（回答者に交代）

坂井眞：
はい、よろしくお願いします。

相談者：
よろしくお願いします。

坂井眞：
えーっと、じゃまずストレートに質問されている方から・・

相談者：
はい

坂井眞：
あの、法律の話（笑）・・に、近い方から・・

相談者：
はい

坂井眞：
お話をして行きたいと思います。

相談者：
はい・・はい

坂井眞：
書面に残してもいいよ、その効力あるの？っていう話の、根っこはですね、前提は、

相談者：
はい

坂井眞：
結婚して夫婦になると、

相談者：
はい

坂井眞：
その、結婚した相手以外とは・・セックスをしないと。

相談者：
はい

坂井眞：
ま、してはいけない。

相談者：
はい

坂井眞：
固い言葉で言うと、貞操義務っていうんですけど。

相談者：
はい

坂井眞：
ま、浮気しちゃいけないっていうと、一番分かりやすい言い方だと思いますけど。

相談者：
そうで、すね、はい

坂井眞：
そういう法律上の、おー、義務が、生じるわけですよ。

相談者：
・・はい

坂井眞：
ね・・で、だから・・奥さんが夫以外の人とセックスを、すると・・不貞っていう、ま、浮気ですよね。

相談者：
はい

坂井眞：
ていうことになって。えー、場合によったらそれもあの、離婚の理由になっちゃうんですね。

相談者：
はい

坂井眞：
もうご存知、のようだけれども。

相談者：
はい

坂井眞：
民法の条文に書いてあるわけですよね。

相談者：
はい

坂井眞：
で・・だったら・・あの、お互い、貞操義務、浮気をしてはならない・・義務ってのがあるんだけど、

相談者：
はい

坂井眞：
相手が「いいよ」って言ったら・・

相談者：
はい

坂井眞：
「相手がいいって言うんだからいいじゃないか」っていう話になるのかどうか？って、こういう話になるわけですよね。

相談者：
はい

坂井眞：
で、口で言ってるだけだと、後で「そんな事言った覚えがない」っていう事になっちゃう事もよくあるので、

相談者：
そう・・はい

坂井眞：
「じゃあ・・あの、書面にしてもいいよ」とこう、旦那さんが言ったわけですよね？

相談者：
はい

坂井眞：
・・で、だから・・そういう意味でいうと、貞操義務ってお互いに、そういう事をしてはいけないっていうわけだから、

相談者：
はい

坂井眞：
・・相手が、ま法律はそうなってるけど、わたしは気にしない、やってもらってもいい。
・・えー何故ならば、わたしは、妻と・・セックスをする気持ちがないからだという事を書いてくれたらですね、

相談者：
はい

坂井眞：
それはそれで、な・・何の意味もないという事ではないと思います。

相談者：
あー・・

坂井眞：
だからただの・・所謂浮気とか、所謂不貞行為だ・・ていうのとはちょっと違う。

相談者：
あー

坂井眞：
自分は不貞なんかしたくなかったんだけれども、

相談者：
はい

坂井眞：
だからさっきのお話い、で言うと、

相談者：
はい

坂井眞：
え自分は、そんな事は元々したいと思ってなかったと。

相談者：
はい

坂井眞：
それでえ・・その不妊治療が終わってから？

相談者：
はい

坂井眞：
まあその子どもの話は、別にして、

相談者：
はい

坂井眞：
えー、二人で恋人気分で・・えー仲良く夫婦でいてセックスもしたいと思って・・

相談者：
はい

坂井眞：
そういう働きかけもしたのに、

相談者：
はい

坂井眞：
夫が・・「わたしはその気がない」と。

相談者：
はい

坂井眞：
言われちゃいましたと。

相談者：
はい

坂井眞：
・・で「だったら離婚しよう」と言ったら・・
「離婚はしたくないから・・他んとこでセックスして来てくれ」と言われたって、こういう事をちゃんと書いてあればですね・・

相談者：
はい

坂井眞：
裁判所も、ただの浮気と同じには扱わないと思います。

相談者：
あーー

坂井眞：
で、だから絶対大丈夫という事を言ってるわけではないんだけれども、

相談者：
はあー・・

坂井眞：
一つの裁判所の考慮・・要素にはなると思いますよ。

相談者：
あー・・

坂井眞：
ちゃーんと、そういう経緯が書いてあればね。

相談者：
はい

坂井眞：
あなたが「セックスを・・しようよ」と言っても、応じなくてするつもりもない。で、まして・・
え「外でやって来たら？」「なんだったら書面書いてもいいよ」という人と、あなたがホントに、えーご夫婦で居続けることにどれだけ意味があるのか？っての先に考えた方がいいっていうのがわたしの意見。

相談者：
・・はい

坂井眞：
そこを解決した方が、話がややこしくならないですよ。

相談者：
・・そうですね。

坂井眞：
うん。書面書いてくれたから、外で・・セフレ作って、セックスは外でして来て夫婦ずっと仲良く行くなんて、そんな人間シンプルなもんじゃないと思うので。

相談者：
え、そう、ですね。

坂井眞：
うん

相談者：
はい

坂井眞：
「あなたが、わたしとセックスしたくないってのは一体どういう事なんだ」と。

相談者：
・・はい

坂井眞：
「自分はしたいと思うのに」と。
でまして、「外でやって来てくれ」っていうあなたの気持ちはホントに自分の事を考えていてくれるのかって、こういう話だと思うんですよ。

相談者：
・・はい

坂井眞：
で、そっちをまずね、ちゃんと解決・・した方が・・本質的な、根本的な解決になると思うのね。

相談者：
・・

坂井眞：
あなたは今その・・

相談者：
はい

坂井眞：
夫の事を好きなんですか？

相談者：
好きです。

坂井眞：
・・夫として男性として好きなんだ？

相談者：
好きですね。

坂井眞：
だからま、なや、悩んじゃいますね、そうすると。

相談者：
そうですね・・ただあのお、わたしの、主人は、凄く優しい人で、

坂井眞：
ええ

相談者：
わたしの言う事をなんでも聞いてくれる人なんですよ。

坂井眞：
なるほど。

相談者：
あのセックス以外・・

坂井眞：
セックス以外は。

相談者：
はい

坂井眞：
悩ましいですね。

相談者：
だから、お金え・・の問題とかで、困った事もないし、

坂井眞：
うん

相談者：
例えば何か、旅行行く時でも・・一からよ、よ、予定立ててえ・・で何でも持ってくれてえ、

坂井眞：
うん

相談者：
荷物も、持ってくれてえ、

坂井眞：
うん

相談者：
気遣ってくれてって、もう・・も、セックス以外だと、パーフェクトな・・

坂井眞：
なるほど・・

相談者：
主人なんですよ。

坂井眞：
悩ましいね、その話は。

相談者：
なんで、し、ただ・・やっぱり・・それえ・・だけなんですよね。
だから、で・・旦那も、優しさで多分言ってるんだと思うんです。

坂井眞：
「セックスしない・・っていう事以外はパーフェクト」って言うから、ちょっと悩ましいんですけど、

相談者：
はい

坂井眞：
で、それでもやっぱり、この人といたいって言うんだったら・・あ、今はすぐ無理かもしれないけど、

相談者：
・・あと何年か待つっていう・・

坂井眞：
待つなり・・そのセックス、できるような気持ちにどうしたら変えれるかっていう事を考えるか、我慢するか。それは努力してみればいいと思うんだけど。
その結婚する前はどうだったんですか？・・不妊治療する前は。

相談者：
えーと普通にしてました。

坂井眞：
別に・・

相談者：
週に２回ぐらい。

坂井眞：
あ、週に、じゃ別に普通にしてたんだよね。

相談者：
はい

坂井眞：
だから、彼がセックスが嫌いだとか、そういう話じゃないんですよね？

相談者：
そうですね、はい

坂井眞：
うん・・もう、あの、どうしても駄目なら、別れたいって話を進めて行くのか？

相談者：
はい

坂井眞：
しばらく、このまま我慢するか？
このまま我慢するんじゃなくて、何とかその、元々ちゃんとできていた、わけですから、二人でセックスが。

相談者：
・・はい

坂井眞：
もう不妊治療始める前になんか精神状態戻れるような・・あ努力をしてみるか？っていうその３つう、のような気がして。
効力は多少あるかもしれないけど・・その書面書いてもらって・・

相談者：
はい

坂井眞：
外でセックスするなんていう、事は選択肢に入れない方がいいと思います。

相談者：
分かりました。

坂井眞：
はい

相談者：
ん、ありがとうございました。

（再びパーソナリティ）