陸上一家で陸上部の息子が不登校の兆し
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
はい。
ちょっと、あの、付け加えますとね、
相談者:
はい
加藤諦三:
不登校の研究っていうのは、半世紀以上前、世界い、中う、で、始まってるんですね・・
相談者:
うん
加藤諦三:
ヨーロッパでもアメリカも。
相談者:
うん
加藤諦三:
で最初はね、スクールフォビア(school phobia
)って言って、学校恐怖症って言ってたんですよ。
相談者:
うーん
加藤諦三:
学校恐怖症っていう事は学校に問題があると思ってたわけです。
相談者:
あー
加藤諦三:
そのうちスクールフォビアって言葉はおかしいんじゃないかってなって来たわけですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
つまり学校恐怖症じゃなくて、
相談者:
うん
加藤諦三:
学校恐怖症って言っちゃうと・・
相談者:
うん
加藤諦三:
なんか学校に問題があるん・・だけど色々調べて行くと、
相談者:
うーん
加藤諦三:
どうも、こういう家庭のこういうところに問題があるっていうのは・・分かって来たんです。
相談者:
うーん
加藤諦三:
お父さんもお母さんも・・
相談者:
うん
加藤諦三:
陸上部でスポーツなんですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっとね、どうしてもね・・スポーツが・・価値観ん・・の中心になるんですよ。
相談者:
うーん
加藤諦三:
スポーツの出来る子と、スポーツの出来ない子っていうのが。
相談者:
うーん
加藤諦三:
そうすると・・子どもがとにかく、親に受け入れられたいわけですからあ、
相談者:
うーん
加藤諦三:
あの、無理をしても・・この中学校1年生の、三男はあ・・
相談者:
うーん
加藤諦三:
スポーツをした可能性があるんですよ。
要するに・・そういう人じゃないと・・価値がないんですよね。
相談者:
うーん
加藤諦三:
この家では。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
だから・・あの、陸上やってないと居場所ないんだよ。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
だから、要するに、陸上が・・あのお、上手く、出来なくてもね?
相談者:
うん
加藤諦三:
なんか自分の好きな事をやったり、或いは、見つからなくってもさが、色々探してみたりね、
相談者:
うん
加藤諦三:
色んな事やっても・・
「あなたは、ここの家の息子なんだよ」っていう・・
相談者:
はい
加藤諦三:
・・「スポーツが出来なくっても・・出来ても、あなたは」・・
相談者:
うーん
加藤諦三:
「我が家の三男なんですよ」っていう・・
相談者:
うーん
加藤諦三:
こう居場所を与えるっていうのかなあ?
相談者:
うーん、はい
加藤諦三:
だからあなた自身が視野を広げて・・
相談者:
はい
加藤諦三:
子どもを見るっていう事が大切じゃないでしょうかね?
相談者:
・・そうですねえ。
加藤諦三:
と思います。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
・・よろしいですか?
相談者:
・・分かりました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
家の価値観が、その子から居場所を奪うときがあります。
(内容ここまで)
相談者 「(小6のときは)中心的存在」
そういえば、特に男子の場合、足が速いというのは、単に運動能力の一部以上のアドバンテージだったねえ。
お姉さんの時代は。
今も相変わらずなのね。
大原 「これがあなた」
まずは軽く相談者をDisる(*)大原先生。
(*)direspectが語源のネットスラング。
否定する、見下す、etc.
アタシ的にはこの程度は全然違和感ないのだけど、大原女史が言いたいのはたぶんこういうこと。
初対面にいきなり親しげな受け答え
↓
人との距離感がない
↓
情緒の把握に難がある
一種ステロタイプではあるんだけど、本人に説明してあげないと分からないと思う。
ただし、
大原 「加藤先生は心理学の大家なんですけど、」
それは余計。
知らんわ。
てか、ご本人だって相談者に気楽にしゃべって欲しいと思ってるでしょ。
加藤氏自らが馴れ馴れしさを注意したのはあまりにも有名なこのレベル。
さて、
親の関心を得るための陸上競技。
ふうーん・・
どおなんでしょ。
もっとも、親の関心が兄弟どうしで争奪戦になるのは、小さい子を見ればよく分かる。
赤ちゃん還り(*)なんていう高度な戦術、予めプログラミングされているとしか思えない。
(*)赤ちゃん還り:
下の子が生まれた途端、上の子が退行したかのような様相を示す。
この三男は6歳のときに強力なライバルの出現に見舞われた。
4人目で初めて授かった女の子。
勝ち目はない(笑)
しかも、年子ならいざしらず、6つもお兄ちゃんじゃ、妹と争奪戦を演じるなんてみっともないマネはできない。
そういう小学校時代を送ったと。
で、陸上部に入ったと。
強化選手に選ばれたと。(スゴい)
でもそれは実はムリをしていたんだと。
居場所を得るためだったんだと。
なるほどねえ・・
そっか?
ま、さや当てはよそう。
考えられることだし、母親が反省するきっかけになればいい。
だけど、そっから不登校に飛ぶわけ?
加藤 家庭のこういうところに問題があるっていうのは分かってきた
大原 ほとんど家が問題だと思ってるんです。
いきなりのカルト臭。
途中までは理論的に見える宗教が、最期の部分は体験談で誤魔化すのにも似て。
家庭の問題って何?
ない家庭が存在するんでしょうか?
「ガン患者のほとんどが長年白米を摂取し続けていたことが分かった。白米には発がん性物質を含んでいることが考えられる」
これがおかしな論理だというのは誰にでも分かる。
なのに、同じ論理がまかり通ってしまう子育てや教育。
親の責任に際限がない。
女:
毎日ベッドから、布団を剥がして、引きずり出して(苦笑)
普段は全然それでいいんだけど、様子が変なときはそれなりの対応しないといけないのではなくて?
てか、
女 「原因探りをこの3日間してました」
本人に聞けよ。
家族全員が出払ったお昼に三男だけのオムライス作って三男だけのお母さんの時間を作ったら?
って、大原先生が言ってよ。