マザコン夫の暴言。離婚の準備の進め方

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
ご両親と一緒に住んでいるわけですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、ご両親、べったり?

相談者:
昔の人ってのは、割と両親の言うことは正しいみたいなところあるので、

加藤諦三:
うん

相談者:
割とそういうところはありましたから、3対1かな、ていう感じは、受けます、自分で。

加藤諦三:
うーん
55歳だけど、マザコン・・の卦があるのかな・・

相談者:
あ、あります
マザコンだと思います。

加藤諦三:
あ、マゾコンだとやっぱり思う。

相談者:
はい

加藤諦三:
半分貰って来い、とかから始まってね、

相談者:
はい

加藤諦三:
財産を気にしているとは、男になってないんですよね。

相談者:
そんな気がします。
なんか、頼りが無いっていうか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
そんな感じは受けます。

加藤諦三:
だからマザコンで、

相談者:
はい

加藤諦三:
年齢は55歳だけれども、一人の男にはなってないんだよね。

相談者:
ああ、そうですか

加藤諦三:
うん

相談者:
そう言われれば、そんな感じがします。

加藤諦三:
うん

相談者:
なんか、子どものような、気がします。

加藤諦三:
まさに子どもだと思いますよ

相談者:
はい

加藤諦三:
15歳にはいってないんでしょうね・・

相談者:
あ、そうなんですか・・

加藤諦三:
うん、10歳とか、なんか、心理的には小学生ぐらいの年齢で、ま、社会的、肉体的には中年になってると。

相談者:
ああ、■△%◇$

加藤諦三:
もう一つはね、暴言って言うけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人の側は吐いた暴言を忘れてることが多いと思うよ。

相談者:
ああ、そうなんですか・・

加藤諦三:
その場、その場の感情で言うから、酷いことを言うんだけれども、言った言葉を忘れている。

相談者:
ではあ、もし、その言葉を言われた場合、わたしは、受け流しておけばいいってことですかね。

加藤諦三:
ま、真剣な、あのお、ことではないと思います。

相談者:
そうなんですか

加藤諦三:
うん、マゾコンの男の言うことなんて、そんなにこう、キチンとした感情から言ってるわけじゃないから。

相談者:
はい、分かりました。

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、ありがとうございました。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します

相談者:
はい、失礼しますう

加藤諦三:
生活レベルが下がってもこの人とは居たくない、離婚の決断のときの一つの基準です。

(内容ここまで)

こういう相談のときって結婚前のことなんかを聞けばいいのに。

馴れ初めはどうで、夫はどういう振る舞いで、どういう男だと勘違いしていたか、みたいな。

教訓っていうか、コンテンツの価値が上がると思うんだけど。

相談者には1円にもならんけどね。

 

さて、

出て行け、とな。

フム・・

 

出て行ってみたら?

塩、胡椒の内ぶたになってんの。(*)

(*)塩、胡椒の内ふた:
当たり前過ぎて存在が意識されていないけど、無いと非常に困る

 

どう見たって困るのは旦那の方。
慌てるのはむしろ両親かもね。

定年近い男が年老いた両親抱えて、どうすんの?って感じなんだけど。

 

それか、定年まで辛抱するのもいいかも。
財産分与に退職金がプラスされるわけだし。

60歳定年だとすると、ちょっと長いか。
でも、決心するだけでも、生活はこれまでとは全く違うものになると思う。

パートにも精が出るし、
夫の財産の掌握だって余裕を持ってできるし、
暴言だって、記録し始めれば、おっ、また証拠ゲット、みたいな。

 

実家に身を寄せられれば随分助かるんだけど、姉夫婦が同居してんのかしら。

だって、遺産を姉に全部やる理由ってそれぐらいしか考えられん。

実はこの件もすごく違和感あって、普通、嫁いで行く娘に向かって、財産はあげないなんて、そんな先のことを話題にするものかしら?

 

マザコン

ご存知、マザーコンプレックスの略
和製英語らしい。つまり日本語。

世間一般に広く認識されている言葉なんだけど、学術用語でもないらしく、決まった定義もされていない。

定義が確立されないまま普及が先行しちゃって、加藤先生も頻繁に使っているように、専門家も多用するようになっている。

大雑把には、母親に対して強い愛着や執着を持つことを意味する。

男性のタイプとして使われることが多いんだけど、本来、男女の区別はなく、女性のマゾコンもいる。

でも、男性に用いる場合は決まってネガティブな意味なのに対して、女性の場合はそれほどでもない。

母娘がいつまでも、時に姉妹や友人のようにベッタリというのは母と息子とは違って世間は概ね好意的である。

 

当然、子どもの頃は誰しもマザコンであると言ってもいいんだけど、それが抜けきらない大人のこと。

原因としては、愛情不足や過保護の両極端なものとされる。

通常は子どもの成長に応じて愛情欲求が適切に満たされて親離れを果たす。

しかし、それが満たされずに愛情飢餓感、母親との分離不安を抱えたまま、年をとる。
これが愛情不足によるマザコン。

で、逆に子どもの欲求以上のものを与えられ、関与され続けた結果、心理的に自立する機会を逸し、母親以外の女性にも母親と同じような振る舞いを求める。
これが過保護によるマザコン。

 


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