住まいと月5万の生活費とモラハラ夫との離婚を天秤。期待できない回避依存症

テレフォン人生相談 2018年6月16日 土曜日

夫は単身赴任。
相談者もパートに出ている。
夫が家賃、光熱費を持つ他に、生活費として月5万が年一回(つまり60万)、娘の口座に振り込まれるという生活を数年続けている。
娘も成人したので、月5万の送金がいつ止められるか心配。
夫は身体的DVはないものの、少しでも口ごたえすると機嫌を壊す。
夫婦の会話はない。
離婚を考えるが、経済的な理由で難しい。
周りからも「離婚しても得することはない」と言われる。
夫が穏やかになってくれさえすればと思うが・・

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女53歳 夫56歳 長女22歳 次女20歳

今日の一言: 人と親しくなるのが怖い。回避依存症といいます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願い致しますう。

加藤諦三:
はい。最初に年齢教えて下さい。

相談者:
はい。53歳です。

加藤諦三:
53歳。結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
えー、ご主人何歳ですか?

相談者:
56歳です。

加藤諦三:
56歳、お子さんは?

相談者:
・・えーと、女、ふ、の子が2人で、

加藤諦三:
はい

相談者:
22歳と20歳です。

加藤諦三:
はい、分かりました、それで、どんな相談ですか?

相談者:
えーと、夫に、あの、少しモラハラ傾向がありまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、離、婚ん、すべきか?、このままあ、の方がいいのか?、あの、ご相談させていただきたいと思ってお電話いたしました。

加藤諦三:
はい、分かりました・・あのお、夫のモラルハラスメントっていうのは、具体的にはどういう・・ことですか?

相談者:
はい、あのお、身体的暴力はないんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
言葉の暴力がちょ、っと酷くて、

加藤諦三:
うん

相談者:
あと・・あの、住居、と、あのお、光熱費は主人が、直接払ってるんですが、それ以外の生活費は、月5万円・・を・・あの、1年に一度、あの、わたしとはもう、あ、あんまり口を利いてない状態なので、

加藤諦三:
うん

相談者:
む、あのお、22歳の娘の・・銀行口座に、あの、主人が一度、ふ、あの、1年に一度振り込むという形になっておりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
で・・ま、娘も、あの、下の子もお、二十歳を越えまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
このまま、あの、月5万・・もう払っていっ・・もらえるのかも分からなくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、で、今、住んでるところが賃貸、で、あの、持ち家ではないので、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、このまま、もし、「払わない」って言い出したら・・
ま、どうしようかなと思って、

加藤諦三:
うん

相談者:
ご相談させていただきたいと思います。

加藤諦三:
なるほどね・・なんか今、凄い心配だ・・状況のようですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、「言葉の暴力」って言われましたけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
具体的には例えばどう、どんな言葉で、#$%◆ですか?

相談者:
・・そう、ですね、例えば・・
「今」あ、「やっぱり生活費が足りないのでパートに」・・

加藤諦三:
はい

相談者:
「出る」って言った時は、

加藤諦三:
ええ

相談者:
「あの、パートに出るのは結構だけれども」・・

加藤諦三:
はい

相談者:
あの「俺の今まで、あの、築いて来たキャリアを・・邪魔するなよ」とか。

加藤諦三:
・・ああ・・

相談者:
あの・・

加藤諦三:
「俺の築いて来たキャリアを邪魔するな」っていうのはどういう事ですか?
要するに自分の奥さんが・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
あ・・働くっていう事は、そのお・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
・・そのお、ご主人の・・人間関係の中で・・まあ、あいつは・・男の甲斐性がないっていうような、なんか・・

相談者:
あ・・

加藤諦三:
評判が悪くなるって事?

相談者:
そういう意味ではなくて、

加藤諦三:
はい

相談者:
あん、例えば、あのお・・お金の、ことで問題を起こして、

加藤諦三:
はい

相談者:
「俺の」、あのお、「会社に」、あの「連絡が来るような事はするな」とか。

加藤諦三:
あ、そういうー意味ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
でも、それは何?、かなり、ひ、頻繁なんですか?

相談者:
・・そうですね、割と、あのお、人には割と、あの、ワーワー言うんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・自分がちょっと言われると凄く、傷付きやすいというか。

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・それも4、5年前にちょっとした、些細な・・ことで、わたしがちょっと口答えをしたら・・

加藤諦三:
うん

相談者:
そっからあ、あの、もう逆鱗(げきりん)に触れてしまってえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの・・もういきなり、あの、家を出てってしまって、あの・・ま、単身赴任先い、から、こっちに帰って来てたんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
も、いきなり・・あの、ホントは泊まって・・こっちで・・過ごすはずだったのが、帰ってしまって。

加藤諦三:
うんうん

相談者:
なんかちょっと、あの、どこに地雷があるのか分からない人っていうか。

加藤諦三:
んあー、あ、なるほどね、要するに、あなたの意思が・・あって、

相談者:
ええ

加藤諦三:
或いはあなたの意見があって、あなたの感情があって、それを表現すると・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
非常に、お・・逆鱗に触れるっていうか怒る・・

相談者:
そうですね、自分の思い通りにならないと。

加藤諦三:
要するに・・ご主人からすれば・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
あなたが自分に・・

相談者:
ええ

加藤諦三:
その、尽くすっていうんですかね?

相談者:
ええ、ええ・・そういうのが、多分奥さんとして・・

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、正しい姿だと思ってる、ちょっと、昭和の、お・・

加藤諦三:
と思ってるという・・

相談者:
昭和のお父さん的な・・

加藤諦三:
ええ・・す、そうですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の、意見がなくて、

相談者:
ええ

加藤諦三:
とにかく・・ご主人に、仕えると。

相談者:
はい

加藤諦三:
それが、妻のあるべき姿であると。

相談者:
はい

加藤諦三:
いう、ふうに思ってると。

相談者:
はい

加藤諦三:
でえ、今は生活費5万円・・その娘の方の口座に入れてると。

相談者:
はい、はい、で・・

加藤諦三:
であなたと、しては・・

相談者:
はい

加藤諦三:
払って、それが・・もう払ってもらえれるかどうかが・・分かんないと、
「口を利いていない」、「あんまり利いてない」って、これはどれぐらい続いてんですか?

相談者:
もう3、4年、あの、そのお、事件があって、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・

加藤諦三:
そ、「その事件」っていうのは、

相談者:
あ、その、あの、

加藤諦三:
パートに出ると・・

相談者:
わたしがちょっと怒らせてしまった・・

加藤諦三:
あ、口答えした時ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
それでえ、あのもう・・割と、今までもこういう事が頻繁にあったので、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたしもなんかもう、
これがあとお、死ぬまで、例えば2、2、30年続くのかなあ?と、思ったら、もう、疲れ、もう、考えただけで疲れてしまって。

加藤諦三:
うん

相談者:
なんか・・もう・・あ、少し「離婚したい」みたいな事を口に出したら、それでまたあ、逆鱗に触れてしまって、

加藤諦三:
うん、でしょうねえ。

相談者:
ええ

加藤諦三:
ですから、ま、あなたとしては・・これで離婚を考えてると、いう・・ことですけれどもお、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・ま・・こういうような状態の中で実際に・・離婚・・別にあれですよね?、あのお・・外に女性がいるとか、なんか、そういう事じゃないんですよね?

相談者:
今のところは。ほんと、いるのかもはしれませんが、あのお・・別にその事が問題になってるので、ではなくて、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、このまま、あ、例えばわたしも・・若くはないですから、
「離婚しても」・・「得な事は何もないよ」ては、あの、人に言われてるので、

加藤諦三:
ええ

相談者:
このまま続けるのかあ?

加藤諦三:
うん

相談者:
それとも・・も、ま、どういう風に生きてっていいのか?ちょっと・・自分でも分からなくなって・・

加藤諦三:
ちょっと大変ん、難しいですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あのお・・大体ご主人の、ことも、分かりました、そういう人だという事。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、あなたも今・・あの、ま、周りにも実際相談してるというわけですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど・・
「離婚して得な事何にもないよ」と言われていると。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、どうしたらいいんでしょう?という事ですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はあのスタジオに坂井眞先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)


「住まいと月5万の生活費とモラハラ夫との離婚を天秤。期待できない回避依存症」への3件のフィードバック

  1. 長い間の「あてがい扶持」からは逃れられませんね。
    夫様とのコミュニケーションはあきらめて、あてがい扶持をえらぶしかないです。
    今のうちにパートの収入をため込みましょう。なんなら、パートをかけ持ちして稼ぎまくるのです。
    夫様が他界するまでなんとか凌ぎましょう。
    他界の暁には、夫様の遺産(有るのか?)を相続できますし
    最低でも遺族年金がもらえます。キャリアのある夫様の遺族年金は、悪くはない額でしょう。

  2. 回避依存症ね・・・この相談者が回避してきたのは、「人と親しくなること」よりも、とにかく面倒事だと思う。この期に及んで「夫が穏やかになれば・・・」とか神頼みなので。モラハラ男好みの性格だし、悪い意味で相性の良い夫婦。周囲も「離婚しても(自分らがとばっちり受けるので)良いこと無い。(なので防波堤のままでいて)」と言うのも分かる。ま、捨てられることは無いと思うよ。モラハラ男はターゲットを簡単に逃さないので(子供は逃げるだろう)。夫婦二人きりの生活を三面記事に載らないように頑張るしか。

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