自分に頼って生きるから不安がない。83歳女性に見る敵意のない人生
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
スゴイですねえ
相談者:
(笑)いえいえいえ
加藤諦三:
あのねえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの人生には、
大原敬子:
ねえ、すごい
加藤諦三:
憎しみと敵意がないですねえ。
相談者:
あ、そうですかね(笑)
加藤諦三:
や、全然ないでしょう?
相談者:
ほ、ま、憎しみい、ちゅうかね、忘れたことがないので、あるのかな?と思ったんですけど。
加藤諦三:
ん、いやあ、憎しみとか敵意とか恨みがない。
大原敬子:
うぅぅん
加藤諦三:
要するに、愚痴と後悔がないですよね。
相談者:
あ、そうですかねえ
加藤諦三:
うん
相談者:
でも、今日ね、ご相談して良かったです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
ええ
加藤諦三:
それで、だけど、あなたの場合にはだから、かつてその、23歳の、恋人にね?
相談者:
はい
加藤諦三:
「別れてくれ」って・・
大原敬子:
そお(笑)
加藤諦三:
言うわけですよ。
相談者:
(笑)
加藤諦三:
普通は言わない、これ。
大原敬子:
言わない(笑)
加藤諦三:
全部、思ったことを直接表現しちゃってんですよ。
相談者:
あー、そうですかね(笑)
加藤諦三:
だから、あなた、楽天主義と、悲観主義で、徹底した楽天主義なんですよ?
相談者:
あー、そおですか
加藤諦三:
そいで、あれでしょ?
友達がいるでしょう?
相談者:
あ、おりますね。
加藤諦三:
うん、二人・・人とコミュニケーションが上手くいってんですよ。
相談者:
あー、そうですかね
加藤諦三:
そいで、自分が自分に頼って生きてるでしょ?
相談者:
ああ、そお、そうです
加藤諦三:
人に、褒められるこ、たくて、何かをするっていうことじゃないですよね?
相談者:
あ、そうです。
ええ
加藤諦三:
そこが、あなたの若さの秘訣なんですよね。
相談者:
ねえ、ほんとにねえ、
加藤諦三:
人に褒められたい、ために何かをやるっていうことをやっていると、
大原敬子:
うん
相談者:
ええ
加藤諦三:
83歳で、この声はないね。
大原敬子:
やあー
相談者:
あ、そうですかあ
加藤諦三:
で、非常にあなた、なんか不安だったいうことがない。
だって、83歳で一人。
相談者:
そお
あの、不安、不安っていうのは今はね、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、ありません
大原敬子:
ねえ。
加藤諦三:
ん、ですよね?
相談者:
ええ
加藤諦三:
だから自分が自分に頼って生きてるから、
相談者:
はい
加藤諦三:
不安はないんですよ。
相談者:
ないです
加藤諦三:
要するにね、
相談者:
はい
加藤諦三:
ほんっとに、自分の能力を、
相談者:
ええ
加藤諦三:
めいっぱい、発揮して生きたね。
大原敬子:
ほんと
相談者:
ああ、そうですかねえ
ほんとに、今日、先生ね、ご相談して良かったです。
大原敬子:
もう、ほんとにね
加藤諦三:
これからもずっと、
相談者:
ほんと。
ほんとに、ありがたい
加藤諦三:
これ、これまで通り、
相談者:
ええ
加藤諦三:
自分の感情そのまま表現して、
相談者:
はい
加藤諦三:
自分に頼って、
相談者:
ええ
加藤諦三:
自分自身として、最後まで、生きてください。
相談者:
はい、失礼いたします
加藤諦三:
はい
悩んでる人の共通性。自分自身として生きられなかった人です。
(内容ここまで)
固定電話すら普及していなかった時代。
約束もしないで1年も離れちゃったらムリないかも。
加藤先生言うように、普通はしないけど、でも、ちゃんとフラれたから良かったんだと思う。
ちなみに、昔の恋人への想いが強くなったように感じて、自分でも戸惑っている様子だけど、古い記憶が日増しに強くなっていくのは、脳の老化から来る正しい現象らしいよ。
アタシも最近、小中のこととかが、ふと意味もなく頭に浮かぶことが増えたような気がする。
大原 あなたが好きな曲、18番は何ですか?
アタシも手が止まった。
なになに?
婆 「水戸黄門ですか?」
っとお・・
観てたけどね。
一番だけなら空で歌えそう(笑)
なるほどねえ、色恋じゃないんだなあ。
読み返すと、確かに、後悔やら、人を非難するような言葉も一切出て来ない。
褒める方もこんだけ素直に受け止めてもらえるなら、褒め甲斐もあるわね。
今日の相談の男版。
何を相談してたか本人も分からなくなる。
老子を読む賑やか養鶏おじさん64歳。話すうちに迷いが消えて相談不要
以下は今日の相談者とのコントラスト。
今日の加藤氏の言葉を借りれば、他者に頼って生きるということがこういうことなのかもしれん。
価値を相対化せよ。美しく老いるために。兄弟が冷たいと嘆く女性へ
このご婦人は神仙か。稀に見る円満解決。
タイタニックの宝石落とすシーン
あそこいいなぁ
正月に見直そ