34歳の息子を否定的に見続けてきた母親

(回答者に交代)

大原敬子:
お母さん、このお子さん、わたしに下さいますか?って言いたいくらいですね。

相談者:
はい

大原敬子:
このお子さん、すごいですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
なぜかって言うと、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さん、ほとんど、几帳面でね、

相談者:
はい

大原敬子:
も、お子さんを産んだときも、必ず2年おきにきちっと産んでらっしゃるんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
もう、出産計画・・計画出産みたいにね、

相談者:
ええ

大原敬子:
人生はこうあるべきだっていう、その自分のこうあるべき青写真から、

相談者:
はい

大原敬子:
はみ出たときは、

相談者:
はい

大原敬子:
これは、子育ての失敗だと、あたたは、思ってしまう性格なんです。

相談者:
そうですね、わたしの育て方が悪かったんだなあと・・

大原敬子:
とんでもない。
あー、そうか、親の価値観が違うと、こんなに暗い声出して、もう、こんなダイアモンドのお子さんを、

相談者:
はい

大原敬子:
このように、なんていうんでしょうね、もう、掃き溜めの何かみたいに、ゴミ箱みたいにね、あなたしてしまうっていうことに、わたしは先ほどからね、頭がクラクラしてるんです。
ほんとに。

相談者:
はい

大原敬子:
今日、あなたとこれ、出会って良かったなって。
もし、騙されてもいいから、

相談者:
はい

大原敬子:
このお子さんは、ダイアモンドですよ。

相談者:
ありがとうございます。

大原敬子:
いいえ。
ほんとにそうなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
励ましてるわけじゃないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
じゃ、その、なぜ、わたしが、

相談者:
はい

大原敬子:
ダイアモンドのお子さんだと、いうことをですね、

相談者:
はい

大原敬子:
お話しますので、

相談者:
はい

大原敬子:
まずですね、お母さま、こう仰ってません?、
「もう、アルバイトしてもね、」

相談者:
はい

大原敬子:
「ズルズルって休んで」

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めてしまって」

相談者:
はい

大原敬子:
そして、そのお、
「ちょっと・・行っては、も、すぐに辞めてしまって」

相談者:
はい

大原敬子:
「先方から電話が来て」

相談者:
はい

大原敬子:
そういうこと言ってますね?

相談者:
はい

大原敬子:
それは、なぜかっていうと、あなたの考え方はですね、

相談者:
はい

大原敬子:
ここに働いたら、キチッと最後まで、

相談者:
はい

大原敬子:
嫌でもしなさいっていう性格ですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
この、お子さんの、まず、性質です。

相談者:
はい

大原敬子:
元々生まれ持ったものは、

相談者:
はい

大原敬子:
非常に優しくって、

相談者:
はい

大原敬子:
弱いところがあるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
そして、非常にガラスのような性格なんです。

相談者:
はい

大原敬子:
だから、入るときは入るんですけども、辞めるとか、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、これ嫌だなって・・これは文化です、彼の。

相談者:
はい

大原敬子:
僕と合わないときには、そっから飛び出す力はあるんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
しっかりと相手に、交渉をして、辞めますってことは、出来ない性格なんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、これは性質なんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、性格の部分は、

相談者:
はい

大原敬子:
この生き方、一貫していませんか?

相談者:
ふうん・・

大原敬子:
実際にね?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが言ったように、ちょっとやってはね?

相談者:
はい

大原敬子:
すぐに辞めてしまう、

相談者:
はい

大原敬子:
性格が、アメリカに行って、

相談者:
はい

大原敬子:
そして、親の援助も受けてなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
どういう知恵を使って、

相談者:
はい

大原敬子:
それで、専門学校に行ったり、

相談者:
はい

大原敬子:
非常にその、なに、体験の中から得た、

相談者:
はい

大原敬子:
一貫性の強さをわたしは感じたんです。

相談者:
うん、うん、うん

大原敬子:
今はね、

相談者:
はい

大原敬子:
親がお金を出して、

相談者:
はい

大原敬子:
そして向こうに行かして、

相談者:
はい

大原敬子:
して、向こうで、アメリカに行ってきましたよって、箔だけを持って帰ってるお子さんもいるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、この子、お母さんの、

相談者:
はい

大原敬子:
反対を押し切っても行く子ですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
この強さと、先ほどの、アルバイトで辞めてしまうとは、まったく、乖離してますでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
わたしは、お母さん自身が、この子の、文化ですね、

相談者:
はい

大原敬子:
それから、価値観。

相談者:
はい

大原敬子:
を、理解してあげたならば、

相談者:
はい

大原敬子:
このお子さん、ほんっとに伸びるんですよねえ。

相談者:
うん、はあ、そうですか・・

大原敬子:
そしたら、今、日本に居ますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
そのとき、
「好きな方に、やって頂戴」って。
「あなたが、アメリカでいった・・あれを生かして、」

相談者:
はい

大原敬子:
「頑張って欲しい。」って。
「お母さんが願うのは、元気でいることと、」

相談者:
はい

大原敬子:
「そして、何か困ったときに、お母さんは、もうアメリカの生活は分からない」
って。
「でも、あなたはその6年間を、終えて、お母さんとはまったく違う文化があるんだ」
って。

相談者:
はい

大原敬子:
「だから、心ん中で、寂しいとか、」

相談者:
はい

大原敬子:
「哀しいとか、」

相談者:
はい

大原敬子:
「そういう気持ちとか、お料理は、お母さんの分野で任して欲しい。」

相談者:
はい

大原敬子:
「でも、これから、あなた(息子)が生きて行く人生は、あなた(息子)が作れるんですよ。」

相談者:
はい

大原敬子:
あなた、このお子さん大事にしたら、あなたのね、

相談者:
はい

大原敬子:
老後の人生も、

相談者:
はい

大原敬子:
まったく、違う人生を、

相談者:
はい

大原敬子:
彼は話すんじゃないんでしょうかねえ?
私が今一番知りたいのは、この坊やちゃんに会って、

相談者:
はい

大原敬子:
通算6年間、

相談者:
はい

大原敬子:
どの州に居て、

相談者:
はい

大原敬子:
何をして、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしは学びたいですね。
本当に。

相談者:
はい

大原敬子:
分ります?

相談者:
はい

大原敬子:
どういうふうに分った?

相談者:
なんか、全然、やっぱり表面的な?

相談者:
ああ、嬉しい、気づきました?

相談者:
ことお、は、やっぱりほら、自分がちゃんとしてないと、

大原敬子:
ええ

相談者:
やっぱり、人に迷惑掛けたりとか、そういうことはいけない、こと、だっていう・・ま、観念の方がありますからあ・・
そういう人として、キチンと、こう、断るなら断るとか、そういうことも出来ないっていう、見方をしてきました。

大原敬子:
あのね、わたし、お母さんの子育ては間違えてると思ってないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
なぜならば、彼の、教会に行っている、その、内省する考え方の強さ?

相談者:
はい

大原敬子:
そして、自分が、もう、ほんっとに、脆くなって知って、死にたくなったときに、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたにコールする、親子の関係。

相談者:
はい

大原敬子:
それから、本当に、その、日本で言えば、アルバイトを簡単に辞めてしまった、います、たくさん。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、あなたが思ってるような、

相談者:
はい

大原敬子:
簡単に辞めて、挨拶もしないで、

相談者:
はい

大原敬子:
怠惰な生活の子は、もう、はなから、違っています。

相談者:
ふん、ふん・・

大原敬子:
是非ですね、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしの、この、破天荒のわたしは、このお子さん、欲しいです。
加藤先生伺ってみます。
先生。

(再びパーソナリティ)

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