フーテンの寅さんに見る幸福論。実らなかった不妊治療と未来を苛む女へ
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
はい、初めまして高橋です。
相談者:
よろしくお願いいたします
高橋龍太郎:
ふうん・・
これはね、僕も分かんないな(笑)
こんな難しい問題は普通考えないんだよ、人間は、生きるときにい・・
要するに、人間ていうのは、考えられる問題を考えて生きてくっていうときに初めて充実感があるので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから人間は生きてくってことについては何の解決もないの。
例えば、お子さんが出来たら幸せそうにあなたは見えるかもしれないけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お子さんが出来たら、お子さんが出来たで、子どもの方と上手くいかなくて親子がもお、骨肉愛半分、もお、凄まじい、争いごとになるってお家だって山のようにあるじゃないの?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、あなたは周りを、羨ましい、羨ましいって見てるかもしれないけれど、それこそ親子ケンカが絶えないお家から見たら、あなたのお家はもう平穏で、こんな幸せな人生はないわね、ってみんな思うよ。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
人は、その、置かれた場所で、自分が少しづづ満足を得るっていう生き方が、一番幸せなんだけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分が得てないものを羨ましいと思ったら、そら、永遠の不幸なんだよ。
相談者:
・・
わたしもあのお、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
人それぞれ、だっていうのは自分では分かっているつもりです。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
と、なんでそんなに、そのことがなんか、少しこう、寒風、吹きすさぶ、ような寂しさになっちゃうわけ?
子どもがいないっていうことが。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
子どもいなくてえ、夫婦が、も、20?、24年?
相談者:
ええ、はい
高橋龍太郎:
一緒に生きて来たって、この思い出だけでも・・もお、他に得難い貴重な財産じゃないの?
相談者:
そおなんですけれども
高橋龍太郎:
うん
相談者:
・・(泣)
高橋龍太郎:
じゃ、逆にさ、どんな人生ならあなたにとって幸せなの?
寂しくないの?
相談者:
(泣)
高橋龍太郎:
人間てさ、幸せ感とか充実感ってものすごく、崇高なところで、得るというよりはさ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ま、だいたい、自分の趣味で何かすごくいい結果が出たとか、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?
例えば、月に一回、外食でおいしい、食事をしたとか、
相談者:
・・
高橋龍太郎:
それこそ、ほんとに普通にありきたりな、その出来事の中にすごく幸せを感じるものなんだよ?
相談者:
(泣)
高橋龍太郎:
昔、寅さんの映画でえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
寅さんが、放浪の旅に出ると、そういう、ちょっとこう、暗い、野っ原に、一軒家に、明かりが灯っていて、そこで、えー、家族が普通に食事をしてるのを見てえ、
「あー、あの明かりの所は、幸せな人生を歩んでるんだろうな、これが人生の幸せだあ」
っていうふうに、言うんだけど、それを評価できる寅さんも幸せなんだよ。
それは、その人たちが幸せだっていう気持ちを、自分が評価できるという、その、生き方が、寅さんの幸せなの。
放浪してても。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
でもあなたはさ、それ、羨ましがって、自分の寂しさに転嫁しちゃうからあ、人の幸せが自分の不幸に思えてきちゃうの。
そんな気がするけれど。
相談者:
不幸だとは・・不幸とかそういう気持ちい、ではないです。
高橋龍太郎:
うん、でも、なんで寂しくなっちゃうの?
人の幸せを見たら自分も幸せになるっていうのが幸せな生き方だよ?
相談者:
そうですね
高橋龍太郎:
うん・・
10年先のことを考えて、悩むっていったらさ、これ、限りないよ?また。
相談者:
確かにそうだと思います。
高橋龍太郎:
うん、目の前にある、ご主人との、その、時間を、もっと幸せな、自分にとって、充実したものにするための努力をするっていうことが一番、あなたに、僕は、欠けている努力だと思う、今。
先のことを思うんだったら今の、今の二人の生活を、楽しくするようにしたらどう?
相談者:
(泣)
高橋龍太郎:
遠い、5年、10年先のお、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
何も確定してない、誰も分からない未来を思って、不安になったり、寂しくなったりしないで、今ここにある、二人の、あるいは、それを、周りを取り巻く、たくさんの兄妹や、大きな家族の、中で生きてる自分ということを想像しなさい。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
一つひとつのことを全部ネガティブに捉えているけど、僕からすると、全部、オセロの駒と同じ、ひっくり返したら、も、こんなに幸せに包まれた人生はないように思えるけれど。
相談者:
・・はい
(再びパーソナリティ)
なんか、放送を聞いていて、
イライラしてくる相談者だった。
子どもがいないことが虚しさに繋がってるらしいが、
回答者の言うとおり、
子どもがいるから必ず幸せとは限らない。
肺がんを患った夫の健康が心配というのは分かるが、経過は異常なしということだし、公務員だったら経済的な心配はなさそうだし、なにをそんなにメソメソグジグジする必要があるんだ。
子どもがいたって、不登校、ひきこもり、いじめなどなど、心配ごとは山ほどあるし、自分のことじゃないからなおさら、心配は募る。
なにが不満なのか、
相談者に腹がたって仕方なかった。
本来、妊娠・出産・子育てに使うはずだった膨大なエネルギーを他で活用されている女性を数多く知っています。
どこでどんな生活をしていても、悩まないと気が済まない人って居ますね。この相談者さんは “悩みが無いのが悩み”・・?
人間、暇だとろくな事考えません。今井先生のおっしゃるように仕事をされると良いと思います。そして今度は職場での具体的な出来事で悩んでみては?
先生方のお言葉は、相談者さん十分にわかってあると思いますよ。
16年近くも不妊治療受けその結果恵まれず、相談者さんのお気持ちを考えると察するところです。
16年近く辛い治療を頑張ったことを認めてほしかっただけではないでしょうか?
ですから、これからの人生も頑張っても良い結果が望めないと厭世的になられてあるのでは?
長い間頑張った分これからは子ども以上の幸せが待っているはずですから、相談者さんには空を見上げて生きていってほしいです。
無い物ねだり、これにつきる。
無くてけして得られない、得られなかったものに固執するのは永遠の地獄。
足りるを知らなかったら幸福なんて一生無いよ。
いやぁ子供が授からない、そりゃショックでしょう。不妊治療の末に授からなかったら尚更。
子供がいたって悲しい家庭もあるよ〜なんて極論言われたところでなんの慰めにもならないですよ。
私は上のヴィヴィアンさんに同意です。
私も匿名さんに同意。
子どもがいても悩みはある云々とは次元が違うよ。むしろ、傷口に塩だね。
自分の子どもを育てる悩みや苦労なんて、そんなのは親なんだから当たり前とも言えるでしょ。大変だけど、自分で選んだ結果なんだから。
管理人さんも触れてるけど、不妊って治療も出来るけど、人間の本能であり、神の領域でもある。
悩みの種類としては、数日前のペースメーカー持ちの中学生に近いんじゃないかな。
その道を選ばざるを得なかった時の心の持ち様って、人生をどう生きられるかの分かれ目だ。
相談者の人生が、不妊の悩みだけで終わりませんように。
そんなに欲しいなら養子とればよくない?養子側もハッピーだし
「自分のお腹から産む」ということに、他のものでは代替できない意味を感じるから、しんどい治療を16年もやり続けられるんだろうなって。
人の産んだ子供では解決できないんですよねこういうものって。
にしても16年ってすごい忍耐。