことではなくって、自分のお母さんのことを、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたに言う、話す。

相談者:
はい

大原敬子:
そこに、お婆ちゃんが、

相談者:
はい

大原敬子:
少しでもトゲがあった場合には、

相談者:
はい

大原敬子:
お孫さんは行かないです、お婆ちゃんのところに。

相談者:
はい

大原敬子:
で、このお孫さん、つまり、あなたのお嬢さんは、

相談者:
はい

大原敬子:
すごく、素直に育っていますよね?

相談者:
・・

大原敬子:
だから、

相談者:
はい

大原敬子:
ちゃんと、お婆ちゃんが言ったことを、

相談者:
はい

大原敬子:
ストレートに、あなたに持って行くってことです。

相談者:
はい

大原敬子:
じゃあ、これで、分りますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
あなた自身が辛かったかもしれないけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
心の中に、あなたがね、

相談者:
はい

大原敬子:
悔しい、って仰いますけど、言葉では。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
そんなにトラウマ無いですよ。

相談者:
あー

大原敬子:
電話で、謝れ、って言えるあなたは、

相談者:
はい

大原敬子:
親子関係はすごく、ノーマルです。

相談者:
あー、そうだったんですか。

大原敬子:
ノーマルなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、そう、謝れ、って言った娘、の、孫が来て、

相談者:
はい

大原敬子:
その孫にまた、娘のね、

相談者:
はい

大原敬子:
小さい頃のことをしゃべるって、(笑)そのお母さんも、

相談者:
はい

大原敬子:
ほんっとに、親子、という、

相談者:
はい

大原敬子:
絆が強いってことです。

相談者:
あー、そうだったんですか、はい

大原敬子:
と、わたしは思っています。

大原敬子:
はい

大原敬子:
じゃあ、あなたがね、

相談者:
はい

大原敬子:
そういうこと、常識的な付き合いとか云々ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
いいお嬢さんいましたよね?

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
「お婆ちゃん、こういうこと言ったよ」
って言ったら、
「あら、嫌だ、お母さんもっとかわいいと思うけど、お婆ちゃんに言っといてね」
って。

相談者:
はい

大原敬子:
「そういうこと言われると、お母さんの心臓が、もう、ズタズタになるの」
って。

相談者:
はい

大原敬子:
「でも、お母さんはねえ、」

相談者:
はい

大原敬子:
「あのお婆ちゃんの子で良かったと思ってるの」

相談者:
はい

大原敬子:
「ちゃんと言ってね」
って。
それ、娘さんに、言うんです。

相談者:
はい

大原敬子:
たら、娘さん、また行きます。

相談者:
はい

大原敬子:
お婆ちゃん、そんなこと言ったってね、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さん嫌だわ、って言ってるけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
胸がズキズキ痛い、って言うけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
でも、お婆ちゃん好きなんだって、ことで、いいんです。

相談者:
はい

大原敬子:
分ります?

相談者:
はい

大原敬子:
ここはあえて、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、常識的な付き合いよりも、喧嘩をできても、

相談者:
はい

大原敬子:
お孫さんが行けるってのは、素晴らしいこと、これ。

相談者:
あー・・そうですか・・

大原敬子:
そして、お婆ちゃん、ほんとにね、不器用な方なんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そしてあなたが、あまりにもデリケートで、

相談者:
はい

大原敬子:
そして、なぜ?、こんなにわたしのこと言うだろう?って思っていますけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
お婆ちゃんは、それ気づいてない。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたにだけにすがっていましたよね?

相談者:
あー

大原敬子:
唯一。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、3年ぶりにお孫さん来たときに、

相談者:
はい

大原敬子:
お婆ちゃんは、もろ手を挙げて、

相談者:
はい

大原敬子:
抱きしめたでしょうね。

相談者:
あー

大原敬子:
たら、つい、お孫さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたに見えるんでしょうね。

相談者:
はい

大原敬子:
そうすと、小さい頃の話をしたかった。

相談者:
はい

大原敬子:
今あなたはしっかりと親孝行してますよ。

相談者:
はい

大原敬子:
も、どんどん、どんどん、お嬢さんを、

相談者:
はい

大原敬子:
お婆ちゃんのとこに行かして、

相談者:
はい

大原敬子:
いいお孫さんとの関係、を、築いたときに

相談者:
はい

大原敬子:
中途半端な関係よりも、

相談者:
はい

大原敬子:
ある歳になると、

相談者:
はい

大原敬子:
お孫さんが、
「お婆ちゃん、お婆ちゃん」
とかね、

相談者:
はい

大原敬子:
来てくれることが、なんとありがたい娘というふうに、

相談者:
はい

大原敬子:
お婆ちゃんは、手を合わせると、思います。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、なまじっか、あなたにきれいな言葉を掛けるよりも、

相談者:
はい

大原敬子:
今あなたがね、その流した涙、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたがお母さんを求めてたんです。

相談者:
(泣)はい

大原敬子:
ね?

相談者:
(泣)そうですね。

大原敬子:
そうすると、

相談者:
はい

大原敬子:
その流した涙を、こんな優しい娘さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
しっかりとお婆ちゃんに伝えていますから、

相談者:
はい

大原敬子:
今は、あえて動くことではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さん、帰って来ますでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
したら、お婆ちゃん好きなもの何なの?

相談者:
饅頭とか・・

大原敬子:
うん

相談者:
・・

大原敬子:
それを、

相談者:
はい

大原敬子:
娘さんに、

相談者:
はい

大原敬子:
どっさりではなくって

相談者:
はい

大原敬子:
ほんとに少し。

相談者:
はい

大原敬子:
「これお婆ちゃんに渡して」
って。
ぶっきらぼうでもいいんです。

相談者:
はい

大原敬子:
(娘)「なんと言って?」
(相談者)「いい、渡せばいいから」

相談者:
はい

大原敬子:
て、もう一つは。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたがお母さんから作ってもらって、

相談者:
はい

大原敬子:
忘れられない食べ物って何ですか?

相談者:
筑前煮とか・・

大原敬子:
そしたらね、

相談者:
はい

大原敬子:
娘さんに、

相談者:
はい

大原敬子:
「今度帰ってくるときに、」

相談者:
はい

大原敬子:
「お婆ちゃんに、」

相談者:
はい

大原敬子:
「アレを作って、タッパーに入れて持って来て」
ただそれだけです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
分ります?

相談者:
はい

大原敬子:
そのときにお互いに、

相談者:
はい

大原敬子:
人間はね、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さん、「ごめんなさいね」、
「いや」、娘、「ごめんなさい」
これはウソです。

相談者:
はい

大原敬子:
ごめんなさいは。

相談者:
はい

大原敬子:
他人の挨拶なんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
それから、とかくね、

相談者:
はい

大原敬子:
立派な親を求めますけども、

相談者:
はい

大原敬子:
立派さは、愛されないですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
立派は、人に見せるものですから。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、あるがままの器。

相談者:
はい

大原敬子:
この、あなたのお母さまは、ほんとに、そのままで生きたんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
だ、あなたも、そのまんま、生きてきました。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、素晴らしいお嬢さん出来たんです。

相談者:
あっ

大原敬子:
是非、その筑前煮?

相談者:
はい

大原敬子:
を、タッパーに入れて、

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さんが、

相談者:
はい

大原敬子:
帰って来たときに、

相談者:
はい

大原敬子:
すべてが、

相談者:
はい

大原敬子:
一人で食べたときにですね、

相談者:
はい

大原敬子:
許すよりも、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、わだかまりが無くなってると思いますよ。

相談者:
はい

大原敬子:
先生いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)

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