89歳父の家に70歳の女が出入りして 貯金と家が心配

(回答者に交代)

中川潤:
ご質問の有り様がとっても難しいんだけど、まずもって、とりあえずは、そのお、家を売っちまわれたら、

相談者:
ええ

中川潤:
あー、ずるずると、お金は残ってえ、それが使い果たすまで、今の状況が続いていってえ、

相談者:
ええ

中川潤:
えー、お金も何もなくなった状態で、えー、周りの子どもたちは右往左往しなければいけない。

相談者:
はい

中川潤:
その状態を回避したいと。

相談者:
はい

中川潤:
そういう、ことなんだろうとは、思いますけどもお、

相談者:
ええ

中川潤:
ただねえ、お話聞いてて、

相談者:
はい

中川潤:
念のため確認ですけど、お父さん、歳の割りに元気な人って、いうふうに、さっき伺ったけども、

相談者:
はい

中川潤:
あの、普通に物事判断する、力はお有りなんですね?

相談者:
ええ、だから、その、いい、調子がいいときとですね、

中川潤:
うん

相談者:
そういうふうに、まあ、物忘れはもちろん、もう、当然、酷いんですけど・・

中川潤:
いや、歳相応のね、

相談者:
ええ

中川潤:
はい。
歳相応の物忘れやなんかは、ともかくとして、

相談者:
ええ

中川潤:
要するに、まあ、いわば痴呆ですよね。
まったく自分で、物事を、あ、判断して、

相談者:
ええ

中川潤:
処理する能力が、ね?

相談者:
ええ

中川潤:
誰が見ても無い。

相談者:
はい

中川潤:
ね?

相談者:
ではないんですよ。

中川潤:
ということでは、ない。

相談者:
はい・・はい

中川潤:
ということになるとねえ、

相談者:
ええ

中川潤:
あの、裁判所へ行って相談されたけ、どもお、

相談者:
ええ

中川潤:
時間も手続きも掛かるていう、あのお、お話だっていうことなんですが、

相談者:
はい

中川潤:
時間も手続きも掛かる以前に、

相談者:
はい

中川潤:
時間と手続き掛けても、止める方法ないんですよ。

相談者:
あー

中川潤:
つまりね、

相談者:
はい

中川潤:
裁判所へ相談に行かれたときにおそらく、成年後見のお話が出たんだと思うんですね。

相談者:
ええ、そうですね、はい。

中川潤:
はい。
で、成年後見っていうのは、どういう制度かっていうと、

相談者:
はい

中川潤:
あの、普通の、あの、常識的な判断ですよ?

相談者:
はい

中川潤:
が、出来なくなってしまった。

相談者:
はい

中川潤:
で、そういう状態の方・・だと、誰に騙されるか分んない。

相談者:
ええ

中川潤:
だから、財産を、ね?

相談者:
はい

中川潤:
きちんと、あの、管理する人間を後見人として選んで、

相談者:
はい

中川潤:
で、そのお、被害、に遭わないようにしてあげると。

相談者:
はい

中川潤:
そういう、制度、でしてね、

相談者:
はい

中川潤:
ご本人が我がままで、金遣いが荒いから、

相談者:
ええ

中川潤:
それを止めるために、後見、ていうんでは、そもそも、その成年後見の、開始決定っていいますけども、

相談者:
ええ

中川潤:
それが出る余地は無い。
認められませんよ。

相談者:
あー

中川潤:
うん。
これが一つ。

相談者:
はい

中川潤:
それから、もっと、ちょっともう、ドライに言い切ってしまうと、あのお、お父さん、自身が、それなりの判断能力持ってて、

相談者:
ええ

中川潤:
それが、周りからすれば、先、この先どうするんや?、と。

相談者:
はい

中川潤:
いう・・心配は尤もなんだけれども、

相談者:
ええ

中川潤:
大の大人が、ね?
ま、お年寄りだけども、

相談者:
ええ

中川潤:
お父さん自身の資産を、どう処分しようと、

相談者:
ええ

中川潤:
それは自由なんですね。

相談者:
はい

中川潤:
で、それを、おー、将来、万が一のことがあったら、相続人になるであろう、そいで、かつ、なんか、状態が悪くなったら、扶養する義務を負う、立場にある、子どもたちね、

相談者:
はい

中川潤:
が、あー、法的な形で、その、お父さんの行為を、制限すると。
いう手立ても無いんですよ。

相談者:
はい、はい、はい

中川潤:
んん・・
結論的には・・あの、結果的にですよ?

相談者:
はい

中川潤:
あなたなりに、お姉さん、共々ね、

相談者:
はい

中川潤:
お父さんとお、ね?

相談者:
はい

中川潤:
お話、に、なってね?、今後のこともね?

相談者:
はい

中川潤:
親父、考えてくれや、と。

相談者:
はい

中川潤:
で、そこで、理解が、どうしてもいただけない・・よう、であれば、

相談者:
はい

中川潤:
好きにさせるしかないと。

相談者:
あー、そうですね。

中川潤:
ということになってしまうんですよ?、これ。

相談者:
はい、はい

中川潤:
だから、それを、どうしても防止したければ、今からあなたの方が、

相談者:
はい

中川潤:
逆にお父さん・・を、

相談者:
はい

中川潤:
同居するなり、何なり・・ね?

相談者:
そうですね。

中川潤:
引き取るなりを考えて、

相談者:
ええ

中川潤:
日常的にい、生活状況を、面倒看つつ、ね?

相談者:
はい

中川潤:
管理をする・・事実上管理をすると。

相談者:
はい

中川潤:
いうくらいの覚悟。

相談者:
そうですね。

中川潤:
を持って事に当たらないと、

相談者:
はい

中川潤:
解決のしようがないと思います。

相談者:
はい

中川潤:
あの、今の、負担の無い状況は、一方で維持しつつ、

相談者:
はい

中川潤:
将来、お父さんがなんかあったときに、今の貯えが、

相談者:
はい

中川潤:
無くなってしまう、という、

相談者:
はい

中川潤:
リスクは、あー、排除したい。

相談者:
はい

中川潤:
これは、二兎を追う・・ね?
二兎を追う者、一兎も・・ね?、得られず、

相談者:
はい

中川潤:
って言うじゃないですか?

相談者:
そうですね。

中川潤:
それと同じ状況なんですよお。

相談者:
はあ・・

中川潤:
だから、どうしても、どちら、あの、プライオリティとして、ね?
どちらを優先させるのか?

相談者:
はい

中川潤:
だ、将来の、その負担、を、おー、負わない、経済的な負担、負わないことが最優先であれば、

相談者:
はい

中川潤:
も、今から即刻、あのお、四の五の言わせず、
「お父さん、悪いけど、面倒看るから、一緒に暮らしてくれ」
と。

相談者:
はい。

中川潤:
いう形で、

相談者:
うん、そうですね。

中川潤:
お父さんを、こちらの手元で、

相談者:
はい

中川潤:
ね?
あのお、面倒を、看ると。

相談者:
そうですね、はい

中川潤:
ね?
いうことからあ・・そいで、奥さんの協力も得て、

相談者:
ええ

中川潤:
やるぐらいの覚悟、じゃないと、ちょっと、防ぎようがないと思います。

相談者:
はあ・・

中川潤:
うん・・

相談者:
分りました。

中川潤:
わたしとしては、そう思いますう。

相談者:
はい、家族で、もう一度よく相談してみます。

相談者:
ねえ。

(再びパーソナリティ)


「89歳父の家に70歳の女が出入りして 貯金と家が心配」への1件のフィードバック

  1. 若い女性にお世話してもらい人生最後の幸せを満喫していると思います。
    長生きの秘訣ですね。

コメントはお気軽にどうぞ。

名前欄には、何かハンドルネームを入れてください。🙏
空白だと、すべて「匿名」と表示されてしまいますので。