夫が出て行って30年目の離婚劇。先延ばしのツケは複雑な財産分与

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
あの今、最後、頑張りますって言ったんだけど、ちょっと不安なんだけどもお、

相談者:
あ・・(笑)

加藤諦三:
もうね、ほんとに中川先生の言うとおりです。
あなたね、

相談者:
はい

加藤諦三:
ずっと相手の出方を待つって言うんですよ。

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
これ、いっちばん、楽な方法ですね、今のあなたにとって。

相談者:
そうです。

加藤諦三:
で、今、ここまで事態がこんがらがったのは、ほんとの原因は何だと思いますか?

相談者:
・・

加藤諦三:
結婚後9年目、離婚をしてれば何にも問題ないんですよ。
だけど、そのときにい、何て言った?あなた。

相談者:
はい

加藤諦三:
「可愛そうだから」、って言ったの。

相談者:
ああ、そうなんです。

加藤諦三:
だから、これも一っ番楽な考え方。

相談者:
あー

加藤諦三:
そいで、どんどん、どんどん、追い詰められてきたの、状況が、不利な状況に追い込まれちゃったの。

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
今、中川先生が言われたようにい、

相談者:
はい

加藤諦三:
「頑張ります」じゃなくて、「弁護士の所に行きます」です。

相談者:
あ、はい、分りました・・

加藤諦三:
分りましたって言って・・「これから弁護士のところに行きます」です。

相談者:
はい、行きます、ほんとに、あの、探します。
あのお、あまり・・

加藤諦三:
探しますじゃないです、見つけなきゃだめです、絶対に。

相談者:
あ、そうですね、見つけますう・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
はい

加藤諦三:
とにかくもう、今までの態度を続けちゃダメです。

相談者:
あ、分りました・・

加藤諦三:
可愛そうなことないですよ。

相談者:
・・

加藤諦三:
破廉恥な人を相手にして。

相談者:
はい

加藤諦三:
お人よしの必要ありません

相談者:
・・
ん・・みんなにい、優しい、って言われて、それでやっぱり・・

加藤諦三:
みんなに優しいっていうのは、何かって言うと、

相談者:
うん

加藤諦三:
あなた淋しいから。

相談者:
そおですねえ・・誰にも・・なにしろトラブルがなくう、優しくすれば良いというか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
優しければいいんだっていう・・

加藤諦三:
そおそお、みんなにいい人を演じてんの、八方美人で。

相談者:
ああ・・分りました・・

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
分りました。

加藤諦三:
中川先生の言ったこと、即実行してください、電話を切ったら。

相談者:
はい・・

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
分りましたあ、ありがとうございます。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
ありがとうございますう

加藤諦三:
相手を見て態度を変える

(内容ここまで)

この女、ほんとはトシいくつ?

 

こういうの藪へびって言うんじゃないの?

加藤 「夫が出て行ったときに決断しておけば何の問題なかった」

ま、生き方としてはそうかもしれんけど、離婚しなかったのはこの女が考えた優れた戦略なの。
単なる先延ばしじゃないよ。

 

さて、離婚に際しての金目の話は以下の3つ。
・慰謝料
・婚姻費用
・財産分与
(もし未成年の子がいれば養育費が加わる)

しかも、この女は、長年に渡って旦那名義の資産の運用益を総取りしていたという特殊事情が加わる。

なにこの難解な方程式。

 

30年間自分の資産に無関心だった夫が、妻からの離婚調停をきっかけに、なぜか執念を燃やし出した。

この女の言う通りならこういうことだ。

旦那は自分の資産に気付いていなかったとでも言うわけ?
不自然だよコレ。

せめて、相続が発生したのはいつか?ってことぐらいは聞いて欲しかった。
だって、家業をクビにするほどの放蕩息子に3(2?)軒もの収益不動産を相続させるか?、フツー。

あと、申し立てた女の方が本人調停で、相手側の旦那が代理人を立てたとかもね。

ぜーんぶ逆だとしっくりくるんだけどさ。(笑)

 

調停員 「(申し立てを)取り下げてください」

ふうーん・・
本当にこんなこと言ったの?

だって、夫がいくら離婚を拒否したところでムダでしょ。
30年もの別居の実績があれば、審判にしろ離婚訴訟にしろ離婚は文句なし認められる。

ただし、審判もしくは離婚訴訟に移行するためには調停不成立が条件となる。
つまり、離婚しようとする側にとって調停不成立は、単なる離婚へのステップなわけだよ。

なのにここに来て、申し立てそのものを取り下げて一体どうしろと?

たぶんこれね、不動産の権利を双方が譲らなかったもんだからデッドロックしたんだよ。

この女、お人好し(加藤)なんかとは真逆だ。

管理会社からの収入を旦那が先押さえしたことに対抗して、電光石火のごとく管理会社との契約を解除し、賃借人に振込先を変更させる。

なかなかのやり手ババアだ。

最初、中川さんも完全に勘違いしてたんだけど、女の相談は、「収入が途絶えて困った」なんていう弱っちいことじゃない。
旦那名義の資産を、なんとか自分のものに出来ないのか?だ。

 

で、ナニ?、70歳?

その声、そのしゃべり方。
んなわけないでしょ。
だから、辻褄の合わない別居期間を言ったりする。(本編 中川氏とのやりとり)

加藤先生の熱のこもった忠告が哀し過ぎてね。
こんなしたたかな女にさ。

 

【追記 2018年3月13日】

ちょうど2年後に再相談。
ほとんど進展しておらず、まさに再相談になっている。

ただ、今回、取り返したかのように見えた家賃収入は、再び夫側弁護士からの反撃に遭い、振込先は夫になって、この2年間、相談者の家賃収入はゼロが続いている。

あと、相談者の多大な尽力によって、夫が不動産を相続するに至った経緯が明らかにされる。

年齢を疑ってたアタシだったけど、ウソはないみたい。
冴えた70歳だ。

回答者も認めたその実力。弁護士がサジ投げた公正証書遺言をひっくり返した女



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