妻に逃げられたDV男が醸し出す感じ良さ。鏡に囲まれて他者がいない
テレフォン人生相談 2018年4月16日 月曜日
DVを自覚する男。
妻が出ていってしまった。
やり直したい。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男42歳 妻37歳 1年前から別居中 息子3歳
今日の一言: 願望の底にある、無意識の力を理解すること。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい・・最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
えー、わたくし42歳です。
加藤諦三:
42歳・・結婚してます?
相談者:
はい、結婚しておりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
妻が、えー、37歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、息子、1人、いー、3歳です。
加藤諦三:
はい
相談者:
ただ今、別居中です。
加藤諦三:
あ、今別居中?
いつ頃からですか?別居してんのは。
相談者:
えー、1年前から別居しております。
加藤諦三:
1年前から。
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ・・どういう理由・・
相談者:
えーと、5年前に結婚したんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしのDVが・・原因で、1年前に・・妻が出て行きました。
加藤諦三:
ああ・・
暴力を、ふ、振るい出したのはいつ頃からですか?
相談者:
結婚して一緒に住み始めてから・・えー、具体的に言いますと、物を、投げたりですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
えー、大声を出したり、
加藤諦三:
はい
相談者:
抓(つね)ったりと、いうような・・ことが、あー、重なりまして、妻が出て行くようになりました。
理由としましては、
加藤諦三:
はい
相談者:
つ、妻が、えーっと、約束を、守らなかったりですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
えー、例えば、改札の前で、えー、急に立ち止まって、後ろの人に迷惑を掛けてしまったり、そういう事を何回も繰り返すので、
加藤諦三:
うん
相談者:
注意しても、何回もきかないので、わたしが、怒って、そういう行動に出てしまうと・・
加藤諦三:
んん、うん
相談者:
いうような状況です。
加藤諦三:
はい。
あの、物は、その、壁に向かって投げるんじゃなくて、
相談者:
そ・・
加藤諦三:
その妻に向かって投げてるんですか?
相談者:
えー、テレビのリモコンですとか、
ここ、壁に投げてました。
加藤諦三:
壁に投げてる・・
相談者:
当たらないように。はい
加藤諦三:
という・・という事は・・あ、もう直接、妻あ、に対してえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
暴力を振るってるわけではないですね?、お・・
相談者:
いや、ただ、
加藤諦三:
はい
相談者:
抓ったり、した事はあるので、
加藤諦三:
つ・・
相談者:
その抓る事が暴力であれば暴力になります。
加藤諦三:
あー、抓るね・・
相談者:
はい
加藤諦三:
それでその・・これ恋愛結婚ですか?
相談者:
恋愛結婚です。
加藤諦三:
恋愛結婚・・その恋愛期間はどれぐらいあったの?
相談者:
恋愛期間は9年ですね。
加藤諦三:
あ、かなり長いですね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
そうすっと恋愛、期間の間に、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのお・・に、と、あなたの感情と、
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してから、
相談者:
はい
加藤諦三:
2人の、関係・・あなたの感情っていうのは・・かなりここで変わりました?
相談者:
確かに、あの、怒ったり怒鳴ったりはしていたんですが、付き合っていたとき・・
加藤諦三:
あ、怒ったり怒鳴ったりはしてたんですか?
相談者:
そうです。
一緒に住み始めて、やはり、近くに、一緒に、住んでいると、物があると投げたり、やっぱり・・近くに居る分、抓ったりしてました・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
なので、わたし、が、DV、と認識しているのは5年なんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
妻の、認識としてはやはり付き合い始めた、14年間が、
加藤諦三:
うん
相談者:
DVを受けた、期間だっていう・・
加藤諦三:
もう最初っから、そのお、そういう事ですか?
相談者:
ええ
加藤諦三:
あ・・ん、そうすっと今までの、人との関係でね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、別にそのお・・男の女の、いう関係じゃなくてえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ・・他の関係でも、あなたはやっぱり・・誰か近い人が・・ま、それはもう、例えば家族で・・も何でもいいんですが、職場でも。
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう人に対する、その・・なんかひょ、ふとした事で色んな怒りっていうのは急に湧いて来るって事はあるんですか?
相談者:
そうですね、あの、普段の生活の中で、
加藤諦三:
うん
相談者:
えー・・あの、イラっとする事は、人よりは多いなっていう事は感じていました。
加藤諦三:
うーん
あのお・・あなた小さい頃はど、どうだったの?
おー、成長の過程では。
相談者:
父親や、母親の顔、色を、伺いながら・・
加藤諦三:
はい
相談者:
常に暮して来て、
加藤諦三:
はい
相談者:
「いい子」って言われる・・ことを目標に、生きて来たような気がします。
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
父親が車で帰って来るとですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
玄関に迎えに行って「お帰りなさい」って・・言わなきゃ、ならないんだっていうな・・なんていうんですかね?、父が王様のような、生活をしてたんだな・・顔色伺ってたような気がします。
加藤諦三:
要するにその「お帰りなさーい」って迎えに行くのも、わー嬉しいっていう、その喜びの表情で、
相談者:
はい
加藤諦三:
迎えないと、父親が・・怒ると。
という事はあなたは小さい頃から非常に、あ、安心して、その・・生活は出来なかったですよね?
相談者:
あー、そ、その通りです。はい・・
加藤諦三:
で・・
相談者:
心から・・安らいだ安心っていうのは、なかったと思います。
加藤諦三:
ええ
そうすると、まあ・・いつも・・あの、不安な・・
相談者:
はい
加藤諦三:
緊張の中であなたは成長したという事ですよね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
その他に、その・・あの、親との関係で・・恐怖に覚えたっていう事はない・・どういう事あります?
相談者:
親が・・怒ると物を投げたりですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
あとは・・喧嘩になると、「誰、の、お陰で、お前たちは学校行けているんだ?」っていうような・・
加藤諦三:
うん
相談者:
い、言い方をされてですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
常に、ビクビクしていた、あー、覚えがあります。
加藤諦三:
うん。物凄い恩着せがましい・・
相談者:
はい
加藤諦三:
親だったわけですけれども、
相談者:
はい、そうですね。
加藤諦三:
常にあなたはビクビクしていたんだよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで・・相談はこのDVを、や・・失くしたいという相談ですか?
相談者:
えーと、1つはですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
まずDVで、え、わたしの元を離れて行った妻と、
加藤諦三:
うん
相談者:
やり直したい、ていう事と、
加藤諦三:
うん
相談者:
まず2つ目がですね、
加藤諦三:
うん
相談者:
1人になると、もう、生きて行く希望がなくてですね、
加藤諦三:
うん、そりゃそうですよ。
相談者:
このまま死んでしまいたいと思うようになるので、
加藤諦三:
うん
相談者:
前向きに生きるには、どうしたらいいか?
加藤諦三:
うん
相談者:
この2点をお伺いしたいと思います。
加藤諦三:
は、はい、はい
あの・・奥さんが・・別居しちゃって、に・・行く事はあなたの方からすると納得出来てるわけね?
相談者:
そうです。
ただもう・・DVもしないので戻って来て欲しいっていう気もちがあります。
加藤諦三:
うん、その気持ちはあると思う。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどDVはしますよね?
相談者:
今後もですか?
加藤諦三:
今後もします。
・・だって・・
相談者:
反省して・・
加藤諦三:
反省で治るんだったらDVなんか無くなってますよ。
相談者:
あー
加藤諦三:
反省して変わるなんて、そんーなね、
相談者:
うん
加藤諦三:
甘ったれた事を言ってたら、ダメです。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでは今日はあの・・スタジオに幼児教育の、大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい・・はい、よろしくお願いします。
(回答者に交代)
知ったとしたら
絶望するのだろうか?悔むのだろうか?
別れた女房は1ミリたりとも貴方との思い出では捨てていますよ
自分が恐れ、嫌われているとは微塵も考えない・・
この冷静さもあり本物かもしれない
奥さんに同情。怖え~
「鏡に囲まれて他者がいない」
その鏡はマジックミラー。中にいる男はうぬぼれているが、鏡の外にいる人間(我ら)は軽蔑・嘲笑している。だが中の男は気づかない。
「反省してDVが治るんだったら世の中からDVは消えていますよ」
加藤氏から早々にパンチ繰り出すのは笑った。相談はこの時点で終了しちゃったと言っても過言じゃないかも。
奥さんが吉田沙保里だったらDVしないんだろうな
あーでもそうなったら道端の他人(女子供)に危害加えそう
相手が誰であれ自分から離れられないってわかったらDVするんですよ。。