スンナリ辞めさせてくれそうにない会社を円満退社するには?

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちはあ、中川です。

相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いします。

中川潤:
・・あのねえ・・

相談者:
はい

中川潤:
先程、あの「会社の方に言ってはいるんだけど、考えてくれない」・・っておっしゃったの・・ど、どういうこと・・

相談者:
うん、あの、まだ、せいし、正式にはね、

中川潤:
うんー

相談者:
あのお、「退職しますよ」っていうのハッキリは、い、言ってないんですよ、

中川潤:
うん

相談者:
ただそういう風な考えを、もう、会社の方には伝えてあるんですよね。

中川潤:
うんだから・・例えば「有休もっと取らしてくれ」とか、そういう事じゃなくて、あの・・労働条件の問題じゃなくてね?

相談者:
ええ

中川潤:
「あの、もう、そろそろ限界だから」

相談者:
ええ

中川潤:
「辞めたいんだ」と。

相談者:
ええ

中川潤:
要するに「退職、したいんだ」という話はしてるという事なんですね?

相談者:
はい

中川潤:
はいー、て、まともにい・・受け止めてくれないと。

相談者:
はい

中川潤:
そういう事なんですね?

相談者:
はい、でえ、要はあのお、退職・・するまで、あの、例えば、退職決まりましたって言っても、多分・・あの、ここの現場、んー、うちの会社は人がいないもんですから、

中川潤:
うんー

相談者:
中々入るまでは多分辞めさして・・前の、ここに居た・・人もそうらしいんですよね。

中川潤:
うんー

相談者:
うん、あのお、中々辞めさしてくれないって、要は引き継ぎとか、そういうのもあるからあ・・

中川潤:
あのね?

相談者:
うん

中川潤:
あなたがおっしゃってる、その「円満に」っていう事の意味なんだけど、

相談者:
はい

中川潤:
お、そこの会社長いんですか?

相談者:
そうですね、大体い・・5、6年ぐらいですかね?

中川潤:
あ、5、6年ぐらいですか・・

相談者:
はい

中川潤:
いや、その、「円満に」って意味が・・例えば退職に伴ってですね?

相談者:
はい

中川潤:
それ相応の退職金規定があって、退職金をきちんともらってとか。

相談者:
はい

中川潤:
そ、そういう事を、確保したいとか、そういう主旨じゃなくて、ともかく・・

相談者:
あ・・それもお、含めてですねえ・・

中川潤:
うーん

相談者:
ええ

中川潤:
ま、そこおー、になると中々、ちょっと難しい問題があるんだけど。

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ていうのは、あの、率直に言ってね?

相談者:
はい

中川潤:
あ、その、あなた、いかにして円満にっていう事、を大前提にされてる限りは、

相談者:
はい

中川潤:
これは永劫に次の人が・・あの、あなたの前任者とおんなじで、

相談者:
ええ

中川潤:
上手く見つかるまで辞められませんよ?

相談者:
ですよね。

中川潤:
はあ

相談者:
はい

中川潤:
だから、ある程度きっぱりと・・あの、常識的な日限を切って。

相談者:
ええ

中川潤:
それはあ、「常識的な」っていう意味は、

相談者:
ええ

中川潤:
た、あの、例えば、え、い、ひと月とか・・ふた月で、け、構わないですよ。

相談者:
・・うん

中川潤:
ね?・・そんな、半年も、とかっていう必要はないんだから。

相談者:
はい

中川潤:
ひと月、ふた月の・・日限を切って・・あの・・これ逆にね?

相談者:
はい

中川潤:
使用者側の、ま、これは認められてはいないんだけど、使用者側の解雇の問題だって、

相談者:
はい

中川潤:
一応、原則的には、い、1ヵ月前の予告で解雇なんだから。

相談者:
そうですね、はい

中川潤:
ね?

相談者:
はい

中川潤:
だ、ただあの、解雇の場合は解雇権の乱用で、

相談者:
はい

中川潤:
単純に1ヵ月前に、予告或いは予告手当で、認められるってもんじゃないんだけども。

相談者:
はい

中川潤:
て、裏を返せば・・あのお、使用者側の解雇だって、原則そこなんだから、

相談者:
はい

中川潤:
1ヵ月前に・・

相談者:
はい

中川潤:
それなりに、1ヵ月という期間があるんだから、

相談者:
はい

中川潤:
その間(かん)に、会社の方で責任持って手当すると。

相談者:
はい

中川潤:
いうー、意味で常識的な期間・・ではあるわけですよ。

相談者:
うんー

中川潤:
ね、法律上お・・例えば・・民法上は、期間の定めはなければ2週間前とかってあるけども、

相談者:
はい

中川潤:
ま、2週間前っていうのも、ちょっとね?、どないなもんか?っていうのあるから。

相談者:
はい

中川潤:
最低限1ヵ月ぐらい・・前に、

相談者:
はい

中川潤:
もう、はっきり
「わたしはもう、あと1ヵ月で辞めさして、来月で辞めさしていただくと。

相談者:
はい

中川潤:
「悪いけど・・もうこれ以上、もたないから」と。

相談者:
はい

中川潤:
いう事おっしゃって。

相談者:
はい

中川潤:
ただあと、そこでえー・・その、退職金規定に従った退職金払わないっていう事になると、

相談者:
はい

中川潤:
それについての、あのお・・いー、支払い、の確保するっていうのは・・あの・・辞めたあと、別の形で考える、方策を考えるという事になる・・ていうリスクはあるけども、

相談者:
はい

中川潤:
両方上手く行く、全うするっていう事は、これ無理ですから。
所詮。

相談者:
無理です・・はあ

中川潤:
ね、二兎追うっていう事は無理なんだから。

相談者:
はい

中川潤:
だから・・それは2段構えでやるしかないですよ。

相談者:
はい

中川潤:
退職金規定がそこ(?)にあって。

相談者:
ええ

中川潤:
で、それにいー・・準拠すれば、一定の退職金、ていうのが当然もらえる権利があるんであれば。

相談者:
はい

中川潤:
あれば・・辞める事は、常識的なあ、あの、事前告知期間置いて、

相談者:
ええ

中川潤:
で、辞めて。

相談者:
はい

中川潤:
で、その時に、素直に払えばいいけど、払わなければ、

相談者:
はい

中川潤:
それは次のステップとして、回収・・を考えると。

相談者:
あー

中川潤:
はあ、いう、考え方を取らないと、

相談者:
はい

中川潤:
いつまで経っても辞められない。

相談者:
・・ですよね、はい

中川潤:
ね。うんー

相談者:
はい

中川潤:
ていうことは一番よく分かっておられるとは思うんだ。

相談者:
はい

中川潤:
あなた自身が。

相談者:
はい

中川潤:
で、何よりもやっぱりあなたのお話ぶり聞いてると、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、「わたし以外に、ちょっと出来る人物がいないんで」・・とかね?

相談者:
はい

中川潤:
いうところお、が頻繁にお話に出るじゃないですか?

相談者:
はい

中川潤:
だから、あなたの、それは凄くあの、人間としては凄くいい、あの大事な事で、

相談者:
はい

中川潤:
で、通常、普通、に、仕事して行くで、あ、行く上で当たり前で、

相談者:
はい

中川潤:
とっても大事な事なんだけども。

相談者:
はい

中川潤:
だけど・・今の状況の中で、あなた自身がもたない・・ね?

相談者:
はい、はい

中川潤:
で、特に介護との関係で、

相談者:
はい

中川潤:
有休も、十分に取れないような状況だと。

相談者:
はい

中川潤:
ちょっと参ってしまうと。

相談者:
はい

中川潤:
いう事なんであれば、

相談者:
はい

中川潤:
ま、そこをー・・必要以上に・・会社あ、サイドに身を置いて、

相談者:
ええ

中川潤:
お客さんの事を考える、必要はわたしはないと思う。
会社の方に・・その1ヵ月なら1ヵ月の、期間を与えれば。

相談者:
はい

中川潤:
会社が何とかすべき事なんです。

相談者:
あ、はい

中川潤:
という風に割り切らないと。どっかで。

相談者:
はあ

中川潤:
あなたは、だから割り切りなんですよ。

相談者:
あーあ

中川潤:
うーん、ある意味でね?

相談者:
ただあの、ええ、そうなんですよね、ただあの、ほら、今、ちょっとお、年が年なんで、

中川潤:
うんー

相談者:
あのお、ま、割り切って、ま、
「辞めます」って言う、言え、ても、ま、次の仕事も(苦笑)、仕事も探さ・・ま、今・・色々、あの、面接とかやってますけど。

中川潤:
うん

相談者:
うん、まだそれが決まんない限りはちょっと、今、い、おっしゃったようにあの、何ていうんですか、割り切れないって、言った方が、自分の・・

中川潤:
あー!そっちの問題ね?

相談者:
ええ

中川潤:
うん

相談者:
そっちも、絡んで来るんでえ。

中川潤:
ああ・・それは、どっちかで、あなた優劣付けるしかないよお。

相談者:
ですよね。

中川潤:
うーん

相談者:
うーん

中川潤:
あのおー・・だってえ、次の仕事決めて・・ね?

相談者:
はい

中川潤:
例えば、「来週から出て来い」って言われた時に、
「出て来れますね?」って言われた時に・・あなたのご気性からして、

相談者:
ええ

中川潤:
「はい分かりました」・・つって。
でえ、1週間で現場放り出すって事出来ないでしょ?

相談者:
ん、む、無理ですね。

中川潤:
んで「会社とも」、
「今の会社とも相談して」っていう・・お答えをなさるんだと思うんですよ。

相談者:
ええ、ええ

中川潤:
ほいで今の会社と、ご相談され・・されれば「冗談じゃないよ、おい・・1週間で・・んな事するなよ」って。

相談者:
(苦笑)

中川潤:
言われちゃうに決まってるわけですよ。

相談者:
ん、はい

中川潤:
ね?

相談者:
あはい

中川潤:
そうすっとあなた、股抜き(?)になって・・

相談者:
はい

中川潤:
で、結局のところ決まらないって、そういう状況にしかならない。

相談者:
はい

中川潤:
ですよね?

相談者:
はい、そうですよね。

中川潤:
だからね、あなたの中で、その、プライオリティがハッキリさせないとしょうがないです。
それも二兎なんですから。

相談者:
あ、そうですね。

中川潤:
ええ。
その、大事、そりゃ大変な事なんですよ?、あの・・あの、今のお年で、

相談者:
はい

中川潤:
あの、今のお、あの、経済状況の下で、そのお、次の就職先、それなりの就職先をね?

相談者:
ええ

中川潤:
確保するっていう事自体が、

相談者:
ええ

中川潤:
大変な事はよく分かるんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
分かるんだけど、

相談者:
はい

中川潤:
でも、そっちが、大事・・なんであれば、

相談者:
はい

中川潤:
逆に言うとやっぱり・・い、今の職場での、その、日常の、毎日の生活の糧っていうのはあ、とっても、ね?

相談者:
はい

中川潤:
なんだかんだ言ったって、あなたの生活の基盤なんだから。

相談者:
はい

中川潤:
そっちの方が、大、ウェイト掛かって来るのかもしれないじゃないですか。

相談者:
#$%◆、はい

中川潤:
ね?

相談者:
はい

中川潤:
だから(苦笑)、その辺のところは、やっぱある程度按配(あんばい)するしかないよね。

相談者:
そうですね。

中川潤:
で、姑息(こそく)なあ、ことを考えれば、その・・あのお、その再就職先をね?

相談者:
ええ

中川潤:
いくつか、ま・・当たっておられるんだろうけども、

相談者:
はい

中川潤:
そこである程度のインターバル、を取ってもらえる・・

相談者:
はい

中川潤:
ところが、めっかったら、もうそこで割り切って、

相談者:
はい

中川潤:
それが1ヵ月、2ヵ月先で、いいんであれば。

相談者:
あ、はい

中川潤:
ええ、パーンとやって。

相談者:
ええ

中川潤:
えー、移ると。いうぐらいの割り切りをするしかないんじゃない?

相談者:
あ、そうですね。

中川潤:
うんー

相談者:
その退職金とかそういうのは、もう、当てにはしてないので。

中川潤:
でしょ?

相談者:
ええ

中川潤:
うん、だからむしろあなたの場合は再就職先とのバランスの問題でしょ?

相談者:
そうですね、はい

中川潤:
どっちかと言えばね?

相談者:
はい、はい

中川潤:
だからそこのコース取りを・・あの、間違えないように。

相談者:
あっ、はい、分かりました。

中川潤:
で、あなたがおっしゃってる会社に迷惑を掛けないっていうのも常識的な範囲で、

相談者:
はい

中川潤:
期間告知をされればいいだけの話だと思うのね。

相談者:
あ、はい

中川潤:
はいー

相談者:
分かりました。

中川潤:
よろしいですか?

相談者:
あ、はい、ありがとうございます。

中川潤:
はいー

相談者:
すいません。

(再びパーソナリティ)

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