年金を使い果たして万引き。娘は嫌がる母の財産管理をできる?成年後見人の3種類

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はい、こんにちはあ

相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いします。

塩谷崇之:
はい
えー・・大変そうですね。

相談者:
あ、そうですねえ(苦笑)

塩谷崇之:
うーんうん
あのお、30万円ほどの年金が入って来るけどもお、

相談者:
はい

塩谷崇之:
1か月経たないうちに使い果たしてしまうと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、月30万使ってしまうって、結構ね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
結構おー、凄い事だと思うんですけれどもお、

相談者:
はい

塩谷崇之:
大きな物をしては・・ん、ど、どんな物を買ってるんですか?

相談者:
日常生活で使うような、その座椅子だったりとかあ、

塩谷崇之:
うーん

相談者:
ま、ホントに高額の物は、多分買わないので、現金で、払える・・程度の物を・・はい、1万、前後の物を買ってるんだと思うんですけど。

塩谷崇之:
ほー

相談者:
はい

塩谷崇之:
いや、でもね、座椅子とかっていう風に、おっしゃったけども、そんな毎月毎月座椅子う、は、買わないですよねえ?

相談者:
あ、それはちょっとその、まあ、認知の傾向なのかあ、

塩谷崇之:
うん

相談者:
あのお、座椅子、今までにもお、10回以上取り替えてえ、

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい、買っては、気に入らないから捨てえ、買っては捨てっていう感じで、

塩谷崇之:
はあ・・

相談者:
はーい

塩谷崇之:
でも、いらない物がどんどん家に溢れてくっていう、

相談者:
あ、そうなんです。

塩谷崇之:
そんな感じですか?

相談者:
はい、倉庫はもう、椅子だらけです。はい

塩谷崇之:
あ、椅子だらけ(笑)

相談者:
あはは(笑)

塩谷崇之:
なるほど。分かりました。
それでねえ?、今日のご相談、こちらで、えー、お金を管理できる方法がないかどうか、という、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ご相談だったと思うんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、先ほど今井先生がおっしゃったようにねえ?

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、成年後見制度というのがございますのでえ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
まあ、判断能力がね?、えー

相談者:
はい

塩谷崇之:
衰えた、方のために、裁判所が、

相談者:
はい

塩谷崇之:
後見人とかね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、或いはあのお、後見人よりも、少しあのお、おー程度が軽いものとしてえ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
保佐とか、補助っていうものがあるんですけども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
保佐人とか、補助人っていう、う、そういうね、ま、あのお監督してくれる人をね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
選任してもらって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、その人が、まあ、財産の管理についてね、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
一定の権限を、ほー、その人に持ってもらうというような、そういう制度はあるんですね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
例えば、後見ん・・の場合にはね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、裁判所が、本人に判断能力が、あー、無くなったと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
衰えたと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
いう風に考えた場合に、

相談者:
はい

塩谷崇之:
裁判所が、後見人を選任して、

相談者:
はい

塩谷崇之:
後見開始決定というね、決定を出すんですね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうすると、えーと、後見人が、すべての、おー、ま、契約とかですね、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、日常生活の中の、色々な、その、物を買ったり、借りたり、

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
え、そういう、うー、事についての、ま、代理権を、持つ事になって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
反面、その、おー、後見に付された人、これを被後見人っていうんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
後見に付された人は、え、自分ひとりではあ、あー、物を?、売ったり買ったり、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、貸したり借りたり、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、そういう、うー、事はできないと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
いういう風になる制度があるんですね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
はい、でえ、えー、その後見人が付いたにも関わらず、本人が例えば、物を買ってしまったという場合にはあ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
後見人は、買った、あー、時の契約をね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、事後的に取り消す事ができる。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、ただ、ま、本人の判断能力が、そこまで衰えてないと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
でも、ちょっと危なっかしいっていう場合には、

相談者:
はい

塩谷崇之:
それよりも少しレベルの、おー、低い、

相談者:
はい

塩谷崇之:
程度の低い、いー、保佐とか補助っていう制度があってえ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、これは、保佐人とか補助人っていうのが付くとね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、一定の日常生活におけるう、うー、買い物とかそういう事はできるけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
例えば、あー、何十万円以上、或いは、えー何百万円以上の物を、の、売買については、

相談者:
はい

塩谷崇之:
必ず、保佐人の同意を得るようにしなさいとか、

相談者:
あー

塩谷崇之:
うん、えー、そういう風にね?、え、一定の、行為について、本人の権限が制限されて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
保佐人が取消権を持つと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうような、は、そういう類型もあって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
その、程度に応じて、え、後見、保佐、補助というね、3つの類型があって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、裁判所が、ま、本人の、おー、判断能力の低下の、度合を見ながら、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、それは判断する事になるんですね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
はい、ただ、裁判所もお、何に従って判断をするかというとお、

相談者:
はい

塩谷崇之:
やっぱり、お医者さんの診察結果を、

相談者:
はい

塩谷崇之:
参考にして、その判断をする事になるんですね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、またそれを、お、ま、補充するような形で、今までの、おー、行動のね、えー、記録とかですね、

相談者:
はい

塩谷崇之:
その例えば、万引きで捕まった事とか、借金をしてしまったという事についての、そういう行動の記録なども、資料として裁判所に出して、

相談者:
はい

塩谷崇之:
裁判所が、あ、これはとても本人一人で、えー、色々な、重要な事項について判断する事は、難しいなという風に判断をしてもらえれば、

相談者:
はい

塩谷崇之:
後見の開始決定っていうの、出してもらえますから、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ただ、あのお、やっぱり、えー、それを申し立てる前に、やはり、きちんと、お医者さんに、あの、診てもらわないと。

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、えー・・で、そこが一番の問題なんですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、一つのお、そのお、おー、お医者さんに連れて行くう、時のね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、説得の仕方として、

相談者:
はい

塩谷崇之:
「今、認知症っていうのは、予防できるんだよ」と。

相談者:
あー

塩谷崇之:
うん、「早めに」

相談者:
はい

塩谷崇之:
「お医者さんに行って」

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、「診てもらって」

相談者:
はい

塩谷崇之:
「そうすると、認知症にならないように」

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、「するための、ま、治療っていうのが、あるんだよ」と、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、実際あるんですよね、その色々、おー、運動を、おー、したりとかですね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
或いは、一部、薬などもあるみたいですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、だから、あのお、「お母さんが認知症にならない、ようにするために」

相談者:
はい

塩谷崇之:
「早めにお医者さんに1回診てもらおうよ」と。

相談者:
はい

塩谷崇之:
いう風なね?、説得の仕方あ、がね、多分、一番、良いんじゃないかな?、と、

相談者:
あー、は

塩谷崇之:
思うんですよね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
なかなか「お母さん認知症だから」

相談者:
あは(笑)

塩谷崇之:
「病院に行こうよ」って言っても、

相談者:
はい

塩谷崇之:
も、梃子でも動かないっていう事になってしまいますんで。

相談者:
あはは(笑)そうですね。

塩谷崇之:
うん

相談者:
はい

塩谷崇之:
「認知症になっちゃったら、大変だから」

相談者:
はい

塩谷崇之:
「今のうちに、お医者さんに、ちゃんと診てもらいましょう」という、ま、そういう誘い方をして、

相談者:
はい

塩谷崇之:
お医者さんに診てもらって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
お金をね?、お小遣いを使い果たしちゃうっていうところまでは、まあ、あーある意味こう、しょうがないっていう部分が、あるんですけれどもお、

相談者:
はい

塩谷崇之:
借金とか、万引きというような話になって来るとね?

相談者:
そうです、はい

塩谷崇之:
うーん、どうしても、やっぱり、他人に迷惑掛ける事になってしまうんでえ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、で、そういう事がないように、なるべく早めに対応した方が良いと思います。

相談者:
はい、分かりました。ありがとうございます。

塩谷崇之:
はい

(再びパーソナリティ)

年金を使い果たして万引き。娘は嫌がる母の財産管理をできる?成年後見人の3種類」への2件のフィードバック

  1. 良く読ませて頂いてます。書き起こしが正確で、読みやすいです。
    コメントがまたイイ角度で斬り込んでて読み応えがあります。
    勿論、ゲスい野次馬なラジオリスナーであり読者と自覚してます。
    色々ご苦労されての文体には重みがあります。
    日々お忙しいでしょうが、続けて下さると毎日楽しみです。

  2. 「自分は弁護士より法律に詳しい、自分で裁判もおこして…云々」という輩の99%は、裁判所から呆れられているのを気付かずに独り相撲をセッセととっているパターン。

    しかし、今回の管理人さんのコメントは完全論破ですね。
    塩谷パンフレット弁護士と言われても仕方ない。
    学歴や役職でなく、こういった所で実務経験の豊富さがうかがわれる。

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