夫が出て行って30年目の離婚劇。先延ばしのツケは複雑な財産分与

テレフォン人生相談 2016年3月1日 火曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女70歳 夫67歳 長男40歳 長女34歳

今日の一言: 相手を見て態度を変える

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい

加藤諦三:
最初に年齢教えてください。

相談者:
はい、あの、わたしは70歳です。

加藤諦三:
70歳
結婚してます?

相談者:
はい、してます。

加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?

相談者:
67歳です。

加藤諦三:
67歳
お子さんは?

相談者:
2人、おります。
長男が40歳

加藤諦三:
はい

相談者:
長女、が、34歳です。

加藤諦三:
で、今はお2人で、ご主人と2人で暮らしてんですか?

相談者:
いえ、わたし一人です。

加藤諦三:
67歳のご主人は、その、別居してるんですか?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
あ、そうですか、はい、分りました。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どういう、相談ですか?

相談者:
あのお、財産分与の

加藤諦三:
はい

相談者:
ことで、大変困っておりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
ご連絡しました。

加藤諦三:
はい、えー、どういうふうに困ってんですか?

相談者:
はい、あのお、離婚の調停と、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、財産分与の調停を

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、しました。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、調停委員に言われましてですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、「これ以上の進展はないので、取り下げてください」って言われて、取り下げました。

加藤諦三:
要するに離婚の調停というのは、あなたの側から言うと、離婚したいということ?
それとも、家族関係調整をしたい・・

相談者:
いえ、そうではなくて夫・・はですね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あのお、今、娘が34歳ですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
4歳のときに、家を、出て行きました。
そいで、

加藤諦三:
はい

相談者:
約10年前からは、住所も分らあ・・ず、不明でしたので、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、戸籍・・の除籍を調べて、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、住所が分りました。、それでえ・・

加藤諦三:
ちょっと待ってください。

相談者:
はい

加藤諦三:
30・・娘・・要するに30年間ぐらい、どこに居るか?分んなかったってこと?

相談者:
最初の10年ぐらいは、あのお、働いたお金を月5万ぐらい、家に、あの、振り込んできました。

加藤諦三:
はい、どこに居るかも分んない・・

相談者:
(分んな)くなったのは、10年ぐらい前です。

加藤諦三:
前?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、何処に居るか?分んない中で、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの側から、

相談者:
はい

加藤諦三:
離婚調停を起こしたということですか?

相談者:
そうです。2人の子どもに「このままじゃいけないから、離婚して欲しい、はっきりして欲しい」っていうことを、前々から言われていたのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
申し立てをわたしの方・・わたしは弁護士を付けなかったんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
はい、あの、申し立てをしました。

加藤諦三:
はい

加藤諦三:
そして?、その離婚調停で、ご主人の方は?

相談者:
そうしましたら、

加藤諦三:
はい

相談者:
弁護士を付けてきました。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで、そのお、調停員が、「相手の弁護士さんは、」あの、「一方的で、もうこれ以上は無理なので、取り下げてください」って・・
その、

加藤諦三:
これ以上無理っていうのは、これ以上、何が・・

相談者:
あ、その中身はですね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あの実は不動産が4箇所あります。

加藤諦三:
はい

相談者:
それでえ、内、その内の3軒が、賃貸のアパートです。

加藤諦三:
うーん・・
すごい財産なんですね。

相談者:
そいで、すべて夫の名義なんです、名前が。

加藤諦三:
はい

相談者:
この4箇所すべてが。

加藤諦三:
はい

相談者:
ところが夫は最初っからあ、この経営、をしませんでしたので、わたくしが全部経営を、してきました。

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、修繕をしたりい、

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
あのお、入居を入れるう、のとか、

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
それで管理会社、を、頼んでいるんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
それは全てわたくしの、あの、名義です、契約は。

加藤諦三:
うん、はい

相談者:
あの、それで今まで、その管理会社から家賃も、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたくしの方に、口座に振り込んでいただいておりました。

加藤諦三:
うん

相談者:
ところが先月、

加藤諦三:
うん

相談者:
突然、その、相手方の弁護士から、

加藤諦三:
うん

相談者:
直接う、管理会社から電話と、

加藤諦三:
うん

相談者:
それから書面で連絡があってえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
「今後は、現在、離婚協議中なのでえ、」

加藤諦三:
うん

相談者:
◆#$%□&なんですけれども、

加藤諦三:
うん

加藤諦三:
「離婚協議中なので」

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、「振込みは全て夫にするように」、連絡があったそうです。

加藤諦三:
うん

相談者:
それで、あのお、
「お宅の不動産会社(管理会社)から」、あの、「わたくし(妻)の方にい、」

加藤諦三:
はい

相談者:
「アクション起こしたりい、そういうことは一切しないように」と。

加藤諦三:
うん

相談者:
・・
それでえ、今後どうしたらよいものか?
困ってお電話しました。

加藤諦三:
分りました。
えーと、今日はスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
うかがってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

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