モラハラ、マザコン、浮気、離婚拒否。「夫が変わってくれるのが一番ですが」
テレフォン人生相談 2017年6月30日 金曜日
夫が10年前に浮気。それを責めてから、私を経済的・精神的に追い詰めるようになった夫。この夫とのこれからをどう考えるべきか?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女56歳 夫54歳 長女25歳は別居 次女23歳 3人暮らし
今日の一言: 相手が近くの人になると嫌悪感を覚えます。回避依存症アボイダンス・アディクトと言います。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもしい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、こんにちはあ
加藤諦三:
こんにちは、さ・・
相談者:
よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい・・最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
はい。56歳です。
加藤諦三:
56歳、結婚しています?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳でしょうか。
相談者:
54歳です。
加藤諦三:
54歳。お子さんは?
相談者:
・・えっと、長女が25歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
次女が23歳で・・
加藤諦三:
はい
相談者:
長女は家を出ております。
加藤諦三:
と今、3人で暮らしてんですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
・・あのモラハラあ、の夫お、にですね・・
加藤諦三:
ん
相談者:
10年程前から悩まされておりまして。
加藤諦三:
はい。
相談者:
ただ、暴りょ、くうはなく、精神的な虐待です。
加藤諦三:
んー、暴力はない、はい。それが先程「10年前」って言いましたけど。恋愛結婚ですか?
相談者:
・・恋愛結婚です。
加藤諦三:
恋愛結婚ですか、そして・・最初のうちは、そういうその・・あなたから見るとお・・理由もないのに、怒るということはなかったということですか?
相談者:
あ・・一切ありません。むしろ何もお、口出ししないで、
加藤諦三:
はい
相談者:
優しいというか普通の夫でしたが、
加藤諦三:
はい
相談者:
10年ぐらい前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
主人の浮気い、が発覚した時に、
加藤諦三:
はい
相談者:
の相手の家の電話をしたところお、
加藤諦三:
はい
相談者:
逆ギレしまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
それから、急に別人のようになりました。
加藤諦三:
うん・・浮気をした時っていうの、浮気はどういう相手だったんですか?
相談者:
中学高校かのクラス会に、行きまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
昔付き合ってた人と、また、あの付き合い出したようで。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたくしがあの、電話番号突き止めて、その人の家に、電話をしましたところ、
加藤諦三:
はい
相談者:
お母さまが出られて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのお、ことを、い、言いましたところ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、告げ口をしたっていうようなことで、主人が・・鬼のように怒りまして。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それがきっかけで、なんかその方と上手く行かなくなったようで
「わたしのせいだ」みたいな。
加藤諦三:
うーん・・あ、そうするとあれですね?、あなた今「モラハラ」ってえ、言・・ったので僕はモラルハラスメントという風に理解をしたんですが、
相談者:
はい
加藤諦三:
人間性を批判するっていう・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
あ、そういうことなんですか。
相談者:
そういうことです。
「こんなこともできないのか」っていう・・例えば、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、せんた、わたくしが洗濯物を干していて、
加藤諦三:
はい
相談者:
主人の・・ソックスが片一方失く、あの、まあ風で飛んじゃったか分からないんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
それに対して、
加藤諦三:
はい
相談者:
夜中だろうがなんだろうが「早く探して来い」とか。
加藤諦三:
はい
相談者:
あとわたしが、あのどこに行・・ってようが、
加藤諦三:
ええ
相談者:
自分の探してるものが、例えば・・
「テレビのリモコンがない。どう・・」「すぐ持って来い」とか。
加藤諦三:
うーん、なるほどね。で、これは先程のあなたの話だとお・・結婚当初はなかったということですよね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それでそのお・・浮気がバレた時からこう態度が変わったという・・
相談者:
そうです。その後も何回か浮気してるん、ですけど。
加藤諦三:
あ、その後も浮気はしてるんですか?
相談者:
も何回も浮気しています。
加藤諦三:
うーん、なんか・・
相談者:
ただ怖いので、
加藤諦三:
あはい
相談者:
何も言わないん、ですが。
加藤諦三:
「何回も」ということは・・キツい言い方すると・・もうそばに・・もうあなた以外の女性がいないといられないっていうような、そういう感じ?
相談者:
・・そこまでではないんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
なにしろあのお、すべてあのお、お給料明細も・・えっと一切い、見せないしあのお、お金を自由に使ってるものですから、
加藤諦三:
うん
相談者:
とにかく外で遊び放題・・
加藤諦三:
ああ
相談者:
やり放題
加藤諦三:
・・うん、うん
相談者:
家でも、テレビも、チャン、ん、一切他の人・・自分優先で見放題。
加藤諦三:
・・つまり、結婚してるっていう意識がないっていうか、独身の時とおんなじような感じね?
相談者:
そんな感じです。
加藤諦三:
それであなたには・・夫と妻という関係よりも、むしろあなたにこう・・かしづくことを求めていると。
相談者:
そうです。
加藤諦三:
で、あなたがあ・・何か意見を持ったり、あなた自身の・・願望というか、望みを持った・・ことに対して、
相談者:
うん
加藤諦三:
凄い、怒る。
相談者:
一切許さない感じです。
加藤諦三:
許さないですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
つまり・・夫の側からすると・・あなたが意見を持つということは、
相談者:
ええ
加藤諦三:
物凄い、侮辱に感じている。そう理解していいですね?
相談者:
「お、お前ごときが何を言っているんだ」っていう感じです。
加藤諦三:
うーん。で、なんか言うと、
「いつからそんな偉くなったんだ」っていうことね?
相談者:
そうです。あのお、わたしに「家賃を払え」と言ったぐらいですから。
加藤諦三:
うーん
相談者:
「お、置いてやっている」っていう感じですね。
加藤諦三:
うーん、ということは・・ご主人は・・かなり母親との関係は、深いですね?
相談者:
はい。
毎日・・行ってます。
加藤諦三:
あ、毎日行ってる。
相談者:
ええ、別に、住んでおりますが。
加藤諦三:
うーん
相談者:
毎日、そちらに行ってから・・家に戻るよう・・
加藤諦三:
そっち行ってから・・要するに・・あなたと結婚は・・社会的には結婚してるけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
心理的には・・お母さんと息子という関係と考えていいですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
ということですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
うーん・・それで10年前に浮気してから変わるってんで・・その10年・・結婚してから10年間・・
相談者:
はい
加藤諦三:
浮気はなかったんでしょうかね?
相談者:
いえ、あのお、ちょこちょこお・・あったようですね。
加藤諦三:
うん。ちょこちょこないとおかしいですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
つまり常に・・あの周りに・・かしづく女性・・もっと言えばあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
無条件に・・
相談者:
はい
加藤諦三:
自分を、称賛してくれる女性を必要としている。
相談者:
そうかもしれないです。
加藤諦三:
・・だけどあなたの場合は、こう一緒に生活しているわけだからあ
相談者:
はい
加藤諦三:
やっぱりその、無条件にいつも・・夫を褒めるっていうこと、できないよね生活だもん。
相談者:
あ、はい。ただあの、一緒に生活しているといってもお、
加藤諦三:
うーん
相談者:
・・もう何年か前から全く口を利いていなくてえ、
加藤諦三:
うーん
相談者:
あのお・・側に寄ると嫌悪感というか凄い顔す、されるので、まお互いにあの・・家の中にはいるんですけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
えっと、一切あのお・・メールで向こうからあのお、命令が、来る。それに対してわたしがメールで、答えるっていう、関係です。
加藤諦三:
その今言った「嫌悪感」っていうのは、あなたの夫に対する嫌悪感じゃなくて、夫の側が、あなたに対する嫌悪感という意味ですね?
相談者:
・・そうです。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
「側に寄るな」っていう感じです。
加藤諦三:
あーん・・あのお・・そ、それえ・・なんでだと思いますか?
「側に寄るな」っていう、その通りだと思い、思うんです。あの・・近づかれると嫌なんだと思うんですよ。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
・・これはね、結婚はね・・彼にとっては、
相談者:
はい
加藤諦三:
愛の実現ではなくて、束縛なんです。
相談者:
・・あー
加藤諦三:
だから嫌なんです。
相談者:
あー
加藤諦三:
だから、嫌悪感っていうのは、も、その通りだと思います。
相談者:
・・あ
加藤諦三:
で、今日のあなたの相談としては、は、そういうことでしょうか?
ま、こういう夫・・結婚してみたらこういう夫であったと。
相談者:
はい
加藤諦三:
で今・・あなたは耐えられないということね?
相談者:
え、それもお、ありますが。
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、経済的にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
支配されてますので、
加藤諦三:
あい
相談者:
あのお、何かわたしがあのお・・お金を、要求するう・・と、それが気に入らないと、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・
「こんなことなら、」い、「家を売るぞ」とか。
加藤諦三:
あはい
相談者:
あのお、脅迫するんですね。も、あのお「何もやらないぞ」とか、
「一切だ、お金は、出さないぞ」とか。
・・で、そういう時にも、いつもとても困ってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
んもう自分の・・貯金を取り崩したりしなければならないん、ですがあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・もうお金も、無くなりますし、
加藤諦三:
うん
相談者:
貯金も。
加藤諦三:
うん
相談者:
これからどうして、行ったらいいのか?っていう、こういう人に対して何か対策はないものか?
加藤諦三:
・・はい。今日はあのスタジオにですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの弁護士の、坂井眞先生がいらしてんので
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい。よろしくお願いします。
(回答者に交代)
相談者の最初と最後の声が違うのが笑えました。
毎回秀逸なコメントで楽しませてもらってます。
質問です。回避依存症が結婚して上手く行くのは、、、とコメントありますが、この夫は自分の母親が亡くなった場合、奥さんとは上手く行くのでしょうか?