言葉は立ち居を表す。僻地、専業主婦、パート‥「私?私はフルタイムの教員」

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは、よろしくお願い致します。

大原敬子:
いやあ、も、あなたが教員なのに・・結構、高圧的に、どんどん言ってしまいますけども、いいですか?

相談者:
はい。よろしくお願い致します。

大原敬子:
真っ向から受けていただけますか?

相談者:
はい、もちろんです。

大原敬子:
わたしはですね・・

相談者:
はい

大原敬子:
最初からずっと聞いて気になったのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
ずっと住んでる住まいは・・
「僻地」「僻地」「僻地」って言ってるんですよ。

相談者:
・・あ、はい

大原敬子:
何故ここまで僻地って言うだろうか?っての、1点疑問があったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
もう1つは・・話す順番がよく分からないんです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
すっごく回りくどくて。

相談者:
はい

大原敬子:
普通に素直にですね・・

相談者:
あー・・はい

大原敬子:
素直に、もう「え、えーと上が高1、高2で・・5年生で4年生」、済むものをですね・・

相談者:
はい

大原敬子:
間の年齢まで、う、ゆ、上から4歳引いて・・わたしは数学で、弱いんですけども、4歳引いたら云々なんて、訳分からないんです。
要するに、混ぜこぜに分からなくしちゃってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、人に自分の事説明する時って結構、その人の性格が出るんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、この時に、随分こう・・何でも、ない話を・・難しく・・説明するこの方に・・ん?って思ったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
これを、一般の人が聞くと、あの人が話すとね、なんかややこしくなってね・・

相談者:
はい

大原敬子:
「これ美味しいわね」っていう言葉も、
「うーん、これはハチミツがあってね・・なんとかと」なんてやり出す話、あなたなんですよ、きっと。

相談者:
あー

大原敬子:
だから重いんですね、人が。

相談者:
・・

大原敬子:
更にまだおかしいところがあるんです。
よろしいですか?

相談者:
はい

大原敬子:
・・というのは、えー「僻地」って「僻地」って言って引け目を感じていながら・・
あなたの中に、すっごい・・睥睨(へいげい)的(*)、人を睥睨する見方があるんですね。

(*)睥睨:へいげい
横目でじろっと見る。威圧的ににらみつける。

相談者:
ああ

大原敬子:
それが・・

相談者:
はい

大原敬子:
それが・・お友だちの家を・・保育所に間違えてる事です。あなたが。

相談者:
・・ああ

大原敬子:
雨の日に行かした時に・・相手の負担がどれだけのものか考えてない。
で、あなたは簡単に、
「もう、一応ね、お菓子なんか持たしてるんですけどね、2、3日は」・・
「もう止めました」ってところに・・非常にうちの子は遊んで欲しい。

相談者:
うーん

大原敬子:
だけれども・・わたしも物持って行ってる。
・・あなたの目に教員って目があるんです。

相談者:
・・うん

大原敬子:
その特別意識が・・みんなには鼻、鼻につく。

相談者:
・・うん

大原敬子:
そして、看てあげても当たり前。

相談者:
・・うん

大原敬子:
雨が降っても、何しても「あらごめんなさいね」って言うけれども・・
うちの子は、特別看ても当然だって、あなたがあるんです。

相談者:
・・

大原敬子:
雨に濡られて来られた、方は大変です、これは。

相談者:
そうです、はい、それは#$%◆

大原敬子:
そうすっと、どうなるかっていうと・・いいですか?キツく言ってしまって。

相談者:
あはい、はい

大原敬子:
教員なのに何を教えてんの?って事です。

相談者:
・・うん、うん

大原敬子:
で、もう1つ最後、トドメですよ、もうあなた、切る可能性があるかもしれませんけど。
わたし達の事も招かないっておかしいって事ですよね?
あなたはその怒りの電話なんです、今日。

相談者:
うーん

大原敬子:
わたしは、人を教え導く教員です。教師・・師というものを・・

相談者:
はい

大原敬子:
うちの子は遊べば、あなた達、得なのに・・なんで呼ばないの?って頭があるんですね。

相談者:
・・はい

大原敬子:
もっと言うと、あの先生だからこそ、あんなに腰が低い。だからわたし達は、あのお子さんと一緒に遊びたいって、するのがあなたの役目なんだと、思いますよ、わたし。

相談者:
あー・・なるほど。

大原敬子:
あの先生のお子さんだったらば、うちの子は遊んで、あの先生の生活の中のものを・・子どもに身に着けさせたいって思うのが、母親なんですよ。

相談者:
・・はい

大原敬子:
という事は、もう本音言っていいですか?

相談者:
はい

大原敬子:
プライドと、劣等感を、

相談者:
はい

大原敬子:
常に競い合ってる生き方をしてたんじゃないですか?

相談者:
・・はあ、そうだと思います。

大原敬子:
ね?

相談者:
うん

大原敬子:
承認欲求ですよね?

相談者:
・・うーん

大原敬子:
学校の先生になられても、何しても・・

相談者:
うん

大原敬子:
あなたのご両親か誰かが、あなたっていう者を、認めなかったって事ですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
「よく頑張ってるね」って事が。

相談者:
・・はい(ため息)そうです。

大原敬子:
その承認欲求を・・認められない辛さ。

相談者:
・・うん

大原敬子:
わたしはどんなにどんなに頑張っても・・それを「当たり前」だって言われてしまう。

相談者:
それをずっと、思ってました。
・・こんなに頑張ってるのにって・・

大原敬子:
そうですよね。

相談者:
一番褒めて欲しかったの、母でした。

大原敬子:
うん

相談者:
だけど・・その母ももう80になります。

大原敬子:
うん

相談者:
んま、それも母に言う事よりは、もうとにかく自分が、こんなしてしっかり立って・・

大原敬子:
うん

相談者:
・・頑張って行かなきゃなって、いう風に・・最近思っています。

大原敬子:
あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
承認欲求を、

相談者:
はい

大原敬子:
欲求満たされない人の生き方っていうのは、

相談者:
はい、はい

大原敬子:
常に心が枯渇(こかつ)してるんですね。

相談者:
・・あーはい

大原敬子:
誰かがホントに、
「頑張ったね」っていう心、の言葉があれば・・

相談者:
うん

大原敬子:
それを力に生きて行けるんです。

相談者:
そうです、ホントにそうです。

大原敬子:
でも、頑張ってもそれが当たり前ね、ってされてしまって。

相談者:
はい

大原敬子:
もっと承認求め・・だから努力して努力してるの。

相談者:
はい

大原敬子:
だから・・それを生きて来ると、どうなるか?っていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
みんーな、わたしに・・

相談者:
うん

大原敬子:
・・助けてくれて当たり前だっていう世界に変わって来ちゃうんです。

相談者:
うん、はい分かります、はい

大原敬子:
わたしの子どもは看るべきだっていう風に。

相談者:
はい

大原敬子:
わたしがこんな努力してんですから。
で、みんなが苦しい苦しいって・・わたしはあなたよりも苦しいんですよってなっちゃうんです。
それは承認欲求を認めないと、そういう性格になってしまうんですね。

相談者:
うーん、あの・・

大原敬子:
分かりますかしら?

相談者:
あはい、えっと・・

大原敬子:
はい

相談者:
ま、そういうところを出したくなかったので、

大原敬子:
はい、はい

相談者:
そういう重たい話を、なるだけしないようにはして来ましたが、ま、そういうのがにじみ出てたのかもしれないです、はい。

大原敬子:
あの自分ん、をさらけ出すというとね?

相談者:
はい

大原敬子:
裸になる事だと思ってる人がいるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そうではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
「わたしは」・・「お愛想が言えないの」って・・

相談者:
あ・・

大原敬子:
「だから誤解されてしまうけれども」・・

相談者:
そうですね。

大原敬子:
「もし、不愉快だと思ったらね?」

相談者:
はい

大原敬子:
「いつでも言って下さいね」って。

相談者:
はい

大原敬子:
それが・・一番自分の、じ、自己紹介・・謙遜とか・・

相談者:
はい

大原敬子:
あれではないですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
が、一番コミュニケーションになるっていうんです。

相談者:
そうですね。

大原敬子:
その、坊やちゃん雨に・・とこへ行かしましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
その時に・・あなたがね?、もし笑顔で・・

相談者:
はい

大原敬子:
「まあ、ごめんなさいね」って言った時には相手は怒りますよ。

相談者:
あーそうですか。

大原敬子:
「そーんなに心配掛けたんですか?」って。
「至らなくって」って、至らない顔、心に、か、合わせるといいんです。
分かりますか?

相談者:
ええ

大原敬子:
笑顔は・・

相談者:
あはい

大原敬子:
極端に言うと・・あの、いい人に思われたいって事でね?

相談者:
うん

大原敬子:
お葬式でも笑顔の人がいるんです。

相談者:
あー・・

大原敬子:
と、不謹慎だって誰でも分かりますよね?

相談者:
分かります。

大原敬子:
でも、本人は・・

相談者:
はい

大原敬子:
笑顔が、嫌われないと思ってやってる人がいるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そのぐらいに笑顔は、すべてが正しいではないんですね。

相談者:
ええ、そうですね、はい

大原敬子:
迷惑を掛けた時は、やっぱり迷惑の顔をするっていう・・

相談者:
そうです、はい、はい、あの・・

大原敬子:
言葉と行動と心が・・

相談者:
うん

大原敬子:
一致する表現が大事だと思うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
大変だと思いますけどもね、教職は。
それを思った時に、
「教師であってもね・・ホントに何も出来ないんですよ」って言葉は・・

相談者:
はい

大原敬子:
お母さん達の目線を、

相談者:
はい

大原敬子:
優しく、和らげる言葉なんですよ。

相談者:
・・分かりました、はい

大原敬子:
先生いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)


「言葉は立ち居を表す。僻地、専業主婦、パート‥「私?私はフルタイムの教員」」への4件のフィードバック

  1. 最後の柴田さんのアドバイス、よかったな。
    うん、声かけてくれる友達がいるなら、その子は大丈夫だよ。
    私の何がいけないの?息子はかわいそう、と思わずに、お母さん、お付き合いが下手でごめんね、でもそう言ってくれる友達がいてよかった、あんたは大丈夫だよ。って息子に言ってあげられたらいいのにね。

  2. 大袈裟を承知で書くが、相談者の不安がやがて子供への嫉妬にすり替わったら、伝説の相談「引きこもり息子持ちガチャギリ女教師」の相談者に劣化していく可能性がある。大原女史も、ガチャギリの一件が頭をよぎったので「あなた切るかもしれないけど」と述べたのだろう。
    僻地僻地と連呼しているあたり自分が住んでいる地域を見下している態度が漂うし、周囲も感じ取ってるはず。でも教員になれるほどの頭はある・・・「勉強はできるけど」というタイプだったのか・・・?
    「お高く留まっている上に何を考えているのか分からない」母親の評判に影響されずに子供が同級生に受け入れられているだけでも本当は感謝しないとね。
    この相談者がどうするのかは相談者次第だが(仕事に専念か、定年まで数年残して早期退職して身に合った環境へ行くなど)、少なくとも周囲を恨んだり子供に嫉妬する場合じゃないね。

  3. 上の子の時にはどうしていたのかな。おそらく女の子と、今回男の子ということで遊び方や付き合い方も違っていたから、ここまで深くかかわることもなかったのかも知れないね。

    いずれにしてももう10歳。子どもの社会とか親離れとかそういう成長の点からもいつまでも自分がしゃしゃり出ていく時期ではなくなってきているんじゃないかな。ちょうどそんな節目が来ているような気がする。

    よかったね。いつまでも自分がくっついて行かなくてもいいように、息子クンのお友達がすごくいい子たちで、ちゃんと友達として付き合ってくれているような気がするよ。
    他のお母さんと同じようにしたい気持ちの中には、自分もその「子どもたちのお母さん」グループに入って、要するにそこで認めて欲しかったのかな。

    ごめんね、教職やっていても医療職やっていても、その人はその人であって、仕事をそういうグループに持ち込もうとしていると感じられちゃうと、みんなそこでシャットアウトしちゃう。だから距離置かれちゃった。それだけ。

    狭い社会みたいだから、そこでの失敗はなかなかぬぐえないものがあるかも知れないけど、今回の事で一つ勉強になったなら、それでいいと思うよ。

    これが本当の社会のお勉強だね、先生。

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