虐待の連鎖を恐れて結婚に踏み切れない女が大原敬子を泣かせた一言

テレフォン人生相談 2016年12月16日 金曜日

母親から虐待を受けてきたので自分も虐待するのでは?という恐怖で結婚に踏み切れない。

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女32歳独身で一人暮らし 兄35歳 両親は自分が生まれる前に離婚

今日の一言: 苦しむ能力。それが人の最高の価値です

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えて下さい。

相談者:
はい。わたくし32です。

加藤諦三:
32歳。結婚してます?独身ですか?

相談者:
いえ、していません。

加藤諦三:
独身ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、今、そうすると・・お一人で暮らしてんですか、それともご両親・・

相談者:
いえ・・一人です。

加藤諦三:
一人で暮らしてる?

相談者:
はい

加藤諦三:
えと、ん、ご兄弟は?

相談者:
兄が、35です。

加藤諦三:
・・と、も、あー、一人ということは別に暮らしてるということですね。

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
で、そのお一人で暮らしてるのは何年ぐらいですか?

相談者:
そうですね、10年ちょっとになりますね。

加藤諦三:
10年ちょっと。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました。
それで、どんな相談ですか?

相談者:
はい。実はわたくしは、3か月ほど前に、

加藤諦三:
はい

相談者:
同じ職場で、男性の方と知り合って、

加藤諦三:
はい

相談者:
少しずつこう、お話をしていく中で、

加藤諦三:
はい

相談者:
「結婚をしようか、どうしようか」っていう話を二人でしていたんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、その中で、あのわたし自身は、幼少期の頃から、

加藤諦三:
はい

相談者:
高校を卒業するう、前後まで、母から、

加藤諦三:
はい

相談者:
非常に、虐待を受けて育って来ました。で・・わたし・・

加藤諦三:
あの、お母さんから虐待っていうのは、ん、どの程度の虐待ですか?

相談者:
お金がある時だけは・・ご機嫌がいい状態で、

加藤諦三:
はい

相談者:
パチンコに行ったまま、夜帰って来ないですとか、

加藤諦三:
はい

相談者:
食事を作ってくれなかったことも、あの、ありました。

加藤諦三:
あ・・

相談者:
非暴力もありましたし・・お互いに喧嘩あ、して、暴力、お互いに暴力を振るい合うっていう状態でした。

加藤諦三:
あーはいはいはい
ただあれですね、あなたが・・虐待と言ったことの、主な・・部分っていうのは、お母さんがいつも・・

相談者:
はい

加藤諦三:
機嫌が悪くて・・自分の心理的に・・

相談者:
あのお・・

加藤諦三:
安らぐ場所がまったくなかったという、こと?

相談者:
もう一つは、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたし自身が、あのお、障害を持って生まれたがために、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、その、前、あのお・・両親が離婚してるんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
前後にわたくしが生まれたものですからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
んー、もしかすると・・今思えばあ、DVで、わたしを・・妊娠して、それで結局、そ、それが虐待の原因だったのではないかっていうふうに思います。

加藤諦三:
はい

相談者:
兄も、

加藤諦三:
はい

相談者:
結構・・父から殴られていた・・

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
こと・・ました。はい

加藤諦三:
その、父から殴られていたのを、あなたは・・見ながら成長しているわけですか。

相談者:
そうです。はい

加藤諦三:
そうすると・・あなたからすると、お母さんも、

相談者:
はい

加藤諦三:
暴力振るわれていると。

相談者:
はい

加藤諦三:
お兄さんも振るわれていると。

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、そういうのを見ながら、成長としたっていうことですね。

相談者:
はいそうです。

加藤諦三:
はい。20、二十歳ぐらいまでは、ずっと、今話してくれたような状況だったんですか、お父さんとお母さん、で・・お兄さんもなんか・・殴られたりという・・

相談者:
えー、18ぐらいまででしたね、二十歳ぐらいになってからは、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたくしが二十歳ぐらいになってからは、母が・・逃げてしまって、

加藤諦三:
はい

相談者:
兄も、「もう、そんな生活嫌だ」・・っていうわりには、

加藤諦三:
はい

相談者:
同じようなことをし始めました。

加藤諦三:
あー・・

相談者:
で、わたし自身は、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、母と、兄、ま、父のあのあ状態見てて、このような生活は、自分、絶対にしたくないって、

加藤諦三:
うーん

相談者:
思って、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、何とかそれは・・貫き通して来たつもりです。

加藤諦三:
うーん・・それであなた・・割と、その後の人間関係作るの、上手かった方ですよね。

相談者:
そうですね、そうい・・って言われますと、やはりこ・・新しい方との出会いがないと・・自分自身が、息絶えてしまうような、

加藤諦三:
ええ

相談者:
そんな状況ですね。はい

加藤諦三:
うーん、祈りの場所っていうのかなあ、なんか・・祈るような・・気持ちで・・ここの場所に居たっていうな場所っていうのは家の中にありました?

相談者:
空いてる部屋が、自分の、家、今住んでる家の中にあるんで、

加藤諦三:
ええ

相談者:
そこでえ、お、ちょっと祈ります。

加藤諦三:
祈りますよねえ、

相談者:
いの・・うん、していますね。

加藤諦三:
なんかそういう時に、人にすがるんじゃなくて、

相談者:
うん

加藤諦三:
自分の心の中に何かすがっていくっていう、そういう姿勢ですか?

相談者:
・・そうですね。逆に、それがあ、変な妄想を引き起こしてしまってえ・・も、そういう時はもう、あの、家を出て・・フラっと、ホントに、温泉とかそういったところ、出かけてって、ずっと休んでっていう・・バランスは取るようには心掛けています。

加藤諦三:
それ、すっごい大切なことだと思うんだけれども、

相談者:
はい、ただ・・

加藤諦三:
自分の心のな、中になんかこう、

相談者:
うん

加藤諦三:
しがみつくものを、自分の心の中に持っているっていうことが、

相談者:
はい

加藤諦三:
それでえ・・先程の話だと3か月前からあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
同じ職場で、

相談者:
はい

加藤諦三:
おー・・

相談者:
彼・・

加藤諦三:
結婚の、考えてる・・

相談者:
はい

加藤諦三:
人が出て来たという・・

相談者:
人が出て来たという話ですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
それ、あの、わたしは、凄く子どもが大好きで、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、自分自身は子どもが欲しいって、気も、す、はあるんです。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、彼もその気持ちはあります。

加藤諦三:
うん

相談者:
ただ、わたし自身が、

加藤諦三:
うん

相談者:
幼少期の頃からずっと、虐待を受けて育って来た・・こともあって、

加藤諦三:
うん

相談者:
子どもを、もし産んだ時に、

加藤諦三:
うん

相談者:
子どもに虐待をしてしまわないかどうかっていうことが不安で、

加藤諦三:
うん

相談者:
躊躇(ためら)ってるんです。

加藤諦三:
うん

相談者:
先生、いったいこの気持ちをどうしたらいいのでしょうか?

加藤諦三:
あの、虐待はしません。

相談者:
・・

加藤諦三:
子どもができた時。

相談者:
結構よく・・周りとかは、ホントに・・自分自身があ、してはいけないと分かっていても、やってしまうという、こうよく、見てしまうもんですから、

加藤諦三:
え、それはあのお、おっしゃる通りでえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
あの虐待の連鎖っていって、

相談者:
はい

加藤諦三:
虐待を受けた人が、母親になると、今度は、自分の子どもを虐待するっていうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
これはよくある話ですし、

相談者:
はい

加藤諦三:
よく言われてることです。

相談者:
はい

加藤諦三:
でも、あなたの場合は、虐待はしません。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・というのはそのお・・虐待、お母さんから、虐待を受けて・・そして、ま、自分の子どもができた時、子どもを虐待するっていうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
ごく普通う、の・・人なんですよね。

相談者:
・・はい・・普通・・

加藤諦三:
でも、あなたの場合には、

相談者:
ええ

加藤諦三:
まず・・決定的に違うことがあるんです。

相談者:
はい、それはどういったことでしょうか。

加藤諦三:
それはだからさっき、い、言ったように、

相談者:
はい

加藤諦三:
人間関係を作れてるっていうこと。

相談者:
はい

加藤諦三:
だからもう一つ・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
祈りの場所を持ってるっていうこと。

相談者:
はい

加藤諦三:
それともう一つ、何かあった時に、自分の中にしがみつくものを持っている。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・決定的に違いますから、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが虐待するっていうことはないです。

相談者:
はい

加藤諦三:
この心の姿勢がある限り。

相談者:
はい

加藤諦三:
だ、だから、あの、あなた自身が子どもが、本当に好きで、子どもが産みたいと思った時に、

相談者:
うん

加藤諦三:
自分が、子どもを虐待するってことはない。

相談者:
はい。先生、これからあ、わたしはどうし・・

加藤諦三:
はい

相談者:
どうして・・

加藤諦三:
はい

相談者:
い・・信じていけばいいのでしょうか。

加藤諦三:
そ、そこですね。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はね、ホントに、あなたね・・あのお、素晴らしあなたの人生で恐らく・・ホントに素晴らしい人の、出会いに、なると、思いますけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
いいアドバイスいただけると、思います。

相談者:
はい

加藤諦三:
幼児教育の、大原敬子先生です。

相談者:
はい

(回答者に交代)

「虐待の連鎖を恐れて結婚に踏み切れない女が大原敬子を泣かせた一言」への1件のフィードバック

  1. いやー 加藤先生と大原先生が新興宗教の教祖だった日には一発で洗脳されそうな流れだなー チック出てたんだ 相談者。。と思いました

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